アニメ市場の縮小について→ヲタ市場の飽和と分散

　確かにまとめてみるとこんな感じかなあ。良く出来ていると思ふ。

アニメのビデオソフトの売上がどのように減少しているかをまとめてみた
http://d.hatena.ne.jp/longlow/20100216/p1

●　違法動画うｐ問題

　ファンサブの連中がアホかどうかはさておき、現在では対策は進んでいるものの不充分だ、という見方と、ネットに張り付いて違法動画観て喜んでる馬鹿はそもそも購買力がないので元から客じゃなく影響などほぼなし、という見方とが拮抗、ってとこかな。

　アニメ会社の現場からすると激怒してるところが多そう。といっても当方が見えているレーダーが狭いからかもしれないけど。

●　売上金額

　テレビ放映されているアニメのDVDセールス≠アニメ業界全体のDVDセールスではないのと、DVDが売れても権利者が儲かるだけでアニメスタジオに権利がなければ制作者には100円も落ちないので、あんまりこの手の売上データは関係ないかなとも思う。

　利益率が高いのは劇場版だしねえ。皆さまの嫌いなTBSはけいおんのヒットで支えられています(笑)。

●　総需要とシーズン問題

　あんまり語られないけどシーズン問題は結構ある。どのタイミングでDVDやBD出せばいいのか的な。

　持ち込まれる企画数が減ったとか言ってるけど、零細スタジオが運転資金欲しさに出すクソ企画が減っただけで、制作費の総量はあんま変わってないと思われ。

●　優良スタジオとその他大勢で分けようぜ

　京アニとかシャフトとか良作をコンスタントに出せるスタジオや、マッドみたいに劇場や海外にシフトしていったスタジオと、上流に居る東アニとか局とか、さらに吹き溜まりのようなゴミ箱スタジオは分けて統計取るべきだと思う。

　このままだとバイクも軽もトラックも全部合わせて「車」、って以上にフライパンとかラジオとか混ぜて「鉄製品」っていう括りになってしまいそう。経営企画的な見方をしすぎですかそうですか。