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2012.05.18

影響力を失う、ということ

 以前、イケアダハヤト師の件であれこれ取り上げたところ、ついでにDISった徳力さんと、なぜか空気を読んだコグレさんが釣れたので改めて晒します。

イケダハヤト的なるもの
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2012/05/post-558d.html
ツイッターでフォロワーが増えると批判・罵倒されるのか?
http://netafull.net/twitter/040391.html
批判されるのが嫌なんだったら、ツイッターやブログはやめて、Facebookに閉じた方が良い、という話。
http://blog.tokuriki.com/2012/05/facebook_12.html

 徳力さんとコグレさんの共通点は、ウェブ社会のユーザーが集うターミナルを作り、さらに自分自身やビジネスをその中心に置くという形で、尊敬と知名度を集めていることで、ぶっちゃけ徳力さんやコグレさんが嫌いだ死ねという人は私を含めてリアルでは聴いたことがありません。私も徳力さんやコグレさんは人間として大好きであります。

 そのうえで、私がイケダハヤト師を扱ったことに対する見解は、両者の立場やウェブへの関わり方の違いもあって、随分ニュアンスが違います。

 徳力さんは、「ウェブで著名になることは必然的に批判に晒されるものであり考えるべきではないのでイケダハヤトは何を言っちゃってるの馬鹿じゃないの死ねよ」という意見です。

 一方でコグレさんは「そもそも自分自身ウェブで叩かれてないし、批判をされない方法なんて幾らでもあるし、イケダハヤトは何を言っちゃってるの馬鹿じゃないの死ねよ」という意見です。似ているようで、両者全然違いますね。

 「フォロワーが増えた、努力してきた甲斐があった、嬉しい」まではいいんです。ただ、前にも書きましたが、イケダハヤト師の書き方で読み手があまねく「イラッ☆」とするポイントはそこから領海侵犯して「フォロワーから叩かれる有名な俺」とか「フォロワーが増えて影響力が行使できるようになった俺」というナルシスト的な自意識が隠されることなくどーんと提示されており、やはりウェブでいままで頑張ってきた諸氏からしますとこれは可愛がらなければならないという結論になるのは必然であります。

 もちろん、私も炎上を経験しましたし、徳力さんも謂れのない批判が書かれていることに対して悩み逡巡した結果、「そうか! 批判を読まなければいいんだ!」という悟りの境地まで辿り着かれたことはまさに天啓であります。おそらく、私や徳力さんが来た道をいずれイケダハヤト師が鼻歌交じりに歩んでくると思うと、やはり落とし穴なり吊り天井なり何らかのブービートラップを仕掛けておかずにはいられないというのも心情であります。

 何より、イケダハヤト師は現在のクズだの馬鹿だのさまざまな批判をそこそこ目にしておきながらのあのキャラクター、破壊力なのです。ここで建設的な批評すら読まない行動様式を身に着けるとどこまで進撃してしまうのか楽しみだなあと思うところで。

 なお、徳力さん同様にフォロワー数の微妙な感じの例として出させていただいたまつゆう女史については、これといった反応を頂戴できませんでしたので、ご関心のある向きは「まつゆう セミヌード」あたりでgoogle先生に相談していただければいろんな感情の沸き立ちを感じ取れるのではないかと存じます。やまもと個人としては、あれはないわと思いました。引き続きよろしくお願い申し上げます。


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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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