LIGでイベントに呼ばれてたイケダハヤト師が顔真っ赤で秒速結婚話を擁護
私が序盤で「そりゃあもちろん、結婚はおめでとうございます、ですよ」と書いたのを読めない人がいたようです。
LIGの秒速結婚話のどうでも良さと胡散臭さと耐えられない軽さ
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2013/04/lig-a8f6.html
「秒速で結婚」の何が悪い
http://megalodon.jp/2013-0420-1259-29/www.ikedahayato.com/index.php/archives/23047
イケダ師を含めて大人がいなかったんじゃないの、って書いたわけですから、大人じゃないイケダ師が外でキャンキャン何を書こうがこちらの論旨にはあんまり関係ないんですよね。
要するに、金貰ってイベントした先を叩かれて怒ってるわけでしょ。お前、関係者じゃん。ステマか何かでしょうか。
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http://everevo.com/event/4582
で、その奇跡について、もちろん結婚自体は祝福するんですが、普通じゃないことをやって、奇跡だとか言って、ウェブで発表して、客寄せをしているわけでしょ。「私たち、普通じゃありませんよ。普通の会社じゃないんです。面白いでしょう?」っていうブランドビルディングをやってるわけです。そりゃあゲスいって書かれますよ。
[引用] 「会ったこともない人にプロポーズできる人」は、日本人口の0.01%程度でしょう。
今回の出会いは、ふたつの「1万分の1」が重なった、文字通り奇跡的な状態だと思います。1万分の1どころか、10万分の1かもしれません。こんなマッチング、普通ありえませんよ。
胡散臭いのは、出会ってすぐプロポーズして結婚したってことじゃなくて、それを企業のPRに使っていることだっていうことは、たぶん分からないんだろうなあ。これが個人ブログだったら「へえ、変わった奴がいるな」で終わってたと思うんですよね。
で、同じく私の「結婚は祝っている」という文脈を読み落としている大物がいました。
同意。こんなことにまで文句言ったり冷笑しないと気が済まないのか。めんどくさい。/「秒速で結婚」の何が悪いihayato.書店 bit.ly/ZEOTsA
— 佐々木俊尚さん (@sasakitoshinao) 2013年4月20日
昔なんて写真だけみて見合い結婚するなんてケースもいっぱいあったし、結婚相手とどう出会うかなんてそんなの無数のパターンがあるでしょう。別にネットで知って秒速で結婚したっていいじゃん。そのぐらいの多様性は当たり前だと思う。
— 佐々木俊尚さん (@sasakitoshinao) 2013年4月20日
多様性のなかった戦前の結婚と比べて、「昔はそういう結婚が普通だった」という趣旨で現在の結婚の多様性を支持するという微妙な議論をしています。それを言い始めたら、多様性のなかった昔において、勤めた古巣の組織や会社を世間一般に腐す講演や活動をして金儲けをするのは袋叩きにされたんじゃないかと思うわけですが、今回の話は佐々木さんが一番嫌いなはずの同調圧力の問題なんですけどねえ。現代の多様性を評価する論陣を張りたいなら、間違っても昔の婚姻制度をひいてきて「この仕掛けは良いのだ」と論じちゃいかんですね。
なお、Hagex氏が書いている通りで、本件は「この話題はデマ問題と違って『正しい答え』がないので、たくさんの意見が出ることは大変素晴らしいこと」です。
[雑感] 悪口は自己紹介の法則
http://d.hatena.ne.jp/hagex/20130419/p10
改めてお二人は末永くお幸せに。
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