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2007.10.31

私が出演した『さくらのブロラジ』の放送が知らない間に終わっていた

 いかん。一週間も前の放送じゃないか。終わってから告知してどうするという話であるが、まあ減るもんじゃなし、とりあえずエントリー。


http://blog.sblo.jp/
http://radi.sblo.jp/article/6113433.html


 個人的には、水谷さくら女史の警戒感抜け切らぬ微妙な精神的距離がスタジオ全体に横たわっておりまして、それはそれはエレガンス空間でありました。「昔、仕事でご一緒したことがありまして」という前置きをしたら、農ドルちゃんのほうを思い出されてしまい、私めのリアルでの存在感の薄さを改めて実感した次第でございます。


 ブログでもありましたとおり、パーソナリティで松本隆博氏がおられまして、旧hi-hoのお話など伺ったりして大変面白うございました。この時点で完全にリラックスして喋り放題になったのは秘密です。


http://blog.humax.ne.jp/


 ところで、このラジオはさくらインターネットさんの提供だったんですけど、彼らが提供しているダンジョンズアンドドラゴンズオンラインについては一言言わせろ。


http://www.ddo-japan.com/
http://ddo.4gamer.net/


 せっかく雰囲気もいいしゲームとしても楽しいのに、なぜもっと宣伝したりしないんだ。飽きちゃったのか社長。私は私は私は悲しいぜ。もったいない。面白いのに。何か公式の更新も微妙に止まってる感があるし、私がいないときに限ってイベントやってるんだぜ。


 しかし水谷さくら女史はプロモーションで指輪物語に投入される始末。


http://sakuramizutani.lotroblog.jp/


 正直時間かかりすぎで泣いた。なんかリアルで忙しくなったあたりでログインしなくなって、そのままになっちゃった。しかもパスワード忘れて入れん。駄目じゃん私。もういいです。さくらインターネットはTurbineと組んだはいいが儲かってるのだろうか。教えて社長。


 と思ったら、社長のブログでカムバックキャンペーンですと。それを先に言え。


http://sasada.lotroblog.jp/


 マジでパスワードどこいった……

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2007.10.30

アイピーモバイルが逝った件

 また一社、微妙企業が逝ってしまいました。森繁さんあたりに「アイピーモバイルは会えば僕の体のことを心配してくれていた。なぜ、先に逝くか…」とかコメントされそうです。結局、彼らは何だったのでしょう。


http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071030AT1D3002430102007.html


 慶大の中村教授が間を取り持って延命してみたら、さらに悪い結果になってしまったようですけど、杜撰な経営計画とかそういうレベルではなくそもそも論で語るべき物件なのかなあと思います。


http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070410/267915/


 何なんだあいつら、いったい何をするんだ、とりあえず見守っておこう、と誰もがヲチしてるなか、何もしないまま死んじゃうというのは芸として新しいと思います。


 まあ、サービスも満足に開始してないし、正直どうでもいいんですけどね。

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『女子の本懐』(小池百合子・著)

 え、『女子の本懐』(小池百合子・著)である。

http://www.bunshun.co.jp/book_db/6/60/60/9784166606023.shtml


 この本には大筋二つの見方があって、小池百合子女史は:


A:「背後関係を(ある程度)知っていて、事態をコントロールする意欲も能力もあった。そして、安倍政権が自壊しつつあり、状況が悪化していく過程で辞任に至った。だが、それをそのまま書いちゃうといろいろとアレなので、本丸の防衛利権のことなど、誰からそれを聞かされたかなどの実名で書いてはマズいとこは伏せつつ勢いで書いた。いまは反省している」

B:「最初から最後まで、問題の核心部分は何一つ知らされなかった。だが小泉再登板を狙う某ハゲ秘書等から持ち上げられ、妙な智慧をつける人も現れて本人も正確な状況認識をしないうちに事態が流動化。ただ事件は事件として、彼女の目線で書籍として仕上げておきたいと考え、また安倍首相への忠義立ても踏まえて『美しい国へ』と同じ版元の文芸春秋を選んだ」


 微妙なとこ。ただし、選挙には強いだろうし、お金も集められるし、たぶん黙っててもポストは宛がわれるだろうという点で、ほかの女性議員より「使い勝手が良い」とは思えます。まあ、本人が見栄えの良い神輿で我慢するかどうかは別問題でしょうけど。


 そんな権力の中枢がどうなっておるかなど一般国民であるところの私らからするとこれっぽっちも分からんわけですけど、帯に映った小池女史の顔写真の横にでかでかと「出処進退」って書いてあって、それは防衛大臣を辞任したことよりもポスト福田に名乗りという意味ですか、もう小泉家の下男のハゲはおらんわけですが、とか思っちゃいました。


 小池女史の実像なんかほかの政治家同様ちいとも知らんものの、どこかの脱藩組が民主党若手の切り崩しの尖兵となって新党立ち上げなんて話もある昨今、ついに偉い人たちも女性首相の擁立に動き出したのか? とか思っちゃいますね。「女の決断」とか大々的に言われちゃうとフラグ立ったかなと感じるだろ、普通。数ヶ月前は「ポスト安倍は与謝野」とかベテラン新聞記者が平気で言ってた世の中なんだぜ。驚くわい。


 そういえば、世耕弘成氏の「世耕日記」に以下の発言があり:


http://blog.goo.ne.jp/newseko/e/d91c51767a529128a89a0f12e4985bca
>続いて若手新聞記者複数と深夜まで懇談。上杉隆氏には会ったことも、見たことも、もちろん取材を受けたこともない、と話したら彼らはぶったまげていた。


 すぐさま上杉隆氏が「脱力新聞」でこれを腐すという黄金の流れがありました。
>続いて怪しい外国人と深夜まで雑談。世耕弘成氏には取材依頼4回、直接訪問2回、にもかかわらず一度も取材を受けたことがない、と話したら彼らは酔っ払っていた。


 何か権力闘争って大変そうです。皆さん頑張ってください。

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ガチホモの友人が結婚すると言うので困惑している

※ 筆者註:本件エントリーは予告なく削除することがあります。予めご了承ください。


 どう対応すればいいのだろう… 先週、Mixi日記でもそのように書いたのだが、その本人が足跡残してて、絶対私の日記を読んだはずなのだが、コメント欄にもメッセージにも何の反応もない。怒ってるんだろうか。


 ただ、ノンケの私から言わせて貰うと(女性との関係は確かに薄いが男性と性的な関係を持ちたいと思ったことは私は一度もない)、本人は仕事仲間やネット上、飲み屋ほか友人にはっきりとホモをカミングアウトしていて、友人知人誰もが彼がホモであることは知っている。その状況で、彼が「結婚します」とだけ同報メールで流してきたことによる衝撃は計り知れない。というか、どう反応していいのか困るのである。


 おめでとう→地雷
 お相手は?→地雷
 思い切ったね→地雷
 祝福するよ→地雷
 ハネムーンは?→地雷
 入籍はいつ?→地雷


 途方に暮れる。なんか迂闊に「いやー、良かったですね」とも言えない。言うべきか? 本人が幸せなら、そう言うべきなのか? 御相手は誰なのか聞くべきなの? それがカミングアウトしていない別の♂とかだったらどうしよう。知ってはいけない世界に踏み込んでしまわないだろうか。ネタとしてホモだ何だと言えてるうちはいいんだが、いざ冠婚葬祭のうちのガチの慶事にブチ当たったとき、意外に私たちの精神というのは脆いのかもしれない。助けて猫猫先生。


 マジでレストランにて披露宴とか言われて、どうしたらいいのか途方に暮れる。なんかすげー急だし。ご祝儀とか包んでくべきなのかな。悩む。本当に祝儀なのか、本当に祝う気持ちがあるのか自問自答してるうちに、今日帰ったら正式な招待状が届いてて、ドキドキしながら開いてみたら男性の名前が二名書いてあるわけですよ。いや、ひょっとすると男性の名前のような女性かもしれないし、そうでないかもしれない。その人、会ったことないし。ドワンゴの川上会長やSBIの北尾先生あたりに差し障りなく「こういうとき、どうすればいいですか」とか訊くべきだろうか。んー。正直、無粋かな。


 やー、やっぱ私には心からの祝福は無理かも。悩む。困った。嗚呼、ここで池田信夫氏さえいらっしゃれば話がぐちゃぐちゃになったものを。嗚呼。嗚呼。

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日本の「官僚」って、その日本社会での地位を外人に説明するのが難しいな

 今日、お昼にずっと打ち合わせてて、その際に出た"bureaucrat"または"bureaucracy"という単語に対する語感についての差異。


 まともな仕事に就かない日本人にとって官僚なんて既得権者って意味合い以上のものにはならないかもしれないが、基本的に日本のビジネスにおいては官僚って「配慮すべき先」ではあると思う。だから、金融であれ不動産であれそれらしい話となると「~~庁の誰々さんはこういう意図だから」みたいな話になる。


 ところが、最近日本に上陸してみましたって感じの外人だと「何で役人にそんな遠慮する必要があんの?」とかいう話になる。個人的には、日本でビジネスしにやってくるんだから、その国の仕事の進め方等についての方法論やリスクについては事前にレクチャーしておくか、分かっている奴雇って連れてこいよとは思う。


 ただ、ごく普通の外人の雇われピーポーからすると、やはり日本人の、日本の官僚に対する何か独特な畏敬というか、気の使いようは、中国人における共産党幹部とはまた違った異質な空気を感じるもんらしい。んなこと言われても私ゃ知らんよ。ただ潤滑に仕事が進めば誰が相手だろうと構わんのではないの、とかいうと日本人はプリンシプルがないとか言って怒る。


 困ったもんだ。まあ、落着したから私はどうでもいいんだけどさ。

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2007.10.28

アイルランド王室ブライアンとエイドスの花嫁探し大作戦

 むしょうにナイツオブオナーがやりたくなって、おもむろにアイルランドでプレイ開始。国王の名前はドナル三世、日々怒鳴る怒りっぽい中年男だ。


ナイツオブオナー公式:安くなったから買え
http://koh.zoo.co.jp/news.php


 欧州におけるアイルランドの立ち位置とは、信長の野望で言えば畠山家みたいなものである。横を見るとイングランドがいて、その向こう側に神聖ローマとか強大国が控えてて非常にダルいんだが、細かいことは気にせずレッツゴーアイルランド。なお、「このゲームでは騎士をスパイにできるんだけどこのルールは異常に強すぎるのでスパイは二人までで送り込めない」&「戦争やると不正終了する可能性があるし敵の動きが不審なので戦争は自分でやらずにすべて委任」という自分縛りで進めてみた。


 つか、開始早々金欠抗いがたく訓練所の建設すらままならない悲惨な国庫状況に涙する。どうしようもねえじゃん。仕方なく独身王子ブライアンを商人に立てて神聖ローマと貧乏交易でも開始しようかと交渉しに逝ったら、神聖ローマから「お前の娘ルシアをよこせば貿易を認めてやる」とかいう非常にドナドナで人身売買な雰囲気の反応を頂戴する。えー。「犬に虎の子はやれん」とか関羽みたいなことを一度言ってみたい。でも親の立場で言えばこんな欧州の片隅で魚釣りながら極貧の生活を送る城壁もない町の王の娘であるよりは、神聖ローマなる大手企業の御曹司の妻として生家とは比べ物にならないくらい豪勢な暮らしをしたほうが娘の幸せであるような気がしてきた。


 それ以前に我がアイルランドとしてはもう百円もなくていまにも倒産しそうなので娘の幸せがどうとか理想論を言っている場合でもないのである。否も応もなく娘を神聖ローマのゲルマン人の許へ差し出すことに。くやしいのうwwwwくやしいのうwwwwww 盆暮れ正月ぐらいには帰省しておくれ。


 涙を呑んで娘を送り出したところでいきなりウェールズが攻め込んできた! ウェールズの癖に生意気な。といいたいのだが、当方にはゴミのような将軍一名に民兵部隊2部隊がやっとの状態で、さっきようやく訓練所の建設に着手したところであって弓兵の生産など来世紀の話である。迎撃とは何のことだ。損害が出ない程度に顔見せの野戦をやって敵の略奪を防いで城攻めに移行させ、篭城の結果戦争に勝利。ビバ! アイルランド。


 ウェールズはイングランドの走狗であるらしく、その後同盟を結ばされたウェールズがイングランドの外交によって我が国攻略を求められているようだった。文字通り宮仕えである。まあ断ったら死だもんな。ウェールズの気持ちはよく分かるぜ。分かるからもう軍隊連れてくんな。上陸すんな。


 しかし手を拱いて滅亡するアイルランドではなく、矢製造所が建設されたいま、もう普通の女の子には戻れないのである。すべては神聖ローマに嫁いだ娘のお陰で交易ができ、安定収入が入るようになったからでる。当然のように弓兵てんこ盛りの部隊編成で将軍と王子エイドスの二部隊による迎撃を敢行、北大西洋にウェールズ軍を追い落として勝利した。ざまあみろ。


 しばらくダブリンでのんびり魚を釣っていたが、イングランドが調子に乗ってスコットランドを制圧、さらにフランス領へと伸びていこうとしており、どう考えても次は我が国にやってくるものと思われた。大英農弓兵部隊でも前に立てて攻めてこられるとただの弓兵整備して穏やかに暮らしているアイルランドなどひとたまりもない。


 で、よく見たらドナル三世、軍事的才能が☆0個であることに気づく。弱すぎる。二人の王子も揃いも揃って軍事的才能ゼロ。ヤバい。まあ、城壁整備して塔建てて食料庫にパン屋作って守備に徹すれば占領はされないのであるが、問題はそんな領土を敵国に蹂躙されっぱなしで主権国家と言えるのかという話である。我々は自立していたい。でも戦争には負けたくない。きっと十倍のイングランド兵がアイルランドにやってきて村々を焼いて略奪三昧レイプ三昧なんだ。指を加えてみていろというのか? 嗚呼、我が同胞アイルランド人たちの穏やかな漁師ライフが。ジレンマすぐる。


 そんなジレンマを勝手に感じているうちにアイルランドはイングランドから宣戦布告を頂戴したのである。ついに悲しむべきときがきた。弱小国の悲哀なのだが、運命なのだから致し方あるまい。危地に陥ってこそ男の価値が分かるというものだ、はっはっは。このドナル三世、やる気倍増である。軍事的才能はないけど。


 なお、このゲームのAIは馬鹿であり、多方面作戦を厭わないどころか、フランス方面に進出している軍隊がいても、軍隊を保有してさえいれば他国との戦力比較は絶対値で行っているため、アイルランドとの前線に軍隊が配備されていなくてもイングランドは宣戦布告してくるのである。だからイングランドは戦争準備はしていまい。先制こそ勝機なのだ。


 戦争に才能はないまますでに熟年を迎えたドナル三世率いる弓兵と梯子を抱えた二部隊計22小隊がイングランド領デリーに雪崩れ込んだのは宣戦布告直後のことであった。22小隊と偉そうに言ってもゲーム内表記は400人ぐらいである。高校の修学旅行程度の人数であるのは時代背景というやつなのだろうか。


 大苦戦しつつもデリーを無事占領、アイルランド島の統一に成功。おめでとーうおめでとーう。その間、イングランド軍が海を渡ってやってきたが、取って返した熟年ドナル三世以下でこれを撃退。そのまま余勢を駆ってイングランド側に逆上陸、コーンウォールを占領することに成功したのである。


 その後はフランス領に単身赴任していたイングランド軍隊が帰ってきて多少混戦になったが戦線は拮抗し、アイルランドとしても厭戦ムードの高まりからパルチザン祭りとならないよう早々の和平交渉が必要である状況に陥った。


 で、よく見たらドナル三世はいつの間にか高齢になっているのである。おかしい、ついさっきまで熟年だったのに。高齢の父がいるのに王子二人は独身である。どっちも無能だから跡継ぎはどちらでも構わないが、親として、儲けた息子が二人とも見事に非モテというのはマズすぎる。


 慌てて各国花嫁探しのため外交ウィンドウを熟読し始めるドナル三世。しかし欧州にはピチピチの独身王女を示すマーカーはわずかしか表示されない。アンティオキアとかセルジュークとかアラブ方面の僻地に王女が売れ残っているほかは、イングランドに王女がいるぐらいである。まさかヨーロッパの端っこと隅っこで手を取り合っても仕方がない。アラブ人の奥さんを嫁に迎えたら国内が大変なことになりそうなので見送るとすると、イングランド王家の娘を迎えるぐらいしかあるまい。


 早速イングランドに使節を送り、戦争に勝った和平交渉として「お前の娘を寄越せ」と申し入れたところ、力の限り却下される。軍国主義者で強欲で傲慢なイングランド国王リチャード一世だけのことはある。仕方がない、折れるまで戦争を継続して戦勝すりゃ王女の一人も差し出すのかと思いロンドンを落としたりヨークまで制圧して、イングランドの領地をスコットランド高地だけにしてやりイングランドという名前を名乗るのも恥ずかしい状況にしてもなお和平交渉で娘を出しやがらない。戦勝国だぞ、うちは。


 金も溜まったのでアラブ嫁でも仕方がないゲットするかと思ったら、すでにアラブでも花嫁が売れてしまっている。どこかに嫁さんはいないの? 今日も二人の王子は自家発電である。アイルランドの血筋が途絶えちゃう、誰かボスけて。

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2007.10.27

横浜市の敬老パス見直し→『老人は早く死ねということか』→そういうことかも知れんねえ

 まあ、あまり多くを語っても仕方のないことではあるが。率直に言って「無理を言うねえ」としか思わん。無理なんだよ、赤ちゃんや若者やおっさんや老人全員が高度成長時代のような暮らしを続けることが。だから必ず生産してない弱者にしわ寄せがいくんだ。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20071026/CK2007102602059330.html


 「生活水準の切り下げ」というと漠然とした話になってしまうが、それが現実面で何が起きるかというと、社会に対して何ら生産しておらず利益を出していない老人に対する福祉が削られるということだと。


 生産していない老人を支える若者が減っているのが問題なのだから、老人を支えるより赤ちゃんを沢山こさえられる制度を作りましょうというのが妥当であって、もう日本社会には出産・育児奨励政策も老人福祉も充分にできるほどの余裕はないのだろう。


 そのしわ寄せの先にコムスン問題とかもあったわけで、いまさら老人軽視だ福祉見直し反対だと言われても困る。消費税も増税になるだろ、そりゃ。金ねえもの。税金なんて払いたくないが、仕方がない。

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2007.10.26

岡田斗司夫氏が何か言ってます

 件のレコーディングダイエットについて、岡田氏がブログで経緯を。


http://putikuri.way-nifty.com/blog/2007/10/post_1f84.html


 「若い頃は痩せていた人だって、中年になれば太り始めます」中略「その頃には、日本中のデブが半減しているのではないだろうか! 笑われるかもしれませんが、僕は本気で夢見ています。」という冒頭のあたりから、すでに故アレン・カーの『禁煙セラピー』のパクリかと思うわけですが、痩せすぎの私からすると事情が良く飲み込めない分、岡田氏が言いたいことは分からないけど理解しました。


 ただ、挫折するダイエットが多いことと、読みに来た人に対して「『TVで見ただけ、雑誌で読んだだけで、始めちゃうとうまくいかないよ』と教えてあげ」てどっかに誘導してデブから金を吸い上げようと考えることは別なんじゃないかと改めて思います。


 例えば「もし、他の人のブログで、『レコーディング・ダイエット』を誤解した表現が見つかったら、やさしく教えてあげてください。『間違ってるよ。ここを見て!』と、僕のページや、もっとちゃんと説明してるサイトへリンクをはって頂くだけでもかまいません」


 というのを、痩せている私が読んだらどう思うでしょう。まあ、マーケットの外だからどうでもいいやぐらいにしか思われないかもしれませんが。でも、結局『レコーディング・ダイエット』という、(名前はともかく)技法としてはすでに成立しているノウハウについて、岡田流が正当なものとしてリンクを貼るのを求める行為というのは単なるマーケティングにしか見えません。別に否定もしないけど賛同もしないって感じです。私、デブじゃないし。


 一万歩譲って、この岡田氏の長い文章は結局、前回問題となった丸の内何とかが開始してクレーム付けられて中止したサービスに対して何のエクスキューズにもなっていない気がします。


 「俺の商売の邪魔をするな!!!」という全力投球ストレートな話だったら「まあ、そこは商売ですからな」でみんな納得する話であるのに、わざわざ「大きな心で『自分とは無関係の大勢の人たち』の幸せのために、ちょっとだけがんばりませんか?」というのは何じゃらほい? デブはただでさえ大量の食料を取り込んで汗かくし冷房きついし食料資源の無原則な消費や地球温暖化に悪影響を及ぼしてきたというのに、てめえの体脂肪ぐらいてめえの努力で削減努力しろよ。無理なら帰れ。そしてそのまま寝ろ。そういう話じゃないかと思うんですけど…。


岡田氏「長い文章を最後まで読んでいただいて、ありがとうございました」


 いえいえどういたしまして。

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次はクレジットカード業界なんだろうか

 この報道自体は、たまたま悪質な販売の幇助というか片棒を担いじゃったクレカ屋という切り口なだけかもしれないが。


http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071026k0000m040157000c.html


 商工ローンにしても消費者金融にしても最初は自殺などの被害者が出て、実態が後追いで報じられるなどして社会問題が顕在化していったパターンで業界全体が追い込まれていったのを考えると、誰か何かしようとしているのかもしれないなと思った。

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不思議レポートを出してくる警備会社は倒産すべき

> 当ビル入り口前で泥酔して倒れていた40代男性を保護


 ありがとうございました。

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2007.10.25

週刊AERAはどうなってしまうの

 日本を代表する脊髄反射型週刊誌として愛読している週刊AERAなんだが、ここ数週間の記事がアレであり過ぎてすげぇ気になる。安倍首相が電撃退任したときのそれはそれは無邪気な喜びっぷりは中吊りから紙面まで一貫しており清々しかったのだが、それが一服するとどうにも喰えない記事を量産しておるわけで。


 今週号もロスジェネの話である。いや、記事自体はAERAらしく微妙に駄目な女性目線でしっかり書かれてて大変好感が持てるのだが、いまさらロスジェネて。こんなテーマは昔からあったろ。出会いのない仕事に没頭する女性vs家庭に入るのを夢見て就労を放棄する女性っていうような対立から始まって、軸線が世代なのか就労なのか出産なのか強引に環境の違いにおける共感対象の違いを勝手に「社会病理」にまででっち上げて属性間闘争を煽る、みたいな。


 週刊SPA!が駄目男性の代弁で部数を維持しようと頑張るのと反対に、週刊AERAが駄目女性の気づきや自省を猛烈に促す自己批判強要媒体へと進化しっぱなしなのが気になる。ここで週刊AERAが「ブスに人権なし」とか極右な論調をやるはずもないのでそこは割り引くのだが、右脳左脳の使い分けのような似非科学を記事にしてみたり、養老孟司が「ゴアは米国の環境責任を言っていない」とか脈絡もなく叱ってみたり、全体的に意味が分からない。週刊誌で闇鍋をやるなという話である。


https://www.aera-net.jp/copy/


 もう週刊AERAの最後の良心はあの中吊り一行コピーだけになってしまった。担当がいくやん氏からおタッキー氏に代わったという。担当がいるのか一行コピー。毎週毎週一行コピー書くために頭を捻る日々が続くのだなおタッキー氏。良く知らんが頑張れ。超頑張れ。

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2007.10.24

クイズマジックアカデミーの全国大会はモルスァ

 フェニックス組に転落→余裕の優勝→ドラゴン組に昇格→深夜なのに一次予選でCPUに負けてしょんぼりして帰宅という日常であって、最近では微妙に雑学、学問の正解率も下がってきた。悲しい。数日に一度深夜やってるだけなんだが、パンチパーマ氏とかショッキラス氏とかいつも見るお馴染みの面子にメダル持って逝かれる日々。まあ別にいいんですけど。


 で、全国大会なんですけど、何ですかあれは。深夜だと参加者二人とか。舐めてるの。うっかりアニゲとか連発されてCPUに負けて5位とかビリとかなることも容易に考えられ、リスクしか感じない。だいたいスピード競うんだったら前半の正解率が飛距離に響きすぎるんじゃないのか。順位がケツな奴ほどスピードが馬鹿みたいにアップするポールポジション仕様を強く熱望する。


 てか、メモ帳。みんなメモ帳だね。どうなんだろメモ帳。気合で覚えてこそクイズだろ。「武器はアニゲ一問多答」とか挨拶してる奴がいるけど、メモ帳だろ。私に言わせればお前らがやってるのはメモ帳による百人一首なんだよ。あれか。メモ帳との戦いか。


 あとさ。やったぜ学問世界史だぜとか逝って喜んでたらインド史とか南米史とかマイナー世界史ばっか出題すんのやめれ。正解率一桁%前半とか言ってグロすぎ。知らねえよ。最近は投げる問題がとても増えた。アニゲタイピングで「エキサイトバイク」とか「スターソルジャー」とか「アイスクライマー」とか「バルーンファイト」とか。


 つらいね。絶望だね。

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「http://藤田晋.jp/」→「ご利用のブラウザでは日本語JPドメイン名のサイトにアクセスできませんでした」

 駅の広告で「藤田晋.jpとか若槻千夏.jpとかって入力しろ!!」と書いてあったので、早速入れてみたら表題のような状況である。金返せ。


 久しぶりにアメーバに入ってみたら、何かSNS風味になっててアバターとかつけられるっぽくて芸能人ブログが山ほど並んでる。これどうなの。流行ってるものはとりあえずサービスの中に放り込んでおこうというネット闇鍋の真骨頂を垣間見たようでして、何か吐き気がする。たぶん、アメーバが狙っている客層から私のようなミドル級ネットユーザーは外れているんだろう。


 でも、あんだけ機能てんこ盛りにして、ライト級ネットユーザーはついていけるんだろうか。まあアメーバの芸能人ブログの幾人かはRSSに私も放り込んでいるが。正直マネタイズどうすんだろと思う。お金かけすぎジャマイカ。ブログポータルを並べて見てみると凄く個性が分かるね。


IDない奴は案内も見られないアメーバトップページ
http://www.ameba.jp/
ほとんどヤケクソのように全部詰め込んだFC2
http://blog.fc2.com/
デザイン性ではぴか一の忍者ツールズ
http://www.ninja.co.jp/
眞鍋かおりかよ!!のココログ
http://www.cocolog-nifty.com/
デザイン? 何それうまいの?な感じのはてな
http://www.hatena.ne.jp/


 マネタイズはセルラーとSEM/SEOとCGMで頑張れPVは期待するなってことですかそうですか。

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巨人・渡辺恒雄球団会長(81)による様式美の華麗なる世界

 毎秋恒例ではあるが、渡辺恒雄氏がお怒りである。


渡辺球団会長、大激怒!ミス連発にベンチ&フロント批判止まらず
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200710/bt2007102318.html


 行き着く先はもちろん補強。様式美である。サードは初芝、ベンチで佇むのは松中、年俸でゴネるのは福留、そして負けて補強を叫ぶナベツネ。麗しい。やはりストーブリーグはこうでなければならない。3ランを放ったホリンズ氏は解雇の模様。ラミレスさん巨人入りフラグでも立っているんだろうか。


 巨人ファンが自己を慰める際に「でもリーグ優勝は巨人だから」という最後の灯を渡辺球団会長自らが「リーグ優勝が何の意味もない。悪びれたってしようがねえよ」と悪びれ放題で容赦なく掻き消す感動のフィナーレである。


 野球ファンは反感を持つかもしれないが、やはり渡辺球団会長のこの手の怪気炎は一貫していて私は好感が持っているし、シーズンが終わって彼が「補強だ!!!」と叫んでいないと何となく霜月師走を迎える気分になれない。何といっても、権力抗争に勝ち残った男だけが漂わせる凄味を感じさせる。


 権力者は孤独なもんだが、渡辺球団社長は孤独を乗り越えて記者のぶら下がりにさえ「補強だ!!!」と紙面になりうる言葉をぶちまけられる点で、やはり人物だな、と。こういうキャラ立った人、最近はめっきり減ったからね……

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2007.10.22

大変なことになってるんですが

 事件記事が出ないなあと思っていたら、他の解説記事に紛れてひっそりと書かれていて驚き。


証券市場、暴力団の資金に? 仕手戦に潜む黒い影
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071022-00000916-san-soci


>西田容疑者逮捕の翌13日未明、西田容疑者の「番頭」と呼ばれた男性が神戸市内の高速道で側壁に衝突し死亡しているのが見つかった。


 ライブドア(というか澤田ホールディングス)で故・野口氏の怪死が騒がれたのと似た構造のはずなんだが、知名度というのは恐ろしいもんでありまして。逆に静か過ぎるというのはやなもんですね。

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敢えてもう一歩踏み込んだ見解を聞いてみる

そこのお前、議論をスリ替えてるとか言うな。


>日本のインターネット部を目指して!とかいうスローガンをかかげるGMOインターネット社の言う「ロングテール」の実体はこういう有様であり、これが東証一部上場企業。 こんなんだからweb業界自体がオッサンたちに「虚業」とかバカにされて、そのたびに梅田望夫氏あたりが激しく反論し、そんなことしてる間にもせっせと儲けてるのは相変わらずGoogleとYahooだけという状況が続くのかと思うと、悲しいね。
有料リンクは是か非か?黒にんにくネットとアイオイクス社とGMO
http://neta.ywcafe.net/000788.html


 ご説の通り、大変微妙な状況であるのは事実であるが、いわゆるgooglezon(およびその下にコバンザメ状になって鈴なりになっているSEO業者)が想定する高等数学のポリシーとはすなわち評価システムであって、誰かがネット上で能動的に関わりを持とうとする情報は価値が高いという例外なき原則によって構成されている。


 だけど、なぜそんなポリシーにする必要があったのか? その当時はそう考えるのが合理的だったからだ、という話で、いまとなってはネット上の評価などいくらでも自動的に合成することは可能だ。いまや専業でそういう活動をしている会社があるという。誰だそいつらは。


 ネットに限らず、サクラと評判の関係は常に存在するのであって、これはコスト対効果で考えたときサクラが出現しやすい商売は収穫逓増が働きやすいサービス産業に多く見られる。出会い系サイトのサクラが分かりやすいだろうが、出会い系サイト初期は摘発された某テレフォンクラブやダイヤルQ2の時代に遡る古典的なビジネススキームのうえに構築されたものであるから、何をかいわんやである。


 結果、SEOという業界が成立するにあたって、引用ブログの匿名筆者の問題意識というのは実にバッチリぶち当たることとなる。あんな虚業が一部上場であり、言ったもの勝ちのWeb2.0というのは致し方ないとして(事実そういう状況なのだから)、さて次はどうしたもんかという話だ。


 誰かがWebで情報を探したとして、その人が求める望ましいWebの情報というものをどうやってインデックスし、どのような順序で掲載するのが望ましいのか。誰かが誰かのコンテンツをレコメンドすることがWeb上の情報の品質を担保しているという幻想が幻想であると分かるころに、次に来る大きな概念の変動先とはどんなものが考えられるんだろうか、という。ネットという書架に検索エンジンという司書がいたとき、どんな司書が利用者にとって有能か。


 そんなものは、もっと頭のいい人たちが24時間考え続けているんだろう。でも、過去に頭のいい人たちが24時間考え続けた結果としてのいまのWebが、果たしていまの私たちにどれだけの恩恵を残したのだろう、と思うと何とも。


 結果として、サクラとダフ屋の実利的関係をサイバー空間に持ち込むとgooglezonになったということになりやせんか。

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有料リンク問題

 非常に矛先は丸めてあるけど内容的にはかなり良いので本来は黙ってるべき内容ながら経緯を込めてピックアップしとこうかと。


有料リンクは是か非か? find-jobとかエンジャパンとかネタフルとかまぐまぐとかウノウラボとか
http://neta.ywcafe.net/000780.html
有料リンクは是か非か?黒にんにくネットとアイオイクス社とGMO
http://neta.ywcafe.net/000788.html


 ぶっちゃけると「ほかのSEO屋もやってて、いまなお効果がある以上、やらないとコンペで勝てないから日々頑張っております」な感じじゃなかろうか。


 書かれている内容はいちいちごもっともでありまして、この渡辺氏の記事はその通りの状況になってるんですよね。


http://www.sem-r.com/19/20060326000037.html


 結局は「Webページ間のリンクの質や量によってそのWebページの人気度を測るという検索エンジン側の理論が破綻してるとも考えられる」が「すべて「検索」がWebサイトの集客に大きく影響してしまうという時代背景」があるので「検索エンジン(主にGoogle)の「オレ様ルール」に追随し続けなきゃならないんだ?」と疑問に思いながら「今回は広く浅いリンクネットワークの構築という手口」でも有効ならホップステップ玉砕で頑張って参ります!! という態度でありましょう。


 ここのサイト主さんはgoogle様内の事情はあまり気にされてないみたいで、「故意にリンク貼ったくらいでその意図どおりに検索結果順位が変動しちゃうくらいなら、そんな仕組みになっている今の検索エンジンのほうがショボイだけの話じゃないか」など際どい話もしとります。まあ… 確かにパラドックス自体を理解するのは大変かもしれぬが。


 でも全体的に良く知っておられます。ええ。寸止めありがとうございます的。

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2007.10.21

大声で挨拶をされる会社を訪問するのはダルい

 しょーもない用件で相手オフィスにお邪魔したら、客が来たとき挨拶を義務付けられていると思われる先方社員よりヤケクソのような大声の「いらっしゃいませ」をぶつけられていたたまれなくなり、用件も早々に終わったので帰ろうとすると同じく大声の「ありがとうございました」を投げつけられるわけである。


 いや体育会系のノリが分からんわけではないから別にいいけれども。


 その会社の担当社員と電話で話してると、だいたい電話口の向こうからBGMのように社員が何か叫んでいるのが聞こえる、それだけでなく電話の途中でも担当社員が容赦なく客に何か叫んでおり、いちいち「失礼しました。で、何の話でしたっけ」と仕切り直しになるわけである。


 いや私はちゃんと売掛金払ってくれれば訪問する必要も電話で打ち合わせる必要もないわけだけども。

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2007.10.19

地下鉄で赤ちゃんの群れに一斉に泣かれる

 有楽町線に乗ってたら子連れヤンママ集団に出くわして、ほかに人もおらず別に何のイベントフラグも立ってなかったのにその場にいた赤ちゃんが私と目が合った瞬間、泣き出した。その後、ぷよぷよの連鎖の如く五人とも泣き出して四苦八苦するヤンママ集団。


 私はなまはげか。

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ニフティがエロ小説事業に進出

 何もしないうちに勝手に壊れていくニフティが酔っ払いを社長に据えて以降、放物線を描くような加速度つきでユーザーに深い絶望と乾いた笑いをネット内で巻き起こしているのだが、今度はエロ小説に進出である。


 個人的には、富士通はもう少し血中アルコール度が低く禁煙に成功した人物を経営者として送り込むべきだと思う。


「訳が分からないことをやらないと勝てない」と語る訳の分からない社長
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0709/18/news059.html


 そのエロ小説なんだが。


ボク キキイッパツ
http://yamamototakashi.cocolog-nifty.com/bokukiki/2007/10/1_25a4.html


 …どうしてくれよう。エロい。私の朝の貴重な時間が。ショートショート的に微妙に面白いのがまた困る。最低です。いや、別にいいんですけど。次。


いつかブライアント・パークで
http://haradamaha.cocolog-nifty.com/itsubura/2007/10/1_20cc.html


 こっちは純愛小説だった。webで読むには文章量が少なくてあっという間に読み終えてしまって腹立つ。携帯小説意識しすぎだ。さっさと書け。次。


セイギのチカラ
http://uemurayu.cocolog-nifty.com/seigi/2007/10/post_f07f.html


 何か不思議な内容の小説。こちらも短い。泣きたいぐらい短い。秒殺。これからってとこで。あとでまとめて読ませろ。


 それにしても、ニフティはどうなってしまったんだ。妙な企画ばっかりじゃないか。


ほとんど企画の墓場となっているサブポータルサイト
http://hamidashi.nifty.com/
グフフ動画のお知らせが7月以降停止している例
http://gufufu.nifty.com/cs/catalog/gufufu_info/1.htm
らくがきフォトに至っては開始告知のみである例
http://rakugaki.nifty.com/cs/catalog/rakugaki_info/1.htm


 誰だ、毎月千万近くも金巻き上げて杜撰な仕事をした連中は。そんならさくらインターネットを見習って指輪物語の閑古鳥MMOでもやってろって感じ。

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 デ ー ブ ラ イ オ ン ズ 

 別にライオンズファンでもないのだが、クライマックスシリーズで成瀬が炎上してるのを観ながら「嗚呼。来年はデーブライオンズなのだな」と思うと私のパリーグ魂が挫けそうになります。こんな気分は初芝の引退以来かもしれません。


 それでも、初芝の場合は将来のコーチ入閣、千葉ロッテマリーンズ監督、日本一となり胴上げ、その功績で都知事選出馬、都税0を達成し国政進出、無所属や野党勢力を糾合して初芝党結党、衆院選で第一党となり連立政権樹立、初芝首相誕生、初日の所信表明演説で共産党員にデブと野次られてその場でバカヤロー解散、そして伝説へという夢が描けるんですけど、デーブ大久保じゃなあ。


 ライオンズが右バッターばっかりというのは別にいいんです。でもデーブライオンズですよ。きっとおかわり中村に熱血指導とかいってろくなことにならないのは何となく分かる気がするんです。不人気とかキライとかではなくて、もうだめだなとかがっかりとかそういう心象風景。いやほんと。だって夢に出てきて目が醒めちゃいましたもん。


 本当にツラい。来シーズンは西武ファンと絶望を分かち合おうかな。

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続・日本社会はフルボッコ先を求めている

 情報カスケードという言葉があって、まあ一般的には「情報不足の状態から積み重なる判断が、最終的に真実とは程遠いまったく違った結論に至り、それが信用される過程」って意味合いで使われるかな、と。


 で、まず亀田問題を例に取るけど。フルボッコ先の対象としてのクオリティは非常に高い。日本人はたいていああいうのが好きではないが、目新しさを感じているときは持ち上げられて注目される傾向にある。日本人でなくてもそうだ、日本社会以外でも存在する、という議論もあるけど、まあその辺は広告業界に詳しい人がそのうちはっきり否定するだろうし、そう思っている人はその他大勢だろうからまあいいや。


 私の思うところ、社会問題としての亀田問題というのは、放送法で公的に保護されている業界であるテレビ局が、反社会勢力と結びついて興行を行っている亀田ジムを持ち上げ、その過程で、公共の電波に暴力団が一同に介している映像を国民に流した、ということ。TBSは非常に問題があるように思う。


 それ以外はどうでもいい。ボクシング協会の憤りであれ亀田父の謝罪であれ、それはボクシング界というエンターテイメントの一分野で起きたイベントでしかないから。もちろん、ボクシングに興味があって、正常なボクシングとはどういうものであるかを議論したい人はおおいに論陣を張ってもらいたい。


 亀田問題に関していうと、まあ遠回しに書くけど一般週刊誌がまず亀田叩きの地ならしを一年弱ぐらい前に打った。その時期はTBSもスポーツ紙も万歳とはいかなくとも好意的な記事や放送をしてた。GRPみたいな指標では出てこないけど、恐らく国民間の知名度でいうなら80%ぐらいを超えたあたりから両論併記含みの叩き記事が出てくる。総スカン、大バッシング、フルボッコに至るまでの間は、亀田ジムや協栄ジム、TBSやプロデューサーなどのお金の動きや怪しい人脈がありそうだねという公益性のありそうな話題に限定された。


 その後の経緯は諸氏ご存知の通りだが、問題となるTBSを超えて、別の陰謀論みたいなものがまことしやかな情報通の手によって提案され、情報カスケードが起きる。その舞台が関西系の情報トーク番組やワイドショーであるケースもあるし、ネットで発信される無秩序かつ無責任な情報が基点となるケースも見られる。


 しかも、こういう「情報不足による情報カスケード発生の基点」はいろんなとこで見られる。はっきり書いてしまうと、先日、内田樹氏が自身のブログの中で「たたかえ! 公安調査庁」と題した記事をアップしていて物議を醸した。率直に言うなら内田氏のエントリーは単なる邪推と誤報であるが、内田氏は特定の方面において類稀な知識と教養を兼ね備えた第一線の知識人であって、当然それに耳を傾ける人は出てくる。


http://blog.tatsuru.com/2007/06/19_0843.php


 しかし、内田氏はその手の情報工作や諜報について詳しいわけでも経験があるわけでもないことは自明であって、単に「公安調査庁長官が逮捕された事件を聞いて、そのとき思ったことを書いた」に過ぎない。ブログを含めネットで何かを書くことは言論の自由であるから、意図があろうがなかろうが、事実であろうがなかろうが、書いちゃっていいのである。


 専門家ではなく何の知見もないのに見解を披露したとき、その人の専門性を信頼する読み手からすると一定の説得力を持ってしまうケースは存在する。論述であれば幾つかの論旨が同時に成立しあとは価値観であるから良いとしても、事実関係がある程度はっきりしていて、その背景も専門家からすれば常識的に看破できる内容でも、別の方面の有識者だがその分野では素人という書き手が撒き散らした偽情報が真実であるとして流通してしまうわけだ。


 実はテレビもコメンテーターとして決して専門分野としてカバーしていない人でも絵にしなければならないので議論達者や著名な有識者を呼んでコメントさせて論調を作る、ということはやる。TBSに限らない。新聞だってそうだ。だが、既存のマスコミがそれらをやりすぎて、国民の議論を誘導しようとしてきた歴史が崩れつつあることは誰もが知るところであり、結果としてマスコミ不信にネットユーザーが陥っていく理由となった。ブログであれ2ちゃんねるであれMixiであれ、既存マスコミとの相互補完&カウンターとして発展してきたのがネット社会史じゃないかと私は思う。


 その2ちゃんねるであっても、一種の宗教的ともいえる思想として「2ちゃんねるには稀に関係者や事情に詳しい者が書いている」という考えから、一次情報にアクセスできず、一般のマスコミも信じず、これといって信頼できる教養を持つ者も周囲にいないネットユーザーが「一番面白いネット上の事実」を拾い集めて既成事実化していく過程が見られる。内田氏と内田氏を信頼する読者という関係以上に、あるいはテレビ番組の専門外コメンテーターと視聴者という関係以上に、より複雑な情報の輻輳が発生し、さらに亀田問題の場合は探偵ファイルのような外部サイトとの連関でソースの相互引用が行われ、結果として亀田問題というのは知れば知るほど奥の深い化け物のような超重要事案のような展開になってしまった。でも、本当の社会的問題は「亀田のお陰で暴力団幹部がテレビに映った」ことであって、興行の世界に暴力団がちらちらすること自体は亀田問題に限ったことではないし、一部上場企業でも暴力団幹部との接点がある会社があるだろうし、テレビ局自体が暴力団との何らかの関係がない限り番組を制作し続けることなどそもそもできない。必要以上のバッシングは「とりあえず何でも叩け」のヒステリー状態とあまり変わらないように思う。


 さらに、本当に関係者であれば、マスコミの誤報ならともかく、ネットなどで流れている情報をことさらに否定することなどできない。先の例で言うなら、内田樹氏が流した誤報を、現役の公安調査庁職員などが「誤報である」とブログ上で論戦することはありえない。具体的に、”緒方元長官が朝鮮総連捜査上必要な囮であって「直接公安調査庁がやったのではリークしたときに大変なので、緒方元長官という『ダミー』を経由した」土地取引がバレたなどということは事実ではありませんので内田氏は情報を撤回、削除し反省してください”などと公安が求めることなどありえないわけだ。だから、自主的に削除されない限り、内田氏のネームというか信頼感とともにネット上には誤報がいつまでも残り誰かに参照される可能性がある。それが良いとか悪いとかではなく、そういう状況にいまのネットはなっているのだから仕方がない。私だって結果的に誤報だったものをエントリーでたくさん書いているし、一方で面白くない読物はいくらログが集まっても誰も読まない。構造的にそうなっている、としか言いようがないのだ。


 これと同様に、2ちゃんねる上で展開される陰謀論がネットユーザーに信じられたとして、それを陰謀の槍玉に挙げられた個人や組織が公式に否定するということなど考えられない。よく朝日新聞が2ちゃんねるに叩かれるが、朝日新聞が2ちゃんねる発の情報に対して紙面でことあるごとに否定することもありえない。近いうち書くと思うが、初音ミクにおける電通バッシングは、間違いなく情報カスケードそのものであって、ネットユーザーが「こうであったら面白いな」と考えたであろう虚構以外の何者でもない。電通も嫌われたもんだと思うが、2ちゃんねる発の情報ではそうなっても、ブログではあまり電通陰謀論をまともに書く人は見当たらない。たぶん、場にある情報の「質」と書いている人間の「質」にはある種の相関関係が強く存在するのだろう。


 亀田問題で敷衍して書くなら、じゃあ細木数子はどうなってしまうのかという話も考えておかなければあまりフェアな議論とは言えない。すでに数多報道されているように、具体的な被害者も散見される文字通り経済事犯、悪く言うと詐欺まがいの事件に関与したとされる問題人物が周囲にいると言われる。


 しかし、亀田一家が文字通り滅ぼされて、細木数子がなぜいまだにテレビの画面に映っているのかという事情について、「細木数子は数字が取れるから」という抽象的な議論以上に解説できる有識者は少ない。政治家じゃあるまいしタレントの古傷を触っても始まらないし、そこも含めて魅力といえばそれまでだが、前述の通り放送法に基づいて実施されている許認可事業であって、スポンサーもついて放送されているのだから、なぜ亀田はNGで細木はOKであって、それ以外のNG/OKにはどのようなメカニズムが働いているのか洞察しなければ、私たちはいつまでも良く分からないものを持ち上げられて崇め、良く分からないプロセスで叩きにまわってフルボッコして悪党が叩かれつくして頭を下げる記者会見を見ながら溜飲を下げるという千年一日の如き人の顔をした情報消費を強いられることになるのかも知れぬ。


 結論を言うなら、私ら人間一人が社会で流通しているすべての情報の真贋を見抜くことなど、土台無理な話なのだ。


 だから、それが正しいかどうか判断つかない分野の必要な情報は、必ず誰かに依存している。知らないことそのものが悪いのではない。むしろ、知っている人を探す努力を怠ることこそ、本当の害悪なのではないだろうか。

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2007.10.18

クインランド(笑)

 さっき民事再生出てたんだけどさ。


http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr2/home/oracle/00/2007/3a12069/3a120690.pdf


 ここ数日嵌め込まれて相場爆上げしてやんの(笑)。


http://quote.yahoo.co.jp/q?s=2732.j&d=c&k=c3&a=v&p=m25,m75,s&t=3m&l=off&z=m&q=c&h=on


 バーカ(笑)

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日本社会はフルボッコ先を求めている

 「亀田問題」といい「相撲問題」といい「ぶってぶって姫議員問題」といい、分かりやすい悪役が往生際悪く対応した結果、問題が隅々まで広がって炎上して、こっちまで延焼するとは思ってもいなかった関係者が右往左往し、余計なとこまでほじくり返され、マスコミに煽動される形で何か国中が酔っ払ってるかのようなフルボッコ体勢に入ったあと、どんな悪党も最終的には世論に押し切られる形で謝罪に追い込まれ、ある者は破綻し、ある者はヤケクソになり、ある者は時間を稼ごうとして失敗していく状況をリアルタイムで楽しんでいる日本人がおるわけです。


 一番大事だった安倍首相の政権放り投げ→テロ特措法延長問題とか完全に国民の目から逸らされて、国民生活の改善には何ら寄与しない亀田一家叩きとかに国民総出で熱中するというのもなんか凄いな。本当に叩くなら、公共の電波に現役の暴力団幹部の皆さんがバッチリ映ってたときにやらないと。


 情報を消費する対象としての悪役、ヒールなんだとするならば、何か問題が起きるたびに不信感をうまく湧き起こさせて、結局誰が悪いのか決め打ちしてくプロセスが働きすぎてる気がする。柏崎原発のときの東京電力がいかにマスコミ攻勢に晒されて無用な原発批判を呼び起こしてしまったかとかの特集が組まれるほどに。


 「最近の若い者は」っていうような慣用句で終わらせるつもりはさらさらないけど、いまの日本って驚くほど煽られやすい状況に陥っているように思うね。と同時に、政治であれ大手企業であれ司法であれマスコミであれ、昔は信用の拠点だったものが、いつの間にか権威を失墜させられ、政治は不信だわ大手企業は不信だわ司法は不信だわマスコミは不信だわで誰を信じたらいいのか分からない状況になってる。


 これが万人の万人に対する闘争という社会状態なんだろうか。まあ、パイが広がらない経済観だとそうなるのも自然ってことなのかな。

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2007.10.17

岡田斗司夫氏「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸は己(おれ)のものだぞ。お前たちは一体誰に尋(き)いて、のぼって来た。下りろ。下りろ」

原作:


  芥川龍之介
  http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/92_14545.html


現代語訳:


  いいめもダイエット顛末記 
  http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0710/16/news008.html


出演:


  観陀多(かんだた) 岡田斗司夫

  御釈迦様 丹波哲郎(友情出演)

  蜘蛛の糸 いいめもプロジェクト提供

  罪人 デブの皆さん


講評:


 問題はデブがそれだけ多いことであって、岡田氏やいいめもプロジェクトが浅ましいからではない。無論、第三者的には「きっと岡田氏は『この野郎、便乗しやがって』と思っているに違いない」とか、「何だ、その大手町ビジネスイノベーション何とかは。相手は有名人だしとりあえず出展明記してダマでやっちまえばいいやぐらいに思ってたんだろ。死ね」とか邪推するに違いない。しかし、それはただの感情論であって、本来するべき議論であるとは到底いえまい。


 一番の問題は冒頭に述べたように、それだけ現代の地獄にはデブが山ほどいることによる。憎むべきは体脂肪であって、岡田氏でも大手町何とかでもない。つまり、地獄、すなわち解決しなければならない問題に直面している個人と、蜘蛛の糸という解決にいたる方策やアイデアとの関係は、本人が気づいてもいないような善行や才能(小さい蜘蛛を助けたこと)によって超越的な力であるお釈迦様の気まぐれによって与えられるものである。一番最初に登ったデブが一見蜘蛛の糸を登りきってデブ問題を解決しても世間に向かって蜘蛛の糸占有を主張した結果、デブ問題とは別の地獄に転落していくさまが現代事情を克明に示しているといえよう。


 もう少し議論を進めるならば、「ノウハウとは誰のものか」というもっと本質的な問題に立ち入ることになる。何らかの必要に迫られて痩せることに成功した岡田氏が、特定の方法に沿ってダイエットを実施し痩せたところまでは良いが、それを著述にして新書を出版したからといって「このノウハウは俺のものだ」と言えるかどうか、または、言ったら著述者としてどう評価されることになるかという議題である。


 これは、出版社と原作者と漫画家と同人(インディー)の関係とも言える。漫画家は当然自己の表現の結果として作品の著作権を主張できるが、原作の内容についてはきちんと著作権で保護されきっているとは言えない。したがって、同人作品が漫画家の絵柄に沿ってコミケに出品するのとは別の意味で、プロットやシナリオを転用し別の作品にリパッケージする類の商業・創作活動はどこまで許容されるべきなのかという課題を有する。


 本件の場合、明らかにノウハウ、アイデアの域であるため岡田氏が何を言おうが撤回させることは本来むつかしい。狭義では地獄にデブが存在する限り、広義では人に欲望ある限り、効果的なノウハウやアイデアは常に模倣され再生産されることが宿命付けられている。しかも、作品そのものが模倣されているわけではないため、法的な保護の対象にはならない、だから本来「パクられ損」の領域であり、金銭的名誉よりも「一番最初にそのような主張をしたのは某」というような社会的名誉を優先させることのほうが多そうだ。


 だが、そこを分かってか知らずか岡田氏は敢えて「この蜘蛛の糸は俺のもんだ」と指摘した。直接の表現が分からないので何だが、記事では「それをダイエットに結びつけているという点で言えば、私の著作の核心と同一ですので、著作権の侵害に当たる可能性が極めて高いと思います」と主張したとされる。いやそれはどうだろ。当然、被害者は途中までせっせと蜘蛛の糸を登って切られた地獄の現役デブ5,000人である。地獄からの怨嗟はサービス主である大手町某ではなく岡田氏に逝ってしまうであろうから、本来パクられ損の領域で先駆者として地獄のデブから賞賛されるべきポジションにいたはずの岡田氏は何とももったいないことをしてしまったことになる。


 まあデブは食事の記録ぐらい自分でしろってこった。


(追記 06:36)


 もちろん、論理的には観陀多を岡田氏とすると、罪人は大手町某であり、このアイデアは俺のもんだと言ってる図というのも成立するんですけど、初めてあの記事を読んだときパクって見切り発車する大手町某とアイデアの占有を主張する岡田氏、そして見捨てられるデブという構造がビジュアルで思い浮かんで、面白さゆえにこちらの論理的構造を採用しました。

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2007.10.16

西武の惨状にはもう我慢ならない

 むしろ引責辞任を求められるはずの渡辺久信が二軍監督から一軍監督に昇進するという異状が露呈してから一週間が過ぎた。それが誤報である、取り消されたという朗報を待ち望んでいたところ、西武はそれにも飽き足らず、打撃コーチにデーブ大久保を招聘という悲報が。


 大久保博元打撃コーチ?? 渡辺久信を監督にする以上は全員ハゲ起用かと思いきやデーブとは。何故なんだ西武。300試合出場して通算打率250程度で野球よりもゴルフのほうが本人好きそうでフジテレビで解説させてはろくな発言をせずそのほぼすべてが的外れで首尾一貫せず風体が見苦しくゴキブリキャッチャーであって罷り間違っても人の上に立たせてはならない禁断の人物である。


 渡辺監督がハゲで大久保コーチがデブという外見が不自由そうだけでなく過去のキャリアから考えても西武ライオンズの状況が1ミリも好転しなさそうな実情においては、ある意味でデフレ対策におけるハードランディング経済政策の主張みたいなものなのかも知れぬ。膿があるのだから、それを出し切るための外科手術が必要で、そのためには短期間の苦痛を伴うのは止むを得ないという考え方であって、潰れるものは潰し、コネや実績やブランドに頼って実力のないものは去らせてしまえという西武首脳陣の強烈なメッセージなのかもしれない。


 無論、オーナー一家&企業は逮捕や訴訟やリストラと混乱の極みにあり、裏金であり、提携先はグッドウィルで、まさに四面楚歌の城の中で五番和田はハゲという絶望的状況に西武が置かれているからには、ショック療法というか客が呼べそうなら誰でもいいや的な割り切りばかりが目に付くのが何です。


 まあ、前監督の伊東さんが変な暗躍をするのが趣味という問題児だったことへの反動というのもあるかも知れんのですが、イエスマン置くにしてももう少し考えたほうが… 千葉ロッテもポスト・バレンタインとして初芝政権の樹立を強く求めるものであります。

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最近の変なニュース

● 「政治家に不向き」な自民・木村隆秀衆院議員が引退→お疲れ


http://www.asahi.com/politics/update/1009/NGY200710090003.html


 誠実な人は政治家に向いてないとよく言われるが、この手の人は車が明らかに来なくても赤信号で横断歩道を渡らない人なのだろう。いろんな意味で惜しい人材が政界を去るものである。


 一方、福田首相のお陰で地味な進行になるはずの国会が舛添さんとかが怪気炎を撒き散らしながら混乱しまくって一躍毒々しくなっている状況は対照的。


● 中国で弁護士ら相次ぎ行方不明に→中国で弁護士って機能すんの?


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071008-00000938-san-int


 共産主義の一党独裁で資本主義市場で法治国家であるという謎の国体で今日も頑張る中国では弁護士が行方不明に。まあ、よその国ですし楽しくやってください。


● 口紅の大半から鉛が検出される→だから女は馬鹿なんだ問題


http://jp.reuters.com/article/globalEquities/idJPnJS804960520071012


 まあ、鉛中毒になるほど口紅を塗る馬鹿は鉛など関係なく馬鹿だったに違いないのだが、とりあえず口紅からも鉛ということで。


● 東京新聞がまた馬鹿記事→批評精神が前のめり


http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2007101302056061.html


 ボクシング問題を社会時評にまで拡大して論じようとして失敗している例。亀田ボクシングがヒールで煽られたわけじゃなく、それがそのまま小泉政権煽動の怖さにまで論理を飛躍させるあたり、そりゃ新聞不信にもなろうかという内容。


● 野菜ジュース落第の件→野菜喰うのめんどくせ


http://www.asahi.com/life/update/1011/TKY200710110446.html


 手軽に野菜が摂取できると銘打って売られる野菜ジュースの過半が、言われているほど栄養素を含んでなかったという話。そうですか。じゃあ2、3本飲めば? という話にはならんだろうな… というか、そんな栄養素含んでたら250ml140円とかじゃ採算取れないんじゃないのと思ってしまう私は拝金主義者ですかそうですか。


● 福田首相が共産党の質問に逆キレ→「賛成とは言わないんでしょ、結局」


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071016-00000090-mai-pol


 福田さん、想像以上にアレなんじゃないかということが最近の立ち居振る舞いで分かりつつあるいま、共産党からの質問にキレている姿は共感を覚えます。意外といけるのかしら、福田首相。


● ミラーマン植草さん頑張る→これはこれで人生


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071016-00000910-san-soci&kz=soci


 もうここまで来たら突っ張るしかない状況までやってきた植草さん、力強すぎです。最終弁論でも「やってない」と無罪を主張、いや、第三者的にはやってようがやってまいがまったく関係ないわけですけど気になるものは気になります。

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Mixiで馬鹿が総出で時速100コメント達成

 ある意味壮絶というか壮観というかアサヒらずにここまでイケてるのは珍しいほどの状況ではあるんだが、Mixiというのは煽られ耐性の弱い人がやはり多いのだろうか。


レイプから始まる恋もあるの?
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=24025859&comm_id=593100&page=all


 そういう問題じゃねえだろ。


 ブレイクショットは読み逃げマン。ちゃんと煽り煽られ対応しているあたり、なかなかの手練である。いちいちマジ切れしてる奴あり、真正面から議論しようとして第三者から煽られる奴あり。「ネットでのコミュニケーション慣れ」というか経験値の問題のようにも思う。増田あたりだと誰も参照せずに終わりそうな内容だし。


 ※ 煽られる山本順一の例

313. 山本順一
わざわざ中傷コメントする人って本当に最低ですね.
自分の気に入らない人だからと言って嫌がらせはやめましょうね.

316.
織川銀@検定前
わざわざ汚い玉を見せびらかす山本って本当に最低ですね.
風俗だけじゃ寂しいからって嫌がらせはやめましょうね.


 終盤は芸術的な煽られっぷりで戦場の狼と化した山本順一対荒らしてる奴らという構造であり、いつの間にか煽ってるのは山本順一ということにさせられているあたり、実にシュールである。酒場で騒いでるキチガイがいて、キチガイを黙らせようとキチガイを上回る声量で騒いだ結果、当のキチガイ以上に迷惑な存在として周囲に認知されるがごとき諸行無常である。最後にはその場にいた全員がキチガイとして記憶に残るのだろう。


 頑張れば頑張っただけ無駄という一連の情景については楽しく読んでいただくとして、ログを読んでいると実は読めば読むほどレイプというものに対する書き込み者の概念がズレてる感じがする。応酬は加速し、気づいてみれば一晩で400以上もコメントがついて時速100コメ突破である。


 本当に馬鹿馬鹿しいが、愛すべき馬鹿だ。そのような愛を感じ、愛を抱き締めながら寝ることにする。

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「2ちゃんねる閉鎖させるから50万くれ男」が弊社玄関前で抗議運動

 今年7月ごろ、酷暑に喘ぐ日本に爽やかな涼しい風を送ってくれた表題のキチガイが弊社登記地前に登場。なぜ私のところに来たんでしょう。意味が分かりませんが、ネタにしてくれという強い意志を感じますので、エントリーにしてみたいと思います。


 「2ちゃんねる閉鎖させるから50万くれ男」勝見礼司氏を目撃した人々の賞賛の声
http://afterapg.blog97.fc2.com/blog-entry-20.html
http://afterapg.blog97.fc2.com/blog-entry-26.html


 弊社の前は議員宿舎という場所柄もあって、私が到着する前に警察に通報されてしまっておりご尊顔を拝することはできませんでしたが、御堂岡某と並んでどうやら本物のアレのようであります。ご近所のお話によりますと、二時間ぐらい赤いニット帽に黒いジャンパー姿で佇む姿が目撃されておったそうです。


 私のところに来てどうするつもりだったのだろうという話でございます。


0710160002_2
 郵便受けに置いてあった黄色い募金箱なんですが、綺麗にプリントされた紙の上にビニールコーティングが施してあり、お部屋のインテリアには抜群の仕上がりとなっております。


Img20071016001_3

 郵便受けに入っておりました声明文を拝読しますに… いや… 何と申しますか… 本物の香りが致します… CIAとか… 電磁波とか… 思考盗聴とか… 高出力です…


 今後ともよろしくお願い申し上げます。

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2007.10.13

友達の結婚式がやってきた暴力団風の皆様に前の席占領されててお葬式風味の件

 400万程度の借金ぐらい完済してから披露宴やれよ。

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2007.10.12

亀田さんの切腹と追放問題について

 今回、対戦車の内藤さんの腹のところに「ウェブクルー」とか書いてあって、一概にand一方的に亀田さんが良いとも悪いとも言えないような気がするんですが、亀田さん一家の品の問題(反則指示や過剰なビッグマウスなどの演出)と亀田さんにまつわる社会的問題(暴力団関係やショービジネス化しすぎて金まみれになっているボクシングなど)とは切り分けて考えるべきだろうと私は思います。


 まあ、試合は観てないんですけどね。

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「湯けむり探偵」正式版がリリースされる

 珍しく自社パブでやってる「湯けむり探偵」なんすが、無料体験版がようやく終わって正式版がリリースであります。


プレイングドラマのサイト
http://www.playing-drama.com/yukemuri/
4亀に掲載された記事
http://www.4gamer.net/games/043/G004363/20071004002/


 何故かニコニコ動画に広告が配信されたり、Mixiにバナー広告が置かれたりという、まるでサービス別広告効果測定チャレンジみたいな状況ではあるわけですが、それはともあれ興味のある方はぜひBBIDでご購入を(笑)。


 なお、携帯版については別のCPさんでお願いする形になりそうなんで、よろしくお願いします。ます。

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タライが止まらない

 最近また「クイズマジックアカデミー」改め「百人一首マジックアカデミー」をやり始めた。理由は三国志大戦があまりにも勝てなくなってきたことによる。低武力が迫害されすぎである。


 そんなわけで、QMA4なんだが、ドラゴン組に昇格しては一次予選でアニメ&ゲームを出され16位連発→フェニックス組転落→フェニックス組では負けなしの圧勝→ドラゴン組に昇格→以下ループという状況である。一軍とファームを逝ったりきたりしている阪神の桟原みたいな微妙選手生活に涙が止まらない。


 もちろんメモ帳など脳外メモリーはナシである。力の限り全問実力勝負。だから知らない問題は出題された瞬間に終了。ボケられるところはひたすらボケておくしか存在感を示すことができない。しかもキャラクター名は本名である「やまもと」である。力強い。自分のことを「カレーうどん」とか「ちょんまげ」などと名づけられる人間はむしろ尊敬する。私にはできない。


0001


 画像は、現在の戦績である。16人中4位でタライ→16人中4位でタライ→16人中4位でタライ。アニメ&ゲームを何とか潜り抜けても芸能やサッカーで死という困惑する事態が連続するのは仕方がないのであって、それでも上を目指して頑張って逝こうとしてこれである。3次予選を辛くも通過してもその先にあるのはタライ。タライである。

 私が入賞できないのにははっきりした理由がある。ドラゴン組の決勝戦など私以外は全員廃人であって、野球ジャンルで私が真っ向勝負を挑んでもほかの三人がアニメ&ゲーム選んできて即死というのは無情だ。ほかの奴、何でアニメ&ゲームの一問多答とか平然と選んで、しかも全部正解しているんだ。やさしさが足りない。
メダル貰える自信がない。


 そもそもアニメ&ゲームが一個の確立したジャンルとして雑学や学問と並んで平然と存在していること自体がおかしい。もっと世界史や地理や人文を増やすべきである。何気に芸能や野球以外のスポーツも悲惨な状況ではあるが、○×以外のアニメ&ゲームの正解率など三割を切りそう。


 何の役にも立たない無駄知識の塊であるアニゲは絶滅させるべきだ。二次大戦でドイツが進駐した場所は?→ラインラントとか、二次大戦時のソ連外相は?→リッベントロップとか、冬戦争でフィンランド軍を指揮した英雄は?→マンネルヘイムとか、そういう生活に役立つ高品質問題をもっと増やすべきである。廃人相手に唯一勝てる微笑ましいひとときだ、学問は。ただインド史とかは知らないので減らすべきである。


 しかしQMAは目標があんまないのでいい加減ダレてきた。ヤバイ。超ヤバイ。


(訂正 18:00) ソ連の外相はもろとふさんでした…。

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2007.10.11

きもいババアは滅亡すべき

 銀座線に乗ってたら目の前の席に座っていたババアがすげえ目を見開いてこっちを凝視。目そらして、しばらくしてババアを見るとまだ見てる。しかも無表情。こっち見んな。途中、人が乗ってきて幸い視線を遮る位置に立ってくれたためほっとしてたらババアが席をズレてまでこっちガン見。何だお前。マジ腹立つ。ババアどっか逝け。東スポでも買っておけば良かった。何でこっち見てんだ。やめろ。こっち見んな。負けてたまるか。見返してやる。だがシミだらけのババア見ててもこっちの気分が悪くなるだけだ。この私が何でこんなことに。畜生。ババアが降りるか私が降りるかで決着を付けようじゃないか。と思ってるうちに溜池山王に着いたので立ち上がったらババアも降りようとしてる。しかも私を注視したまま。ふざけるな。結局虎ノ門まで乗ることにしてフェイントかけたらババアが降りていった。何だったんだあいつは。不愉快すぎる。まじババア滅ぼすぞ貴様。まだ振り返ってホームからこっち見てる。何だよ。

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2007.10.10

大阪の高2女が東京男の自宅に放火して全焼→結婚します

 話の顛末としては馬鹿馬鹿しいのだが、一種の清々しさを感じるので力強く取り上げる。カブトモの三空さんとこで見て元記事読んだものの、いまだに理解できない。


http://mainichi.jp/select/jiken/news/20071010k0000e040062000c.html
http://kabutomo.net/?m=pc&a=page_o_market_today


 17歳高2が二年前から大阪で32歳男性と同居、男性転勤で遠距離恋愛、別れ話が出てファースト放火、翌日ついに本格的に火を放って全焼、そして二人は結ばれる。慶事なのか刑事なのか分からん。


 当時15歳で同居してるというハイアングルな展開もさることながら、放火というイベントフラグがたって初めて結婚に至るというのは、世も末というか、日本もここまで来たかという感慨というか。もしこの17歳女が今後来る我が国の戦国時代を生き残って歴史に名を残しカードゲーム化されたら、持ち計略が「火計」になるんだろうか。


 まあ頑張ってくれ。

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2007.10.09

翔泳社「Moneyzine」で連載開始のお知らせ

 といっても開始したのは一週間以上前の出来事なんであるが、すっかり忘れていま告知という展開で誠に恐縮でございます。


ライブドアはどうなってしまうの
http://moneyzine.jp/article/detail/131


 IPO市場は九月全敗という状況で個人投資家が笑い死に、FXに打って出てサブプライム直撃で円相場がアホ移動で借金まみれになった個人投資家が笑い死にという状況ですから、いまここでマネー系サイトを作り坂の上の雲を目指して頑張ってゴーという翔泳社は何ともチャレンジャーであります。


 他人の資金運用をどうこう指導する前に、お前ら自身の株価をどうにかしろなどということは、私の口からはとても言えないのも事実ですので、今後ともよろしくお願い申し上げます。


http://quote.yahoo.co.jp/q?s=9478.q&d=c&k=c3&z=m&h=on

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『中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差―』(渡部伸・著)

 何でamazonのリンクはこんなに長いの。


http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%AD%E5%B9%B4%E7%AB%A5%E8%B2%9E-%E2%80%95%E5%B0%91%E5%AD%90%E5%8C%96%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%81%8B%E6%84%9B%E6%A0%BC%E5%B7%AE%E2%80%95-%E6%B8%A1%E9%83%A8-%E4%BC%B8/dp/4594053858/ref=pd_bbs_sr_1/249-3348912-2333950?ie=UTF8&s=books&qid=1191875779&sr=8-1


 個人的には、身につまされる話で共感するところ大であったが、世間一般の男性からすると「そういう人種もおるわけやね」という精神的に数歩退いた理解になるだろうことは容易に想像できて、それがまた虚しいというか、途方に暮れるわけだが。


 セックスに憧れない現役童貞の私としては、本書の涙ぐましいまでの童貞に関する切々たる記述は「流派が違う」としか表現のしようがないが、30代を超えてセックスレスの男性は決して少数派ではないし、それはそれで立派に格差の下のほうに存在しているという点で別に恥じることはない。


http://spalog.net/dotei/


 フェルディナント・ヤマグチ氏との対談なんかでも、あからさまな価値観とそれに基づく行動原理の違いがあっさり浮き彫りになって、埋めようがない日本海溝なみの断絶が横たわっているのが分かる。嫌とか好きとかではなく、現実がそうである以上、それを解決するのは本人の努力とちょっとした縁なんだろうと思う次第で。


 最近だと週刊AERAでも性の格差について語っているんだけど、あからさまに性生活を送る層と、性的には自活で済ます層との間をいくら論じても意味あんのかなと思う。口説けないんだから仕方がないだろ。


 ただ、童貞だから同情されるとか、共感されるということは基本的に求めないで、あくまで自然体で童貞であり続ける慣性のようなものは確実に存在すると思うんですけどね。昨日と似た明日が来る限り、身の回りに自分から股を開く女性など現れようがないし、そもそもそういう女性が好みではないからそのようなチャンスカードをひいてもモノにしないだろうという自信もある。


 いままでそういう人生だったからな。気にもならなくなった。これからもそういう人生であるかどうかは知らんが。

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「週刊FLASH」で連載再開の件

 とりあえず表題の件、またモノクロページで連載を復活させてみたんですが。


http://www.bitway.ne.jp/kobunsha/flash//


 連載再開週に、なんか微妙記事が出てしまって、まるで私が何かしたみたいに思われて困惑中です。まあ別にいいんですけど。


 個人的には、ほしのあき女史が30歳を超えて「クン」付けで記述されるあたりに侘び寂びを感じますし、ミスFLASHが伸び悩み予備軍みたいになってデスノート化している件にも注目しています。


 応援のほど、よろしくお願い申し上げますなどとしおらしいことを言ってみる。

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2007.10.08

北朝鮮対策で日本は孤立しても問題ないんだが

 テロ特措法延期問題なんかと絡んで、何かマスコミが北朝鮮対策で日本が出し抜かれたとか、孤立しているとかいう論陣組んでいるのを見かける。だが、もともと田中均氏を対北朝鮮交渉窓口に据えていた時点でオウンゴール状態だったんだから、拉致問題とか微妙ネタを適当に言い募って、前進するんだかしないんだかって状態をキープする程度が日本にとっての最大の国益なんだろうと思うんだけどね。


 なんか週刊文春で麻生幾氏がどっかからネタを回してもらって「インド洋で海上自衛隊は役に立ってる」とかそういう論説を流したり、福田さんが勝ったので安心したのか読売新聞も論調がテロ特措法に前向きな内容に変化してきたりして、とりあえずは小沢代表が言っちゃって国民を煽った流れを反転させる動きになったところで北朝鮮の話をいまさら蒸し返しても意味ないと思うんだよね。


 暴力団対策とか麻薬・覚せい剤取締りや市場・ファンドを使った資金洗浄あたりを粛々と進めつつ、北朝鮮方面にお金を流しそうな業者も淡々と取り締まったりして首絞めつつ、米中&南北朝鮮があれこれやってんのを遠巻きにロシアと眺めてて決まったことに文句をつけながら追認してれば問題ないでしょうに。


 むしろ国内の治安問題やこれから議論される移民をどこまで国として認めていくんですかというような議論の方向に話の焦点を絞っておいたほうがいいと思うんだけどな。


 こんな感じでいいですか。

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プリヴェはどうなってしまうの

 せっかく経済月刊誌で提灯記事が出たのに、そのしょっぱなに変なIRが。成城の成金な感じの松村さんはどうなってしまうのでありましょうか。ご本人はとっても… ユニークな方で… 私も大変… お世話にはなっておりませんが… まあその… 頑張ってください。


 http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr2/home/oracle/50/2007/4a05097/4a050970.pdf


 まあ、プリヴェに限らずですけど、どーもここんとこ面白系IRの質がヤバイ感じがするんですけど、正直年末にかけて金商法のお陰で数多の民法組合やファンドがこじ開けられる分、身内でぐるぐる回してた上場会社なんかは一気に資金繰りに詰まったりするんじゃないかと戦々恐々なんですがね。箱乗りやられて空き箱になっちゃった企業の上場廃止や倒産、上場企業同士の合併なんかは急に増えそうな気がします。

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魔将ガイエル

 かつて「一飛安」を記録したガイエルが、今度は「遊飛本」っつーか「左ゴ本」をやった。


スワSNSに置いてあったヤフー画像
http://i.yimg.jp/images/sports/baseball/parts/live/live_h10g_l_000.gif


 あの、ボール転がってるんスけど。某ニコ動に34号動画がアップされてたんだが速攻消されてた。まあ違法アップロードだしな。


 とりあえず今年はシーズン40試合観戦は達成したので、来年はスワローズのシーズンシート購入も考えようと思う。振り返れば、最初は好きでもなんでもなかったスワローズがこんなに弱くて面白いチームであるとは思わなかった。次期監督人選も満足に決まらないスワローズ最高。


 ユニデンがスポンサーやってたのを思い出したのだが、結局ユニデン製品を買わなかった。液晶テレビとか使わないんだが… とりあえずお礼も兼ねてユニデン製品でも買っておこうかと思ったぐらい。http://www.uniden.co.jp/


 来年はグライシンガーもラミレスもどうなるか分からんけど、引き続きスワローズを応援していきたいと思います。

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2007.10.05

FC2は癒し系反社会的企業なのかなあ

 「FC2ってどうなんだよ」というのが微妙に業界的トピックスであって、別に人畜無害ならいいんじゃないのという話もある一方、ライブドアの例もあるし、大阪府警頑張れ超頑張れという流れの中で、FC2がブログのログ消失。


 その復旧に当たって、何を言うかと思ったら「Googleキャッシュのコピペで復帰を」。対応が斜め上で好感度急上昇。言いたくても言えるもんじゃない。まあ、良く考えたら本当にハードトラブルに見舞われてデータが復旧できなければそう言うしかないもんな。


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/04/news056.html


 FC2といえば、自動でアカウント大量生成→他人記事複製でスパムブログの大攻勢→google検索結果やYST荒れ放題→検索結果に「ブログを除く」コマンド登場という金字塔を確実にアシストするナイス企業という位置づけだったので、ぜひ無事復旧して引き続き業界アウトローとして頑張っていただきたく。

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よく見たら園川コーチが解任されてるじゃねーか

 次期監督がまともに決まらないヤクルトは、初芝や園川など従来のスワローズに欠けている何かを持っている人材を首脳陣に招聘すべきだ。あと水口は土橋ともども浩康専任コーチに。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20071004-00000033-kyodo_sp-spo.html

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鈴木健の引退試合

 変なパーチー(失礼)を早々に辞退して神宮球場へ鈴木健の引退試合を見物に逝った。消化試合なのにガチな野手メンバーで横浜に戦いを挑むヤクルト。ラミレスの200本安打をかき消すような魔将ガイエルさまの見事なツーランを観たあと、消化試合で足が悪いはずの宮本に代打で鈴木健。打率は.077。今期、打たなさ杉だろ。


 と思ったら、横山の投球も甘そうだったけど鈴木健が粘る粘る。たくさんファール打って、一塁側だけどよめく。で、サードファールフライで「あ~あ」と思ったら、横浜のサード村田が温情で落球。


 村田、本当にいい奴だ。感動した。あれでサードファールフライだったらだったで、いかにも鈴木健だねというところだったのに、村田は漢すぎだ。村田に惚れた。で、最後は鈴木健が涙ながらにセンター前ヒットで有終の美。それでも打率は.111。


 8回はシコースキーさんが抑え、残留をアピール。次いで高津が登板したら、その村田にお礼のホームランを打たせてやるサービスっぷり。打たせたのか打たれたのか分からんが。だが高津を出した時点で「高津の引退試合はまだ?」と思ってしまうほどだったので、来年はもう少し高津には抑えてもらわないと。ただ、村田だけが印象に残った。


 その後は鈴木健の引退セレモニー。あまり思い入れのある選手ではないのだが、というかヤクルトを本格的に応援し始めたのは今年からなので何だが、やはり20年の現役生活の重みというのは格別な気がする。ちょっと泣けた。あと、インタビューで古田監督の18年も鈴木健が労ってて、いい奴なんだなと改めて思った。せめて今季もう少し打ってくれてればなあ、鈴木健。真中が異常と言えばそれまでだが。


 でも、そういうベテランには人望あったんだな、古田監督。あまりにもアホ采配が続くもんで、ちょっと前までは素で「早く辞任しろクソ監督が」と思っていたんだが、辞めるとなっては野次る気力も湧かん。明日はたぶん古田お疲れTシャツとか買って帰りかねない勢いだろうなあ。


 今日改めて引退、戦力外選手を見てたら、吉田豊彦が引退、吉田修司が戦力外、佐久本も竜太郎もジョニーも解雇ですか…… 寂しいもんだなあ。あと一週間で野球も終わってしまう。つまらん。

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2007.10.04

「中国経由の迷惑メール急増」

 まあ案の定というか何と言うか。ただ、出会い業者が54億通の迷惑メールを送って逮捕とか書いてあるけど、一見多そうに見えるもののその程度の件数は普通だよなあ。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071004i208.htm


 いわゆるスパム業者は中国からインドにシフトしてるはずなんだけど。出遅れたところから逮捕されるって構造なのでありましょうか。

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Mixiの新デザインは使いづらい件

 mixiのオレンジ色っぷりに嫌気が差しながらも惰性で続けていたんだが、知らん間にデザインがリニューアルされ困惑。いい加減、カラーを緑にしたいんだがな。来年の株主総会では「緑にしろ」と主張する予定だが、それ以上にデザインが読みづらくて困る。


http://mixi.jp/join_community.pl?id=2661790


 抗議のためのコミュニティができてたのを紹介され、さっそく入会してみる。やはり色がよろしくない。キーカラーを緑にするべきだ。


 全然関係ないが、投資先の会社のロゴのキーカラーが赤になってしまい、名刺まで赤くなって出社する気力が半減している。これは悲しいことだ。赤というと共産主義者のカラーであって、資本主義のセルである株式会社に使うべきではない色だと私は思っている。日本はどうなってしまうのか。

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馬鹿外人を見ると心が和む

 さっき地下鉄乗ってたら、うすら寒い本日なのにタンクトップ着た金髪白人が乗車。遠巻きに眺めてると左の肩口にでっかく刺青してたように見受けられたので、何を刺青してるんだろうと思い、降り際に近づいていったところ、左肩に入れられた刺青は「曇天」の二字。


 曇天? ロンドンのことか? どうせならほかの字を入れれば良かっただろうに。猛虎とかさ。刺青見て衝撃受けていろいろ考えてたら電車降り損ねた。謝罪と反省を要求する。

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2007.10.03

大物仕手筋とされた西田さんはどうなってしまうの

 午後に読売新聞で報じられていた件、何か「大物仕手筋」って報じ方になってますけど、こりゃ西田晴夫さんのことざんすかね。事情を聞いたとのことでしたが、むしろ倉庫番みたいなもんじゃないかと勘繰ってしまいますけどどうなんでしょう。


http://ime.nu/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071002-00000407-yom-soci


 その前哨戦では、窓口役や水先案内人だった人たちが発覚を怖れてパソコン壊したりして、証拠隠滅の仕方も何となくワイルドでかっこいいです。そして秒速でデータ復活というあたりも疲れた心が癒されます。


http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200709270043.html


 一方、東のほうではメデシン中村さんが登記挙がんない建物をいきなり壊し始めてこちらはこちらで大変ワイルドです。この丸暴受難の時代に、見たまんまのソレ方面な方々が解体屋に扮して暴れておられます。占有されちゃったあとの彼らはやること過激で惚れてしまいそうです。協議会ごとHSに買われた天井さんはどうなってしまうの。


 思うに、あまりにも多くの人がぶら下がってるから、割が良くてバレなさそうな案件だけちょいちょいツマんでおいしい思いをしようなんて話じゃなくて、向こう傷がどれだけきても構わないから一山いくらで十発打って一発当たれば全回収でケセラセラみたいな凄くアバウトな世界なんですねえ。


 そりゃあどうしようもありませんわ。ええ。

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2007.10.02

冠婚葬祭ラッシュ

 大学の同期から「結婚する」という電話→「この野郎。イヤミか。新婦置いて鬼籍に入るべき」と思いながら「おめでとー」とか返答→直後に知人の父が亡くなったのだがどうしようという相談の電話→「そんなものは葬儀屋に訊け」と思いながら「お悔やみ申し上げます」とか返答→玄関でチャイムが鳴り、誰だろうと出たら近所のブ… いや、女性が「結婚することになりました」という挨拶→「世の中いろんなタイプの物好きがいるんだな」と思いながら「良かったっスね」とか返答


 でもまあ年齢的に結婚やら出産やら葬儀やら頻発する時期ではあるけどな。私には関係ないことだが。

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2007.10.01

きっこの日記が更新される

 一部で評判だったきっこの日記の更新停止であるが、何かさっき更新されてた。いや、更新が止まった日といえば、表参道の不動産詐欺5億でとっ捕まった二瓶絵夢氏が北朝鮮との二重スパイ説とか(特定の政治家に喰い付いてただけだろ…)大量に流れてたときだったので、へえやっぱり皆そういう文脈で読むんですかそうですかという話だったんだけど。


 にしても、ICUって国際基督教大学のことですか。大変ですね。違う? 失礼しました。

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    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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