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2009.05.28

巨大帝国楽天に挑む、孤高のレジスタンスGIGAZINEの戦い

 GIGAZINEがアホネタで楽天の拝金主義に立ち向かっており、その真偽はともかく勇気というか蛮勇には惜しみない拍手が送られております。

楽天、利用者のメールアドレスを含む個人情報を「1件10円」でダウンロード販売していることが判明
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090527_rakuten_csv/

 楽天に出店している店側が受注情報をダウンロードするのに、楽天が一件10円の手数料を取ってるという、「他の会社だったら当たり前のサービスだから、だいたい無料なのに。楽天はそこで金を取るか死ね」というだけの事例です。この時点で楽天は不愉快というのは分からんでもないですね。

 これをGIGAZINEが取り上げると、「メールアドレスを含む個人情報をダウンロード販売している」というGIGAZINE変換。凄い。たぶん、あまりその手の実情は良く分かってないのでしょう、彼らは。まあ、楽天のやり方が不愉快だというのはいいけど、ちょっと中身が大幅に変わっているような。でも相手が楽天だからよしとしましょう。反論はこの辺に書いてあるのでご覧くだされ。

GIGAZINEが「楽天が個人情報を1件10円で販売している」と全力で飛ばし記事
http://digimaga.net/2009/05/oops-gigazine-said-rakuten-sells-personal-information.html

 そんで、むしろ問題となるのはスパムメール業者に楽天の顧客情報が流れてるんじゃないの問題。

楽天市場から個人情報がスパム業者に流出か、実名の記載された迷惑メールが楽天でしか使っていないメールアドレスに届き始める
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090527_rakuten_spam/

 こりゃスパム業界でも結構重要な話なんだろうと思うんですが、詳細はまだちょっと分かりません。もっと痒いところまで調べて書けよGIGAZINE。配信元が逃げちゃうだろ。

 一応、楽天グループ内にはO-Netがあったりしますが、一般論ですけどそれ以外のネット上場企業でも出会いそのものではないにせよそれに近しい個人向けサービスを実施しているグループ企業はあるのかもしれません。どこまでを利用規約で言う「グループ」とするかは分からないけど。

 また、GIGAZINEが記事で書いている通り、過去の情報流出事件の影響で、過去の顧客データがスパム業者に回って、これ向けにリスト配信されている、というのはあるかもしれません。ただねえ。昨今のスパム業者は、そういう足の着きやすいリストを使って配信するのは嫌うんですよ。今回、出会い系サイト規制法の適用会社でこんなスパム流したら、簡単に摘発されかねません。未成年のデータも含まれる可能性があるわけですから。

GIGAZINE「赤字でも好きだからやる」 変化するニュースメディアの生態系
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT11000021052009

 この藤代さんの記事とか読んでると、心情的には「壁に投げられる卵」の卵を応援したいと思いつつ、どう考えても壁に自分から飛んでってるだろその卵。そのままGIGAZINEが倒れるまで楽天との泥仕合を希望してやみません。


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Comments

某所ではクレカ情報まで漏れてるとかいう話に発展してるよ。
楽天カードが自分のクレカ情報漏らすってなんてビジネス。

GIGAZINEが楽天叩きたい製薬業界筋から金貰ってやってるということはないんですかねえ?

GIGAZINEが楽天叩きたい製薬業界筋から金貰ってやってるということはないんですかねえ?

個人情報流出事故をやった時に「もう店舗側にメアドは公開しません」とリリースしちゃった点との矛盾を突かれているのでは?
リリースしたお約束に何か留保は付いてたのかな。
それなければ楽天悪いよね。

某社みたいに最初から事業内容に「顧客情報の販売」みたいなことを書いておかないからこんなことに

「とにかく売りましょう!」 楽天、加盟店にマスク買い集め奨励…「モラルなさすぎ」「邪道の邪道」と非難の声も
>http://newtou.info/entry/1311/

コンビニと薬局と楽天がもめてんのに製薬は関係ねえだろ

普通の人は飽きるもんで、ブログとかも飽きられてきている表れで、必死に受けるためのネタを、どこもかしこも、大変だな。困ったもんで、上質になっていかないあたり致命的だね。コメントをとりあげて、はてぶで人気エントリーにのったり、なんだかな。まぁ、そのうち、ネットタレントとして、隊長とかが、どこぞのプロダクションが囲い込むのかも。隊長は、ネット界のタモリかなぁ。もう、ずーーーと、ネットにいなければならなかったりして、藁。とにもかくにも、ネタがくだらなすぎる。どうせくだらないのなら、テレビを見習うということかも。今でもジジババに人気な、昔の水戸黄門とかさ。そのうち、マジに、ネットで水戸黄門を再放送とかはじめんじゃないか? そうすれば、ジジババがどっとネットにやってくるだろ。いつでも水戸黄門が見られるならさ。専用パソコンとかできるんじゃないか。しょせん、時間つぶしなんだから。ブログも無理せず、自分の昔の記事を全部隠して、ときどき小出しにすれば、それで充分なんだよ。

しかし記事に付けられたコメントを見ると、ネットの世界もいわゆるマスゴミがやってる”間違っててもユーザーの受けが良ければ何でもやる”が通用するようになったんだなーと印象深い。(このブログでリンクされている記事にもGIGAZINEはアクセス数第一って言ってるしね)
少なくとも日経BPの記事に関しては楽天は「秘匿できるようにする」と言っていて、実際そうしている。「もう店舗側にメアドは公開しません」は記者の付け足しだって推測できないような人でも発言権が認められているのがネットの良いところですね。(楽天は最初から公開しない気はなかっただろうからそういう言い切りはしていないと読み取るのが妥当)
ユーザーが賢くならなきゃマスゴミは無くならない。

メアドは店舗側で見れるよ。
CSV化して情報まとめたのは確かに買わないといけないけどね。

今後楽天でのお取り引きにつきましては、個人情報のうち、クレジットカード番号、メールアドレスが店舗側では見られなくなります。
と楽天自身がニュースリリース出してます
http://www.rakuten.co.jp/info/release/2005/0801.html

楽天がやることやってないんだから、楽天悪!になるのは当然。

>少なくとも日経BPの記事に関しては楽天は「秘匿できるようにする」と言っていて、実際そうしている。

そうしていない、ってGIGAZINEの記事でも明らかにされてますよね。

>「もう店舗側にメアドは公開しません」は記者の付け足しだって推測できないような人でも発言権が認められているのがネットの良いところですね

楽天自身のプレスリリースですよ。
http://www.rakuten.co.jp/com/faq/information/20050802/
>今後楽天でのお取り引きにつきましては、個人情報のうち、クレジットカード番号、メールアドレスが店舗側では見られなくなります

Gigazineの中の人はもとライブドアの人。
今も堀江隆文を全力で支持している。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090302_horiemon01/

Gigazineがアンチ楽天に走るのは、「宿敵」の信用を失墜させるのが目的なのかもしれません。

>どう考えても壁に自分から飛んでってるだろその卵。
こんなかんじ?
http://www.youtube.com/watch?v=_TldVbUWPUQ

RSSをネタに自動生成されたスパムブログの大多数は、楽天とアマゾンのアフィリエイト目的。
著作権侵害商標権侵害等々であるにもかかわらず、それを承認しているのは幇助にほかならない。
楽天とアマゾンは批判されて当然である。

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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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