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2013.04.01

「ミスター」長嶋茂雄と「ゴリラ」松井秀喜の国民栄誉賞で、原辰徳さんが全力で中二階化

 元南海ファン的には長嶋が南海に来ていれば球史は大きくパリーグに引き寄せられ、地軸が動いて日本以外全部沈没状態となってパリーガーにあらずんばアスリートにあらずという風潮に拍車がかかったであろうことは間違いないと思うんですよね。

 間違いなく長嶋茂雄の死期を悟った有力者が適当な口実とビジネスとしての着地点を探った挙句、松井秀喜との”師弟”受賞という荒技を考案したのだろうと思料する次第です。

長嶋さん「驚いております」 松井さん「ただただ恐縮」
http://www.asahi.com/sports/update/0401/TKY201304010335.html

 問題は、原辰徳です。どうなってしまうのでしょう。行く末を案じずにはいられません。少し前の清武の乱では見事に巻き込まれ、女性問題で暴力団筋にお金を支払った過去までどこぞの人権蹂躙雑誌に報じられてしまいましたが、一応はあの第2回WBC優勝監督であり、人間国宝級の顔芸の名手でもあります。

 原辰徳がどうなってしまうのか。これは球界の大問題であります。ベイスに中畑や駒田や仁志や真田や鶴岡の輸出をした前例もありますので、原を中畑の後釜の監督して送り出すというあたりで手を打つということではどうでしょうか。その代わり、門倉を監督に据えます。

 あるいは、パリーグも含めて球団改革を断行するべきだと思うんですよね。その旗頭として原を立て、彼を先頭に突き進むという形でやるというのはどうでしょうか。どちらにせよ、WBCであれだけアジア勢が盛り上がったのですから、野球ビジネスをアジア圏で拡大するためにも韓国台湾のチームを加えて16チーム制にするとか、そういうアプローチがいいんじゃないかと思うんですよね。そういう野球文化に貢献し、サッカーなど他の球技とともにアジアがひとつになれる象徴として原辰徳を活用していけば、日本の球界の栄誉ある人柱として国民栄誉賞にグッと近づくんじゃないのかと思う次第であります。

Sabr_130401

 そういえば、先日オフィスに帰ったら何の因果か『セイバーメトリクス・リポート2』をご献本賜っており、泣くほど嬉しかったのであります。WARの便覧とか便利でいいですね。蛭川皓平さんが「リリーフの本質・評価・最適配置」という論文を掲載しておられ、電車乗り過ごすほど熟読してしまいました。箱庭ペナントレースにおいて、無双できる中継ぎが一枚いるだけで登板機会や置き換え価値が激変するので、かつてはロッテ平沼や竹清、あるいは南海矢野、ヒデカズ、近年では言うに及ばず大沼や増渕といった最強クラスのタレントを抱えているかそうでないかでブルペンの構造や評価も変わってくるといえるでしょう。

 これら「私たちはいつまでセーブを使うのか」というのは、現代野球の分析における構造を問う重大なテーマでもあります。ベイスにおいては、先発が足りません。ただ、藤井を筆頭に「6イニングは投げさせられないけど、4イニングであればそれなりのWHIPで投げられそうだ」という期待値の選手は他の球団よりも数多くいます。こういう選手は得てして、リリーフとしての能力を示すERCがうんこだったりするわけですが、セーブが中継ぎとしての能力を示すのに劣る指標になったのと同様、先発投手と勝ち星という項目も当然疑いの目が向けられるわけです。投手の性質をよく理解し、チームとしてのプロパティを吟味したら6人の先発ローテーションは用意できないけど、10人のスイングマンはいるという場合は先発投手の勝ち星を捨ててでも第二先発を作戦として考えるという戦術も考えられるわけです。

 つまり、1イニングで炎上する増渕は4イニング投げたら大炎上とは必ずしもならないし、ベイスで牛田が全力で1イニング投げ抜くよりも何試合かに一度5回から牛田をマウンドに送ったほうがモーモー言って勝つことだって考えられるよなあ、ということでもあります。

 セイバーメトリクスの話が長くなっちゃったけど、原が中畑の遺志を受け継いでベイスの監督をやって真っ白になるか、優勝するかってことですよ。そんで、優勝したら国民栄誉賞ってことでいいんじゃないですかねお客さん!!



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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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