橋下徹さんの膝元大阪市で母子が餓死報道に思う
橋下徹さんが東京の外国特派員協会で微妙な問答を繰り広げている間に報じられた内容が衝撃なんですが。
「子どもに食事させたかった」 3歳児と母餓死か 大阪のマンション
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013052702000224.html
さまざま経緯があったのだろうとは思いますが、痛ましすぎて言葉もありません。お悔やみ申し上げます。橋下さんは本来の職掌とは直接関係のない慰安婦問題に言及する暇があったらセーフティネットから零れ落ちる家族についてもう少し考えたらいいんじゃないのかなあと思います。
話のついでですが、大阪府でもついに日本維新の会に投票すると回答した人の割合が20%を割るという調査結果の速報が出始め、選挙区によっては民主党にすら負ける状態に陥り始め、全国政党としての成立すら危うい情勢になってきました。各議員でいうならば、旧たちあがれ日本の勢力だけが磐石な状態で、昨年暮れの衆院選で勝ち取った議席はほぼすべて次に選挙があると失う公算になります。これを立て直すのは実に困難なことです。
このあたりの事情は以前メルマガにも書きましたので「まあ頑張れよ」としか言いようもないんですが、支持率の上昇を前提に組織形成をしてきた割には、橋下徹さんの事実上の独裁体制になっているもんで、支持率を組織力に転換するために必要な中間管理職や思想統制が行き届かなかったんでしょうね。これでは瓦解するのも必然です。
お金集めがうまくいかず、集めたブレーンが離散してしまったという話はどこぞで出ていましたが、個人人気を恃みに全国政党を作っても長くは続かないということは日本新党でもよく理解するところだったはずなんですけどねえ。何が間違いだったんでしょうかねえ。
結論から言えば、橋下徹さんを面白おかしく担いだメディアがいかんということで、このあとは責任もって叩き潰して灰燼に帰しておいていただければと願うところであります。