褌け! 佐々木俊尚さん、朝日新聞で孫崎某の陰謀本書評を一部削除される
メルマガでも一部書きましたが、佐々木俊尚さんの孫崎享書評で大事なところが一部削除されるという憂き目に遭ってしまったようで、心中いかばかりかと勝手に思案に暮れてしまうのです。
「孫崎享著『戦後史の正体』は陰謀史観」 書評の一部削除
http://gohoo.org/corrections/asahi121021/
[引用]ロッキード事件から郵政民営化、TPPまで、すべては米国陰謀だったという本。米が気に入らなかった指導者はすべて検察によって摘発され、失脚してきたのだという。著者の元外務省国際情報局長という立派な肩書も後押ししているのか、たいへん売れている。しかし本書は典型的な謀略史観でしかない。
いや、実際にこの本はまあだいたいそういう内容です。本書においてアメリカの意図によると考えられる政界捜査は、昭電疑獄とロッキード事件を取り上げておるわけですが、その方面について分かっている人は「孫崎某は馬鹿か。いい加減にしろ」と突っ込みながら読み、左翼は「やっぱり米帝はけしからん。中国共産党万歳」と思い、検察批判をしたい人はもちろんヨイショするだろうし、無知な人はへええと感じるという全方位に一定の満足度と躍動感を感じさせる素晴らしい構成に好感が持てます。アフィ貼って読んでもらいたいほどのクオリティではないんですけど、まあ売れてるようなのでいいんじゃないですか。
恐らくは孫崎サイドから苦情かクレームかあったのでないよう吟味の上で佐々木さんの同意を得て問題部分を削除して手打ち、といった流れではないかと想像するわけでありますが、孫崎さんが左のタモガミと揶揄される所以でもある理由なき陰謀史観というのはちょっと極端すぎて頭痛が痛いです。もちろん、佐々木さんも筆が滑ったのか事実誤認というかそこまで本書では踏み込んでねえだろというところもあるので、ツイッターで孫崎さんが批判下内容もわからんのではないのですが。ともあれ、外務省は責任を持ってこの馬鹿げた論述をするOBを引き取って幽閉してもう少し普通の言説を流せるように製品改良して再出荷して欲しいと思うわけなんですが、日本には一定数の反権力主義者や反米主義者による市場があって、確かにいま日本がおかしくて、生活が苦しいのはアメリカに日本が過剰に配慮しすぎたせいだ、と考える人たちがいるからなんでしょう。
そういう孫崎さんを馬鹿扱いして陰謀論者死ねと朝日新聞に寄せた佐々木俊尚さんは偉いと思うわけです。事実誤認に基づく論述もあるけど。また、ここまでの酷評を一度は紙面に掲載した朝日新聞、そしてお詫びとしてちっこく載せて伝統芸能をみせる朝日新聞、やはりそのあたりはラジカルで素晴らしいと感じるんですね。さらに、本が売れて気を良くしたのか孫崎さんが尖閣有事では海上自衛隊は中国海軍に勝てないとか、言論の中身はともかく戦力比較は門外漢のはずの孫崎さんが語っている姿を想像するに、早いところ極左の束を率いてタモガミせんせを中心とする極右らと対消滅して欲しい存在だと強く感ずるわけです。
佐々木さんの一連の騒動がとっても面白かったので余韻に浸っている関係で原稿が遅れております。深くお詫び申し上げます。





