6月20日、福島県「ふくしまチャレンジはじめっぺ」のイベントに登壇します
福島県の復興支援やプロジェクトなどなどでかねてからお付き合いのある方面から改めてお誘いいただきまして、なぜか6月20日にパネルディスカッションに出させていただくことになりました。
ふくしまチャレンジはじめっぺ
http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/hajimeppe/
https://www.fukushima-challenge.org/
私自身、微力ながらも福島の復興支援事業でのかかわりはもう足掛け3年になるわけですが、その当時はまさかここまでご一緒することになるとは思っていなかった一方、あくまで福島県出身者ではない私の立場から言いますと「もういつまでも復興だ、絆だ、と助けてもらうばかりの福島県民でもないだろう」という風にも思います。
ふくしまチャレンジはじめっぺ シンポジウム(6月20日)
https://www.facebook.com/events/1595299280750712/
被災したこと、また、福島第一原発の重大な事故によって大変な目に遭われた方もたくさんいらっしゃいます。「復興」は大変重要なテーマですが、いつまでもそれに頼る、甘えることなく、福島県民の持てる力でしっかりと自立し、活力ある活動へと結び付けていって欲しいと強く願っている次第です。
必要なのはきちんと稼ぎ、活動を広げていくことです。言葉ではなく行動を積み重ねて、目指すべき地点へ歩き続けることだと思っていて、それまで多くの活動家の方が福島に来ておられましたが、年を経るにつれ、だんだん姿を見なくなっていきます。あれだけ熱心に福島の現状を伝えていた人たちも、生活の拠点が別にあり、糧が違うところにあるのであれば、自然と福島から足が遠のくのも仕方がないことです。
しかし、現実に福島には暮らしている人たちがおり、日々を暮らしています。見ないふりをし、忘れ去られた地域ではなく、リアルに人が住む一地方であり、日本の領土でありそこに住まう国民だということですね。それゆえに、「ふくしまからはじめよう」というとき、何を始めるのか、どう始めるのかをしっかり見定めなければ、単なる仲間内のスローガンで終わってしまうことになります。
そうしないためにも、私たちが何に取り組むべきで、どういう成果を目指していくべきなのか、しっかりと話を続けていきたいと思っております。
厳しい現実があろうとも、それを正面から見据えて歩み続ければ実る何かは必ずあるのだ、と信じております。