【告知】リクナビNEXTで山崎元さんと対談しました&ノマド関連雑感
もっぱら「人を雇うとは」という話になっちゃいましたけど、リクナビNEXTで経済評論家の山崎元さんと対談しました。お目にかかるのは久しぶりだったんですが、相変わらずご持論は1ミリも変わっていませんでした。流石です。
「複数ルート」「ビジョン」「情報感度」「人材価値の面積」とは?
山崎元×山本一郎「10年後に生き残るため、今すべきこと」
http://next.rikunabi.com/01/closeup_1320/index.html
途中で「ノマドってやっぱりクソだわ」って話をしてたんですけど、結局不正規労働の問題というのは一定の周期で繰り返し起こっていて、確かに言われてみれば昔はフリーター称賛の話があってみたり、一方で国民の意識調査をすると会社に長く勤める意向や公務員志向はさほど変わっていなくて、っていう話でございますね。
ライフネット生命の出口治明社長がグローバル人材についても書かれておるわけですが、その中で「未知の世界を面白いと感じ、積極的に飛び込む人材を育てるためには、何が必要か」ということを論じています。
グローバル人材とは何だろう
http://blog.livedoor.jp/deguchiharuaki/archives/27092257.html
その対語として、安藤美冬女史は、ノマドの議論の中で「冒険に出よう」と語っておるわけですね。実際には、不正規労働でノマド化する人の一定の割合が会社という組織活動からドロップする人や、会社に就職は志したけど叶わずノマドやフリーターにならざるを得なかった人が多数含まれるわけです。
そこで、ユニクロの柳井正さんが「世界同一賃金」なるお題を掲げて年収100万円も仕方ないとか言ってるわけですよ。
「年収100万円も仕方ない」ユニクロ柳井会長に聞く
http://www.asahi.com/business/update/0423/TKY201304220465.html
これは結構衝撃的な発言ですね。本当にそう言ったのであれば、イエスマンに囲まれて思考が倒錯した経営者が社会的常識を吹き飛ばして自社の都合をむき出しにして労働観を語るという役満級の失言であります。
森永卓郎さんが300万時代を予言し、イケダハヤト師が150万でも生きていけるとか言い、ユニクロが年収100万円もやむなしという熱弁を奮う時代の労働というのは何なのかってのは非常に重要な問題でございますね。
さてさて。