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2015.01.11

阪神・鳥谷にメジャーからのオファーは無かった件で

 世界が注目する田中浩康でさえ、乳酸菌愛を優先してヤクルトに残留したわけなんですよね。

【米国はこう見ている】阪神残留を決めた鳥谷敬にメジャー契約のオファーはなかった?
http://full-count.jp/2015/01/11/post7289/

 フルカウントも書いていますが、結論から言うとそもそも鳥谷をメジャー契約で獲得しようと具体的なオファーを正式に出したメジャー球団はありませんでした。もう一週間ぐらい経てば状況が変わったかもしれませんが、マイナー契約では移籍しないという話が代理人のスコット・ボラス氏からあったとの話ですので、これでは「ボラス氏と取引のできる」球団の中で鳥谷獲得に挙手する球団がないのも仕方が無いかなと感じます。

 文中では「日本人野手の評価が低い」となってますが、むしろ鳥谷を取りたくない理由は打撃成績で尖った点がなく、ツープラトンで使いづらいためです。鳥谷がたとえ評価の低い日本人野手のマーケットでの戦いだったとしても、守備まあまあ、選球眼まあまあであれば、動きたい球団はあったでしょう(ボラス氏が代理人なので、必然的にオークランドその他は鳥谷を欲しくても挙手しないでしょうが)。

 そのためには、そのチームがやりたいオペレーションを満足させられる尖った成績を鳥谷が持っていれば獲得されたでしょうが、良くも悪くもスタッツ的に鳥谷はオールラウンダーなのです。

プロ野球ヌルデータ置き場
http://lcom.sakura.ne.jp/NulData/Central/T/f/1_stat.htm
阪神・鳥谷の対左右別打率wwwwwwwwww
http://blog.livedoor.jp/yakiusoku/archives/53852712.html

 いちいち予測数字は書きませんが、いまの日本の野球の状態で対右329対左271で、傑出度を考えると対右投手専用でも長打力不足でツープラトンの具にならず、成績予測も芳しくないため、メジャー契約どころではないというのが実際のところではないかと思います。

 安ければ最大のチャンスはオークランドだったと思いますが、ボラス氏が代理人である限りは契約は絶望的で、昨年のウィンターミーティングの時点でメジャー契約は無理と思ってたんじゃないかなあと予測するところです。

 とはいえ、日本の二遊間という意味では鳥谷と田中浩康が頂点ですし、阪神としては鳥谷と終身契約できて、鳥谷の残留こそが最大の補強というテーマが結果的に完遂できることになり、良かったんじゃないですかね。

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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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