「アンバサダー」とか最近みんな良く言ってるけど
駄目とは言わないものの、狙ってできるもんじゃないと思うよ。
酒好きを演じる植木等はアンバサダーではない
http://blog.agilemedia.jp/labs/bid/102231/
もちろん、特定のクラスターで影響力キングになってる人が、「これいいよ」ってやったら雪崩を打つ現象はあるにせよ、これってある意味で出版社さんからの献本と一緒で、「善意で取り上げてくれそうな人のリストを作ってどれだけ多く贈るか」みたいなモデルにならざるを得ないでしょう。
クラスタ分析とかやると、結局は炎上でのPV稼ぎもアンバサダーも、影響力のある人がその話題を取り上げて盛り上がる可能性βを引き上げるために、どれだけ情報的または物質的投資を行うかや、時系列で鮮度を保つかといった、結構当たり前の数学で期待値は導き出せるんだと思うけどね。
以前もあった「コミュニティのハブ機能を押さえている人を優遇せよ」とかいう命題もそうだったし、また生涯どれだけのお金を使ってくれ得るかというモデルを作るのも同様ですね。
アンバサダーも、これらの「コンテンツの世界は水物です」というのと同様、ある商材やサービスでブレイクのきっかけを掴んだアンバサダーが、次回以降も同じ行為をしたとしても同じ期待値にはならない、再現性はないっていう、当たり前のことに如何に早く気づくかってことじゃないですか。
インバウンドマーケティングみたいに、フェーズごとのKPIがしっかり立って、A/B分析しながらスコアリングするようなオートメーションが実現できなかったら、アンバサダーの概念もクラスター内のお山の大将にサンプル配るのと変わらない試供品マーケに近い世界観で終わってしまうと思います。
とりあえず日本銀行のアンバサダーになって3兆円ぐらい貰えればいっぱい人雇って仕事作ると思うので、ぜひアジャイルなんとかは日本銀行にアンバサダーマーケティングを流行らせるような顧客開拓をお願いしたいと思っております。間違っても日本郵便が年賀状送り放題とか、マクドナルドで太り放題とかやめてください。
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