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2011.11.28

大沼

 家内とマネーボールを観に逝ってきたわけです。オークランドファンにとってはたまらない映画でしたね。お金が、ないんだよ。そういうハードな制約の中で、三倍の資金力を誇るヤンキースとかと戦うという絶望的な職務に挑むGMの生き様であります。私がなぜオークランドのファンになったかというと、ユニフォームが緑だからと、私が愛した南海ホークスの最後の外人トニー・バナザードがアスレチックス出身で、彼が私をメジャーリーグの面白さに導いてくれたのであります。いやー、野球って本当に面白いですね。

 まあ、私も確率や統計、スコアラーといった方面に多大な関心を抱いているからなんですけれども、最近SMR Baseball Labの更新が止まっていて悲しいです。

http://www.baseball-lab.jp/

 映画では、ブラッド・ピットがやたら人情味溢れるビリー・ビーンを熱演しておりましたが、2002年のデーモンやジアンビの流出を機に、チームの方向性や方針を劇的に変え、それがMLB初の20連勝に繋がっていくさまを、むしろ家庭やらピーター・ブラントなる理性的なピザとの二人三脚に注目しています。おい、ハッテバーグやブラッドフォードはどうした。っていうか、ピーターブラントのモデル役になったデポテスタと随分違いすぎる気がします。ピザすぎねえか。

使用前 Paul DePodesta本人

http://www.google.co.jp/search?q=Paul+DePodesta&hl=ja&prmd=imvnso&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=wUfSTuXgKOqOmQW16MHeDQ&ved=0CDwQsAQ&biw=1024&bih=653

使用後 Jonah Hillさん
http://www.google.co.jp/search?q=Jonah+Hill&hl=ja&prmd=imvnso&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=8EvSTu-lEKbcmAW3kbnhDQ&ved=0CC0QsAQ&biw=1024&bih=653

 オークランドに何の関心もなかったり、そもそも野球を知らない人だとブラッド・ピットかっこいいねぐらいで終わってしまいそうな本作品ですが、本書マネーボールを読んでない人でも、「制約のあるチームに方向性を与え、勝算を高めるにはどういうアプローチが必要か?」という目線でこの映画を観るといいんじゃないかと思います。

 著書のほうは、訳はとても巧いんですが内容に若干誇張というか、ビーンさんの優秀さを際立たせるためにセリグさんがゴミ扱いされるなど、少々首をひねる部分があります。でも、この本は数学とスポーツというロマンを際立たせてくれるので個人的には充分に良書の類であり、結果を出す人を組織の中でどう遇するかという社会人の永遠の課題と、取り立てられる人クビになる人というプロの世界の心得に誘ってくれるのがとても良いですね。

● 大沼ベイスターズ、ソフトボールで女子に惨敗

 上野投手には空気を読んでいただきたいのですが… ソフトボールで北京五輪のエースにベイスターズが勝てるわけがないじゃないですか。大沼ファンの詰め掛ける横浜スタジアムで公開処刑される側にもなって欲しいです。横浜ナインも「ここで負ければネタとしておいしい」というような邪な心を持たず、来年は全力で立ち向かって連敗して欲しいです。

横浜ソフトボールでも負けた 上野の前に“沈黙”
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/11/24/kiji/K20111124002096380.html

● 古木

 トライアウトに、あの古木克明が帰ってきた! 

元オリックスの古木奮闘!格闘家から再びチャレンジ
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/11/24/kiji/K20111124002101230.html

 ある意味で一発勝負のトライアウトの場で「本当に自信になった」とか言ってる場合じゃないと思うんですが… 大ちゃんス打線の一角だった古木を拾ってくれるところはどこかあるんでしょうか。あくまでネタ要員で二軍の肥やし的側面は否めないんですけれども、やればできる子なんです。いや、分からんけど。

● 工藤監督

 尾花さんがクビになってしまわれたので、てっきり白井一幸さんでも二軍から横滑り昇進するかと思いきや、なんか工藤公康さんが監督就任する方向みたいですね。大丈夫なんでしょうか。

DeNA 工藤公康投手に監督を一本化「今月末までには決断」
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/11/24/kiji/K20111124002099770.html
工藤氏、横浜再建へ持論展開「ベテラン必要」
http://www.sanspo.com/baseball/news/111127/bse1111270502001-n1.htm

 どうもベテラン偏重の編成を依頼するみたいですね… そこはかとなく古田臭がしてきましたが、どうなんでしょう。むしろ、ウェイトトレーニング担当兼禁煙担当コーチをしたほうがいいんじゃないかと思うわけですが。巨人をFAした鶴岡を呼び戻してきて正捕手で固定するような真似さえしなければ、90敗とかはないんじゃないでしょうかねえ。

● ヤクルトが戦力外を今年も乱獲

 大量解雇の我らがヤクルト、今年も大量採用です。水田とか木下とか阿部とかに加えて、正田樹まで獲得。正田のカムバックは凄いですねえ。台湾とか逝ってませんでしたっけ。

 来年のスワローズは青木がいませんので、ホワイトセル解雇後外野の外人を採りに逝くのかなあと思いきや、良く分からない補強になってきております。まあ、スワローズの編成は昔からその辺ソツがないので心配はしませんが、いざというときに代打志田とか代打野口とかならんよう期待する次第です。それにしても、久古も血行障害ですか… こればっかりは体質なので、早々に手術してからそば茶でも大量に飲んで頑張って欲しいと思います。

● DeNA対楽天の話

 割とどうでもいい話になってきた本件、相変わらず三木谷さんがぷりぷりしておられるようですが、もう譲渡契約も終わっちゃったし、オーナー会議で全会一致は無理なだけで普通に受け入れられそうで、ただ単純に三木谷さんのナベツネ襲名の日が近づいているだけなのかなあと思う次第であります。

楽天“猛”反対!DeNA審査4時間も
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20111123-867265.html

 親切なパリーグ関係者の方から、オーナー会議で配られたらしい資料の要約を入手しましたが、楽天もわあわあ言った割にあんまりDeNA問題の核心をおおっぴらにして問題提起できていたわけでもなく、読売のほうがよほど調査結果が充実していたというのは実に皮肉なものであります。たまげたなあ。パリーグの理事会が30日に開かれるそうですが、ソフトバンク、日本ハム、ロッテがすでにDeNA容認の姿勢だそうで、良く分からんオリックスと西武も別にいいんじゃね状態ということですと、やっぱり楽天一社が反対という状況に変わりはないのかなあと。

 個人的には、もう少しこじれて欲しいんですよね。ああでもないこうでもないと言っている間に、でもお前のところは偉そうに言ってるけどただのでかい肉屋じゃないかとか、うるせえこの金貸しめとか、菓子屋は隅で大人しくしてろとか、黙れこの朝鮮ハゲ静かに山間部に基地局立てろとか、お前だって身元不明の地上げぽっぽ屋だろうが開かずの踏み切りどうにかしろ犯罪者とかそういう野次が飛び交って、つかみ合いの喧嘩の挙句、バトルロイヤルに発展してたまたま通りかかったmixiが巻き込まれて袋叩きの結果、横浜買収をmixiが押し付けられるというような局面になって欲しいですね。ソフトバンク対mixiとかの交流戦、親会社の規模からして絶望的な感じがして凄くいい感じなんですけれども。

● 読売巨人軍の内部闘争の話

 割とどうでもいい話になっちゃった本件、まあ清武さんでは相手にならないでしょうということで、カダフィさんみたいな掃討戦があって、鎮圧されておしまいという面白くもなんともない展開になってきました。

 総合するに、わりと多方面から清武さんの独断人事に不快感を持つ意見を渡邉恒雄さん周辺に表明する人たちが多く現れ、アマチュア野球の重鎮や、他球団の幹部などからも巨人に対して「苦情」があったとかで、渡邉さんはそれに配慮しただけで、切られることを悟った清武さんが機先を制しようと小芝居を打ったつもりが下手を打った、というあたりが真相のようであります。

 報道規制を無闇にしかれたスポーツ紙の皆様がたも清武さんにはご立腹で、びっくりするほど味方が皆無な状態なんだけれども、プロ野球ファンにはアンチナベツネというのが一定層いて、分別もなく渡邉さん批判を清武さんに乗っかってしている常態というのはどうなんだろうと思うわけで。

 清武さんが妙齢の美女とかであれば、多くの味方がついたことでしょうがねえ。美人過ぎる球団GMとか。残念です。


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Comments

ポップコーンを食べて、硬い種だけ吐き出すのは、メリケンがよくやるの?

いいな夫婦で、いちゃいちゃもしたの?

で、世の中、下克上が起きないかぎり、よくならないのだし、世界中そうだし、アメリカだって、怒りそうじゃないか。で、下につくか、上につくかだけど、上につこうとするやつは、ただのバカだね。おとなしい日本だって、もうすぐで下克上の時代に突入だよ。

下剋上というのは身分ですがわりとホームレスは平和なので安心日本ではないでしょうか というかホームレスが下剋上なのではなく、ホワイトカラーがホワイトカラーに下剋上という構造なので全国規模になり、それを抑えるには公務員削減というまさかのジャパニズム アメリカが郵政民営化失敗したのはかなり大きかったのではないでしょうか という観点からみると、アメリカのベースボール下剋上というのは現代の見事な職業貧乏の象徴で、ホワイトカラーがますます追い立てられて国民大規模デモという構図も野球にピットインという感じでしょうか 私は株しませんけども だって値段釣り上げたって損失だしたら意味がないし… 大正時代の株は安定してて良かったんですよねぇ みんな海軍に逝ってしまいましたが… 捕鯨船はアメリカが持ち込んだんですよ? 武器よさらばでおさらいでしょうか 武器を作った人間が武器に襲われるという この矛盾に気づけば戦争の謎は解けます 貧困です
乱文失礼しました

従ってるうちは、従った結果の失敗とか違法行為も許されて、反抗するとその失敗の責任を取らされるとかでしょうか。従った結果、失敗した時だけ責任を取らされるとかよりはマシなのかなぁと。

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    真っ暗な未来を見据えて一歩を踏み出そうとする人たちが集まり、複数の眼で先を見通すための灯火を点し、未来を拓いていくためのサロン、経営情報グループ「漆黒と灯火」。モデレーターは山本一郎。詳細はこちら→→「漆黒と灯火」

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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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