【御礼】『読書で賢く生きる。』が地味に重版になりまして
世間様に比べて特にそれほど賢いというわけでもない中川淳一郎さんと漆原直行さんと私でお送りします『読書で賢く生きる。』がお蔭様で重版になりました。最初「おい、刷り過ぎじゃね?」と思っていたんですが、どういうわけか書店で順調に売れたとのことで、驚きを禁じ得ません。
人と同じはバカに見える、だから「パズドラ」よりも本を読もう――vol.4|中川淳一郎/漆原直行/山本一郎|読書で賢く生きる。|cakes(ケイクス) https://cakes.mu/s/u7y9e
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来月には著者三人による読者イベントも控えており、良く分かりませんが気合が入っております、全体的に。
イベントの前売り券は21日から発売とのこと。いまいち仕組みが良く分かっていなくてすいません。
『読書で賢く生きる。』刊行記念
ココロに効く(かもしれない)本読みガイド 〜21世紀はたぶん、本を読んだほうがいい〜
http://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/33207
また、読者から感想のメールを何通か頂戴していまして、一通、私と同じような症状で幼少時代を過ごした失読傾向の中学生の男の子と母親からの悩み相談でありました… 昔のことや、いま現在も続く悩みや問題も踏まえて個別に折り返しましたが。実のところ、私は私なりに苦労はしたけれども、発達性失読自体は、自分の読めるペースに応じて学び、それを自ら心がけて「読むことを忌避」するのではなく「読み方を自分なりに工夫」することで何となく克服しました。
私の場合は、親が何度も同じ絵本を読み聞かせてくれて、それを一字一句違えず唱和を繰り返すということで、文章を文字ではなく画像で読み解くことでしか解決できませんでした。いまでも、サラッと本を読む、ネットを見るのは逆に難しくて、自分の心に「スイッチを入れて」、集中して読むことができないと、いまだにスムーズに読めないです。
確かに学習障害といえばそれまでなんですが、それは別の意味でほかの人と違う能力の一部でもあって、それを生かすためには別の環境を自分で作らなければなりません。例えば、どこかに就職をして働くにしても、私自身がそうであったように、やはり長続きはしないかもしれない。でも、自分なりの能力を磨いて自分の誇る仕事が作り上げられれば、モノを書いてお金を戴く仕事だってできるようにはなるわけです。原稿が遅れて出版日延びちゃったけど。
多かれ少なかれ、他人と違う自分、他とは異なる何かを常に抱えて人間は生きていくのであって、それが許されている現代にいきる私たちは幸せだなあと思うわけなんですよ、賢いとは到底いえない私たちがこんな本まで出して許される世界なんですから。
なので、そういうコンテクストも踏まえて、一人ひとりが本だけでなく知識や情報に対してどう向かい合っていくのか、それを自分で咀嚼して、自分の精神の中にどのような神殿を築くべきなのかを、ぜひゆっくりお考えいただければと強く願っております。
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