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2010.01.12

小沢さん4億円入金関連で官報掲載を騒いでる微妙な奴らは何なのかな

 まあ、紛らわしいというのもあるけど、検察リークなど関係なく、実際に目で検分できる話なので、公務員の守秘義務とか明後日の方向から検察批判をしている人は何らかの背後関係があるんじゃないかと疑ってしまいますね。

 朝日新聞の図が分かりやすいので参照においておきますが、官報に掲載されているのは図にある資金の流れの(6)にあたる部分です。その前の時系列の(1)でなされた資金流入(陸山会への貸付)の意図や性質を糊塗する目的で、新たに(6)の資金が入金され、これが偽装だと問題になっているので、官報に掲載されていて当たり前なんです。

土地購入の原資隠しか 小沢氏団体、銀行経由で4億円
http://www.asahi.com/politics/update/0110/TKY201001100256.html
http://www.asahi.com/politics/gallery_e/view_photo.html?politics-pg/0111/TKY201001110093.jpg
Ozawa_money100112

 良く分からない人は、こう考えてください。

「小沢一郎さんは、自身の政治団体に4億円を振り込み、団体から4億円を返済され、団体に4億円をまた振り込みました。官報に掲載されているのは二回目に振り込んだ4億円で、一回目の4億円は、支払われた時期も金額もイマイチはっきりしません。こちらは官報に掲載されておらず、問題になっております」

 だから、官報に小沢さんからの4億円の入金が掲載されていたとしても、問題の本質にはあんまり関係ありません。でもまあ、誤報じゃないのは事実ですなあ…。

 なぜか永田町異聞でも、同じネタ元から話を聞いてきたのか、バッチリ間違ってます。うーん、ここまで来ると、いま問題として問われている小沢さんの陸山会との資金移動の何が違法と思われているのか、世間ではあまり理解されていないということになるのかもしれません。「永田町異聞がいけない」というのではなく、というか、各ネット媒体がいちいち官報突き合わせて帳尻を読み解くなんて活動をするはずもなく、結果として官報に載っているから小沢さんがシロだという稚拙な印象操作をせっせとやっている人がおったんではないかと妄想するわけです。

 単に金額が一緒なだけで、性質も使途も時期も全然違うものです。というか、しょっぱなの入金が10年以上前とか、自民党離脱したときじゃないかとか、そういう方面のミステリーだと思います。

「小沢貸付4億が不記載」という誤報の拡散を憂う
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10430206343.html

 しかも、マスコミがごく当たり前のように突き合わせして報じている内容を、何故だかマスコミのミスであるかのように語られたり、逆に検察のリーク批判になったりしてますけど、小沢さんの土地取引を巡って後援会や政治団体がおかしな資金移動をしている件は随分前から知られていたことだったと思うんですよね。

 山岡俊介氏のストレイドッグも巻き込まれて大誤報気味。「これが本当なら、検察のシナリオは大きく崩れかねない。一体、何が起きているのか!?」って何も起きてねえだろうよ。といっても、課金してないから本文読めてないんですけれども。東スポ方式に、肝心の記事部分でしっかり誤報であると指摘していることを希望します。

小沢一郎政治資金規正法違反疑惑に驚愕の新事実ーーキチンと記載されていた!? 小沢氏個人からの4億円借入
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2010/01/post-4539.html

 ついでにいうと、「小沢一郎の陸山会」と「小澤一郎」とは結構不思議な契約書を結んでいるのは、つとに知られているところです。元記事が魚拓にしかなってないので、こちらをご参照。

当時の記事 小沢代表、事務所費を公表…秘書宿舎建設に3億7千万
http://megalodon.jp/?url=http%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Fpolitics%2Fnews%2F20070220it12.htm&date=20070221021149

[引用]また、陸山会と小沢氏の間で「小沢氏個人は不動産について何の権利も有さない」との確認書を交わしており、これも合わせて公表した。

 もうロジックとしては分かると思うけど、小沢氏の政治団体である陸山会の物件なのだから、小沢氏の個人資産ではなく、私服を肥やしている形には当たらない、という弁明に等しい内容になっております。確かに、個人の政治団体はその個人のものではない別の人格なのだから、何の権利も有さないという契約があれば問題追及は逃れられると当時は考えたのだと思います。

 この確認書が有効であるかどうかは、本件が立件されたとき、裁判所が判断することなので第三者的には何も言うことができません。ただ、一般的な理解でいくなら、印紙も貼られていない、同一人物同士が交わした確認書であり、公正証書もない代物がどこまで有効であるかは何となく察しがつくかなと。

 で、振り出しの4億円については、出所が小沢さんの奥さんの個人資産という説明になっておるようです。「タンス預金だと思う」とか訳の分からん説明を石川さんが何故したのか、とても不思議に思うわけですが。

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Comments

よくよく考えてみれば、官報にもあたらないで誤報を流す記者なんてあんまおらんよなぁ。

国民は政治に対して無関心状態になっているんじゃないかな。もっとダメにならないと・・・

取材されている人物が少なすぎるような。名前がいくつもでてきてよさそうなのに、金の数字しかでてこないね。だから、何にもないんじゃないの? 一番得したのは誰なのさ?

今週は久々に秋葉原の近くで肉体労働だ。労働者のマインドと雇っている側の状況をチェックしつつ、秋葉原の景気ウォッチしてこ。

ま、なんだかんだ、日本は平和で、結局、孤立して、鎖国して、出島みたいな小さな地域で、グローバル経済に参加して、国内経済とは切り離して、いきていくんじゃないかなぁ。

ということは、自民党と民主党で関が原の戦いののち、大連立幕府ができて、のんびりやっていくんだよ。

それにしても、朝鮮人に地方参政権を与える民主党のメリットが全く分からないのですが・・・。なんであんなに必死なんでしょうかねぇ。

そりゃ小沢自身が在日だからでしょ。

たかが四億円だけどな。
たぶん、警察が政治に金の流れから介入する事に危機感を抱くような奴らが逆プロパガンダを出してるうちに、それを本気にしちゃった自覚のない模倣犯たちがワイワイと馬鹿みたいに騒ぎ立ててこんな事態になったんじゃない?
結局、ネット上で群れてるような"コメント"は、それを眺めてるだけの大多数の人たちから見て、馬鹿みたいな反面教師なんだろ。だから、この流れが続くと自民党がネットで好感度を落としたのと同じ理屈で、小沢の信用度も堕ちるんじゃないかな。

検察の政治介入動悸が何やらいかがわしいという事のほうが、個人的には大問題だと思うんだけど。しかし、小沢の方にも早めに失脚して欲しいので、これは軽いジレンマですなあ。

>地方参政権を与える民主党のメリット
民潭の金、ついでに中国人の金

>説明つくそうですけど?
ほんとに?まあもう頃合だから言っておくけど
嘘で嘘を糊塗しちゃうと結局は破綻と言う結末しかない。
言質取られるのが嫌で小沢被告(まだだっけ)は
忙しいとか言って逃げ回ってるんでしょ。

ブログ主さん、政治資金規正法を読んだことあるのかな? 今回、何が問題で、どの条文に違反する可能性があるかを把握しているの?
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO194.html

マスコミが報じる曖昧な情報をベースに書き散らすのもいいけど、マスコミの奴らは簿記とか仕訳とかさっぱり分からずに記事を書いているから、そこら辺を割り引いて見る必要があるんじゃないかな。

>良く分からない人は、こう考えてください。
ははは。当事者でもないし、公式発表も出ていない段階で、凄い凄い。(ジョーク?)

家宅捜索入ったし、今後とも気合を入れた『分析』を期待しています。

↑アホがいるな

>ブログ主さん、政治資金規正法を読んだことあるのかな? 今回、何が問題で、どの条文に違反する可能性があるかを把握しているの?

政治資金規正法の不実記載(第24条の2)でアウト。外部からも確認できる。

ただし、これは突破口。他にも摘発できる内容は第三者でも確認可能。

↑アホがいるな

>ブログ主さん、政治資金規正法を読んだことあるのかな? 今回、何が問題で、どの条文に違反する可能性があるかを把握しているの?

政治資金規正法の不実記載(第24条の2)でアウト。外部からも確認できる。

ただし、これは突破口。他にも摘発できる内容は第三者でも確認可能。

2年位前に小沢が公開した、「陸山会の小沢一郎」と「小澤一郎」が交わした確認書。
それと同時に公開した世田谷の土地の書類には
「陸山会代表・小澤一郎」と記載してあって、
小沢本人もちゃんと分かってないんだろな、と思った次第。

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    やまもといちろう

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    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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