お前らオークランド・アスレチックスが地区優勝しました
人類総立ちの中で、我らがオークランド・アスレチックスが奇跡的な逆転優勝を果たしました。
何が凄いって、6月30日には首位の大正義テキサス・レンジャーズに13ゲーム差とかいう大差をつけられ、っていうか上にはエンジェルスがあり、下にはマリナーズがあるという状態から、最終戦まで6ゲーム全部勝てば優勝できるかも、というところに漕ぎ着けて、6つ全部勝って、最終戦で地区優勝を決めるという。
いやあ、ロマンチックですねえ。
何がロマンチックって、アスレチックスは貧乏すぎます。何でしょう、このペイロールは。
Oakland Athletics Salary/Payroll Information - 2012
http://espn.go.com/mlb/team/salaries/_/name/oak/oakland-athletics
メジャーに30球団あって、選手への支払い金額が30位。トップの大正義ヤンキースが2億ドルに対し、アスレチックスはたったの5,000万ドル。4分の1。チームとしての財政規模でいうと最近オーナーが亡くなって内紛後に巨額投資を受けたドジャーズの11分の1でしかありません。
そんなアスレチックスは、昨年デヘスースやウィリンハムといった打者の中軸を放出、私の好きだったスウィーニーも放出、先発の要だったケイヒルもいなくなるわ、私がTシャツを持ってるカートスズキもワシントン逝き。
結果として、メジャーではシーズンまともに働いたことがある選手のほうが少ないという事態になり、Sスミスぐらいしか計算立たないんじゃないのというぐらい、成長は期待されてるけど実績は皆無という選手ばっかりラインナップに並べて頑張っていたわけですね。
シーズン中盤までは、もう圧倒的に投手力のチームでした。先発余ってたし、コロンが案の定薬物でとっ捕まってもサクラメントからグリフィンだのストレイリーだの次々と若い先発があがってきて、グリフィンも6試合連続QSとかやって、またブルペンも良かったのでリーグの防御率は1位、失点は最小でありました。
途中でクローザーだったクックが不調になってもバルフォアが息を吹き返したり、まあいろいろ僥倖もありました。最後まで息切れすることなく勝ち続けられたアスレチックスは偉大です。これはマジで見習わないといかん。そして、アスレチックスの新人による勝ち星はなんと53勝。これはねえ、凄いことですよ。
いやー、今年のA'sは面白かったです。ベイスも見習ってください。
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