『おさるのジョージ』の黄色い帽子のおじさんの心の広さは異常
子供が夜更かし、また食べるのを嫌がって消耗… ようやく寝たので持ち帰り仕事タイム。参った。
手慰みにブログを書くのもなんですが、最近子供たちが『おさるのジョージ』にハマっておりまして、お散歩とお食事の合間はずーっと撮り貯めた『おさるのジョージ』を観ております。当然、家内が忙しいと私が主夫モードになり子供と一緒に鑑賞する羽目になるわけですが、驚くのは、なんでしょう、あの泣けるほどの心の広さ。
もうね、もしもジョージがやったようなことを我が子がやったら、げんなりするわけですよ。コラーぐらい言わずにはいられない。だが、黄色い帽子のおじさんは違う。なんつーか前向き。超前向き。猿がやったことの動機にフォーカスし、やらかしを許し、解決策を提示し、場合によっては自力で解決する。何という大人。大人の心。磯野家だったら殴られ蹴られ、野比家ならば母親にビンタされるはずです。
そして、何気にジョージが賢いのです。絵を描くし。好奇心旺盛で心優しく善良。これはもう、ジョージ本来のもっている心の美しさだけでなく、一定の枠内で暴れても許される黄色い帽子のおじさんとの強力な信頼関係の賜物ですよ、これは。その一定の枠内ってのも、黄色い帽子のおじさんの心が広すぎて、人でも殺さない限り鉄拳制裁とかまずあり得ないだろうことは容易に想像がつきます。
きっと、彼はどんなことがあっても「ストレスを溜める」ということからは無縁な環境や性格をしているんだろうなあ… そんな黄色い帽子のおじさんだからこそ、周りにいる人も底抜けに善良だ。イタリアンレストランの親父なんて、食品を扱う店であるにも関わらず猫だの猿だの犬だの店内に飛び交っているわけですよ。保健所は何をしているんだ。でも、料理をつまみ食いするジョージを友達のように扱い、許す。
いいなあと。ああいう親になりたいなあと思うわけですよ。次男を突き飛ばしても泣かしても長男を怒らずにいられるかってことです。おもちゃ独り占めとかさ。
まあ、あんな神のような人間にはなれないわけなんですけどね。所詮は物語、作り話だし。でも、子供と向き合っていると「そういう関係を子供と築けるのかな」と思っちゃったりするのです。頑張っても絶対に無理なんでしょうけど、頑張った先に黄色い帽子のおじさんは何と言ってくれるのだろうか。
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