ロマンチックだな、オークランドの野球は
どうしてこう、貧乏球団スキーの心を虜にするのだろう、アスレチックスは。
http://mlb.mlb.com/video/play.jsp?content_id=25381535&topic_id=28898650
2012/10/10 10/10/12 CG: DET@OAK Game 4 ALDS
http://youtu.be/BlNuCdkADkI
春先は「なんでCrispと再契約なんや。Willinghamはどうした。Sweeney出すな。うおお」とか思ってて本当にすみませんでした。
http://mlb.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2012_10_11_detmlb_oakmlb_1
http://sports.yahoo.com/news/tigers-lead-2-1-prince-040354960--mlb.html
先のエントリーでも述べたとおり、アスレチックスのペイロールはメジャー30球団中最下位、トップのヤンキースの4分の1の報酬しか選手に払ってないわけです。
その結果どうなってるのかというと、ディビジョンシリーズの初戦でルーキーが先発、キャッチャーもルーキー、スターティングオーダーにルーキーが4人とかって状態でありまして、まあ言うなればヤクルトの戸田軍団がセリーグ優勝してしまって、CSで中日と戦ってタイになってるようなもんです。それよりもっと酷い状態かもしれないけど。
今日も今日とて、1対3でリードされてる九回裏2アウトから、シーズン当初要らないんじゃないのと思ってたCrispのサヨナラタイムリーとか。
これでうっかりリーグ優勝とかしてしまって、ワールドシリーズにでも進出してしまったら年俸が上がっちゃってみんな放出になるんだろうなーって。来年はクリーブランドやトロントのユニフォーム着てプレイしてたりするんだろうなーって。そう考えると悲しいけど、それが貧乏球団オークランドの素晴らしさなんですよねえ。
Reddickも言ってましたが、誰も彼らがここまで活躍して、結果を残すとは思っていなかった。だってゴミなんだもの、チームも選手も。プロスペクトっていうけど、そこまでのトッププロスペクトだったわけじゃない、あったとして、Cespedesぐらいじゃないでしょうか。何でしょう、あの相撲取りみたいな体格の癖に馬鹿みたいに俊敏な選手は。三盗とか普通にしてるし。おかわり某や、畠山も見習えってんだよ。
そして、今回も最後の最後まで戦って、最後の決戦のところでコロッと負けて、だあーっ何だったんだあの興奮は、っていう2002年の繰り返しになるかもしれません。いやでもそれでいいんですよオークランドは。勝って良し、負けて良し。どうせ勝ち進みすぎたら来シーズンはまたルーキーやポンコツの他チーム控えを連れてきて、変な投げ方の中継ぎ連れて来て遣り繰りするんです。
ああ、今年のポストシーズンは最高に楽しいですね。もうね、ウキウキです。こんな素晴らしいシーズンは10年ぶりです。頑張って高く高く塔を建てて、最後の最後であー駄目だったかって。また来年だな、見たこともない選手が来るんだろうなって。ファンとして覚悟はできてるので、100%の力を出し切って頑張って欲しいものです、アスレチックスナインには。
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