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2012.05.16

杏野はるなが「CEROは天下り団体」などとガセネタ掲載で関係者含み笑い

 私の敬愛する大学の先輩であるゲイムマン氏がなんか戦っていたので見物に逝ったら、想像以上にアレな感じだったので一応。

消費者庁×ソーシャルゲーム×天下り×アダルトビデオ のしくみ
http://ameblo.jp/annno-haruna/entry-11242112687.html
http://megalodon.jp/2012-0516-1622-40/ameblo.jp/annno-haruna/entry-11242112687.html

 ゲーム業界の最後の良心とも言えるCEROが、天下り団体なはずがないだろ… むしろ、地方自治体などからの過剰な表現規制に対してクッションになってくれている、いわばエアバッグのような組織です。そもそも衝突するようなゲームを流通させて事故るアホがいかんという話でありまして。

 何故か、警察庁や経産省などから天下りがCEROにいる、というガセネタになってて、それは思い込みじゃないの、と思うわけであります。実際、警察庁も経産省も当のCEROも、問い合わせには「天下りはいません」という回答であります。まあ、そりゃあそうよね。

 表現規制で言うと、この辺のゲーム表現のなかの残虐表現や性的表現というのは、曖昧ながら相応の線引きを誰かがしなければならないのであります。例えば90年代であれば『閃乱カグラ』や『クイーンズブレイド』はアウトであります。ただ、その後紆余曲折を経て、現在では堂々と売ってるわけですね。きちんと市場や影響を見極めながら、相応のレーティングがきちんと整備されているというのが我が国の特徴であり、諸外国から見てこの手の表現については比較的厳しいほうではありますが、中国や欧州のように思い出したように突然発禁になるような市場に比べれば、はるかに安定した環境を提供していると思います。

http://www.maql.co.jp/special/game/3ds/kagura/
http://queensblade.net/

 むしろ、この手のタイトルでお客さんが来てくれるのであれば目を瞑ろう、とするプラットフォームやハードベンダー側の判断にも相応の配慮をしながら、きちんと線引きが行われているので、「ゲーム的な出来はよくないからエロで売ろう」と安易な判断をするプロデューサーからは目の敵にされているかもしれません。いわゆる「エロゲー紛い」についてはVHSのころからハード普及の一角として黙認される部分もあるのかなと。まあ、この手の話を書き続けると一日あっても足りないので割愛。

 そういう判断の機微において、うっかり警察の天下りが居たら、それこそ「警察が天下った団体がこれを認めている」という論理になって、歯止めが利かなくなるじゃないですか。実際、警察庁からも経産省からもCEROに天下りはいないと思います。

 おそらくは、杏野はるなの印象論というか思い込みで「CEROは規制のための業界団体だから、きっと天下りがいるに違いない」という浅い知恵で、コンプガチャ規制に絡めて何か一言言及しておこうと思ったんでしょうが、いい迷惑というか半笑いな感じでございますね。印象論で語っていいのであれば、「女性グラビアアイドルは全員枕営業をしている」と杏野はるなを名指しで書いても許されるという話になってしまいます。

 そういうわけなので、ゲイムマン氏は張り切ってゲーム制作に復帰していただきたいと思います。


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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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