中島聡氏のCSISへの面白記事について
安倍晋三首相が訪米中にCSISで講演をしたんですけど、なんぞCSISについて不思議な言説が出ておりました。
安倍総理に講演の場を与えたCSISとは何か
http://blogos.com/article/56980/
なんでこんな陰謀論が、日本の側から出てくるのか分からんのですが、CSISはイエスズ会発起のむしろ中道的なシンクタンクであって、ネオコンのフロントとみなす人間はあまりいません。何か変な引用先がありますけど、あんま参考にならんのではないでしょうか。
っていうか、ジャパンハンドラーズとか書いてあって、ベンジャミン臭や副島臭が凄くするんですけど、CSISに限らず軍事研究をしているシンクタンクなどが回転ドアになってポリティカルアポインティーのウェイティングサークルになっているのはアメリカ政治であれば当然のことで、何でこんな陰謀論になっちゃうのか理解不能です。
そもそも、アーミテージ氏自身が国務副長官時代にネオコンと対立していたことも知らなさそうなので、たぶんこの辺については何の知識も無いまま「何となく怪しい」で書いているのかなとは思います。また、石原慎太郎氏が尖閣諸島の土地買い上げをブチ上げたヘリテージ財団のときも石原氏のバックにCSISがいたとか微妙な言説を流していた人も多かったので、意外にこのあたりは知られていないんだろうなあと妄想。
« ソーシャルゲーム業界は被害件数を減らそうという意識はないの? | Main | 小悪魔ageha自称「武田信玄の末裔」モデルが武田家公式ブログに真っ二つにされる »