【号外】「googleに挑む男」井口尊仁さん、自らが率いたテレパシー社から退く
ベンチャー界隈三大ビッグマウスでお馴染みの井口尊仁さん、なんやかやあって世界の頂点を目指すはずだった新興製造業テレパシー社(Telepathy)を卒業することになったようです。おめでとうございます。
『人間迷路』
夜間飛行: http://yakan-hiko.com/kirik.html
BLOGOS: http://magazine.livedoor.com/magazine/50
まあ何事も挑戦って大事ですよね。
で、この手のベンチャーではお決まりの内乱みたいなものがありまして、そこから素敵な情報がたくさんどんぶらこ、どんぶらこと流れてくるシステムができあがっておるわけなんですけれども、結局のところこちらには反乱を企てたアメリカ子会社のエリック某が解雇され、その流れでアメリカ子会社は閉鎖と相成った模様。
ただ、一口に揉め事といっても入手した資料をしげしげと眺めておりますと、結局のところゴーグル型のアウトプットに拘った井口さんに対して、現実的な実装や量産を考えて他の方式を提案しようとしたアメリカ人たちの間で意向が対立したという、なんか音楽性の違いで解散に至るバンドマンみたいな流れが様式美を深く脳裏に刻み込む展開となっております。
そうなりますと、井口さんの微笑ましいハッタリの踏み台となってしまった某オリンパスや、あれやこれや新規事業で仕込んで一緒にやろうとしていた某日立製作所などは良い面の皮ではないかというハートウォーミングな話へと外野的には発展するわけであります。
いずれにせよ、某飯田橋方面にある某KDDIとかいう通信会社が乗せられた頓智ドットといい、身体を張った見事な広報で話題を振りまく協力会社といい、ああ、いま私たちはバブルの真っ只中にいるんだなあという気持ちで恍惚となりつつ時代を抱き締めて強く生きていくんだという思いを強くしている昨今です。
タレパン屋や化学会社といった製造業経由でリサイクル・産廃事業で辛い思いをした私としては、日本の製造業が良く分からない広がりすぎた風呂敷を畳めない経営者や組織のお陰で悪い印象を持たれたくないと思う一方、そういう風呂敷に浄銭を投げ込んだ人たちも「投資は10発に1発当たれば回収だから」というようなモラルのないアプローチをして欲しくないと強く願っております。
そんなわけで、本件号外は間もなく(日本時間で今日中が目標)。