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2009.06.24

つりぼり☆オープンソース (追記・誤読謝罪あり)

 先週は各地で釣り堀日和であったようで、読みきれないほど各地で釣り三昧だったみたいです。

梅田望夫にオープンソースを語るなとガツンと申し上げたい
http://d.hatena.ne.jp/higayasuo/20090618/1245292543

 今回取り上げるのは、ひがやすを氏の労作。dankogaiやKNN神田まで出没する百鬼夜行の釣り堀案内は以下まとめエントリー参照。

梅田望夫オープンソース騒動まとめメモ
http://d.hatena.ne.jp/yappo/20090618/1245299768

 コトの発端はこちら参照だが、言葉尻は多少強いものの、概念の違いやOSSに対する関わり方、知識のあり様、知らない人への対応といった、事案の説明という点では満点に近い内容で面白く、必読です。

梅田望夫さんはオープンソースを不当に貶めている / M. Mochio Umeda injustement diminue le crédit de l'Open Source.
http://kazuhiko.tdiary.net/20090519.html

 論旨としては、最後はやっぱり梅田望夫氏に対する苦情で終わっているあたりがポイント高いかなと思えます。梅田氏が噛み付いたひがやすを氏のログは魚拓になっておりますが、TBSから免許皆伝受けられるほどの見事な内容操作であり好感が持てます。

[原文]梅田望夫にオープンソースを語るなとガツンと申し上げたい
http://s01.megalodon.jp/2009-0618-1234-51/d.hatena.ne.jp/higayasuo/20090618/1245292543

 そりゃ梅田氏は怒ってもしょうがないですよね。かなり意図せざる改変があったようですので。問題は、釣り堀に餌として登場してしまった軽率さだけだと思うのですが。その後の流れは上記まとめログを読んでいただくとして、一連の釣り堀を見るにネット界隈の梅田氏本人に対する複雑な心境というか、梅田「的」なものの否定はコンセンサスになっているものの、集魚灯のようなマーカーになってしまっているのは非常に残念であります。

ギークな人達が梅田さんをdisる唯一の理由
http://d.hatena.ne.jp/dkfj/20090620/1245518103

 たぶん、梅田氏をdisる理由については、geek側としては状況証拠がフルハウスなので、梅田言説によって変な誤解を知らない人にされるよりは、きちんと反論しておいたほうが良い、というスタンスなのだろうと思います。一方で、分裂勘違い君劇場がまた名文を上げていますけれども、ここでも梅田氏の残念発言がモチーフに使われています。この使われ方は、大変特徴的ですね。

ネットの炎上は人類進化の必然で、健やかなる新時代を拓く鍵かもしれない
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20090621

 彼の文章は長いけど論旨は明確で、読後の議論は分かれるかもしれないけど正論です。それはいいのですけど、梅田氏が完全に「記号」になっちゃっている。何の記号と私が思っているか、は想像に任せます。でも、経緯はともあれ、fromdusktildawn氏ははっきり「自分の会社が作っている断頭台に、自分の首を切断された梅田望夫氏」と書いている。(欲を言うならば、梅田氏の功績を認めつつも、時代に置いていかれて結果として自らの言動で断頭台に上がった梅田氏の考察をfromdusktildawn氏にお願いしたかった…)

 これ、ある意味でネットの閉塞感や商業偏重に対するネット社会が持つ固有のフラストレーションなんじゃないかとも思うんですよね。fromdusktildawn氏は西村博幸氏を持ち上げているけれども、本来なら、次なる思想やムーブメントというものが、商業的なもの以外で出てこなければいけないタイミングだよね、というマグマというか暗黙のコンセンサスがあるような気がするのです。このあたりは、私はfromdusktildawn氏が可能なら、dankogai氏とガツンと議論して欲しいところなのですが、それは本論から外れるのでさておき。

 ネットで、梅田氏への考察が深まり、言動の問題点がより核心を突くたびに、結果としてネット社会への考察における「梅田望夫問題」そのものが、オープンソース化していっているものと言えると思います。

 で、梅田氏への擁護をしているネットでの意見もまた、多少しょんぼり気味の内容なのが拍車をかけていて、論理的梅田支持が、一方的に梅田批判に押されてかき消されてしまっている状況は指摘できるでしょう。例えばこれ。

かみつく相手が違うのでは 15:15
http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20090618/1245363356

 一通り、今回の梅田騒動のログを引き、議論を展開しておきながら、最終的に「お前らの議論は建設的でない」と切り捨てて、「「ネット的なるもの」を潰そうとする見えない敵のほうが強いんだから」とか書いてあります。なんだこの馬鹿は。話を混ぜ返すんじゃない。だいたい、誰だ、「ネット的なるものを潰そうとする見えない敵」とやらは。建設的に話せ。こっちこそお前らの問題だ。カリフォルニアが破産する前に教会逝って悔い改めて来い。

FTC plans to monitor blogs for claims, payments
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/06/21/AR2009062101107.html

 梅田擁護の質の低さは、彼のポジションがハイソでハイブロウだからというわけではないと思います。最後にひがやすを氏がまとめとなるエントリーを書いていますが、大漁旗を掲げてのちに、まるで痛んだ地引網を縫い繕うような内容であり感動的です。

海部さんと梅田さんに知って欲しいオープンソースの三つのポイント
http://d.hatena.ne.jp/higayasuo/20090619/1245401284

 結局、これが本論だとするならガツンと言われた梅田氏は釣魚の餌としての機能に過ぎなかったのかと思いました。

(追記・お詫び 25日 00:15)

 今日帰り道に気になって、関連ログも含めていろいろ何度も読み返したのですが、一読して馬鹿なことを書きやがってと読み捨てていたid:michikaifu女史の記事を何度か読み、半年ほど過去に遡って読み直してみると、きちんと立場に沿った論理だった記述だったことが分かりました。というか、仰る趣旨がようやく理解できました。

デジタルがもたらした夢の時代の終焉 21:20
http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20090323
ネット維新派支持宣言 17:10
http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20090511
梅田氏と「アテネの学堂」 11:02
http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20090603
医薬品ネット販売についてのパブリックコメント書きました 13:56
http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20090513

 脊髄反射で罵倒して馬鹿を晒してしまったのは、私のほうだったようです。上記の感想一部は撤回したうえでid:michikaifu女史に謝罪いたします。申し訳ございませんでした。


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Comments

「もっちーお兄ちゃん大好き」

まで読んだ。みんなツンデレだなぁ。あるいは、フロンティアと思っていたところが貧者の巣窟でしかないことが判明して、内輪もめが始まったくらいにしか傍目には見えないな。moneybag

「梅田望夫に~」まで読んだ

長文エントリのところ申し訳ないが、正直どうでもいい話すぎる

アホ梅田ははいぱあえすとれいやとか知らんのやろうな

隊長はじめ、みんな笑っているけど、オープンソース界隈では一時期ガチにムカついていたんですよ

でも隊長にこう書かれると本気で笑い事に見えるから困る

> ネットで、梅田氏への考察が深まり、言動の問題点がより核心を突くたびに、結果としてネット社会への考察における「梅田望夫問題」そのものが、オープンソース化していっているものと言えると思います。


声出してワロタwwwwwwww
妙な表現すんなwwwwwwwwwwwwww

>「梅田望夫に~」まで読んだ
>
>長文エントリのところ申し訳ないが、正直どうでもいい話すぎる

超絶同意
どうでもいい内容だし、要約されて無くて読めないwwwwwww

>「梅田望夫に~」まで読んだ
>
>長文エントリのところ申し訳ないが、正直どうでもいい話すぎる

超絶同意
どうでもいい内容だし、要約されて無くて読めないwwwwwww

ハテナばかり読んでると
馬鹿になっちゃうぞww

あいつらアクセス数稼ぐためなら
なんだって書くからなww

むしろ、増田ばっか読んでると
人格が破壊される

現場で開発してる立場からすればそれどころじゃない議論

現場で開発してる立場からすればそれどころじゃない議論

>fromdusktildawn氏は西村博幸氏を持ち上げているけれども、本来なら、次なる思想やムーブメントというものが、商業的なもの以外で出てこなければいけないタイミング

糸柳和法氏という方が個人的に凄く面白いです。

>fromdusktildawn氏は西村博幸氏を持ち上げているけれども、本来なら、次なる思想やムーブメントというものが、商業的なもの以外で出てこなければいけないタイミング

糸柳和法氏という方が個人的に凄く面白いです。

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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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