民主党時代の対中国対応が配慮に満ち溢れている件で
だんだん民主党時代の危機対応についての記事が増えてきて、そりゃあ領海侵犯減らないだろうなあというニュースに心を痛めているところです。
尖閣侵犯、野田内閣“弱腰”で中国エスカレート 「関係悪くなる」岡田氏主導、曳光弾封印(2月4日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130204/plc13020408060007-n1.htm
「中国刺激するな」 野田政権の尖閣での消極姿勢また判明(3月5日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130305/plc13030508500009-n1.htm
こうやってみると、相対的にまともだったのは結局民間閣僚の森本敏前防衛相であることになるのですが、そんな野田政権の(主に岡田克也さんによる)中国に対する細やかな配慮が行われていたにもかかわらず、中国は野田首相との会談を見送ったりしていたわけですね。
中国首相、野田首相と会談せず ASEM出席後、予定切り上げ帰国
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121106/plc12110614270008-n1.htm
中国外交からすれば、問題の穏便な解決を模索し譲歩を厭わなかった民主党・野田政権のほうを忌避し、領土問題についてはやや強硬で防衛費増大の方向へ舵を取る自民党・安倍政権と折り合おうとする不思議な展開をしていることになります。もちろん、野田さんよりも安倍さんのほうが政権基盤が強固であるのは間違いないんですが、日米同盟の再強化を目指す安倍晋三さんよりも岡田さんを内閣に抱える野田さんをプッシュしたほうが中国としては利得が大きかったよねという話になるわけで。
いずれにせよ、野田政権末期の尖閣諸島領海侵犯問題は危機管理の基本動作も含めて総括、検証しておかないと同じ問題を繰り返しかねないのと、日中間の外交経緯については研究しておいたほうが良いように思いますね。不測の事態に発展する可能性は後退したとは思いますが、必要な交渉ルートの構築が終わってないとかいう事態だと相当マズいことになりますんで。
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