空間ゼリー『I do I want』を見物に逝った
先日、空間ゼリーの公演に足を向けてみた。観劇自体はこれで二度目。
なんか投資現場のヤマグチ氏と遭遇したが、細かいことは気にしない。もっとも、公演そのものは終わってしまっているので、何でいまさら取り上げるのかと言われると、あそこで演じられた女性同士の友人が織り成す愛憎半ばの微妙劇の中身がある程度そのまんまに私の身近で発生しているからであるよ。
あくまでオトコ視点からでしか状況を判断できないけれども、コミュニティがある程度大きくなると、気の強い女がゴール前でハナ差叩き合いという図式は往々にして見るし、そこにオトコが混ざって微妙な空気のバランスが崩れて収拾がつかなくなるケースは山ほどある。途中までは凄くそういう側面が描けていたような気がするなあ。気のせいかもしれないけど。
どうやら私が観た回は岡田あがさ嬢大独走の場であったらしく、まあ確かにあれは岡田嬢が豪快に直線で他馬をちぎっている姿を鑑賞する内容だろうなと私も思っていたので間違いなかった。岡田あがさ嬢が場を支配しているというより食いまくっていたため、アレで良いのかそうかそうかと思っていたら全然違ったようなので一安心。とりあえず、劇場の隅でひいていたのは私だけではなかったらしい。
空気を読む系の話は、途中まで態度を保留しておいて、いざ見解を求められた際にバッサリ片方を切る役割と、まあまあとなだめて回って後で片方に擦り寄る役割とで成り立っているのが多いように見えるが、ああいう居心地の悪い集団にオトコが存在しており、しかも熱いオトコであって、そんな肥溜めのような場所に安閑とせんでも自力で漫画描いてればいいじゃんとか思うわけだ。でも、集団ってのは「属することに価値がある」系のぶら下がりというのは一定割合存在していて、そういう接着剤のような奴に導かれて熱いオトコが存在しているというのは良くあるのでなるほどと思う。
部屋の真ん中で熱くなっていたオタク男は、前回ホストの役をやってた人だったので、私の中では「あ、ホストだ」としか思わなかった。なぜホストが熱く語ってるんだ。そこから先の展開は、なんか私の想像を超えて女同士のつばぜり合いが激しくなって、率直に言って私の知らない世界って感じだった。女同士のコミュニティって恐ろしいね。いや、一般論だけど。でも、女同士いろいろガタガタとやって、誰かウザい女を選別して追い出していく形というのは良く見る。最後は「お前、無茶しやがって」の終わり方で、テロリスト志願兵がツインタワーを爆撃して話が終わるあたり、私は道中出てきた安梨美羽女史が乱入して持って逝く話だと思ったら全然違った。戦時中の話だからなあ。食中毒野次馬に逝った連中が誰一人帰ってこないし。
今回大相撲が観られなかったのでは残念だったが、成川知也氏が出てきて、場が強烈に引き締まったことと、帰りしな劇を思い出しながら考えるに「お前がしっかりしてねえからコミュニティが戦場になってんだろバカタレ」という結論に至って微妙な心境に。そこまで読んで作ってるんだったら凄いぞ空間ゼリー。
面白かった。


Comments
投資現場のヤマグチ氏って、地方アナウンサー叩いて自分は記事捏造スルーのグッチー?
Posted by: 初 | 2008.06.23 at 18:59
次は、同じ芝居を2度、例えば、初日と楽日を見るとかするといい。そうすると、もっと芝居の面白みがわくはず。ある意味、ペナントレースみたいなもので、毎日、内容がちがうんだな。
Posted by: | 2008.06.23 at 19:02
劇評としてはよく書けてるなぁ
岡田さんは焦ると劇を悪い意味で壊してしまうのでもっと引き締めないとね
Posted by: | 2008.06.23 at 23:11
そんなことより、ヤクルトはこのアメリカ人をスカウトすべきだ
http://jp.youtube.com/watch?v=syDQu_MzX_I
Posted by: ぼーぼぼ | 2008.06.24 at 01:45
中川役出演者のなりかわでございます。
ご観劇ありがとうございました。
ご挨拶できなかったこと、とても悔やまれます。
大変失礼しました。
今後とも地道に不器用に頑張ります。
空間ゼリーの皆をなにとぞよろしくお願いいたします。
Posted by: なり。 | 2008.06.24 at 14:25
切込さんが舞台に上がるなら観にいくけど
Posted by: その一 | 2008.06.24 at 15:20
>なり。さん
あなたが一番光っていたと思います
Posted by: 三日目観劇者 | 2008.06.24 at 15:29