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2008.09.06

アメリカ版住専救済問題

 原稿書いてたらこんなニュースが。

米住宅公社支援、公的資金注入で最終調整 米紙報道
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080906AT2M0601306092008.html

 現実的にはこれしか方法はないとはいえ、かつて日本が公的資金を銀行に注入する際に、「それはやめとけ」と言ってた米政府高官は早めに引退して回顧録で自国のダブルスタンダードについて釈明すべきだと思いますね。また、あれだけ神様と仰いだグリーンスパンさんに対する歴史的総括も厳しいものになるんじゃないかと。

 いろんな人がもう書いてますけど、結局ファニーメイやフレディマックなどの後ろに、もっとメジャーな金融資本の経営不振がアメリカ経済の減速にさらなる拍車をかけるかどうかというリスクはあるんでしょうね。
 でもまあ、これがあるからアメリカ経済はもうだめだ、とか極論出してきてどうのこうのというのは原則考えなくていいんじゃないかとは思います。まだ大丈夫なんだろうけど、チキンレース的だ、というなら分かりますが、いますぐ危機がどうこうって感じじゃないだろうと。

 実は不良債権や低成長経済、高齢化社会などという「新しい国際問題」の対策って分野においては、我が国は先進国なんですよね。


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Comments

先進国でも問題解決能力があるってわけじゃないのがミソ

先進国でも問題解決能力があるってわけじゃないのがミソ

アメリカは、いまだに、西部劇の世界観だよね。保安官と悪党と教会人と…

日本の問題は、日本人の体力が落ちていて元気がないんだよ。アメリカは、なんだかんだで元気なんだよ。だから開拓できるわけで。

ITだって、アメちゃんは、あのでっかい身体でさ、ところが、日本のITは、ひょろひょろか水デブで。

http://www.justin.tv/tokyo_yuta
この人は日本人だけど、アメ身体でさ。丈夫な身体になれるはず。あるいは、昔の日本人の元気身体の野球選手。そうそう、今の野球選手の身体が弱いのも気になるなぁ。

ま、日本は、食い物が悪いからなぁ。ロスケも日本にきてすもぅなんて、身体は痛いは精神的に落ち込むとかで大麻がなのかも。

とりあえず、トマトジュース、毎日一本だな。しょうがないのだよ。本物のニンジンが安く手に入ればいいのだけどね。根菜ものもあてにならんし。

そりゃ世界に先駆けて低成長経済だし超高齢化しているけど、きちんとした対策が取られているとは言い難いのでは・・・。

>不良債権や低成長経済、高齢化社会などという「新しい国際問題」の対策って分野においては、我が国は先進国

あんまり胸張って「どうだ」と自慢できない内容なのが、悲しいところですよねぇ。。。

ジニーメイは影響受けてないんでしょうか?

影響はあるけど、政府直営だから破綻はありえないということ?

隊長なにしてんすかw
NHKに急に出てきてびっくりしたよwwwwwwwwwwwwwwww

不良債権なんてインフレで溶かせばいいんだから、アメリカにとっては無問題でしょう。最悪の場合でも、新ドル発行して旧ドルと旧債券を全部パッケージにしてナイナイしてしまうという手もありますよ。

日本の場合、国家主権者である老人層が戦後インフレ恐怖症を起こしていて、インフレに防止のためならが国土が焦土と化すのも辞さずというデフレ火の玉一億炎上という政策しかとれませんけど。

通貨なんてしょせん子供銀行券の一種なんだから、その気になれば結構無茶な政策がいろいろあるもんです。

NHK

北海道の公僕に突っ込む一郎
かわいいよ一郎

要は徳政令ですね
桃鉄の好きな小学生は知っている言葉
英語に対応する言葉があるのか
その概念があるのかは知りませんけど

うそっ、あのNHKのつまらなさそうな番組に隊長出てたの??見れば良かった・・・。

オレたち先進国っつっても誰も喜ばないのなw

え、昨日の増税世論形成番組に出てたんすか?

サブプライムもそれほど怖れるものでもないらしい
うまく行きかけてるアメリカ経済に水をさすのもどうかなと
市場の需要だけで主に動いてるのがアメリカだから、成功失敗も罪深き人間の如しで非難も難しい
アダムスミスの神の見えざる手だっけ?
こうしたらいいのに、って意見も論破されるとアメリカは採用しない
ちょっと今までのやり方がまずいと思えば、今度は民主党が勝つだろう ただそれだけ。

税金投入して金融業界を救うのは良いとして
どっちにしろ住宅価格が上がる見込みはないわけだから
(当時の論調からすると昨秋には打ってるはずだがw)
実体経済の中期的な低迷は避けがたいでしょうね

金融はそれで良いとしても、実体経済が悪くなるのは
まだまだこれからじゃないですか?
日本は輸出で一息付いたけれど、米国はいかに輸出
絶好調と言っても国内の不振を払拭するほど輸出が
伸びるわけでもないでしょうからね。
まったく日本が来た道を着々と追随してますね。

輸出というのは、極論すれば二つの機能に単純化できます。

・国外資源を購入する代価としての輸出
・国内の需要不足を埋めるために、国外に需要を求める輸出

従って、アメリカは「国外の資源を占領するために国外で戦争を起こす」ことで上記の2条件をいくらでも満たし、経済成長を達成することが可能です。

経済政策としての戦争が可能な限り、アメリカ経済は大丈夫ですよ。
戦争は経済の特効薬ですから。

金持ち父さんシリーズとか読むと、お金を借りて不動産購入すると、無税みたいなのを利用して、次々不動産投資して、不労所得でスーパーリッチみたいな生き様が流行ってたみたいですよね。
税制が既にそういう方に優遇政策とってたみたいですから
例えば低所得者向けの集合住宅を政府が用意できないので、投資家でそういうことする人を歓迎する向きとか。

あの頃毛唐に馬鹿にされたろう現場の人たち……どういう気持ちでコレを見るのか?

毛唐なんて、差別用語を平気で使われる方は、まだ敗戦を引きずっているのですね。劣等感むき出しですのでみっともないですよ。

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    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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