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2010.09.27

サラリー貰って暮らすのって、奴隷なんですかね?

 やけに共感されてるコメントがあったのでピックアップ。

http://twitter.com/#!/ynabe39/status/25634978530
[引用]「奴隷は自分を縛る鎖の出来を自慢する」ってすごい言葉だな。もの凄い真実を見た。

 なんぞ我が身に置き換えて共感している御仁がいろいろとおられて… もしご自身の境遇が奴隷かそれに近いと思っているのであれば、とっとと起業でもすればよかろうし、単に不満を持ってるのであれば「7つの習慣」でも読んで自分を作り変えながら環境の改善をしていくほか楽になることは絶対にあり得ないと思うのだが。

 経営者として思うのは、社員を鎖で縛ってるつもりはない、ただ働きに応じて対価を支払うことで利益を出し、社会に貢献する組織を一体となって運営していることであり、他に働きやすく有意義な仕事があるのであれば出て逝ってしまうのはこのご時勢致し方ない。逆に、充分な利益が取れ、働き甲斐があるような仕事を割り振りながら自身の成長に繋がるのであれば積極的に仕事をする人と一緒に働きたい、という程度だろうか。うちは給料安いけど。

 自力で暮らしてて、自分が鎖で繋がれているという感覚はないので、たぶん宮仕えをしていて辛い思いをしている人が境遇に不満があるというだけであって、働くことに誇りを持てないということなんじゃないかなあ。

 でもどっちかっていうと私も何事にも不満を持つ人間であり、その不満をパワーに働くのが大好きであることから逆算すると、あながち鎖自慢の比喩も悪い話じゃないような気がしてきた。とりあえず、弊社ではゲーム作りのためのプログラマーを募集中です。

(補遺 10:57)

 一部ご指摘があり、どうも文脈が違ったらしい。私にはどっちも雇われている人の話であって、鎖のことと同義かと思ったんだが。違うのかな。

http://twitter.com/#!/shinya_law/status/25645382422
[引用]切込隊長が勘違いしてる。同じ仕事を短い時間でこなす奴に対する嫉妬に言及しているだけで、サラリーマン=奴隷なんて発言ではないのだけれど。 RT @kirik: サラリー貰って暮らすのって、奴隷なんですかね? http://bit.ly/cCPD9y


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Comments

オチは読めてた

でも、もし奴隷を使っても良いルールだったら、経営者の大半は奴隷を使うんじゃないですかね。
・奴隷扱いをしている経営者と見られたくない。
・心情としても気の毒には思う。
でも、利益のためであれば奴隷を使うのが経営者でしょう。
現在、法律で労働者を守っているから奴隷でないだけであって、出来れば奴隷であってほしい、規制緩和などでなるべく奴隷化したい。そう望んでいますよね?
個人的心情とは別の、経営判断として。

隊長さんおもいっきりずれているというか空気の読めなさっぷりは異常。現状から抜けだしたければテストで百点とれば?みたいな解決策だれも聞いていませんってば。

元の文脈をあえて無視しますが、
切込みさんの様に
「仕事の対価としての報酬」
というのをちゃんと理解してる人はよいのだけど、
世の中には、金を払ってる方がとにかくエライ!絶対だ、神様だ。
と思ってる人も多いですからね。客商売でもたまにいるでしょ、100円のもの買って、それに散々クレーム付けるおっさんおばさんとか。
100円の客と100万円の客が同じではないのは、普通の人は理解してるけど、その辺勘違いしてる人も多いのは事実。
「お客様は神様です。」っていうのはあくまでもセールストークであって、それ以上ではない。
会社の中にも、偶々会社の人事組織上の任命で地位に就いてる人が、自分の部下の全人格を支配してると勘違いするとかね。
その人の指揮範囲もあくまで、「業務遂行上」に限定されているのだが。

島国大和さんの漫画のように、俺らはこんなに仕事きついぜって競い合うように言う事だと思いますよ。
2ch界隈で奴隷自慢と呼ばれていることです。

ブラック企業がのさばるのは、従業員同士が会社に対して不満を言わず、お互いに俺はもっときついんだからお前もきついの我慢しろよと言い合ってそれを受け入れてしまうからです。
奴隷も、奴隷の外の世界のことなど忘れてしまい、奴隷同士が俺の鎖のほうがきついんだから我慢しろよ、それが当たり前だろ、むしろ、俺の鎖いいだろって自慢しちゃうぐらい、環境に適応してしまうっていう話です。


ゲーム業界はきついんだ、寝不足も当たり前なんだ、って自慢しちゃってるようだけど、それ鎖だぜ?って言って気がつかせてあげる言葉ですね。
ブラック企業を甘んじて受け入れてしまっている人の話
ですよ。

サラリー貰うほうであろうが、払うほうであろうが、貨幣経済というシステムの奴隷。

そもそも奴隷って意味がわかっていないのでは。現代日本には奴隷はいないけど、アメリカには合法的奴隷ってうじゃうじゃでしょ。しらんけど。それと、江戸時代の武家も奴隷かいな? ただ、個人の支配欲の充足と欲求不満を奴隷状態であるないって、どうみてもおかしいだろ。単純に、今の日本なら、自分で、自分を奴隷と決めれば、奴隷だし、兵隊と決めれば兵隊だし、吟遊詩人だと決めれば吟遊詩人でいられる余裕があるんだけど。だいたい、仕事が人生のすべてというのは、どうかしている。だから、そういう人は全員奴隷根性でいいんじゃないの。そもそも、勉強の奴隷だろw 金儲けの勉強しかしないくせにww

>うちは給料安いけど。

今日も隊長はムーンにフィット。

この手の話題が出てたのは、罰則がないから「労働基準法なんか上等!」な会社クローズアップされた頃だったじゃいかな?

>他に働きやすく有意義な仕事があるのであれば出て逝ってしまうのはこのご時勢致し方ない。

理屈は正しいけど、それはお互いがルールを守っているのであればが前提だよね。

まあダイヤをちりばめたネックレスさえも首輪な訳でw

人間は、神の奴隷である。

補遺よりも前の文章に対してコメントします。

特に何もできない人たちというのは、誰にでもできるような仕事をして食いぶちを稼ぐために、雇い主にしがみついて、否応なしに奴隷になってゆくのですよ。
その「特に何もできない人たち」は、無理に起業しても会社を潰してしまうし、『七つの習慣』等の書籍を読んでも咀嚼できないし、そもそも起業や自己変革や環境改善を自ら思い付くことすらもないのですよ。
何しろ、特に何もできないので。

本質的に企業と労働者の関係って、労働者が企業に労働力を提供し、企業がその対価を払うっていう契約関係でしょ。ただ日本の場合、労働者が企業に人格も捧げる代わりに、企業は労働者を手厚く面倒見るっていう高度成長期のモデルが惰性で続いてるだけで。

ミヤダイ先生によると、大半の人にとって仕事は単に食い扶持を稼ぐための手段、生きがいは家族との関係や仕事以外の社会的活動に求めるのが世界標準、らしい。もう日本型の労働モデルは末期状態だと思うけど、企業側は労働者の人格まで支配できて当然だと意識は未だ根強いと思うし、労働者側も違和感感じつつもその論理に抗せない。

「社畜乙wwwwww」とか「雇用形態で差別するな!」とかいう意見がネットで賛同を集めても、どこか空虚なのは、仕事に対抗しうるだけの社会性を持った生きがい(人格を賭けられるもの)が社会的な習慣として日本には無いからじゃないかなーとか思う。

でも、今更そんなもん見つけろったって難しいよね。新興宗教とか極右思想とかあるかもしんないけどラディカル過ぎるし。

ろくに考えずにテストせずに
コードを組んだりしてデスマーチに突入して
それで残業代でなくて自分は奴隷だと
言っている人も世の中にはいたりする罠
自分の身を奴隷だの土方だのと嘆くより先に
もう少し自分の腕を磨けと。
とはいえ仕事のやり方を教えるところは多いけど
仕事を効率的に片付けるやり方を教えるところは
ほとんどないのでそのことに気づくかどうかは
同僚のめぐり合わせ次第だというのが物悲しい。

>>matuさん

ぶっちゃけ、日本の総合職って

>特に何もできない人たちというのは、誰にでもできるような仕事をして食いぶちを稼ぐために、雇い主にしがみついて、否応なしに奴隷になってゆくのですよ。

全てコレにあてはまらないか?

全ての人に言えるわけではないが、奴隷の様に働く人が会社を支えてる側面はある。もっと大きなスケールでいえば日本経済を支えている側面もある。
要するに奴隷の様に働く人たちをほんの気持ち今より敬った方がよいのではと。
まぁ、奴隷になれとは言わんし、それが良いとか悪いとかは何とも言えん。どちらが偉いかといえばそりゃ結果に責任を持たないといけない立場の人なんだろうけど。
イチサラリーマンとしてはそう思う。

>>ダルさん

全てではないですが、大多数はそうでしょうね。

>>30代フリーターさん

ちょっと気になったので、ネチネチと突っ込ませていただきます。

>企業は労働者を手厚く面倒見る

最近はそうでもないです。
従業員(つまり正社員)の解雇が法的な理由により極端に困難だという点は、依然として変わりありませんが。

>大半の人にとって仕事は単に食い扶持を稼ぐための手段、生きがいは家族との関係や仕事以外の社会的活動に求めるのが世界標準

「世界標準」とさっくりおっしゃいますが、その「世界」とやらには、中国・東南アジア諸国・西アジア諸国・南アジア諸国・中央アジア諸国・アフリカ諸国・南米諸国・東欧諸国は含まれているのでしょうか。
まさか、北米と西ヨーロッパが「世界」だなんてお話じゃありませんよね。
宮台氏の説だから知らん、とほっかむりすることも可能ですが。

>企業側は労働者の人格まで支配できて当然だと意識は未だ根強いと思うし、労働者側も違和感感じつつもその論理に抗せない。

そんな意識がどこかの企業に現実に存在するのかどうか私は知りませんが、企業が人事考課(=短期的には次のボーナスの金額、中長期的には昇進を決定する)という名の生殺与奪の権限を持っている以上、労働市場でまともに値がつかないような労働者の立場は、今後も圧倒的劣位でありつづけるのは明らかだと思います。

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    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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