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2009.05.27

佐々木俊尚(仮名)「週刊文春(仮称)の西木(仮名)は死ね(比喩)」

 佐々木さんが頑張って書いておられる。掛け値なしに、名文だと思う。

週刊誌記者の取材に心が汚れた
http://japan.cnet.com/blog/sasaki/2009/05/26/entry_27022642/

 一応、遠巻きに見ている限りでは、だけれども、週刊誌記者がどうという一般的なことよりも、電話取材した記者がたまたまそういう個性の持ち主で鳴らす豪腕だったんだとも思うんだ。彼をもって、週刊誌記者が全員豪腕だとされるとまた微妙すぎる気もする。

 そういう意味では、ライブドアの面白告白本を書いた面白公認会計士もそうだったし、堀江さんが本で名指しで書いたテレビマンもそうだし、一方から話を聞いてその気になってその方面のスター記者と勘違いした朝日系の某氏大物というか動物記者もそうだった。最後のところは受け取り方と最高裁の判断次第といったところかな。

 ただ、本筋としてはライブドア問題自体が時代の総括としてIT関連企業のストーリーの終わりになったこと、加えて、市場における株価操縦とマネーロンダリングの問題は、引き続き問題になってる。堀江個人がどうであったかとか、正直風化しているから、最高裁判断が出ても出なくても世情的に注目されないってだけだと思うんだよね。

 後半は、佐々木さんらしいメディア権力変遷論みたいになってて、勉強になった。良く考えると、前段の週刊誌記者の誘導質問話と、後半のテレビマンユニオン話とは論理的に何の関係もないけどな。

 取材過程がシナリオどおり、という点では、検察批判も検察のシナリオどおりに取り調べて… という点とダブる部分はある。でも、マスコミ人や論述家に限らず、ただダベって終わるビジネスではないのだから、必ず落としどころを幾つか考えて人と接する必要がある。結論を出さなければならないし。だから、仮説を立てて、その通りに取材したり捜査したりする。取材方針や捜査方針って奴だな。

 テレビマンユニオンの話に繋がるけど、それが商売の仕組みに組み入れられたら、そのときどきの人の思いやら価値観やら理想やらなんてものはすっ飛ばして、生身の人間が算盤弾く局面が来るんだろう。佐々木さんはその足枷から抜け出て、この手の書き物で飯が喰えるだけの才覚持ち努力を払ってそこにいる。まだ毒されていない。特定のネット企業から金を貰って有利な記事を書くような仕事はしてない。だから、後ろ指指されずにこういういい記事が書ける。

 そういうことでいいじゃないか。


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Comments

結局、よくある「正義の報道」と「商売」の間でバランスを取るマスコミの問題に終始しますよね。

大衆がそれをよく把握することで解決すると思うんですが、
日本は戦前から放置しているから・・・。

民主党が政権をとったらやはりマスコミは批判しつづけるのだろうか。それでも大絶賛をするのだろうか。見ものだね。。。

相手の手がどういうのかよくわかっているのに、ああいった対応しかできないなら、子供っぽいだけなんじゃないの。どうして、逆手をとって、相手をギャフンと言わせられないのかね。そのぐらいの大人としての力を持たないと、最新の情報を提供してくれる仲間とかできんでしょ。

あと、週刊誌は新聞以上に売れなくなっていく?? 運命づけられているのだろうし、なにも、ネットの人に取材したって得られるもんはないと思うけどな。ネットの人は、ほとんど傍観者で、現場には立っていないのだから。ネットとは無関係な人に聞けばよかったのに。だいたい、ネットの人に情報を流すわけないじゃん。ネットからこぼれ出たらアウトなんだから。グーグル様の検索に乗ってキャッシュされでもしたら、ね、そうでしょ。

さてさて、情報はどこに集まっているんでしょうか。それとも、ネットは見限られているのかもよ。情報をオモチャにしかしないから。たぶん、本格的な、スパイさんが日本でも生まれるのだろうな。プロの探偵が成立つのかも。とにかく、ネットは信頼度が落ちるばかりだろうな。当然、くだらない情報しかネットにはなくなるっていうことで。

光あるところに陰あり。誰かが踊っていられるのなら、踊らしている人がいるんだろうしな。本人は、わからないよね。踊っている人を取材して、何の意味があるんだろうか。昔のネットは、陰だったけど、今じゃ、陽のあたりすぎ。検索って、迷惑だよね。政治的には。オープンな情報なんて、ストリーキングだしな。

まぁ、真相漢の携帯向けのメールマガジンあたりは、新しい、陰の情報網にはなりそうな気がするけどな。画面が小さいから、最初は雑誌と混みなのかもしれないけど。まずは、携帯のホームページは読みにくいみたいだし、BBSタイプも野次が混ざると読みにくいし、そのあたり改善できる若い天才プログラマーが現れればいいんじゃないかな。携帯ユーザーからの情報提供も大きいだろうし。金がちゃんと動けば、情報はそこに流れていくんだろうね。

タイトルで水道水吹いたwww

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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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