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2012.01.29

上杉隆×町山智浩、キラ☆キラの戦い

 小島慶子全然関係ねえ。

3分でわかる上杉隆VS町山智浩 @uesugitakashi
http://togetter.com/li/248692

 巷では隆キラーとして勇名を馳せる町山智浩氏でありますが、今度は上杉隆氏と、上杉氏のキラ☆キラ降板の事実関係を巡って論争となっております。

 もちろん、上杉氏の主張するラジオでの東電批判が理由での降板は事実ではなく、ラジオでの上杉氏の「当時の平野官房長官による官邸機密費のネコババ発言」が平野氏の抗議を呼び諸事情あったというのはTBSラジオ関係者ならずとも結構多くの人が知る事実関係なので、どう考えても上杉氏の抗弁に勝ち目はないのですが、そこは戦うフリージャーナリスト、無理筋も横車もぐいぐい押して、町山氏との論戦に立ち向かうあたりに強力なバーバリズムを感じます。

 最後には、キラ☆キラでお互い出てきて堂々と議論しようという話になったはずが、当日上杉氏が現場に現れないという面白い感じも見逃せません。もはや問題は上杉氏はどこで勝負を降りるか、ダメージを減らすかというあたりが焦点なのですが、上杉氏は町山氏が「逃げる論者はどこまでも追っていくのが習性」という、黒い服が遠ざかると追わずにはいられないハチのような性質を忘れているか知らないのかもしれません。いつまでも追いかけますよ、町山氏は。

 ログ中にある、上杉氏が基礎的な資料とは別に取材があるのだ、だからネコババは間違いないのだ、というくだりがあるのですが、もしそれが本当であるならば、相当なスクープになって平野さんの政治生命が失われるばかりか、民主党政権に多大なダメージが与えられ、即解散になりかねず、また上杉氏や上杉氏の関係する自由報道協会のビクトリーポイントが上がるという革命的な結果になったはずです。実際にはそうなっていないということは、町山氏の言うとおり、多少の勇み足が上杉氏の側にあったのでしょう。だから、言い過ぎました的な撤回をしていれば、デフコンも無闇に上がることはなく、ここまでの騒動にはならなかったことでしょう。

 自由報道協会では、こっちはこっちで面白事態に発展しておりまして、全然知らなかったんですが小沢一郎さんがなんか賞を受賞したり、会を仕切ってる岩上さんが大賞に選ばれて自画自賛臭が漂うなど、にわかにソヴィエト共産党の香りがしてきました。どうしてこうなっちゃったんでしょうね。

自由報道協会賞の授賞式が開催 大賞の岩上氏「自分が受賞しては格好がつかない」
http://news.nicovideo.jp/watch/nw186273
「自由報道協会賞」小沢氏受賞に異論続出 「選考不備」で仕切り直し
http://www.j-cast.com/2012/01/26120160.html?ly=cm&p=1
「自由報道協会賞」に対する意見
http://togetter.com/li/247289

 上杉氏のために一言フォローをしておくと、いろいろと誤報を流したり憶測記事を断定的に書いて問題になったりする御仁ではありますが、ほうぼうにきっちりと食い込んで、それなり以上の精度の事情を聞いてきてそれを一枚のピクチャーに仕立て上げるという能力はとても高いものがあります。

 彼に対するデマゴギー批判も、彼自身に利得があれば問題なんでしょうが、彼はある種面白くてやっていて、かつそれが金になることをメディア側も知っているので彼を起用するというある種の補完関係にあるのが特徴です。また、彼の一匹狼的な行動は別として、組織的な活動になると指示はとても的確で、問題は本人の組織人としてのやる気だけ、という風に思います。某所で上杉氏の動きを間近で観察した身としては、上杉氏のつい言ってしまう何かが勿体無く、また本人もそれに気づいていて、修正をかけたいんだろうなあと感じました。

 個人的には、もっともっと炎上して多くの人が楽しめるコンテンツにまで成長してくれることを祈念してやみません。


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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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