内田樹せんせが斜め上の角度からカジノ法案をDISる一部始終
他山の石と申しますか、専門外のことを概念だけで分かった気になって語ると馬鹿と思われるということを噛み締めながら書くエントリーなんですが。
もちろん、細かいことを言い出すと一杯反論できます。
そもそもカジノの収益というものは負け金ではなく賭け金の総額に対するチャージであり、滞在型リゾート(IR)においては賭けの負けを収入の担保にしているのではなく宿泊や飲食、観光などもすべて踏まえて一人当たりの集客利益を念頭においており、カジノというのはいくつもある「日本にいる楽しさ」のひとつの具であるわけです。
このあたりの話は『プレジデント』に先日書きました。
【告知】雑誌『プレジデント』に「お台場カジノ」関連の記事を寄稿しました
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2013/12/post-9e37.html
「お台場カジノ」は本当に実現するか
http://president.jp/articles/-/11555
カジノに限らず現在日本国内の賭博について語られることはたくさんあり、パチンコ合法化・ぱちんこ新法のような筋悪の議論もあれば、ギャンブル依存症の問題、斜陽の国内ギャンブル市場の問題、そしてアジアのカジノ市場においては健全さが却って… という問題など、さまざまあります。
今の日本を見ていて感じる印象はひとことで言えば「バカなやつが威張りだした」ということです。悪い世の中になりました。
— 内田樹 (@levinassien) 2014, 9月 29
たぶんですね。
馬鹿というのはその知性全部が馬鹿ということではなくて、専門にしていない、勘の働かない分野において、人間誰しもは馬鹿なんだと思うんですよ。コップを傾ければ入っている水が深くなるところと浅くなるところができるというだけで、水を入れる努力を惜しむと深いと思い込んだ浅い部分が露になって、余計な議論を開陳してしまって恥をかくというのが渡世なんだと思いますね。たぶん、このあたりはご自身でも売文家と自認されている内田樹せんせもよくご理解いただいているところでしょうし、わざとやっている可能性もあるわけですからこれ以上は申しませんが。
まあ、私自身も酒を飲みながらツイッターしたりするとたまにやらかすんですけどね。それもまた、ウェブ社会における愚行権みたいなものかもしれませんが、今後はなるだけそういう馬鹿っぽいのは控えていきたいと思います、はい。
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