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2013.01.01

【鑑賞】『ホビット ~思いがけない冒険』が「新春! おっさん大暴れ大会」だった件で(ネタバレあり)

 年末に家内とようやく劇場で『ホビット』を見物にいけたのであるが、これは大変興味深い素晴らしい作品でありました。

 基本的に、13人のおっさんと爺さんとホビット(男)というおっさんの集団が安全第一で旅行をするという。
 以下はネタバレも含むけどあんまりネタバレでもない感じなので、お好みで読んでね。

 物語としては、とてもシンプルです。おっさんの群れが揃って宴会して、おっさんの群れが何かに見つかって捕らわれて逃げて、おっさんの群れが何かに見つかって捕らわれて逃げて、おっさんの群れが何かに見つかって逃げたあと、おっさんの群れが飛んで、おっさん同士抱き合って終わるという話。全編、最初から最後までおっさんが暴れておりました。

 その間、ほとんど女っ気なし。道中、裂け谷に立ち寄って、例によってガラドリエル姐さんに扮した次世代バージョンへアップグレードした萬田久子が何一つ物語に絡むことなく画面上に数分存在したのみで、もう完全におっさんの物語です。

 突然変異的にイケメンに生まれたドワーフの王子と、射手のドワーフ以外は見るも無残な中年ルックスです。なかでも座ってる椅子が壊れるほど太ったドワーフとかいて、これはもはや身体障害者手帳が発行されるレベルだと思っていたんですけれども、敵を蹴散らしながら吊り橋を猛スピードで走り抜けておられました。絶対吊り橋壊れるだろ…。

 ラストシーンは、あれが目指すべき故郷だーっていって、遠くに一個だけ山が見えて終わり。あれは… 岐阜城!? そんなら最初から飛んでいけよ、そんな中途半端なところで降ろされてどうすんだよという。ロードオブザリングでもそうでしたが、飛べるんだったら何故飛んでいかないのだガンダルフ。わざわざ歩いていく必要は微塵もないだろ。山のシーンとか、もう全滅でも誰も文句言わないぐらいのどうしようもない状況だったぞ。あれは絶対死ぬ。

 あと、おっさんども高いところから落ちすぎです。集団で窪塚洋介状態。あかんでしょ、あれは。しかし、骨折ひとつせず、みんな走り回っているとかタフすぎる。まあ、何にせよ次回へのヒキは充分、170分の上映時間があっという間で、とても楽しい正月映画でありました。



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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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