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2009.06.30

おい中川淳一郎。ちょっと待て。何だそのクソサイトは

 名著『ウェブはバカと暇人のもの』に感動し、その著者中川淳一郎氏が経済紙傘下なのに倒産まっしぐらという絶妙なポジションで映える日経BPのサイトでモノを書いたというので見物に逝ったのであるが、なかなかいいことを書いてるのに感銘を覚え、先にエントリーを書いたのが以下です。

「ウェブはバカと暇人のもの」中川淳一郎氏の迎合発言を糾弾する
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2009/06/post-f70b.html

梅田望夫氏の「残念発言」はもっともだ
「ネット敗北宣言」の本当の意味【1】
http://www.nikkeibp.co.jp/article/nba/20090624/162684/

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書) (新書)
http://www.amazon.co.jp/dp/4334035027

 あらすじはともかく、著書はネットの現実がいかにうんこであるかを力説した良書であって、実感するものではあるけれども、中川氏が責任編集をしているというアメーバニュースというのは訪れない日々が続いておりまして。

 で、某誌編集者から「どうですか」という照会があってアメーバニュースを観に逝ったんですが… 何ですかこれ。酷い有様です。ニュースサイトというには凄まじい脳筋ぶりで、ニュースの一本一本が知力ゼロの脱力感溢れるどうでもいい記事の列挙じゃないですか。そりゃ馬鹿と暇人が集まる仕組みになっているわけですよ。

 読者にそれなりの社会経験と読解力を要するジャンルのひとつである、「経済」でどんな記事がラインアップされているかを見てみると一目瞭然です。これは凄い。

日刊アメーバニュース 経済
http://news.ameba.jp/cat/economy/

ぺ・ヨンジュンの2500円弁当 第3弾発売
http://news.ameba.jp/economy/2009/06/40771.html

<寸評> 経済ニュースのヘッドラインがこれ。しかもデジタルアドベンチャー。国枝さんがおったところやがな。どうみてもフロントです。大丈夫なのか。記事の中身もハシラも。アメーバ読者の経済記事のトップがペヨンジュン弁当。絶望的。お前ら皆喰うの、これ。つか、芸能記事じゃないの。え、経済。どうなの。ねえ。ちょっと。

読売巨人軍創立75周年記念 AKB48が応援隊結成
http://news.ameba.jp/economy/2009/06/40831.html

<寸評> くたばれ読売の東京音頭で有名な、栄光ある読売巨人軍と、ヲタの聖地を勘違いした伸び悩みの代名詞であるAKB48がコラボというニュース。これが経済二本目であります。力強い。どこがどう経済。経世済民の語義はどこに逝ったのか捜索願を出したい気分になれる絶品ニュース。これも芸能では。

モバゲー ルイ・ヴィトンのゲームを期間限定配信
http://news.ameba.jp/economy/2009/06/40779.html

<寸評> ゲーム配信のニュースが堂々「経済」カテゴリーで掲載。モバゲーとルイヴィトンという、かけ離れた2つのキーワードの醸し出すこの凄まじいインチキ臭さが化学反応をしてサイト全体の品位を微妙なもんに仕立て上げております。これはエンタメだよね。違うの? 経済? 何で。どうして。誰がこんな酷いことを。

「大仏もっこり」の発売に東大寺が抗議 販売終了
http://news.ameba.jp/economy/2009/06/40754.html

<寸評> 神社仏閣相手に不謹慎グッズという悪ノリが新聞沙汰に昇華するという面白ニュースですが、これも経済なんですか。どっちかっていうと経済からもっとも遠いタイプのニュースだと思います。どう考えても大仏もっこりの宣伝になってしまうという東大寺に対するセカンドレイプなんじゃ。

カップ麺「すぬーどる」発売 かやくには隠された秘密
http://news.ameba.jp/economy/2009/06/40540.html

<寸評> 「他に経済ニュースとして報じるべきものがあるだろう」という抗議の心さえ挫く驚愕のカップ麺の具に関する記事。隠された秘密じゃねーよ。小市民的ミニマムとは概念的にも別な、絶妙な脱力感を味わうには最適なニュース。これはもはや報道ではない。

「ご飯の友」一番人気は海苔、納豆は2位
http://news.ameba.jp/economy/2009/06/40109.html

<寸評> 知るかそんなもの。それでも経済カテゴリーの記事です。ダイナミック! そして、記事中に引用されているニュースソースは、なんと「痛いニュース(ノ∀`)」。おかしいだろ。いみじくも「アメーバニュース」を名乗っていながら、どんだけクソ記事作れば気が済むんだと発狂も辞さない読者続出が予想され、危険が危ない。

 このように、トップページから経済関連記事を一覧しただけでどれだけ馬鹿や暇人を釣るために日夜精励しているのかが手に取るように分かる内容であり、ニフティが誇るデイリーポータルZよりも壊滅的な状況に陥っているアメーバニュースはいろんな意味で予後不良と思います。デイリーポータルZの脱力系記事の代表作と読み比べると分かるかと思うんですが、デイリーポータルZはそれ相応に記事として成立し、己の内にある馬鹿があることを書き手が前に出すことがコンセプトになっている。これに対し、アメーバニュースは相手が馬鹿である前提で「馬鹿なんだから、このぐらいの記事を読ませておけば文句でねーだろ(藁」という態度がはっきり見て取れるところが偉大なのであります。

例) デイリーポータルZ 毛とモはどっちが楽天か
http://portal.nifty.com/2009/04/16/a/

 いやー、中川淳一郎氏が凄いかっちょいいこと書くから、きっと凄いニュースサイトを運営してるけどアメーバは馬鹿ばっかりだからどうしようもないねハハッという状態かと思いきや、読者と共に馬鹿になり、やがて己の中で馬鹿度がすくすくと育ち、読者を上回り、読者の半歩どころか跳躍した馬鹿を会得して先陣を切る馬鹿ニュースサイトとしてアメーバに君臨していたとは知らなかった。

 サイバーエージェントごと潰れちゃえよ馬鹿。

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Comments

寸評www

とりあえず俺はそんなサイト見に行かないからwww

バカと暇人しか見ないようなサイトを作って、ウェブはバカと暇人しか居ないと喝破する中川淳一郎はロックだ。sad

べつやくさん可愛いんだけどイラストの通り足が太いんだよな

私は、
例) デイリーポータルZ 新しいコスプレ
http://portal.nifty.com/special05/08/18/
の方が好きです。

期待はして然るべきなんだと思う。発言ができなかった存在が発言する機会を持ち得ることができるのだから。

しかし現状は、土人が解放され結束し第三世界を構成するかと思われたところ、エログロナンセンスに走るわ内紛反目しあうわ。価値がある発言を届けているのは、公衆に伝える術が無かっただけの専門家達→α風呂。っていうか彼ら、半径50m内では既に一家言を持ちえた存在。勉強不足で自分が知らないだけかもしれないけど、日本のエリック・ホッファーなんてネットにはやっぱりデビューしてない。

んじゃ無理かなとか思いつつも、商業主義的でない側面での何かしらの新しい総括は欲しいしとか思っていたら、文学理論あたりの学生や学者がgeek達と交りながらやれば面白いのにとか考えた。今の状況なんて、まるでポスコロ。土人は差し詰めサバルタン的存在と言い換え可能かも。
でも矢鱈と言葉遊びにかまけて面倒な人種ではあるし、得てして彼らはネッツを毛嫌いしていたりもするから無理かもしんない。状況説明は上手いんだけど、解決策は見出す能力が低そうな、中川(小作農)と一緒かも。

難しい。

バカと暇人しか集まらないサイバーエージェントごときのアメーバニュースと由緒正しいニフティのデイリーポータルZと比べるとは何事なんでしょう!

>己の内にある馬鹿があることを書き手が前に出すことがコンセプトになっている。

ニフティは常に己を空しくして、会員のためにつくすことをモットーとしているのです。この基本姿勢を忘れていたのがSYSOP連中でした。よって全員解雇(契約破棄)しミクシィに追いやりました。

サイバーエージェントくたばれ!
ミクシィくたばれ!
ニフティ~\(^-^)/バンザーイ./( )\モヒトツ\(^o^)/バンザーイ
2ちゃんねる\(^_^)/ばんざーい..(/_^)/なしよっ
happy02

富士急ハイランドに高さ59mの回転ブランコ「鉄骨番長」

http://news.ameba.jp/economy/2009/06/40845.html

これは恐そう。もう少しタイトなネーミングはできなかったものか。

富士急ハイランドに高さ59mの回転ブランコ「鉄骨番長」

http://news.ameba.jp/economy/2009/06/40845.html

これは恐そう。もう少しタイトなネーミングはできなかったものか。

「ネットは馬鹿と暇人…」の本を褒める人はいったい本気か?何がどうしちゃったんだろうと常日頃疑問だったのですが、なるほど、アメーバニュースを見たことないってことなのかもしれないですね。

アメーバニュースなんか誰も興味持たないんだから、記事なんかどうでもいいんだよ。
若者のファッションに苦言を言うババアの下着がラクダ色だった、という程度の話。

朝日新聞を叩いている連中が、
j-castのニュースは鵜呑みにしちゃうんだから、
『ウェブはバカと暇人のもの』というのはある意味正しい。

「経済」といいながら、食べ物の販売の話と株価の話だけ。これでニュースとは恐れ入った!!
 すごいね~~

長期間運営していく中でアメーバーニュースが
「馬鹿と暇人にしかみられていない」と分かって
そのレベルに合わせて自サイトも馬鹿になっていった
ってことだと思ってます。
擁護するわけじゃないけど
啓蒙とかしても無駄ってわかったって1冊じゃないんですかね。

そもそも馬鹿相手のニュースサイトですから、
中の人が本当に馬鹿でも戦略的には正解かと思います。
記事中からも隊長がそれを理解している事をうっすらと窺われますが。
寸評、面白かったです。

山本一郎とアメーバニュース
正にウンコの山の大将が対決!
バカと暇人には見ごたえあるな

いっそのこともう一方のネット界の汚物箱
J-CASTが参戦すれば、オモロイ訳だが

学級新聞だな

な、なんという矛盾・・・。

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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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