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2012.06.05

「私は取材を一切、断らない! 記者が来ないだけだ」

 もうタイトルだけで面白くて脊髄反射してしまうわけです。

「私は取材を一切、断らない! 記者が来ないだけだ」
「0点社長」に聞く――住友ベークライト・林 茂社長
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20120528/232615/

 この「来るものは拒まずだけど誰も来ない」状況を避けるために、各社いろいろとIR活動や広報が頑張ったりするわけですけれども、もう次元を超越しています。

[引用]
――ぜひ、それを社長が「宣伝マン」となってアピールされてはいかがでしょう。まだ住友ベークライトの知名度は低いんですから。

林:そうやな。そうしたいんやけどな。これ、うちの広報担当が悪いんかな。

 しかも、インタビューの中身は住友ベークライトは一切関係なくて、かなり本腰の雑談ときている。ああ、社長というのはこうあるべきだと本気で思いましたね。一点の曇りもなく、ニッポンの社長。これぞ、って感じ。

 「我が社は地味だから、露出度は高くないよね」とか、広報は一人だとか。いいなあ、住友ベークライト。地味で。

[引用]

 で、このインタビューは日経ビジネスに出るの?

――当然、載る可能性はあります

林:可能性だけ?

――はい。でも、この1年間にまた何も発信されないと、次にまた名前が出てしまいますよ。

林:そうか、この企画では発信の回数が大切か。また僕の名前が「0点社長」の表に出るとまずいからな。

 いやー、こんな質疑応答まで掲載して、大丈夫なのかって感じです。インタビューの本筋はほんの4行ぐらいで、他は完璧な四方山話じゃないですか。いい。凄くいい。ああ、いい会社なんだなあと思いましたね。ソーシャルなんちゃらがカジュアルに喧伝されるネットの世界に身を置いていると特にそう思います。

 無理に広報しなくてもしっかり実業がしていれば良いというのは大事なことですね。背伸びしても、背伸びし続けないと引き上げられた株価は下落してしまうわけですし。

 久しぶりにいいものを読んだ。楽しかったです。


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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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