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2007.06.28

宮沢喜一「分かっていて何も出来なかった人」逝く

 あー、亡くなられましたか。お疲れ様でした。


 不良債権問題で失われた十年をやっちまった戦犯として、あるいは、55年体制からポスト55年にいたる時代の節目の政権を担った宰相として、金丸氏と竹下氏の狭間で棚ぼたの首相就任、そして日本新党ブームみたいな、次の出し物の呼び水的ポジションであることは間違いなく。


 やはり個人的には「不良債権問題を処理するためには政府が財務面で緊急出動して早期に処理しなければならない」というセオリーを知っていながら、右顧左眄首鼠両端の挙句、指導力を発揮できないうちに問題を大きくしてしまったなあという印象が強い。回顧録でもたびたび出てくるネタではあるけれども、彼は周囲を馬鹿にし軽視したが彼の状況を打開するにはそういう人たちに頼らなければならないことに最後まで気づかなかったのだなあという。


 政治家人生の最後まで、経済運営における政府ができることなどそれほど多くはないことに気づかず、むしろ政治は万能なのだと強く思っていた節があって、辞めてからいまさら”矢沢”にされて迷惑したとか言っちゃうあたりが凄いな。


 いろんな評価はあるだろうけれども、高度成長から戦後の終わりへギアシフト「できなかった」群像の一人が宮沢喜一氏だったろうと思うし、いろいろあの世代にいた問題児のなかでも象徴にされるほどの強烈な存在でもなく、むしろ路傍にあったほうがこの人はひょっとして幸せだったのではないかなと感じてしまうほど政治家としては平凡な結果しか残せなかった人だった。


 まあ、いろんな意味で「先に地獄で待っていろ」という台詞を皆から頂戴する人生かも知れないな。


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Comments

そんなオラウータンな日でした。

死なれてしまったので、事実に基づく”悪口”ですら、言えなくなって
しまったのかと一寸残念。

アメのポチも嫌だが、シナのポチも嫌。そんな漏れはどうすればいいの?

で、隊長にプチ反論。分かっていらしたの?、この方。
ご冥福(だけ)はお祈りいたします。

ヨーダのよーだ

・・・ご冥福をお祈りいたします

隊長には言われたくねぇって感じすかね。

こういう人は意外に地獄には行かない気がする。

そうそう。口ばかりで何もできなかった人。

不良債権については分かってたのに何もできなかった、
というのが一般的な評価。隊長の指摘通り。
抵抗する人間が強すぎたのが原因だから。

『訃報:宮沢喜一元首相が死去、
87歳-MSN毎日インタラクティブ』
http://www.mainichi-msn.co.jp/photo/news/20070628k0000e010089000c.html
>(中略)03年10月、世代交代を迫る小泉純一郎前首相の要請を受け入れ
>衆院議員を引退。ただ、ハト派論客として積極的な発言は続け、
>小泉前首相の靖国参拝問題では近隣諸国への配慮から
>慎重に判断すべきだとの考えを示した。(以下略)
と、つたえる『MSN毎日インタラクティブ』なんですが…
『MSN が毎日から産経に提携先を変更、
10月に「MSN 産経ニュース」開設』
http://japan.internet.com/busnews/20070627/4.html
>(中略)提携は2007年9月末で解消、
>「MSN 毎日インタラクティブ」も終了となる。(以下略)

やっぱり成功する人間には馬鹿と天才のミックスが重要なんだな。

少なくとも、国のトップに経つべきじゃなくて、その脇で知恵袋として控えていた方が、国にも本人のためにもよかった人なんじゃないかなぁ。

不良債権処理と言えば当時、久米宏がNステで「処理しなかったらどうなるのか見てみましょうよ」とかとんでもない事を言っていたのを思い出す。

あなた達みたいな馬鹿になにがわかるというの…

途中までは良かったんだけどねぇ

。。。でも、、、日本の現実と将来を本当に知って居た、恐らく戦後最期の知識人で且つ体験者だったと想います。
彼が何も出来ない人物と云うのは恐らく誤りです。
狂気に助走する時代に於ける、端緒の良識人だったと思います。

酒癖の悪い良識人ってのもねぇ……

確かに彼は酒癖の悪い良識人だったのだが、、、(笑、認印)
酒とタバコは止めようキャンペーン中ですか?

大平さん(一般消費税案)一派と不仲だったから
宏池会は揉めに揉めて自民の中のそのまた中から
宮澤内閣倒閣で90年代の自民下野
自民が返り咲いて宮澤蔵相が誕生しても加藤の乱(しかも不発)


「60過ぎてもニューリーダー」3人はこれでみんな鬼籍に

平成の高橋是清っていうのは、
まったくあてはまらないよな。
高橋は、アメリカの奴隷経験者だし、
スゲー、面白い人だもの。

当時、不良債権処理するつったら
どんだけ世論の反発があったことか。

というか分かっていて何かが出来る人なんているのか?

あんまり無いよね>出来ること

少年ジャンプじゃガキが世界を救っているというのに、
大の大人は不良債権ひとつで右往左往してる罠。

そもそも政治家が自身の利益の外部に居る愚民どものために
政治活動などするだろうか。宮沢にとって不良債権処理など
何の価値もない外部の問題でしかなかったと考えるのが自然。

「分かっていて何もできなかった」のではなく、
単に宮沢は自分と関係のない外部の問題を鼻をほじりながら
傍観していただけかと。

政治家が国民のために私利を捨て尽力するなどという発想は、
あまりにも牧歌的すぎる。

夜なべしてる岐阜のkeichanは、想ったよ。。。
政治家のみならず、私たち(?)市井も、私利を捨てて世に尽力するなどという余裕が無く成って仕舞ったので、時代が歪(いびつ)に成るのだヨ。
宮澤喜一さんは、おっとり刀だったけど、人の内なる"余裕や良識"を、最期に現して呉れた、善良な市民だったと思う。

「立ち回ろう」という感覚(危機意識に近いのかもしれませんが)に、急場では勝てなかった人なんでしょう。
頭のいい不幸な人の典型ですね。「神の使わした者」を演ってしまえればよかったのか…
だとしたら、キッツイじゃないか神様バルト様。

「イエスは、「わたしがパン切れを浸して与えるのがその人だ」と答えられた。それから、パン切れを浸して取り、イスカリオテのシモンの子ユダにお与えになった。ユダがパン切れを受け取ると、サタンが彼の中に入った。そこでイエスは、「しようとしていることを、今すぐ、しなさい」と彼に言われた」。(13:26-27新共同訳)

謹んで御冥福をお祈りいたします。

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» 宮沢元総理の死去と彼の不良債権処理公的資金注入論 [bewaad institute@kasumigaseki]
頭がよいので総理には向いても(自民党)総裁(もっといえば政治家、かもしれませんが)に向かないという稀有な人材でした。合掌。 岸信介が宮沢喜一を評して曰く、頭が良くて見識もあり総理に適任、ただし「他人がみんな馬鹿にみえる」ので人の世話をしないから総裁...... [Read More]

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    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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