« 家入一真×黒川文雄とモンケンブラザーズ問題について再び吟味 | Main | 【メルマガ58号】強制捜査と面白選挙ビジネスの件(追記あり) »

2013.06.12

インデックスに強制捜査

 ネクソンのIR部長に就任された大和史明さん、いまもインデックス現任とされる秋草慎吾さんら、具体的な関係者の名前と共に、木村剛さん時代の日本振興銀行やその関連会社およびNISグループとその派生ファンドあたりが取り沙汰されております。

 細かい話は先週のメルマガに書きましたが、売上の水増しによる粉飾というよりは、当時のインデックス・ホールディングスの資金繰り、すなわち銀行団との折衝において経営が改善しているという状態をどう維持するのかという命題に対して出した答えがぐるぐるしかないという話だったようですね。

人気ゲーム会社に粉飾決算の疑い
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130612/k10015238371000.html

 当然、大和史明さんはネクソンに移り、かの著名なグループスの面白取引の窓口をされていたわけですね。どんな仕組みがそこにあったのか、その振り込まれた資金はどこに流れていったのかはとても興味深いところであります。

 また、ネクソン自体は韓国本社もまた相当に香ばしい会社ですね。どこまでが実態で、どこからが何であるか、なかなか分からないところであります。まさかとは思うのですが、特定の集団に流通している名簿と一定部分が一致しているとかそういう話がないように願う次第です。先日、ネクソンに「で、貴社の大和さんはどうなんですかね」という軽い質問状を投げてみたところ、なぜかCCもつけずに法務部長がピンで回答してきて、これはこれで関係者爆笑の境地であったわけですが、こういう会社がソーシャルゲームを含むオンラインコンテンツの六社協議会とか入っていたので興味深いところでもありますね。グループスも買っていますしね。

 なぜインデックスが興味深いのかといいますと、関係者の話をどう聞いても落合正美さんもあんまり事情を良く分かっていない感じなんですよ。おおよそ、粉飾をやるために資金をぐるぐると回していた担当者が個人レベルで資金を抜くようなインセンティブで活動していたのだろうと予測しているわけですが。そして、こういう性質の事案というのは仲間割れの果てに疑心暗鬼になって人が死んだりするんです。なので、徹底的に調査をしてもらったほうがいいとさえ思うのです。

 で、ゲーム業界的にはインターチャネル(旧ホロンを合併)も俎上に載せられております。実に興味深いところです。良く見るとまだ時効ではないので、この方面も摘発の対象になる可能性はあるのでしょうか。書類が正しければ、いまはインターグローというコンテンツ会社の竹内茂樹さん、佐藤昭平さん、佐野友映さんといった名前が取り沙汰されています。もともとは、旧マーベラス(現マーベラスAQL)の面白プロデューサー方面の御仁で、イギリス子会社に仕掛けをやらかしたり、不倫相手の元秘書が修羅場を起こして放逐されるといった武勇伝が聞こえてきているわけですが、このインターチャネルもぐるぐるの対象になっているのか、落合会長や大和さんと握って愉快取引をやった形跡があるようです。もちろん、マーベラスは被害者であって本件には直接の関係はないでしょうが、こっちの方面は旧アスミックエースといいSNKといい不思議なことが多々起きる界隈でもあります。

 流通業界のリベートじゃあるまいし、M&Aや子会社経営者などが資金繰りや個人的便益を狙って積極的に粉飾に加担していくさまはカオスなんですけれども、シルバーアローモバイルといいデータスタジアムといい、海外子会社に知的財産権までぐっちゃぐちゃですわ。ゲオとやって問題になったリテールコムとか、まだ可愛いほうだった、ということになるのでしょうか。

 もはやこの段階までくると上場廃止、RCCの保有債権大安売りの可能性が出る中で、アトラスも死んでしまいます。引き取り手としてスポンサーの挙手はあるでしょうが、どこまでの価値があると判断してくれるのか興味深いところであります。一説には、日吉の不動産屋がゲーム事業を営んでいて、そこが結構な話を過去に打診していた経緯があるとのことですが、実態はやはり不明です。金額が折り合わなかったのでしょうか。SCEが引き取るのが一番丸く収まるのではないかと思ってしまうぐらいです。

 あんまり踏み込むのもどうかと思うんですが、海外子会社を作り、その箱への投資がiOSやGoogle Playなどのプラットフォームを通して日本の本体に売上として還流している類の粉飾は結構常識的に起きています。さすがに上場企業でやらかしたところは監査法人に止められて売上除外させられて業績の伸びが止まってたりもしますし、上場予備軍でも日本と東南アジアとの「会計落差」を利用して売上を水増しさせているケースさえもありますね。

 その中でも、インデックスの場合は悪質度が高いと判断された、さらには経営陣が然るべき経営管理をしきれなかったという話もあるのかもしれませんけれども、これはもう、ゲーム業界全体の問題と考えたほうがいいと思うんですよね。

 個人的には、ベイスターズが再度身売りにならないよう祈る次第です。現段階ではまずあり得ないとは思いますが。

« 家入一真×黒川文雄とモンケンブラザーズ問題について再び吟味 | Main | 【メルマガ58号】強制捜査と面白選挙ビジネスの件(追記あり) »

メルマガ

  • メルマガ広告
    夜間飛行
    BLOGOS メルマガ

プロフィール

  • Profile

    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

September 2014
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
My Photo

ブログパーツ

無料ブログはココログ