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2014.12.30

共同通信が小保方晴子女史の捏造問題でぶっ込み

 年末なかなか慌しい日々でありますが、そろそろメディア方面も少しは沈静化して穏やかな年の瀬を迎えるかと思いきや、共同通信がなかなかのカロリーな感じの記事をぶっ込んできました。

【STAP問題】厳しい目、寛容さを失う社会を象徴か  騒動の背後に
http://www.47news.jp/47topics/e/260651.php

 凄いなあ、これは。雨宮処凛はともかく山崎行太郎にコメントが求められていて、その結論としてあの事件が「一連の騒動が、寛容さを失っていく社会の風潮を象徴しているように見えてならないと振り返」られちゃうんですか。

 こういう記事が共同通信の社名で載っかっちゃうのも凄いし、この期に及んで何を守ろうとしているのかさえまったく不明なところが強烈です。

 それを回転レシーブで拾っているめいろま女史もおられます。

感情を事実を分けられない人間を有識者と呼ぶ記事が一流マスコミに載ってしまう日本の未来は暗い
http://wirelesswire.jp/london_wave/201412290242.html

 …長い。途中で大規模な貰い事故をしていたのは高知で消滅危惧種のイケダハ師です。彼についてはどうでもいいんですが、原発事故関連といい小保方関連といい、いろんな意見自体はあってもいいんだと思うんですよ。ただ、認定された事実にちゃんと基づいて判断していく中での意見の振れは容認されるとしても、この共同の記事みたいに「捏造も寛容の対象とされるべき」という議論はびっくりです。「不倫は文化」までは人間関係や価値観の問題としても、到底うっかりミスとはいえない捏造をした本人やそれを許した組織的な土壌を見てなお容認するというのはちょっと考えられないんですよね。

 せめて、やらかした本人が真摯に反省して、いちからやり直したいと再チャレンジの意向を示すのであれば、それを妨げるものではないというレベルであって、むしろこの共同の記事が配信できちゃう組織のほうが気になってしまいます。

 あるいは、今回の調査報告書に近いレベルのものが3月ぐらいに出ていれば、笹井芳樹さんが自らその命を絶つことはなかったんじゃないのかなあ、とぼんやり思ったり。今年一年を象徴するような事件だったなあ、とは思いますね、はい。

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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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