« 岡田斗司夫氏「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸は己(おれ)のものだぞ。お前たちは一体誰に尋(き)いて、のぼって来た。下りろ。下りろ」 | Main | クインランド(笑) »

2007.10.18

日本社会はフルボッコ先を求めている

 「亀田問題」といい「相撲問題」といい「ぶってぶって姫議員問題」といい、分かりやすい悪役が往生際悪く対応した結果、問題が隅々まで広がって炎上して、こっちまで延焼するとは思ってもいなかった関係者が右往左往し、余計なとこまでほじくり返され、マスコミに煽動される形で何か国中が酔っ払ってるかのようなフルボッコ体勢に入ったあと、どんな悪党も最終的には世論に押し切られる形で謝罪に追い込まれ、ある者は破綻し、ある者はヤケクソになり、ある者は時間を稼ごうとして失敗していく状況をリアルタイムで楽しんでいる日本人がおるわけです。


 一番大事だった安倍首相の政権放り投げ→テロ特措法延長問題とか完全に国民の目から逸らされて、国民生活の改善には何ら寄与しない亀田一家叩きとかに国民総出で熱中するというのもなんか凄いな。本当に叩くなら、公共の電波に現役の暴力団幹部の皆さんがバッチリ映ってたときにやらないと。


 情報を消費する対象としての悪役、ヒールなんだとするならば、何か問題が起きるたびに不信感をうまく湧き起こさせて、結局誰が悪いのか決め打ちしてくプロセスが働きすぎてる気がする。柏崎原発のときの東京電力がいかにマスコミ攻勢に晒されて無用な原発批判を呼び起こしてしまったかとかの特集が組まれるほどに。


 「最近の若い者は」っていうような慣用句で終わらせるつもりはさらさらないけど、いまの日本って驚くほど煽られやすい状況に陥っているように思うね。と同時に、政治であれ大手企業であれ司法であれマスコミであれ、昔は信用の拠点だったものが、いつの間にか権威を失墜させられ、政治は不信だわ大手企業は不信だわ司法は不信だわマスコミは不信だわで誰を信じたらいいのか分からない状況になってる。


 これが万人の万人に対する闘争という社会状態なんだろうか。まあ、パイが広がらない経済観だとそうなるのも自然ってことなのかな。


« 岡田斗司夫氏「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸は己(おれ)のものだぞ。お前たちは一体誰に尋(き)いて、のぼって来た。下りろ。下りろ」 | Main | クインランド(笑) »

Comments

日本社会なんてそれぞれの心の中にある幻想なので、隊長の中の日本社会がフルボッコ先を求めるのもしょうがないです。

↑読解力がないのか頭が悪いのか。
>日本社会なんてそれぞれの心の中にある幻想
社会科学を体系的に考える力がないって話かよw

メディアリテラシーがない日本人が裁判員制度なんかやっちゃったら司法の深いところまでマスコミに動かされちゃうんだろうなあ。実際今でも女子供が被害者だと必要以上に凄惨さを煽り立ててるし。

亀田は悪質だったにしても、エンターテイメント性高すぎだよなww

フルボッコ先が皇室にならないなら
問題ないです。

嘆くだけになったらそこで試合終風ですよ

フルボッコは飽きる。フルボッコとは関係ないところで生きている日本人がいて、目立たないだけで、十分、立派なんだな。

ただ、心配なのは、フルボッコする人は弱者なので、外人にコロっと負けるわけだ。そもそも外人に弱いから、同胞を叩いて強い気でいるのだろうけど。

どーすんだか?

>>パイが広がらない経済観

 そんなもんやりようによっては幾らでも風穴開くのにね。
 自力でできることや、やれることをやんないで、他力本願ばっかりやって、そのくせ望みだけは人一倍大きいから閉塞感を感じるんだろ。
 身の丈で生きろというに。
 身の丈で生きてる人間がフルボッコ「ごっこ」をやってるのを弱者が真似たら「リアル」フルボッコだっちゅう。

 知能化・女性化しやすい社会(界隈)って、どーしてこうも陰惨(笑)なんだろうねw

 弱い子は手加減や受け身ができないんだよね。そりゃ怪我もしますわ。

戦後一生懸命築き上げた無責任体質の反動でしょう。
体質は変わらないが、社会は変わってしまっている。

あぁ、ヤクルトのフロントの件か

うん、ヤクルトのフロントの件だな

イエロージャーナリズムの基本は極限まであげてカリスマにしたあとで、ジェットコースター的に突き落とすのが基本だから、カリスマにされそうだと思ったらわざと微妙に評価を下げるようなことをしてバランスをとるといいかな、と言ってみるテスト。

例えば
・吉野家でつゆだくを頼んだのに、つゆが少ないだろうとクレームをつける。
・競艇や競輪といった微妙に人を選ぶギャンブルにはまったふりをする。
・SMやオナパブといった趣味的な風俗にはまったふりをする。

日本は、というからには外国は違うの?

 ジェットコースター的に突き落とすのが基本だと分かっているなら自分から先にジェットコースター運転しまくるって手もあるよね。5,6人振り落とされたくらいじゃ止まらなくてさ。主電源止められてガクンって止まって、取り押さえられそうになったら走って逃げて江頭2:50みたいに「ドーン!!」とか連呼すると美しすぎる。

ぶって姫より沢尻エリカでしょう。
その辺に隊長のバイアスが感じられる。

 そういう「ノリだ」というのを理解できずに素で実力行使に出ちゃったら、イタすぎる。みどりさんは、どっちかってーと「出ちゃう側」の人だと思うのね。出てイタい目みたから下がってる的な。
 出ちゃ駄目なんだよね。絶対に。お前と俺の精神距離は3000kmくらい離れてるんですけど何か? 的な輩に「おはよーございますっ、今日も元気で頑張りましゅ!」とか言われて、下向いて「ああ…どうも…」とか言ってそうで。

 そういえば、今年のお米の収穫高は16俵(960kg)でしたよ。去年は36俵だったから、ちょい不作気味かな。まだ食ってないから、味は知らん。
 今月・来月で配りきるよ。頑張るよ。R30さんは今年も要るって言うかな? 誰アンタ? かな? どーなんでしょね?

 間違うた。18俵(36袋)だった。流石1反8畝。凄すぎるぜ~。

>ぶって姫より沢尻エリカでしょう

沢尻は実質10日も話題が持たなかったことしか覚えてない
ぶって姫も二週ぐらいだったな
今週は週刊誌でワイド特集のネタになってたがw

閉鎖空間に充満するストレスがそのはけ口を内部にしか求めていないという意味で、防空壕の中で集団自殺に追い込まれた状況と似た者を感じますね。そのストレス解消の先には何も解決策がないにも関わらず。

良エントリありがとうございます。
昔と違うのは、情報の消費スピードが速くなったことと、情報が金になりやすくなったこと。そして金になる情報は、人々が感情的になる物。もし何もなければ煽って波風立てて作ってしまえ、ということなんでしょう。
でも結局、私がここ最近の騒動で得た一番の教訓は、やっぱり悪いことをすれば必ずばれて罰を受けるってことですね。だから自分に厳しくして、付き合う人間もきちんと選ばないといけない、と。陳腐ですけどそれしかないと思います。

そこでファッショですよ!奥さん

ようは八方塞がりで急場でも捌け口が欲しいんじゃない?

そのとおりですね。中学生レベルのいじめをマスコミ総出でやっているようです。

謝ったんだから許してやれよ。
謝り方が完璧で無くてもいいじゃねーかよ。
・・・と思います。

「明らかに間違ったこと」や「明らかに不愉快なこと」をまかり通そうとする人たちが増えたからなんじゃないの?

「いじめ」というのは然したる「悪いこと」や「間違ったこと」「不愉快だと思われること」をしていないにもかかわらず、一方的に攻撃対象とされてしまうような事象を言うのじゃないかと思うのですが、今回発生した色々な事象は、
「そらどー考えてもやりすぎ」
「そらどー考えても言い過ぎ」
な事に対してみんなが声を上げた結果「フルボッコ」状態になったんだと思いますけど。

テレビ出演者(マスコミ大手)がビビって右に倣えしてるだけだろ。
トヨタの不祥事はフルボッコされないように最大限の配慮がなされてるしなwwww

まぁ、義憤なんてものは先ずもって疑わないといけないものですよね。
普遍的に、大人数とは言っても運動(意図的な誤謬)によって担保されてきたものなどは、やはり内実がくだらなかったりするから。
何より、吊られた人間が歓喜の沸点になるなんて、(本来なら)不潔と言うべきです。

3つ上のhsみたいなのがフルボッコを加速させていると
思う今日この頃。

情報を自分で咀嚼する能力のない奴が
マスゴミの出す選択された情報と恣意的解釈を
丸飲みにしてフルボッコ。
あーやだやだ。

結局よく吼える犬だらけの国ってことで

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

« 岡田斗司夫氏「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸は己(おれ)のものだぞ。お前たちは一体誰に尋(き)いて、のぼって来た。下りろ。下りろ」 | Main | クインランド(笑) »

メルマガ

  • メルマガ広告
    やまもといちろうによる産業裏事情、時事解説メルマガの決定版!ご登録はこちら→→「人間迷路」
    夜間飛行
    BLOGOS メルマガ

漆黒と灯火バナー

  • 漆黒と灯火バナー
    真っ暗な未来を見据えて一歩を踏み出そうとする人たちが集まり、複数の眼で先を見通すための灯火を点し、未来を拓いていくためのサロン、経営情報グループ「漆黒と灯火」。モデレーターは山本一郎。詳細はこちら→→「漆黒と灯火」

プロフィール

  • Profile

    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

My Photo
無料ブログはココログ