« 全体が見えそうで見えなくて不安になる | Main | 製造業の人たちは本当に凄いんだぞ、って話 »

2013.04.21

ポスト大沼

 大沼のいないプロ野球なんて、泡の出ないビールのようなものだと失意のどん底にあったわけですが、いつまでも泣いてばかりはいられません。前を向いて、炎上を見つめていかなければならないと各試合閲覧しつつ休息日の夜が更けていくわけです。

■増渕

 今年は神宮戦隊、なんか力が発揮できていません。一口に言うと弱いです。上位打線の出塁率が悪く、相変わらず怪我人が大量発生している限り、浮上するのは困難というか、広島中日阪神と譲り合いの結果Aクラスになる的な雰囲気になるわけですけれども。

 そんななか、戦力不足のヤクルトブルペン陣期待の星、増渕が登板2試合目、ついに期待に応えて激しくバーニング。美しいですね。敗戦処理で出てきて被安打3で失点2という通常運転でありまして、これぞ待ち焦がれた増渕です。投球スコアが見られないので良く分かりませんが、きっとストライクが入らなくて置きにいった変化球が高めにいって痛打されたとかそういう話でございましょう。

 やっぱりいいですね増渕。スワローズ的には頑丈な敗戦処理がクソイニングを喰ってくれるという展開が一番望ましいです。かつての萩原淳的なポジション。今後もどんどん登板していただき、本来の実力を取り戻して欲しいです。

■七條、松岡、久古、日高

 そんな増渕を上回るペースで炎上しているブルペンがヤクルツにいます。先日も、延長戦12回裏で出てきて七條がわざわざ満塁サヨナラホームランで敗退というナイス投球をした七條が光ります。それまでの11回はなんだったんだという話です。

 同じくこの前炎上したバーネットも故障、平井も故障で、相変わらずヤクルトは悲惨です。呪われているとしか言いようがないぐらい。乳酸菌魂っていうより明治神宮の厄除け能力に根本的な疑問を持たざるを得ない状況に陥っております。選手各位、それぞれケアして頑張っているんでしょうがねえ…。

■ホームランダービー(セリーグ)

ブランコ 10本
阪神 8本
ロペス 6本
広島 6本
ボウカー 6本

■中後

 パリーグが誇る変なフォームのナイスピッチャー中後の成績が楽しいです。

 5試合登板でイニングは1回ちょうど、被安打1与四球5でWHIPが6.00、BB/9が45.00、RSWINは-0.17と、1イニングしか投げていないのに壮絶な数字でSABR厨総立ちの数字が並んでいます。

 キレのある変化球とか、タイミングを外す変則フォームという以前にストライクが入らないというのは切実ですね。同じ左腕で、今季大活躍の吉見というピッチャーがいるようですので、制球について教えを請うてみては如何でしょうか。

■吉川

 まさかの横浜DeNAベイスターズが借金完済でAクラス復帰。もはや権力者にモガベーなどと絶対に言わせないレベルで優れたチームになってきております、中畑ベイスターズ。残念なことに、高年俸面白キャラのモーガン先生が早くも見切られつつあるのが残念ではありますけれども、中継ぎの消耗度もそれほど早くなさそうで、交流戦までAクラスでいられれば、まさかのCS突破もという状態でいいですね。

 そのブルペンで奮闘する我らが吉川、存分に大沼感溢れる投球を披露しております。8回2/3投げて被安打12、与四死球5で奪三振はたったの2。増渕、七條などと並んで一軍の空気を吸ってはいけないレベルの酷評されるべき惨澹たる投球内容であります。

 それでも、今日勝ってしまいました。延長12回、ここで驚きの吉川登板、これはもう駄目だろうと思っていたところ、案の定、先頭大島にいきなり四球。無事送られてルナ敬遠、岩崎を討ち取って代打堂上直にも四球で満塁。否が応にも大沼度が急上昇します。しかし、続く井端をショートライナーに。ヨレヨレです。七條なら満塁ホームランを食らっているところでした。

 その裏に高城のサヨナラヒットで吉川、勝ち星ゲット。泥棒にもこういうエレガントな方法があるのだと得心がいった一夜でした。もちろん、吉川はチーム最多勝の2勝目であります。

 それにしても、ホークスはとんでもない選手を出戻らせてくれたものです。もちろん、背番号は13。大沼がつけていた背番号です。


« 全体が見えそうで見えなくて不安になる | Main | 製造業の人たちは本当に凄いんだぞ、って話 »

メルマガ

  • メルマガ広告
    やまもといちろうによる産業裏事情、時事解説メルマガの決定版!ご登録はこちら→→「人間迷路」
    夜間飛行
    BLOGOS メルマガ

漆黒と灯火バナー

  • 漆黒と灯火バナー
    真っ暗な未来を見据えて一歩を踏み出そうとする人たちが集まり、複数の眼で先を見通すための灯火を点し、未来を拓いていくためのサロン、経営情報グループ「漆黒と灯火」。モデレーターは山本一郎。詳細はこちら→→「漆黒と灯火」

プロフィール

  • Profile

    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

My Photo
無料ブログはココログ