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2010.03.29

ネット時代の地方議会不要論、という感じの雑感

 ちきりん女史が。

“何が”問題なのか
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100328

 基本的に、私はちきりん女史のこの問題意識は賛成です。で、ちょうどそういうタイプの話がこれから出る機会が多くなっているので一応。

 情報が津々浦々行き渡るなかで、地方議会が地方経済に占める割合というのが問題になってきました。地方議会がネットの情報が溢れることで不要になったという話ではなくて、地域の政治が住民の関心を呼ばなくなり、投票率が下がるほか、何が良い地方政治で、望ましくない地方政治なのか分からなくなっている、というのがあります。

 当選する傾向については、10年以上が平均と言いつつ、当選率が高く、地方政治が中央の下部組織としての機能を戦後ずっと果たしてきたという部分は一応語っておかねばなるまい… そのうち。

 今回、名古屋の河村たかし市長が語っている議員半減や報酬削減については、もちろん是も非もあるわけです。というか、地方議員の給与を下げると結果的に政治活動を維持するために別の事業を営まなければならないという即物的な内容もありますし、同様に地方政治を志すメリットも減少していまよりさらにまともな人が地方政治に関係しなくなるというジレンマもあります。

 一連の公務員削減や政治改革で問題になるのは、民間も苦しいから応分の負担を公的機関や政治も担い、経費を削減すべきという議論があるようで。いや、もちろん正論なんですけれども。その上で、彼らだって別にみんながみんな駄目ではない、機能を果たしていないわけではない、尊敬され誇りある仕事をする権利もある、という話になる場合、どう現実と向き合っていこうか、というのが市長なり知事なりの「見識」ということになろうかと思います。

 名古屋の河村たかし市長が出した解決策は、まあ人気取り的な側面もあるかもしれませんけれども、個人的には、地方議会において、住民数に応じた適正な議員数や報酬額ってどのあたりなんだろうね、という客観的な議論はあっていいと思います。それが800万なのか、1,600万なのか分からないけれども、一石は投じたよね、と。

 個人的なことになるけど、自分が個人的に良く知る都議さんや埼玉の市議の皆さんがたって、結構金がなくてピーピー言っていたなあ…。そりゃあ、パチンコ業者に何らか便宜がもらえれば転びかねない人って多いのかなと印象論で感じるぐらいに。ある程度、政治的見識を保てて活動に専念できる程度の金額ぐらいは市議とはいえ払ってやるべき、という風には思うけれどね。


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Comments

我国の地方自治体はアメリカの州政府と同じ構造なんですよね。
全ての自治体に首長が居て議会があるわけですが、
その当のアメリカでは州以下の自治体は必ずしもそうなってはいません。
・首長は居るが議会は無い
・議会はあるが首長は居ない
・マネージャーを雇って自治体を経営させている
など実にバラエティに富んでます。

我国でも、特に小さな自治体は大統領と議会をセットで
揃えずとも他にもやりようはあるだろうと思います。

 名古屋市民です。

 河村市長が、市民税10%減額を掲げて、名古屋市長選挙に立候補したのは知っていましたが、議員の数を半分にするなどと言う事は、知りませんでした。

 お恥ずかしい話、いつのまにか選挙が終わっていた感じで、市長選挙には行かなかったし。

 市長の選挙ですら、こんな調子ですから、ましてや名古屋市の議会選挙なんて、いったい誰が投票しているのやら。

 今名古屋で河村市長と議会がもめていますが、市議会議員がこんな年収もらっているとは、全く知らなかった。

 住民リコールが実施されなるなら、きちんと署名に行こうと思っています。

 改革派の地方議員、首長と言うと、橋本知事や宮崎の知事ばかり取りざたされますが、議会の人数半分、議員の給料半分にして、市民税を10%減税だなんて、河村市長は何とも大胆な事をやろうとしているわけで、4月からの何かと増税気味な世の中を嘆く皆様におかれましては、名古屋に引っ越される事をおすすめします。

きっかけとしては河村さんの動きってきっかけとしては良いとは思うけれど。

まず一つ押さえておくべき点は、議員というのは住民の選挙によって選ばれていることです。
で、議員は、限りある税金等のリソースを民意に応じて配分するのと、行政の監督権が仕事です。
で、自分の思い通りにならない人からは批判されるのが常。

行政というのが、広く権力を使って色々なことをするところです。言ってみれば「お上」ですよね。
民主主義の場合、だいたいがお上がお上の勝手なことをしないようにするため、我々の代表を出そうというのが主旨ですよね。
そんなわけで、議員に権力を持たせたと。

もし議員の給与が高いというのが問題なのであれば、額を減らせば良い訳なのだけど、そうすると、裕福なところからだけしか議員が出ないという効果もあるから、そうすると逆にますます社会リソースが強者によって牛耳られる状況が進むような気もしますね。

例えばパチンコ屋がいっぱいカネを持っていれば、そっちからもらえばいいから給料は要らないっていう議員が出てくるかも。

まず議員自体が既得権益層の代表だというのであれば、そうでない立場から政治家を出せばいいはず。
票は平等に与えられている。

共感が得られないなら、民度の問題か、議員になる人の問題があるわけです。

結果、勝負は選挙で決めようぜ(笑)ってことになるのでは。

いやむしろ、地方議会の議員さんはなにがそんなにお金かかるんだろうかと。
選挙要員を雇うため? 政策調査の人員を雇うため? 自分の活動報告を作る人員を雇うため?
やっぱある程度はIT化はして省力化すべきだよね。儲けちゃいかんよ。

年収800万で普通の人は食べていけるんだよね。

1600万+政務費600万とどこかの新聞に出てました。
それと名古屋だけではないですが、12年議員やれば議員年金が貰えます。
サラリーマンの平均年収が490万ほどのこのご時世にいくらなんでも貰いすぎというか、税金かかりすぎです。

選挙云々より、議員にも投票率を上げる努力をしてほしいですね。

元の記事、地方議会不要とは一言も言っていないような・・・タイトルと内容が全然合ってないですよ。


人数と報酬が多すぎるって事じゃない?

地方議会に限らず、国会も人数と報酬減らしても良いと思うけどな。特に参議院とか無くしてもいいかも。そうすれば、国会運営費とか議員報酬とかかなり減るしね。

ちきりんさんが問題提起した、
「事件は会議室で起きている」http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100325 
「“何が”問題なのか」http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100328
は地方政界の役割の変化に私達の目を向けさせ、選挙民の私たちはキチンと心すべきことであると思う。

ちきりんさんが言うように地方議員はこれまで拡大するパイをうまく分配する機能があった。それは日本が高度成長し様々な利害関係者が"膨張"し、それらを整理整頓する役割を地方議員に求められたからだ。


しかし、2005年には総人口が減少に転じ、2015年には総世帯数が減少に転じると言う。
日本は今や縮小しているのだ。

その中で地方議員の"乗数係数"は低下しているはずで、そのベネフィットに応じた議員報酬を支払うべきだ、と言う考えは傾聴に値するものであろう。

確かにパチンコ屋・JRA施設・原発施設・米軍基地などの案件を抱えるところでは、"利害関係者"からの議員に対する各個撃破の動きを封じる仕組みを作る必要はあるだろう。
しかし、高年収の保障がそれの解決策か、は議論を重ねるべきだ。


私個人としては隊長や、ちきりんさんに教化されて民度が高まり、高校の時の同級生の市議たちよりも議員としてのスペックは高くなっていると思う。


機会があれば彼らの半額で2倍の働きができるはずだ、と自負している。
 

ボランティアで仕事はできませんから、ある程度の報酬は必要でしょうけど、どのくらいかと聞かれると、よく分かりません。

議員の数減らして、トップの言う事を支持してくれる人だけ必要という事なんですかね。専制君主まではいかないにしても、そうなると、少数が暴走する危険を防げない気がします。一人の王が、良い事だけをやってくれるなら良いんですが、圧倒的にそういう場合が少ないから、多数でやりましょうね、という話に、今はなってきているのだと。もちろん、多数が間違う事もあると思いますけど。
何にしても、権力握ってしまうと、企業のワンマンみたく、自分のやりたい事をやるために、気に入らないヤツを無理矢理排除したくなるんでしょうか。もっとやり方があったでしょうが、そうしなかったのはなんででしょうか。

ちきりんて女じゃないでしょ?

ネット選挙が実現するなら、そもそも議員自体不要じゃね?って感じするんですが…

代議士が法律や予算、政策を国民の代わりに決める必要がなくなる。国民が直接決めることが可能になるから。
税金の使われ方にブーブー文句言うなら、自分で直接使い方に口挟めた方が納得いく行政が実現されるというもの。

タレント議員とか見てると、代議士じゃなくて良識ある国民が直接政治に参加した方がいい、と本気で思う。

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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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