熊坂仁美女史「お前ら友達選べよwww」
まあ、そりゃそうなんでしょうけれども。
流れとしては、まず脱税指南を堂々とやらかしていた御仁が御用。
架空副業でサラリーマンの脱税指南、経営コンサルを逮捕 東京地検特捜部
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130215/crm13021522330019-n1.htm
んで、パクられた奴がFACEBOOKで信用確保のためにやたらめったら友人申請を送ってて、5,000人ぐらい友人がおるっちゅうことで、その友人の中に脱税の片棒担いでた弁護士やら事業家やらがいるんじゃないのという風聞が沸き立つ状態になって、ウェブに満面の笑みが広がります。
脱税指南から芋づる式の予想が面白すぎて巨大隕石落下的な・・・
http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=5541
それを見た熊坂仁美女史、突然FACEBOOKに「自分のFacebook友達に、もし犯罪者がいたらどうなるか」という理由で、知らない人のフレンド申請を断るように切々と説いておられるわけですね。
http://www.facebook.com/hitomi.kumasaka/posts/372864786154258
一理あります。
しかし、世の中には結構な割合で友達がタイホされるということがあるのです。あるいは、昔仕事で一緒にやってた連中が警察にガサ喰らったり、ファンドを一緒にやってた友人から紹介してもらった人がどっかで「俺の友達は関東連合だ」とスゴんで恐喝で引っ張られたり、いろいろ世の中、あるんだよ。
で、最近ではFACEBOOKでアフィリエイト! とかやってて、12万「いいね!」を集めている馬鹿とか、FACEBOOKで一攫千金で年収一億とかやらかしてる人たちもおるのです。んで、私の友達とかが、そっちと友達になってて、こちらからは友達の友達になっていたりするんですよ。あるいは、クソっぽいFACEBOOKセミナーとかを無言でシェアしてきて、タイムラインが不愉快な情報で一杯になって、そっとそいつの発言を全部表示しなくしたり、細やかな心遣いが必要になるのです。
確かに友人関係をFACEBOOKで晒すというのはリスクのあることだと言えばその通りだし、また知らん奴をフレンドにすると大変なことになりかねないのも仰る通りですが、友達とはいえ、その人の社会的活動のすべてにおいて知悉している関係なんて、社会人になって何人いるかなあと思い返すわけです。指折り数えるけど、1ダースもいないんじゃないかな。それに、こっちも他人に「私のやってることのすべてを教えている」なんてことはあり得ないわけで。
んで、突然友達が警察にパクられる。確かにレピュテーション上、そういう逮捕されるような奴と付き合うなしって思うときもあるけど、やっぱり塀の上を歩いている奴って超輝いてるじゃん。あー、あいつ向こう側にいつ落ちるのかなーって。フレンド申請はこちらからはしないまでも、フレンド申請が来たら思わず請けちゃう。もう、まぶしくて。しまった、承認しちゃったー、みたいな。
そうすると、だいたい毎年二割ぐらいの人がパクられる。不起訴に終わる人あり、起訴される人あり。んで、更新が止まるの。最後はどっかで何か喰った、楽しそうな近況報告を最後に、ぷっつりと消息が途絶える感じがいい。あれが最後の晩餐だったのかしらと思う。豚箱から出てくると、だいたい更新しなくなる。気持ちは分かるような気もする。
もうちょっと、世の中殺伐としているべきだと思うんですよね。FACEBOOKで詐欺が流行り、友人同士で疑心暗鬼になって、お互い言葉の殴り合いとか。自衛っていうものは、日々の騒動の中で得られる経験値を元に自分なりに考えて「ここまではOK」って線引きをつくるもんだと思うのです。摘発されたアホが出たので、だから知らん奴は弾いとけ、というのも理屈ですけど、でも自分のフレンドリスト見返してて、知らん奴いっぱい入ってる。フレンド承認したときは知ってたのかもしれないが、年に一度も会わないとやっぱ忘れるわ。
で、忘れた奴が逮捕される。ほげえええええってなる。あるいは、塀の上を歩いている奴をヲチしたくてフィード購読したりする。やっぱり逮捕されてほげえええええってなる。そして冒頭に戻る。
まあ、そりゃそうなんだけどもよ。
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