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2007.06.30

久間ちょっとこい

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200706300330.html


 この正直者。

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王監督の外見がどんどん宮沢喜一化している件について

 さっきネット中継で王監督がチラ映りしてて、どうみても宮沢喜一だったので。どうでもいいですかそうですか。ノーアウト二三塁で無得点というナイスなホークスですが、松中はいい加減、髪を振り乱して結果を出して欲しいところですね。


 ところで、いつになく何か不思議なアクセスが大量に来た前回の故・宮沢喜一氏に関するエントリーだったんですが、財務省から何故かたくさん訪問者が。財務省の人見てる? イエーイ。


 いろんな反響を見てたんですが、賛否両論というよりは、ある程度その方面のリアルタイムな業績を知悉している人ほど宮沢氏の生前を惜しみ、私のようなそれ爾後の世代からはブーイングされているのが特徴的でありました。


 リンクを貼ると、こっちから腐海の蟲たちが流れ込んでしまうのでやめておくけど、私自身は御厨せんせの『ニヒリズムの宰相小泉純一郎論』や『「保守」の終わり』などの論考を理解はするけど(現実に直面して処理する人間として)価値観を共有するかどうか微妙。「戦後日本の参謀、知性派、知米派、海洋国家(シーパワー)日本の現実を認識し、その上で、軸がぶれることなく、政界、世論のバランスを図るリベラリスト」だとするなら、文中指摘する「総理としては、バブルの崩壊、再建、スキャンダル、解散、敗北とその手腕を発揮することなく、環境構造の不運に見舞われた」というのは個人的に「そういうときのための知日派でありシーパワー論標榜者だったのではないか」と思う。


 言うなら、そのような知見を持っていたのは当然として、日本がそのような人材を政府に確保している僥倖があったのも事実として、さらに様々な経緯を経て、そのようなスキルを持っている人が、まさに必要とされる時期に宰相となった。高度成長を終えて、成熟した資本主義国のひとつとして国際社会に対してどのような立ち居振る舞いをするべきなのか、日本がギアチェンジをするべきとき、まさにそれに相応しい(と思われた)人物が宮沢氏だったのだろうと思う。


 といって、いわゆる「保守本流」の議論を否定するものじゃない。宮沢氏が日米関係の古き良き日々最後の玉座に座った人物であって、バブル崩壊の後事を託されるのは歴史を見る限りまあ致し方なかったのだなあという理解、というか諦めはある。ただ、社会に出て紆余曲折の末外資系証券会社なんぞに出入りして話を聞く側だった際に「いま我々が好決算を上げ、この暑苦しい国で無理しても稼ぎたいと言う欲望のままに働けるのは宮沢のお陰だ」と外人が口々に言っていたことは忘れない。それが経済なんだと割り切っても、その経済に詳しいはずの閣僚が、経済問題がまさに火を吹くか吹かんかというところで、これといった指導力も発揮せず、バルクで右から左に物件を流すだけの海外ファンドに空前の利益を与え続けるような施策しか取らなかった現状を身をもって知った以上、彼がいかに政治思想や政治過程で重要な役割を示していたのだとしても認めるわけにはいかない。


 ミクロの体験談をマクロの政策評価で語るなと言われれば「そうですね」という話であるし、じゃああのとき財政出動をしていればただ単にゾンビが増えただけじゃないかという議論もあるのは承知している。だけど、彼は経済政策において事細かにアメリカと協議を続けてきたのは誰しもが知っていて、彼が話したことが、結果として「自由経済社会の弱い環」として、ジャパンプレミアムだのジャパンパッシングだのシステミックリスクだのと言われる元凶となったのは、私の人生にとっても忘れがたい時節であった。結局、あのころの外資系証券会社には悪党がいっぱいいた。その悪党が合法にいろんな無茶をやるお墨付きを与え、金太郎飴だ何だと不思議金融商品をせっせと作り、バルクで価値の残っている不良債権を買い上げてバラして転売するなど、なぜそのようなことがまかり通るのかをつぶさに調べていくと、出てくるべくして出てきた人が、結果として「カネと貿易」のカネをスクイーズしてまとめて放り投げる変な政策のきっかけを作ったと見ることもできるわけだ。アホみたいに踊ったバブル経済が崩壊するのは当然だったとしても、それが弾けたことは誰よりも良く認識していたのだから、そこでカネのないプレイヤーが原理原則の「カネと貿易」を体現してしまったら、いまカネのあるプレイヤーがカネのないプレイヤーから巻き上げられるだけ巻き上げておこうと考えるに決まっている。


 ましてや、当時はヘッジファンドの出かかりの時代で、珍奇な金融商品がわんさと出てきた時期だった。ここは宮沢氏一人の責に帰するのも困難だけど、これらのバックボーンとして機能してきたのは円キャリートレードだったわけだし、しかも困ったことにその後も宮沢氏は元首相にして平成の是清として財務担当相として再登板するに至った。”高度政治情報”の最大の出元として機能してきた人間を、なぜ困難な局面で持ってくるのか、また逆にそれを周囲にとどめられるだけの人材がちょうど自民党に枯渇していて、そこへ初回から大魔神佐々木が登板すると称して積極財政へさらにシフトしてデフレをどうにかするより世界の流動性を増やすエンジンとしての役割を果たす方向へ逝ってしまった。


 本当に宮沢氏が理財の人であったのなら、妙な担ぎ上げられ方をしてタイミングを外した当時最大の国債を発行するようなことはしなかっただろうし、時代の伴奏者というより時代の節目に自民党の人材プールが枯渇していたことを示す象徴として語られるべきだろうと私は思う。


 その一方で、一政治家の人生としてどうだったのかというと、明らかに平時の人材であって、いろいろ韜晦は交えつつも大過なく任期を終えるタイプの人だったのに、随分と遠くまで流されて首相まで流れ着いたもんだと感じる。彼は幸福だったと思う。

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「タレントの羽賀研二容疑者ら逮捕・恐喝容疑」って、おいおい

 何か思ったんですが。


http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070630AT5C3001730062007.html


 どうすんすかね、マジで。

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公安調査庁解体論議は、ズボンを下ろさずにうんこしようと試みる行為だ

 野田さんが頑張っている。


http://espio.air-nifty.com/


 基本的にその通りの正論なので反対ではないのだが、一応は異論を述べておく。はいそこ、詭弁とか言わないように。


 率直に、言いたいことは二つ。


1.ノウハウそのままに新組織設立、職員移籍というような社会保険庁スキームと一緒だったら同じこと起きるよ


 「器変わっても酒同じ」という状況になったら寂しい。同様に、協力者名簿などもう終わった話の内容も蒸し返されたりするといろんな活動にネックになる。機能として不要という論理で解体したはずなのに、日本は情報機関が必要だねって言う人たちが日本版NSCあたりに公安調査庁職員と機能をそっくり移管したら内閣府の下に不思議組織が完成してしまうんじゃないかと思うんですけどね。それは困る。


 ついでに、公安調査庁が”個人的プレイ”として容認してきた各種活動が明るみに出たとき、いわゆる社会的二次被害をどう防ぐのかあらかじめ考えておかないとヤバい。反共やオウム対策などほぼ終わった案件をずっと追いかけているような人たちでもノウハウはある(野田さんはそんなもんいらねと言うかも知れないが)。


 横の繋がりがなさすぎて、あっと驚く話がアホほど出る展開は、物見遊山としちゃ面白いけど、テレビに出てたあの人のあの発言が馬鹿職員のペーパーが元だったとかっていう陰謀論ど真ん中の展開になるといろんな人困りすぎ。


 公安調査庁解体ってことで頑張れば頑張るほど古き良き公調的何かが焼け太ることになるんじゃね? という心配はあると思うんですよ。


2.この方向で逝くと日本の情報機関が混乱を招いた責任のすべてってことになって、いつの間にか朝鮮総連が被害者になっている件について


 より根幹の問題で逝くなら麻薬対策であれ破防法であれ向いてる先はとりあえず半島から来た馬鹿どもを一個のゴミ箱で管理しておいたほうがコストが安いし効率的だよねということで一切合財そのスキームで四十年間やってきた。


 が、資金洗浄を出口にした上場企業詐欺だの暴力団フロント企業だのシステム金融だの、あるいはパチンコパチスロや消費者金融、食肉、不動産ころがしからREIT不正上場まで時代が移って面識率では反社会的組織の活動をフォローアップできなくなり、総連の動きを専門家であるはずの公安調査庁が網をかけきれなくなっているのはご承知の通り。しかも、大多数の関係者、すなわち監査法人や証券会社、パチの皆さんなどなどほとんどの人間は「まさかそういう片棒担いでいたとは」真剣に思ってない人がほとんど。それでは末端構成員に喰い込んで情報を収集するノウハウを地道に展開してきた組織にクリティカルな情報が入らないのも当たり前ですわね。ほほほ。


 なので、機能不全省庁は社会保険庁ともども死んじゃえってことでお上でがちゃがちゃやるのは仕方がないんだが、ゲームとしては決定的に勝ちに逝ける場面で差し手を間違えてしまって、何故だか朝鮮総連が元公調長官を重要関係者とする詐欺事件の被害者ってことになってしまった。それはどうなんだよ、という話である。


 北朝鮮系財界人はかなり仮面をしっかり被って暮らしているものの、その99%が人畜無害で真面目に商売しているだけなのだが、いざというときに金なり人なり場所なり出す拠点になりうるから監視してきたのはアリだけども、それはスリーパーという意味では別に否定しないものの「何故そういう人たちが財界のある程度のところまで上り詰めることができたの?」というプロセスに着目する仕事をする人が最後まで出てこなかったのが失敗の根幹だったと思うわけで。


 それを言ったら、幹事長は日本人なのか、前首相の祖父はカタギだったのかというような根本のところから話さなければならない。ひょっとすると、私たちは民間のどうでもいい枝葉末節のところを殊更に問題視して、実は中枢の結構大事なところをヤバいところに持っていかれてしまっている疑念も、適切なレベルで持ってないといけないんじゃないか。


 今回の事件は、本当に何の裏も表もなく元長官が担がれてただのアホだったという事案だったようなので拍子抜けなんだけれども、その結末で焼け太るのが「本来の公安調査庁的なるもの」で、話の流れに付け入られてやっちまったのが「朝鮮総連は詐欺の被害者」という結論だったとするなら、いったい何のために働いたんだという話になりはせんだろうか。


 将棋の途中に駒取った取られたで騒ぐのは馬鹿馬鹿しいとも思いつつ、ただ取られた駒が局面支えてる可能性もあるんで気になるんだけどね。


http://espio.air-nifty.com/espio/2007/06/post_be13.html


 だから、私の見るところこのクソ選挙前の資金集め時期に微妙案件ばっかり立ち上げやがって、社会保険庁だの公安調査庁だの解体論議が出てしまうのは相当誰かが焦って博打をやらかしているようにしか思えないのです。ちょうどこんな感じ。


http://image.blog.livedoor.jp/guideline/imgs/7/4/7425c410.jpg

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2007.06.29

TBSが楽天に圧勝

 資本主義の原理原則から言えば楽天の言い分にも理があるはずなのだが、通しで見ていくとTBS井上社長があれだけの際立った不快感を撒き散らしているにも関わらず楽天が負けて「おお(笑)」と思ってしまうこの心理状態は何と説明したらいいのだろう。


http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-266474.html


 たださあ、楽天がTBSの株を手放すとして、借り入れた資金を返済してなおかなり残ることを考えると、また買い物症候群がむくむくと起動して買収先漁りに走り出すと迷惑な感じがしないでもない。

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こんにちは、ガンジーです

 明日は朝から会議だけど今夜も元気にciv4だぜ。ダラダラ実況しちゃうよ。って、ガンジーかよ。これだからランダム制&技術交換ナシは嫌いなんだよ。マップはいつもの標準パンゲア、プレイヤーは私以外(たぶん)全員毛唐の計八人だ。明るいインドの明日のために、まずは斧兵を量産して逝きたい。


 まずは川沿いにデリー建設。ジャングルがあるので赤道くさい。ヤバいね。戦士を二人作ってから労働者、兵舎建てて戦士、開拓者。北隣の国はエカテリーナだった。また露助か。死ねと思った。西から毛沢東が来て南からイザベルと東にチャーチルが。ヤバい。どうも我が国は真ん中くさい。ポーランド現象一直線。終わった。勝てないな。終わり終わり。やる気80%オフ。しかも海が遠い。あー、こりゃ衛生死確定だな。


 案の定、仏教をスペインが開祖。張り合う余裕ナシ。しばらくしてヒンズー教もスペインが開祖。宗教ラッシュか。総本山奪える展開になるといいね。仕方がないので農業から青銅器、鉄器へと進む。目指せ君主政治。モンテスマ(アステカ)の斥候がやってきた。スペインが労働者に護衛をつけずにのんびり道を作っているのを発見、北朝鮮を見習って速攻拉致。放牧開発したら近場に馬発見。銅はないけど鉄はあるのでよしとする。


 スペインからの抗議を聞き流してイギリス、ロシアと交流を深める。どうもイギリスも内陸らしい。速く地図を交換したいもんだ。といっても私の地図はうんこだけど。都市をさらに二つ建設、どうせこれ以上広げても守りきれないのでイギリス、中国、ロシアあたりと中央ヤバい立地国同盟を持ちかける。暦をゲットしてスペインが建てたはずのストーンヘンジを無効化してやる。このあたりで当面の敵をスペインに絞る。


 と思っていたらスペインがいまだ顔も見ぬ初見のルーズベルト(アメリカ)と結託していきなり我が国に宣戦布告してきた。畜生、内陸国なめんな。ジャングルというジャングルにベトコンのように配置した弓兵で防衛ラインを築いてインド人が激しく抵抗。川沿いの開発地域に敵が侵入したらアウトなので弓槍斧セットで増員をかけ続ける。頑張れ主従制。


 そう思ってたらロシアからも宣戦布告された。だから露助は嫌いなんだ。北方領土返せ。内陸国崩壊の定番である、後方からの襲撃である。いまんとこ周囲全部敵国。あまりにもポーランドすぎる。イギリスや中国に援軍要請したけど送ってきてくれない。駄目だ、終わった。いやまあ、もし私がイギリスの立場だったら当然援軍なんか送らないわけですけど。スペインに領土取られるのも癪なので、都市くれてやるから和平結ばない?とアメリカに申し入れなどして同盟を分断しつつ必死の防戦。ジャングルに築いた防衛ラインはとっくに破られて川沿いの村落などは略奪に遭い、都市に立て篭もった弓兵と槍兵おのおの少数で辛うじて支えている状態。


 アメリカと和平が結べたものの都市は陥落寸前のデリーしか残っておらず、スペイン側に占領されるかロシア側に落とされるかという英仏殖民競争時代のシャムのような状況に陥ってほぼゲームオーバーでございます。一番最初に滅ぶのは私か。と思いきや、まだ出会ってもいないナポレオンがアステカとイギリスに攻められてひっそり滅んでた。よし、ビリはない。オリックスが勝手に連敗してくれて最下位を脱出した楽天の心境だ。


 インドなのに人口が2しかいない謎のデリーはおいしくないということでロシアが諦めスペインも援軍を送ってこないまま30分ぐらいエンターキーを押すだけの日々を送り、ある日突然ロシアがスペインに宣戦布告したメッセージが現れたかと思いきや8個ぐらいスタックしたロシア軍象兵とカタパルトの大軍が私のデリーを踏み潰してスペイン領内へ雪崩れ込んで逝ってゲームセットでございます。ご清聴ありがとうございました。次回のガンジーにご期待ください。

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アナル男爵が逮捕されそうです

 ビーフカリー斉藤というカロリー値が高そうなハンドルの人が以下の記事を書いているのが目にとまりピックアップ。


http://www.downloaders.cn/2007/06/28155315.html


 海賊版DVDなどの字幕を勝手に作る人なんだそうだが、正規版より海賊版のほうが翻訳のデキが良いという反応もちらほら聞かれる。腕のいい職人の一人であるとされるアナル男爵にいたってはwikiまで執筆されている始末。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%AB%E7%94%B7%E7%88%B5


 あまりファンサブについては興味ない、というか私が見るメジャーリーグ(主にタンパベイ戦)は別に実況が酔っ払っていても視聴には何の影響もないし、戸田某などの翻訳は手が早くて納品がきっちり守られる以外はあまり褒められたものではないという風評も多々存在するのでどうでもよかったのだが、問題はアナル男爵である。


 現在、本件報道を実施している正規メディアでモロにアナル男爵と報じられることはない。これが例えば大きな事件となった場合、例えば「酒鬼薔薇聖斗」みたいに鍵括弧つきのネームで”「アナル男爵」こと○○容疑者”みたいな報じられ方をしてしまうのだろうか。


 ビーフカリー斉藤も原稿の中で深刻に書き綴っているように、卑猥語感のハンドルの扱いというのは大変困難なのだろうか。アナル男爵が本当に逮捕されちゃったら保釈金カンパに協力したいね。

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2007.06.28

宮沢喜一「分かっていて何も出来なかった人」逝く

 あー、亡くなられましたか。お疲れ様でした。


 不良債権問題で失われた十年をやっちまった戦犯として、あるいは、55年体制からポスト55年にいたる時代の節目の政権を担った宰相として、金丸氏と竹下氏の狭間で棚ぼたの首相就任、そして日本新党ブームみたいな、次の出し物の呼び水的ポジションであることは間違いなく。


 やはり個人的には「不良債権問題を処理するためには政府が財務面で緊急出動して早期に処理しなければならない」というセオリーを知っていながら、右顧左眄首鼠両端の挙句、指導力を発揮できないうちに問題を大きくしてしまったなあという印象が強い。回顧録でもたびたび出てくるネタではあるけれども、彼は周囲を馬鹿にし軽視したが彼の状況を打開するにはそういう人たちに頼らなければならないことに最後まで気づかなかったのだなあという。


 政治家人生の最後まで、経済運営における政府ができることなどそれほど多くはないことに気づかず、むしろ政治は万能なのだと強く思っていた節があって、辞めてからいまさら”矢沢”にされて迷惑したとか言っちゃうあたりが凄いな。


 いろんな評価はあるだろうけれども、高度成長から戦後の終わりへギアシフト「できなかった」群像の一人が宮沢喜一氏だったろうと思うし、いろいろあの世代にいた問題児のなかでも象徴にされるほどの強烈な存在でもなく、むしろ路傍にあったほうがこの人はひょっとして幸せだったのではないかなと感じてしまうほど政治家としては平凡な結果しか残せなかった人だった。


 まあ、いろんな意味で「先に地獄で待っていろ」という台詞を皆から頂戴する人生かも知れないな。

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2007.06.27

木元がオリックス逝き

 暗黒すぎる。歌藤もルーキーイヤーに酷使されっぱなしで結局潰されちゃった印象だし、清水もなあ。しかしやっぱり木元だろうか。ここ二年のさっぱりぶりと、離婚の過程で報じられたDV醜聞あたりはやはり気になる。年俸交渉でゴネるのは、まあ別に仕方ないんだろうけど、オリックスってのはどうしてそういうところに目をつけるんだろうとは思うね。


 木元に関していえば、一度広島に入って鈴木本部長に揉まれるべきだろうと。つーか、落合のお陰で無闇に上がってしまった日本プロ野球年俸を冷徹な理屈と絶妙な人情トークで切り下げ続ける人間こそ、暗黒オリックスに必要なんじゃないかと思うんだよね。と思ったら鈴木本部長のスレが立ってたらしい…。


http://www.2log.net/home/s4913/archives/blog555.html


 オリックスと言えば、プロ野球選手の契約金が高すぎると称して、高見沢ほか新入団選手の契約金を一軍登録したら後で払う画期的な仕組みを考案するなど、客商売のことは考えてないけど球界のコストダウンには貢献する着想はある。何か追い出したんだか出て逝ったんだか知らないけどいつの間にかいなくなってた井箟さんをアドバイザーとして呼び戻すみたいだし。


http://www.nikkansports.com/baseball/f-bb-tp0-20070625-218041.html


 イメージとして、迷走する暗黒球団オリックスという雰囲気はあるけれども、結構はっきりと「金を払いたくない」という方針を徹頭徹尾堅持しているのがオリックスなんだよね。”商売”と考えたとき、冷静に清原と中村ノリを比較して客が取れそうなほうにだけ金を払うとか、谷を放出する際にはあと数年も活躍しなさそうだからと「この正直者」な理由をつけて巨人に逝かせるとか、客からすれば愛着も夢も感じないトホホはあれども純粋に経営と言う観点からすれば最強というだけである。


 おそらくはラロッカが故障したとき用に採られた木元も、日本ハムのようなおっとりとした球団ではなく野獣のような暗黒フロントのいるオリックスのほうが水が合うかもしれないので、ぜひ汚名返上すべく頑張って欲しい。ついでに塩谷も帰って来い。

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【世論調査】うちのコメント欄に常駐するアルファコメンテーターをどのように遇するべきか?

 最近、携帯電話機経由からの閲覧者が増えたこともあって、うちのコメント欄で長文を掲載するハナ毛氏に対するクレームが持ち上がっており環境問題になっています。


 正直申し上げますとコメント欄は私自身は数日に一回ぐらいしか流し読みしないのと、パソコンで読む分にはそれほど長文も苦にならないのでどうでも良かったりするのですが、ここはひとつ皆様のご意見を反映させようと為政者根性を出してみたいと思います。


http://aboutme.jp/question/show/9935


 そんなわけで、専用質問をでっち上げてみましたので、興味関心のある向きもそうでない方も調査にご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

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ネットイナゴの真髄を「ヤフー!みんなの政治」のなかに見てしまった件について

 私が言うのもなんであるが、政治の現場というのは馬鹿と暇人を動員してナンボなんだなあと思わせるサイトが存在する。


ヤフー! みんなの政治
http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/newlist/


 イタいとかイタくないとかそういうレベルの問題ではなく、私たちが抱える社会的問題、それを議論し解決していく場としての民主政治の「あり方」に比べて、その政治に送り出す国民の側の顔つきはどんなものであるのか、その「ありよう」について良く考えるべきだ、というお題を突きつけている。その象徴なんだろう。


 例えば。


http://seiji.yahoo.co.jp/my/individual/index.html?nn=DyFn4OWekUBl0GDbvSqbsA--


 このgonbe1603氏、かなり頑張って自民党議員をけなしている。その内容は、要するに民主党支持者の為すべきそれであって、それ自体は「ああ。反体制の人ね」ということであり、世が世ならゲバ棒を持って東大生でもないのに東大校舎に立て篭もっていたであろうし、あるいはアカ狩りの対象となって精神病棟に送り込まれロボトミー手術の技法確立に貢献する偉大なサンプルとなっていたかもしれない。


 問題は、彼のいろんなとこに対する評価である。現段階で、評価数3,536件あるが、要するに民主党を持ち上げる→支持、自民党を罵倒する→支持というのをえっさほいさと延々頑張っているんだろうという話である。ご苦労なこった。大村秀章氏なんてマイナー系議員への子供の作文みたいな議員コメントに314人も評価ぶら下げて、支持者は303人。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/detail/index.html?g=2007000328&s=0&d=1&r=12


 多少文章力がレベルアップした例がこちら。


http://seiji.yahoo.co.jp/my/individual/rev/giin/index.html?nn=QPVBX.mfkF3qW0ikeXvupQ--&p=1


 たぶん一生懸命書いたんだろうと思われる。20件の議員評価ひとつひとつが自民党への悪口に直結し、一方でなぜか鈴木宗男氏だけが鬼のようにヨイショされて大気圏突破し宇宙へ旅立つ情景が思い浮かぶ状態に。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/detail/index.html?g=2007000469&s=0&d=1&r=6


 一方、民主党はどんだけ叩かれておるのかと思って見てみたらこのありさま。


http://seiji.yahoo.co.jp/my/individual/index.html?nn=5faVJkCRkUt8ESYzTw_XgQ--


 大江康弘? 誰? 高橋千秋?? 知らない。どちら様ですか? そんな民主党のマイナー議員の皆様が激しく高得点。そもそもどこの選挙区で何の実績を挙げてるのかすらよく知らん。誰かちゃんと全部知ってる? そんな人が70人通りかかって69人も支持。嘘だろー。それに何か10,259件も誰かのコメントに支持したり反対したりしている。何この超絶ヒマそうな民主党支持者。わけわかんない。一時間ほど経過したところ、評価数がさらに増えて10,289件になっている。見て回った中では最高得点のクリッカーだ。懸命にクリックしているのだとすると腱鞘炎まっしぐらだし、スクリプトだとするとBOT使いは死ねという話である。おとなげない。


 ということで、すでに民主党シンパの独壇場と化しているこの物件を、改めて楽しく閲覧するためにもさっき一時間ぐらいかけて見て回った面白議員を自信持ってピックアップ。各種泡沫政党事情便覧も併せてレッツゴー。


○微妙議員ピックアップ


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/index.html?g=2007000437&s=0&p=1


 酷評新記録へ向けて着々とした歩みを続けているのが佐藤ゆかり女史。まさに酷評クイーン。美人ならそれでいいじゃんわっはっは的即物型男性支持者の圧倒的支援を受けているのが気に入らないのか、クソミソに書かれ放題。これだけうんこ投げられれば本人も満足だろう。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/jimin/000041/


 酷評キングは大仁田厚氏。上記佐藤ゆかり女史同様、本人がいくら罵倒され悪評を書き連ねられようと日本政治のありようには1ジュールの影響も与えないであろうことがほぼ確実であるあたり、自民党は実に優秀な弾除けを開発したものである。本人が鬱病患者なら自殺しかねないほどの内容なのが凄い。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/index.html?g=2007000353&s=0&p=1


 惜しくも「評価オール1」を逃したが、片山さつき女史もなかなかの作品に仕上がっている。どれも目を覆わんばかりの誹謗中傷。いやまあヒステリーは酷いと思いますがね。嫌われ方がどれも似通っているものの、それが一番問題なだけに何ともはや。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/detail/index.html?g=2007000196&s=0&d=1&r=2


 それは「大作のまんこ」と言いたいのかあああぁぁぁっっっ!!!1!! そんな評価も140人中103人支持。三色旗のみんな、煽られてるぞ。ぜひ支持したまへ。にしても、創価学会はあまりネットでの活動に興味がないのだろうか、これでは煽られ損である。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/detail/index.html?g=2007000736&s=0&d=2&r=5


 女史プロレス界最強の男と言われた神取忍氏に対して「はっきり言ってきもい」、それに対する支持は117人中116人。タレント議員には比較的厳しい意見が寄せられがちではあるが、逆に言うと叩く側もタレント候補や大物政治家ぐらいしか知らないということの裏返しなのだろうとも思える。そりゃ票稼ぐから政党もそういう人を担ぎたくなるわな。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/index.html?g=2007000441&s=0&p=1


 一方で、強引な官邸主導の立役者に(一時)なった塩崎恭久氏は評価自体が二件しかなく、ほぼ完全シカト状態。ちょっと工作員、弾幕薄いよ!! ってか、興味ないんだろうか、世耕氏は結構書かれてるのに。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/index.html?g=2007000397&s=0&p=1


 小池百合子女史も無風地帯。おかしいな、なぜ官邸絡みのバッジは概ねシカトされてるんだろう。片山虎ちゃんだって皆から罵倒されとるっちゅーのに。これで選挙負けて総裁選なしで次期首相決めましょうなんてことになったら、ひっそり首相候補筆頭になってたりするわけだが、どうなってしまうのだろうか。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/index.html?g=2007000255&s=0&p=1


 当然のように、首相である安倍晋三氏は民主党員の波状攻撃を受けて136件の評価でボロクソである。まあしょうがないよね。一個一個読むとまあ何か似たようなことを書いてる感じではあるけど、商売柄こうなるのはやむを得ないでしょう。


○ 共産党
http://seiji.yahoo.co.jp/bin/gisearch?p=&i=&s=&t=004&x=51&y=1


 誰からも評価されていない不思議な政党。18人の党員がノミネートされていながら、みんなの評価がエントリーされているのは志位たん(5件)と佐々木憲昭氏(3件)、穀田恵二氏(1件)のみ。党勢衰えたりとはいえ、話題になんなすぎである。誰か赤い党員は一刻も早く「美恵子たん……」などと書き込んでおくべきだ。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/detail/index.html?g=2007000439&s=0&d=1&r=6


 志位たん。「残念ながら致命的なほどに華が無い」と党員に書かれる。これは万人納得の評価ながら99人中81人が支持。この人、アカじゃなきゃねえ。議論達者で有能で誰からも好かれる人物なのだが、見た目が地味というのは共産主義者にとっては最高の人材なんだがなあ。


○ 公明党
http://seiji.yahoo.co.jp/bin/gisearch?p=&i=&s=&t=003&x=66&y=2


 いろんな意味で日本政治裏面史と共に歩み続けた公明党も、ネット時代の選挙対策にはまだ本腰になれない状況のようである。自民党に必死のクリンチで弱者専用集票マシーンとして頑張っておられます。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/koumei/000376/


 みんなご存知いかんざき。評価五件オール1で、ほぼ全員罵倒を大絶賛という貫禄ある状況となっておりさすがとしか言いようがない。工作員頑張れ。最近は某矢野氏の話もあって実はそれなりに話の分かる優秀な政治家だったらしいという評価もあるんだよね。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/index.html?g=2007000320&s=0&p=1


 太田昭宏氏もボロカスに書かれている。冬柴氏の項目でも共通しているのが、庶民の味方と言いつつ実は全然違ったじゃん的政策評価ロジックの部分。それ言い出したらきりがないんじゃないのと思いつつ、大作パゥアーってそういう方面の上手さだよねーみたいな割り切りもあったりする。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/index.html?g=2007000171&s=0&p=1


 無風状態の公明党名無し戦士たちのなかで、浜四津敏子女史だけ万歳コメントが掲載されている。この人の選挙カー上からの金切り声で周囲の時空が歪んだりして非常に迷惑したんだが、うちの塾員なんだよねえ(鬱)。


○ 社民党
http://seiji.yahoo.co.jp/bin/gisearch?p=&i=&s=&t=005&x=55&y=18


 ダイナミックに転がり落ちるさまが国民に人気の社民党。労働者の味方であるはずの社民党は存在そのものが笑いの対象となっていて、本部勤務職員がリストラされそうになって激しく抗議されるなど一挙手一投足が注目される。貧乏はつらい。しかし、社民党はかの村山政権下で数々の事案を触り、いまそれがいろんなところで炸裂しているのを見ると、確かに日本政治で一定の役割は担ってきていたのだと実感する。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/detail/index.html?g=2007000512&s=0&d=3&r=2


 社民党からは辻元議員をピックアップ。「負けるな、辻元!」だとよ。まあ、日本政治ののりしろとして社民党はそれなりに重要なので現状維持希望。175人中112人が支持。反社会勢力の誘蛾灯として、辻元周囲を監視するだけでいろんな人たちがマッピングされる最強マーカーとして今後も活動に精励されたい。でも最近は大人しくなっちゃったね…


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/shamin/000143/

 なお、田英夫氏は地味すぎて評価さえゼロ。84年の金大中拉致事件真相調査委員会の代表だったんだぜ、田英夫。社民党最後の大物の一人だったんだけどなあ、もう歴史上の人物になってしまったかのような、ややセピア色した本人画像が物悲しい。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/index.html?g=2007000181&s=0&p=1


 しかし、福島瑞穂女史の評価見てると、工作員は社民党を必ずしも好きではないのな。社民党はせっかくのドアマット政党なのだから、こういうところで活動しないでどうするのだ、と強く煽ってみる。四半世紀髪型が不変なのは偉い。


○ 国民新党
http://seiji.yahoo.co.jp/bin/gisearch?p=&i=&s=&t=007&x=38&y=14


 泡沫度マキシマムな悲壮感漂う亀井静香政党。昔の名前で出ています系議員が多い分、評価も割れている。ただ、棟梁たる亀井静香氏本人に対する興味がネット的にはそれほどでもなさそうなのは意外。民意も薄く、工作員も出入りしない国民新党に浮上の目はあるのか。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/index.html?g=2007000722&s=0&p=1


 取り上げる筆頭は綿貫民輔氏である。某首相の「神の国発言」が飛び出した際の会合を主宰するなど、失言方面のスキャンダル発生を地味にアシストする好人物だ。演説中に「爺ははよ死ね」と野次られて憤怒のあまり選挙カーから落ちそうになるなど、天然素材でもある。評価は珍しく割れている。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/detail/index.html?g=2007000089&s=0&d=1&r=1


 一方、微妙に工作員臭がするのは後藤博子女史である。選挙が近いからか? 取り立てて評価すべき政治的業績はなく、誰かから酷評される政治的汚点もないはずだが何この高評価。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/kokumin/000362/


 亀井の親分。通称「銭亀」。与えられている評価はこの手の議員にしては実に中途半端。もっと突き抜けて欲しかった、いろんな方向に。この人ほど選挙や政局のたびにタイホ情報が飛び交うバッジもいないので、引き続きエンターテイナーとして頑張っていただきたく思う所存。


○ 新党日本
http://seiji.yahoo.co.jp/bin/gisearch?p=&i=&s=&t=008&x=41&y=14


 絶望の境地にある新党日本。掲載される現職議員はわずか二名、うち滝実氏は無評価である。新党日本と言われると田中康夫氏のイメージが無理なく定着してしまっていて、こういうとき「あれ? ヤッシーは?」とか思ってしまうわけだな。副都知事なれなくて残念だったね。なお、新党日本のホームページで掲載される田中康夫アップ画像は寝つきが悪くなるほど意味なく不愉快であり、おまけに何種類もあるので堪能されたい。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/detail/index.html?g=2007000010&s=0&d=1&r=2


 荒井広幸氏である。むせ返るようなクサい好意的評価が立ち込めるが、能力的にはともかく本人的にはガッツがあるので良いのかも。なお、掲載されている顔写真がすげえ泣きそうな面構えで降水確率八割を超える。もう少しほかの画像はないのか事務所に問い正したい気分である。


○総評


 やはり菅直人氏に対する評価を見るのが楽しいと思う。


「必ず総理になるべき男である。」
投稿者:linusboysさん 「この評価を支持」:169人中135人
http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/detail/index.html?g=2007000375&s=0&d=1&r=5
「 国会議員より市会議員レベル」
投稿者:iina_nipponさん 「この評価を支持」:116人中19人
http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/detail/index.html?g=2007000375&s=0&d=3&r=6


 …。いや、別にいいんだが、どうせ工作をかけるのであれば、星二個とか星四個ぐらいを6対4ぐらいで分けて、どっちかというと民主支持なんだけど、お前らどう思うのよ、とやるのが本来である。ここまであからさまだと空中戦というより別の問題にして炸裂させたくなるのが人情だ。


 個人的には20人いないんじゃないかと思う。サイトを訪れる人数ではなくて、せっせと民主支持自民罵倒を繰り返してるのが。逆に、こういうサイトが主戦場になって、ネットも政治を動かす重要なツールになってきましたねそうですねという話になると、それこそ本当の意味でいろんな戦術を考える奴が出てくるであろうし、手口の暴きあいみたいなのが発生するのかも知れない。


 最後はこの人で締めさせていただきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。


http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/index.html?g=2007000233&s=0&p=1

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2007.06.26

微妙経済ネタフラッシュ

 ちと忙しかったので取り上げなかったネタをまとめて。


NEC裏金作り、子会社幹部が架空発注への関与認める
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070625i114.htm


 裏金ねえ。最近では電通でもやらないようなストレートな方法論に涙を禁じえません。問題は、そこまでしてプールした金、どの辺に使ってたのかしらという下世話な関心事が途切れないことでありまして、爾後報道を希望いたします。


第27回「1点突破のゲリラ戦――孫正義氏の数式<その2>」
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/nakajimat.cfm?i=20070619ck000ck&p=1


 脱力系のコラムを書かせたら日本屈指のクオリティを誇る中島孝志氏がこんなことを。お前、数学分かってないだろ。とりあえず流行ってそうなものを並べてソフトバンクを力強くヨイショしてみました以上の何かを微塵も感じさせない知能指数の低さがグー。


「ネット・ゲーム中毒を精神障害に分類」――米学会が推奨
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0706/15/news075.html


 改めてピックアップ。確かに賭博が好きなタイプと人間像は被ってるかもしれないが、我が国の現状で申しますとデイトレ野郎およびFX馬鹿も精神障害に認定して、公的に博徒として迫害すべきだろうと私は思いますが如何でしょう。


狙われる上場企業:証券市場と暴力団/上 増資に群がる闇組織
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20070624ddm041040069000c.html


 いつか毎日新聞に「箱乗り」とか「リーチ目」とか「鉄火場」みたいな用語が乱舞する日が来るのかと思うと心がときめきます。登場する企業は100社ってあっさり書いてますけど、この手のリストが出回るたびにエクセルに入れてフロント系上場企業の時価総額計とか出してみると面白いっスよ。


公安調査庁―緒方氏「逮捕」秒読みか
http://espio.air-nifty.com/espio/2007/06/post_4854.html


 野田さんのネタながら、毎日新聞がどっかから仲間割れの事実を入手ってのが興味深くてピックアップ。航空ベンチャーって森氏だよな。しかし、公調の偉い人が普通に捕まっちゃう時代になったのか。ぜひ判決主文に「馬鹿は死ね」とかそういう直接的な単語を使わないでいただきたい。


インデックス、子会社をジェイブリッジ関連の企業に売却?
http://jds.jasdaq.co.jp/documents/tekiji/18BBGP8YFO1YKCAA.PDF

 インデックスがVOD配信子会社ネオインデックスの保有株式すべてをイビサに売却って話が出たけど、思い切りジェイブリッジ方面のネタに見えて仕方がない。そんなにお金が詰まってるの? それとも不要な仕事だから? とりあえず「イビサ "赤星祐二" ジェイブリッジ」とかで検索すると吉。


TBS株:楽天、一転守勢に イーエム社の売却で
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070620k0000m020171000c.html


 この時期にこのネタでこの結末というのが凄い先週のネタを引っ張って余韻に浸る。実質的にざる碁打ち同士の対戦となった今回の一件、まだ決着はついていないものの徹頭徹尾資本の論理を否定するTBSの微妙な勝利で終わりそうなところがジャパニーズ。


ブックオフ:前会長が実質経営の会社にリベート7億円
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20070620k0000m020166000c.html


 同じく先週のネタで。このあたりのやりすぎ具合が美しい。「ほかにもたくさんあるんじゃないの?」とか「院政敷くんですかい、旦那?」とか思うことはあるけど、まずは出直しで頑張っていただきたい(棒読み)。


温泉施設爆発事故を契機に火が付きそうなユニマットグループ総帥・高橋洋二氏の過去
http://accessjournal.jp/modules/weblog/index.php?date=20070622


 リンクは山岡氏のとこから。週刊朝日やAERAでも書かれていたので何をかいわんやであるが、何かえらい叩かれようである。まあ、豪腕で女好きなのは仕方がないが。ある意味で一匹狼である分、その先も裏側も特になく、世間が飽きたら話題終了になりげ。

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「金のためだけに働かない」のは日本人だけじゃないと思うけどなあ

 YAMADAS読んでたらこんな記事が。


確かに日本人は金だけのために働かない。しかし、それで見くびられるのは不愉快だ
http://d.hatena.ne.jp/yomoyomo/20070621/money


 昔、別の仕事で「相場よりかなり高い金を払っているのにイタリア人は真面目に会社に来ない」という話があって、それに対する回答として「まあイタリア人ですから」とかってことでイタリア人ネタで盛り上がったりするのが国際人なのです。


 これ、日本で大卒君が内定貰って会社の都合で住み慣れた場所を離れてどっか地方の工場とか営業所とかに赴任させられること自体が外人からすると理解ができないっぽい。何でそんな会社選ぶの? 家族は? みたいな。


 でもそれ以上に文化の違いというよりは個人個人の価値観の違いは大きいのであって、yomoyomoさん指摘の通り「給料の額で一喜一憂しなくてよいほど豊かになり仕事に取り組める」という見方もありうる。また、株主重視の経営戦略を標榜すると、時価総額経営などと言う割には従業員に対する支払いがシブくて利益至上主義的な経営スタイルになりやすいのもまた事実。それを言ったらヤフーだって給料あがんないって聞くしねえ。


 もっといえば、会社の売上が倍増したりして収益性が格段に良くなったとして、それは従業員にどれだけ還元するのが”望ましいか”と言われるとこれは実に難しい。槍玉に上がってるソニーの件なんてまさにそうで、当時はエレが大苦戦でゲームが良いということで、じゃあゲーム部門の人間だけ馬鹿みたいに給料上げればよいかというとそうでもなく、かといってほかのゲーム業界の給与水準だといまのソニーでは良い人材が採れないみたいなジレンマもあったわけだ。で、分社とか合併とか分社とか。いやー。


 企業にとって従業員に幾ら払えば適正なのか、という水準については、これはもう議論し尽くしても尽くせないぐらい深淵な話題であって、従業員にとっても「金だけじゃない」といいつつ生活のための資金は大事であり、経営者は建前上株主のために利益をおおいに上げなければならない、だけどそればかり言い続けると長期的には従業員のモチベーションは保てないし、実際の収益を上げるためのモデルを誰が作ったのか、その人が一番偉いんじゃないかという話になると、現場で長やってる人が一番高給取りにならないといかんし、難しいところなんですよね。


 あんまり突っ込むと「会社は誰のものか」的永久パターン議論になりかねないのでこの辺で。

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2007.06.25

株主総会

 何でか知らんが、騒がしくなるはずのところが無風で、特に問題なさそうなところに微妙な奴が大量に出入りしているのは何故なんだろう。


 世の中いろいろ動いている、といえばそれまでなんだけどさ。

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2007.06.22

「森の二酸化炭素吸収は定説の半分」ってニュースはどう評価したらいいの

「森の二酸化炭素吸収は定説の半分」ってニュースはどう評価したらいいの


 海も森も言われているほど二酸化炭素を吸収してないんだとすると、いったい二酸化炭素はどこに消えているの。私たちの心の中だろうか。つーか、この手の環境の話題ってどんどん定説が覆っている気がする、って、別に詳しいわけでもないけど。


http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20070622ddm002040122000c.html

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総務相「元公安調査庁長官、万死に値する」

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070622AT3S2200D22062007.html


 ほかに表現はなかったのだろうか。

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2007.06.21

魔将ガイエル

 シーツ先生の右飛を落球したその日から、密かに神宮に足を向ける確率が上がっていき、昨日たまたま魔将ガイエルの猛四死球を見てしまってメロメロですよ。五打席二打数二安打二本塁打三四死球五出塁。なにそれ。猛四死球+2HR。五回も打席に入って四回しかスイングしてねえ。そのうち二本がホームラン。どういうことなんだ。それでいてヤクルツは延長戦でしっかり競り負け。高井は何しに出てきたんだという。さらに勝ちに結びつけない謙虚な魔将。


 練習球をスタンドに投げ入れようとして届かずフェンス直撃とかガイエルは楽しすぎる。なぜ古田はもっとガイエルを前面に押し出さないのでしょうか。


 安打数52なのに四死球だけで50。ラミレスが打率333、ガイエルが打率242なのに出塁率はガイエルのほうが上。一方、得点圏打率はわずか228、だがそれがいい。ガイエル最高。福川は特打しろ。真中は一塁守るな。そのように思うわけであります。アーロン・ガイエルの登場ムービーもかっこいい。


http://www.sanspo.com/sokuho/070620/sokuho054.html
http://www.youtube.com/watch?v=cPkesQh1eDo


 シコースキーも見られたし、これでリグスが一軍に上がってくると四番打ってるガイエルが二軍落ちしかねない悲しみ。超目が離せない。しかしなあ… 2点ビハインドの十回裏一死一二塁で福川に代打を出せないとは、ヤクルツというのは何という層の薄さ。燕っ子クラブとかやってる場合じゃないだろ。


 やっぱり今年はヤクルツを応援することにします。


(追記 14:21)


 ガイエルにフィーチャーしたブログを発見。


http://blog.livedoor.jp/yakult_400v/


 しかしせっかくのガイエル大活躍もまだ更新なし。ガイエルに魔力を注入してもらえ。

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総務省「ネットの混雑緩和、通信制限を容認」

 ついに北。


http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070621AT3S2001G20062007.html


 まあ、特定の動画好き無職のネット利用制限をプロバイダがやってもいいよと許可するだけの話で、そこの地域に住んでる人が軒並み無職な地域はみんな制限されてしまうわけですが、そのうちまたネット利用従量制を模索する動きとか出てきそうですね。


 ネットが事実上の「安価な娯楽」としてテレビに次ぐプアマンズメディアになった以上、こりゃまあしょうがねえわな。無闇矢鱈に接続料金下げたところで数年してからバックラッシュが来るというのも市場の失敗って理解でいいの?

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ガセネタが乱舞するとき(公安調査庁編)

 むしろこちらはネタ臭というか釣りの領域かもしれませんが、内田樹せんせのブログであります。


http://blog.tatsuru.com/2007/06/19_0843.php


 公安調査庁にまつわる不祥事を真正面から「論じて」、その中身を陰謀論風味に寄せて逝きながら最終的に事実と全く違う結論に導こうとする内容です。


 毎日新聞が出入り禁止になってることを表沙汰にした大人気ない野田敬生さんが思い切り「バーカ」って書いちゃったのでなんであるが、内田さんに限らずネットなんてのはガセネタや陰謀論流して読み手集めてナンボという部分もあるので、私は敢えて釣りだろうとも予測するわけです。


http://espio.air-nifty.com/espio/2007/06/post_d468.html


 当然、事実関係だけ積み上げていくと、報道を時系列に見るだけで公安調査庁元長官はただの馬鹿か耄碌をしていたのではないかと判断されるべき物件であるし、バックに政治家が、とかいっていまさら騒いだところでそんなもの金丸の時代からある話だろうということでこれ以上の進展もなく終わろうかという流れです。まあ、内田さんの専門からすると全然別だろうから、「そのときその人はそう思っていた」という意味においては別に否定すべきことじゃないかなと思うんですけどね。


 しかし、驚くべきことに80近いブックマークがこの与太話を取り上げて「なるほど」とか「へぇー」とかタグがついてるのであります。「モノの分別」というか「そんなわけねーだろ」といったあたりを冷静に考えるべきかと思うわけです。


http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.tatsuru.com/2007/06/19_0843.php


 いやー、ネットって本当に楽しいもんですね。

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ガセネタが乱舞するとき(画像ちゃんねる編)

 ネットで「画像ちゃんねるが摘発されたのは、偉い人の娘のハメ撮り画像が貼られて、激怒した偉い人が手を回して別件で持っていったからだ」という説が流れてます。出所の一部は、たぶんこれ。


blogs.yahoo.co.jp/may060117/33111150.html
http://megalodon.jp/?url=http://blogs.yahoo.co.jp/may060117/33111150.html&date=20070621112747


 どこから書けばいいか悩むんですが、5月の段階でマネージャが来てこんな話をしたそうで。


--
それを見つけて、まぁ親ですから、怒り爆発だったそうです。
それで、削除依頼をまずだして、載せた奴のIPを聞き出して、たいーほしたそうです。

次に、それだけでは気が治まらず、運営しているオーナーもこんなサイトするぐらいだから、裏家業の人間かと、煙を出そうと、会社を叩き始めたそうなんです。
そしたら、一般人ってわかって、それでどんな会社を運営してるんやってなって、調べたら風俗店やってて、おまけにデリを3月ぐらいに申請してたから、ガサ入れに来たそうです。いわば、嫌がらせ!

--


1.その削除依頼でIP公開したの? 画像ちゃんねる?


2.で、誰が逮捕されたの? 報道ある?


3.会社を叩き始めた? その当時、どこで叩いてたの?


4.デリを3月に申請? 一般人が?


5.そもそもいつから風俗店やってたんだ?


 この書き手はたぶん本当の素人だろうと思うんですが、陰謀論を振り回すときは第三者の人間を信じ込ませて一度ネットで流布させてそれ系のスレで「真実発見」にするのでしょう。


http://www.kajisoku.com/archives/eid1475.html
http://gach.exblog.jp/5480131/


 ただ、画像ちゃんねるは目立ちすぎてしまったから摘発という側面もあるだろうから、そういった点では激しく同情しますけどね… で、火事促を見てるとさらっと核心が書いてあって笑えます。


--

40 : ねずみランド(神奈川県) :2007/06/19(火) 12:25:13 ID:zRvQUgNv0
エロ広告載せてるとこ全部怪しく見えてきたなぁ
ふたばちゃんねるも・・・

238 : 副社長(北海道) [sage] :2007/06/19(火) 13:20:31 ID:alA0lI/70
>>40
ふたばは今年1月にマリオネットコーポレーションなる
広告代理店に身売りしている。
ttp://www.marionette.jp/
1月からエロバナーが密かに多くなってる。
マリオネットコーポレーションは2chの広告代理店もしてる
ネット界の超大手広告代理店。
ここが893関係だと・・・

--


 いやー、ネットって本当に楽しいもんですね。

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月刊「サイゾー」でサイバーエージェント藤田氏のタイホ情報が流される?

 やや旧聞ながら、先日の月刊サイゾーで変な記事が。匿名になってるけど、共同通信だろうか。まああの手の雑誌で捜査だ逮捕だ内偵だと書かれるというのはセーフの印という説もあるけど、とりあえず気になる関連情報も書かれていて腹抱えるほど笑ったのでピックアップなど。


http://www.ultracyzo.com/


 ただ… 記事を通して読むとどこまでどうなんだろうという感じ。私たちが愛する大手広告代理店の話とかも見事掲載。でも微妙すぎる。考えすぎじゃないか? あの文脈だと結局サイバーエージェントが利益を出してるのは子会社二社であって、藤田本人が手がけるアメーバ事業はクズで不採算で責任とってさっさと辞めろ、そしてお前の手銭でアメーバ事業引き取れという野次が先に出てこないとおかしい。


 三木谷さんも楽天の件でいろいろ起きているようだし、新興市場で変なネタが乱舞している件については総括が必要だろうと思う。悪い奴は全員逮捕すべきです(棒読み)。

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2007.06.20

田口ちょっとこい

 田口壮氏の日記が面白すぎる。もはや日記職人の面目躍如だ。


http://www.taguchiso.com/contents/f-mail.htm


 うんこかよ。


http://s03.2log.net/home/hopeless/archives/blog507.html

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補遺

 前のエントリーで警”察”庁について書きましたが、公安部の事情を想定した内容ではなく、○暴&経済事犯→特定の政治家ルートに話が進むのかもしれないと考えたのが理由です。天井さんのところもいろいろあるのかもしれません。

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チーズで21人死亡

 安価な新麻薬チーズで21人死亡とのこと。アメリカの中学生に大流行。


http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007061900709
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200706170022.html


 どう考えても廃人量産コースなんだけど、うちの軍事同盟国大丈夫か?

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2007.06.19

渋谷で何か爆発したらしい

 岡本太郎かよ。


(追記 15:00)

 温泉が爆発したようだ。mixi動画にそのありさまをアップしている物好きがいてすべてが判明。テロかと思ったが、安心した。

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楽天が東京電力からフュージョンを買収

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070619AT1D1900T19062007.html


 馬鹿だな。

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そういう結論になるのか…

公安調査庁―協力者工作と報償費
http://espio.air-nifty.com/espio/2007/06/post_124c.html


 確かに不思議な話なんだが、謎を解く報道が産経新聞から!!!


朝鮮総連、仮装売買で「密約」 仲介の元社長に見返り
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070619/jkn070619003.htm
緒方氏「乗せられたのか」 実態は荒唐無稽な口約束
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070619/jkn070619001.htm
>土屋氏は「緒方氏を信頼していた。脇が甘いと思われるかもしれないが、詳しいことは問いたださなかった」と話した。


 ついでに読売新聞からも!!!


朝鮮総連本部の移転登記問題、仲介の元社長に4億数千万円
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070618it16.htm


 えええええええ… それはさすがにお粗末過ぎる。どう考えても我が国の情報機関はコケにされてる。途中まで違法性はないって会見でも強弁してたわけじゃん。いや別にそれは主張としてはいいんだけど。でも”仲介の元社長”の小遣い稼ぎに巻き込まれて便乗しただけってのもどうなんだろ。分からんね。


 一方で、ZAKZAKから微妙なネタが。


総連本部問題、政界に波及か…警察庁が重大関心
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_06/t2007061825.html
>また、緒方氏自身、出身の早大をはじめ幅広い人脈を誇っており、政治家との付き合いも指摘されている。


 なぜ警”察”庁なのかは不明。ただ、政界に波及って言われちゃうとなあ。そりゃ政治家との付き合いもあるんだろうけれども。一連の役者が現役だった時代といえば村山政権だったわけだが、そのころに懇意だったあれこれって可能性があるんだとするとややこしい。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E5%B1%B1%E5%86%85%E9%96%A3


 思うに、耐震偽装よりありえない事件であります。

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飲みすぎて反省している件

 大変申し訳ございません。

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酔っ払って帰社したので書きたいことを書く

 何を言おうとしたんだっけ。
 人様が書いたネタをひとつ。


http://d.hatena.ne.jp/essa/20070618/p1


 この男が書いていることはいつもおもしれー。優秀。軸がぶれないので読んでいて定点観測に役立つ。アレントかよ。昨日来日1号打ったぞ。別人だって。catfrog曰く早漏。早漏はいいことだ。ネットでは。


 何を書こうとしたんだっけ。早漏じゃなくて。忘れた。もういいや。


 別の話。今日もサイトが落ちているbewaad氏の話。サイト呼び出しっぱなしやがな。
 これね。このエントリー。


http://bewaad.com/2007/06/17/171/


 いやー、名指しでエントリー書かれたはいいんだけど、仔細さっぱり分からね。勉強しなきゃなあと思いつつ社会保障論は大学時代は可(C評価)だったのを思い出した。私は公的負担で福祉って基本的に嫌いなんだよ。生活保護? 何それ? って価値観。で、授業のディスカッションか何かで、重大な事故でもあってその人が働いて暮らしていけなくなったら社会はどう責任を取るのかとか左翼学生に突っ込まれて逆キレする塾生だった私。重大な事故起こすなバカタレ。


 だからニフティ時代は「老人は死ね」とか「安楽死に法整備を」とかFNETDで書き散らかしていたのを思い出した。時代が時代ならリアルなネット右翼として指差される始末であることは間違いない。だって福祉嫌いなんだもん。働かない奴が悪い。ずっとそういう価値観だったから30歳過ぎてみて立派な保守主義者になりました。


 何の話だっけ。そう、老人福祉の話。生産性のない老人に蓄えがなかったら、みじめな老後を暮らすことになる、それが嫌ならしっかり貯蓄しろという考え方なんだが、自分の飯は自分で稼ぐという考え方がない人がいるのが学生当時は不思議だった。近代国家が国民の豊かな老後を制度的に守れないのなら何のための税金なのか、とかいった議論。でもさ、それって全部税金だろ。税金払うの、誰なんだよ。


 所得移転のことを知るほどに、私は保守主義者かつ現実主義者になった。トマスクーンの本読んで、思考の枠組みについて知り、ホッブズやジョンロックを読んで全体のパイが広がらない際の万人の万人に対する闘争を知りパイが広がっているときの社会秩序を知って、結局、しっかりとした経済効率の上昇が背景にあっての経済成長がなければ人間社会は豊かにならねえじゃんかということを体感した。理詰めで理解したわけではない、というのが大事だ。良くわかんねえんだもん。


 だから、実は梅田望夫ばんざいである。あいつは偉い。パラノイアだけが生き残る、ってのが座右の銘ってのがいい。あれは良く考え抜いた西海岸思想伝道師だと思う。普通にブラウン大学とかデューク大学の奴とかが梅田言説に出会ったら、何でイエローが西部開拓のリバータリアン思想に染まってるんだって話になるだろう。


 思い返せば、梅田望夫と佐々木俊尚は絶妙なタイミングでそれっぽいことを日本社会に投げ込んだ。それより時期的に前だと井上俊之になってしまうし、もっと知能が低いとKNN神田某になってしまう。そこしかないタイミングで、論壇や時評の世界にグーグルショックを紹介できたという点で、しばらく喰える。本人たちがその程度のステイタスでよしとするかどうかは知らないが。ただ、梅田本にせよ佐々木本にせよ、やはり完成度が高い。うっかり寝不足で読むと背後関係も知らずにそのまま信じてしまいそうな勢いだ。


 梅田信者が梅田本人の意向無視して、好きなことをやるのが望ましいなんて話を鵜呑みにする弊害はあるかもしれない。スキルが伴わない奴が好きなことに熱中するのはただの馬鹿であって、スキルが高くてもそれが商品価値を持たないと飯が喰えない。ブスが舞台芸能に興味を持って、舞台芸能のトレーニングをアホほど積んでもブスなので喰えないだろうという話である。技術者が、特定のスキルを大量かつ高度に身につけたところでそれを金に換えられる文系が仕切らないことには上場もできない。そもそもはてなが何とかシステムとかいってやって、利益が出ているとして、あれは内部監査どうするんだよ。それこそアドウェイズみたいな状態になっちゃうんじゃねーの。


 梅田であれ佐々木であれ、技術がバックボーンになった社会思想を適切な形で伝えたというのは非常に興味深い。前者はプレイヤーとして、後者はジャーナリストとして、何度か読み返しても品質が高いのは疑いようもない、だからいろんな人に影響力を与えた。その後の変な対談本で相手のレベルに合わせてしまって馬鹿を晒していたが、あれだって見え方を変えればひとつの見識ではある。話を合わせるスキルがあります、っつー。どこぞで書評頼まれて断ったけど、何だよあの模擬とかいうの。ただの電波じゃねーか。


 要するに、才能があるかどうかは環境も含めて可能性の世界なのだから、一回は試して損はないよねということである。間に受けて富士通とか日本電気とかに十年以上勤めたSEが梅田本に啓発されて好きなことだけやり始めたら身の破滅であって、一家離散であり、無理心中である。才能には旬があって、それは往々にして若いころに発露するのであるから、その時分にきちんと環境を得て試す志向を持っていたほうが開花しやすく、社会の有為であるというのは間違いない。だから大学生や高専の連中は梅田本に啓発され現実の厳しさをその身に刻み込むが良い。


 何だっけ。そう、旬の話である、何で梅田本なりドラッカー本なりが現場の連中より上層部に効く薬になりうるのかという件だ、要するに大量生産マス広告大量販売という図式は成り立たなくなったと言わないまでも利幅が薄くなって、本当の意味で知的生産が商品コストの大半を占めるようになってくると、個性を殺して組織の歯車になることで得られる利益率というか生産性が下がるんだよということを裏書したも同然だからである。


 別にこれは資生堂だろうが電通だろうがその活動がほぼ全額知的労働である企業からすると行動原理に埋め込まれていて何一つ不思議に思わない側面はあろうかと思う。特定のクライアントや特定属性の顧客を相手にする担当者ほど、その取引を維持して生産性を確保する(=売上をキープしてあわよくば上積みを狙う)活動の効率が問題になる。平たくいえば、電通がある特定の自動車屋とずっと取引していて、ではその担当者がどれだけ頑張れば売上二倍になるかというと、その自動車屋が広告宣伝費を二倍にしない限り本人の能力とは関係なく未来永劫二倍にはならねえという宿命を織り込んでいるかどうかである。所詮は市場、とぼかして言うものの、要するにその会社がパイを大きくしてくれない限りは、担当者の実績はキープオアレスであって、レスになれは怒られるし、キープしてもほかと比べてどうなのという話である。


 だから松下は偉いんだという話であって、蛍光灯でさえテレビCFを打つ会社は松下しかない。逆に言えば、知的生産なんてのはデフォルトの経済原則の中のほんの上澄み、GDPでいって1%内外の数字しか貢献しねえという話。そこから資金がだーだー出回れば外資系金融屋がM&AだIPOだMBOだと余計なことを言ってトレーディングコストをハネていくけど、それだって世界経済がキャッシュあまりじゃないかぎり出番はないわけだ。本当の知的生産ってのは、IT屋風情が思うほど経済を動かしていないし、誤解や幻想に類するものは山ほどある。だけど、いみじくも知的生産をするべくスキルを身につけた人間の自負として、考えて成果を出すことで社会がこれだけ豊かになっているんだという実感が伴える仕事に願わくば従事していたいと考えるものであって、だからこそそういう知的生産を志向する人間に対してどのような物言いをすべきか指し示した梅田望夫は偉いわけだ。


 そう考えると、一時期、それこそバブル終わって失われた十年なんつって、そのころに経済や財界をリードする言説をしてきた知識人と、梅田望夫との決定的な違いって何だろうねという話になると、梅田本人は嫌がるだろうけどイメージとしてのポジティブを前面に立てた技術志向や楽観的経済観だったりするんだろうと私は思う。
 考えてみて欲しい、警鐘を鳴らす経済人はいても、株屋に魂を売った奴以外で日本経済を明るく語り尽くした人間が90年代にいたか? 長谷川慶太郎みたいなボケ老人以外は私は思い出せない。正直、その程度のもんだ。明るく前向きに経済の方向を指し示すことができる知識人を求めていて、そこにきっちり合致したのが梅田だったり適切に解説できたのが佐々木だったりということであって、それ以前から言ってた奴は賞味期限切れであって意味がないのである。


 悲しむべきは、誰かが書いてたけど、小倉せんせだったっけな、違うか、忘れた。もういいや。


 なんだっけ。そうだ、アレだ。えーと。より優秀な奴の書き物をネットで読みたい、という文意の奴。あれである。だから、いまネットにはもっと梅田級の知識人がネット右翼にクソを投げられて汚物まみれになりながらも質の高い議論を先導しなければならない。逆に、真性引きこもりだけじゃなくて、もっと質の高いダウナー系書き手も増えなければならない。白田総統も山形浩生も小倉せんせももっとざっくばらんに考えていることを提示すべきだ。池田信夫はどうでもいいや。要するにそういうことである。


 絶対的に足りないのは、ネットの時代だとか言いながら、芸能人以外のネットの
いまだに


 (一時間経過)…とか言ってる間に電話が来た。内容はうわくだらねえ。何かどっと疲れちゃったよ。もういいや。家帰るわ。おやすみ。

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2007.06.18

グッドウィル折口氏とクリスタル林氏の件が日経ビジネスオンラインに掲載される

 これ、事実だとすると、すでにいろんなところで違法性を問われかねないわけですけど。どうなんでしょうね。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070613/127314/?P=1


 文中では「ある大手」ってなってますけど、見ようによってはおー人事であり、北側なのかなと思えて、とどのつまりは北側同士の綱引きでもあったのかしらと感じます。でも、背後にグッドウィルがいるとは思わなかったって書いてあるが、どこまで本当かなあ。林氏本人がそう言ったのなら、そうなんだろうけど。


 間に挟まったファンドが凄まじい利益率だった件も、その数百億を超える資金がどこに流れたのかは分かってるんだろうか。いやはや、後味の悪い話ですね。いやまったく。

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キチガイが政治の中心に来て、その方面を良く知るキチガイに仕事を丸投げしないと駄目だろうな

 私たちは制度の中で生きていて、その制度の出来によって、経済効率が上がって豊かに暮らせたり、将来のことをそれほど心配せずにいられたり、逆に矛盾や不合理のしわ寄せを喰らったり、不必要で煩雑な手続きに頭を悩ませなければならなくなったりする。


 そのうちもっとしっかり書こうと思っているけど、bewaad氏から反応を貰った。リンク貼ったらサイトが落ちやがった。再興してくださいお願いします。


http://bewaad.com/2007/06/17/171/


 自分で老後の資金を捻出できない可能性が少しでも残されているのなら、子供をきちんと儲けるなどして公的サービスに頼らずともやっていける一家にしておいたほうが良いだろうとは思う。


 個人的な問題意識としては、飢餓もなく安全平和に暮らせているのはここ数世紀のことであって… という延長線上に、いまある社会制度は人類史上稀に見る穏健な時代であることを前提に構築されすぎているような気がする、という感覚上のものである。


 内容は違えど、某所で白田せんせが叫んでいた通り、問題は昔からあるし、問題に昔から気づいていたキチガイは立派に存在するということでもある。その問題があることを認識し、周知できなければ、問題を解決することなどできない。しかも、社会の問題とはデータで出てきたころには取り返しのつかないことになっている。


http://anond.hatelabo.jp/20070617215938


 白田せんせは「既得権益」と置き換えるが、産業を保護した結果としての独占であろうと、それが社会に何がしかの貢献をし、経済効率が上がるのであればよしとする考え方もありうる。程度問題だ。だが、その程度問題でさえ、何と比べてどうなんだ、何を持ってフェアとするのか分からなければ、議論を始めることさえできない。


 梅田せんせはサバイバルという言葉にいちゃもんをつけられて、画面の向こうでげんなりしながら言い直しをしている。


http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20070615/p1
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20070616/p2
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20070617/p1


 これもひとつの経済効率の問題だ。激しい変化に晒されている環境において、グローバルな目線でパラノイアが暮らしている状況だときっとこういう考え方が生き残るのに適切なのだろう。梅田せんせからすると「それが当たり前だ」となる。ソフト業界が家内制手工業化していくトレンドであれば梅田メソッドが抜群の特効薬なんだろうが、スキルの高さと収益性とが連動しない世界だとヤバイ。それが閉鎖社会の不合理な掟によるものなんだろうと思った。


 まあ、何につけ一番最初に問題を認識して「ここに問題あるぞ!」と旗を立てた奴が偉いってことで。「それでも地球は回っている」と呟くもよし、温泉マークみたいに一番最初に夢の世界へ送り込まれるもよし。

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現職の公安庁職員が、朝鮮総連本部売却の件で仲介者を元長官に紹介?

 序盤の大詰めを迎えております。


 それにしても展開が速い。「いましかないから全部やる」ということなのだろうか。共同通信が現職職員の関与否定って火消し報道をしているが、今回の売却劇は工作ではないよという意味かも知れん。


 最終的に資金を提供する「一人の日本人」ってのも内容に紆余曲折あって、元不動産会社社長だの大手人材派遣会社株主だの諸説出てきて訳が分からない展開に。たいした偽装もしてなかったようで、関係者証言と登記簿取り寄せでコトの次第が一気に分かってしまう悲しい仕上がりになっとる。返す返すお粗末過ぎる。


 目的のためにペーパーカンパニー立てるのはまあ別にいいや。ただ、通常の問題ない取引だったら別にペーパーカンパニー作るまでもなくすでにある総連系の法人でも外資系金融機関でも挟めば問題ないはずで、事案がそう簡単にバレないようにするためにそれ用の法人興すのが普通じゃないの。というか、総連に協力する事業会社からダミー会社ぐらい用意してもらえるもんなんじゃないの。なんで元公安ヘッドが自分の家屋敷を登記場所にして箱立ててんだよ。


 こういう微妙な取引やるときは緘口令のひとつも敷くもんだし、そういう専門の人物を間に立てるはずだ。ネタ持って回った人が口に出した固有名詞から芋づる式に各紙があっさり正解に辿り着くなんて酷すぎじゃないかと……。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070617-00000053-jij-soci

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現職関与の報道を否定=総連本部土地売買問題-公安庁
6月17日18時1分配信 時事通信


 公安調査庁は17日、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の中央本部の土地と建物の売却問題で、仲介した元不動産会社社長を元公安庁長官の緒方重威弁護士に紹介したのは、同庁の現職職員だったと一部の新聞社が報道したことについて、「所要の調査を行った限りでは、報道されているような事実は把握されなかった。引き続き関連する調査を進め、適切に対応する」とのコメントを発表した。

最終更新:6月17日18時1分

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070617-00000014-mai-soci--
<朝鮮総連本部売却>公安庁職員が仲介者を元長官に紹介
6月17日3時6分配信 毎日新聞


 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の中央本部の土地と建物の売却問題で、売買を仲介した元不動産会社社長の男性(73)を緒方重威(しげたけ)・元公安調査庁長官(73)に紹介したのは、公安調査庁の現職職員だったことが関係者の話で分かった。検察当局も、こうした関係を把握している模様だ。仮装売買が疑われる当事者の関係構築に現職が関与していた実態が浮かんだ。
 この職員は、主に国外の公安動向の調査を担当する「調査第2部」に所属。北朝鮮関係の情報収集・分析は2部が扱っており、朝鮮総連も調査対象としている。緒方氏も84年から86年まで2部長を務めた。
 元社長は、今回の売買に関して、緒方氏と朝鮮総連側との間を取り持ったとされ、東京地検特捜部が東京都内の自宅を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで家宅捜索している。
 元社長は、何度も訪朝したことがあって朝鮮総連とつながりが深いとされる。職員は総連の調査の過程で知り合い、元社長の要請を受けて、退職していた緒方氏を紹介したとみられる。
 元社長は、旧住宅金融専門会社(住専)の大口融資先だった不動産会社を経営していたことがあり、住宅金融債権管理機構の債権回収を逃れようとしたとして、警視庁に強制執行妨害容疑などで98年に逮捕されたことがある。
 中央本部の売却問題についての現職職員の関与の可能性については、柳俊夫・公安庁長官が13日の自民党の会合で「当庁の職員は一切関与していない。元長官の在職時の職務とも一切関係ないと認識している」と否定している。
 緒方氏は93年から95年まで公安庁長官を務め、97年に広島高検検事長を最後に退官している。

最終更新:6月17日3時12分

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間の悪い本が出版される

 昔、そろそろいろいろありそうだなと噂が出回っている只中にこんな本が出版され、中身はともかくいまは大人しくしておいたほうが利口なのに何故そこまで空気を読まないのか疑問に思ったことがある。


http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%89%E3%82%A2%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%80%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC%E7%B5%8C%E5%96%B6-%E5%A0%80%E6%B1%9F-%E8%B2%B4%E6%96%87/dp/4916089502/ref=sr_1_2/503-3077577-6445542?ie=UTF8&s=books&qid=1182093191&sr=1-2


 ほぼ同じ意味合いで、dankogai対談が収録されている本書は確かにぶっ飛んでいて、某裁判で「死刑になるなら払う」と言ってしまったのと同じぐらい空気を読まない展開になっている。


http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50854127.html


 ネタとして、ぜひ予約されたい。

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2007.06.17

ロビーとスパイは別物だけどな

 どっちもほぼ合法の我が国にとってはどうしようもないことではあるけど。場合によっては合法であるがゆえにロビーのほうが悪質ということも考えうる。

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2007.06.16

池田信夫無双

 元ネタ→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0%E7%84%A1%E5%8F%8C


概要
インターネットいなごの定番荒らし拠点である『はてなブックマーク』、『ホットエントリ』のはてなと2ちゃんねらが開発協力し、池田信夫のキャラクター性にコメントスクラムの煽り要素を融合した祭であり、発言削除としては200コメント以上となる。
機動戦士型池田信夫(以下id:ikedanobuo)で1000機のネット右翼を倒すような一「キ」当千を実現し、従来のコメントスクラムにない残尿感を追求した騒ぎとなった。

「はてなブックマーク」のみならず「ブロゴスフィア(笑)」、「アルファコメンテーター」からも小倉せんせやotsuneが登場し、騒ぎの火種のコメント欄、wikipedia、掲示板といったネットサービスに乗り込み、並み居る中傷発言を削除していく。従来のような定常的仕事が無い書き手としてネットに張り付きっぱなしのため高速内容確認できる「常駐」の状態であり、スピード感のある削除が可能になっている。

本件の困惑要素は、従来の池田信夫を概ね理解した上で、キャラクター(池田信夫本人)と発言のレベル(エントリーごとにまちまち)が別々に評価する読み手が不在となっている点。また、従来の池田信夫の紛争はGLOCOMのみだったが、最近は訴訟ということでネットや六本木のみならず法廷も戦場になる(ただし、山形浩生との議論は水掛け論と同一)。

問題の発言となった「IPアドレスは枯渇していない」では池田信夫やdankogai、高木浩光といったネット上の論客の視点で立場ごとの考え方に沿って主張を理解していく。

「はてなに集まるネットイナゴ」では上記のエントリーだけでなく、「死ねばいいのに」、「うんこ」、「これはひどい」などもネットいなごやブロガーがタグにし、全270以上のユーザーが泣いた微妙エントリーとなっている。

個々の池田信夫エントリーで判断すると他の論理構造に置き換え可能になる。公文俊平を池田信夫に語らせたり、池田信夫をREITIに送り込んだりとネットユーザーの好きなカップリングで妄想することができる。

内輪揉めが漏れ伝わったのは2003年下旬で、教授辞任から訴訟までの期間が異例の短さとなるが、約2年前から「地上波デジタル放送への国費投入に反対」を提言されていたという。池田信夫の起用によってREITI自爆が実現した。

経済産業省本体(知能指数60)の早期解体も同時提案され、スポンサーとして故・中山素平発言録・困った表情の公文俊平・地上波デジタル反対派の論客としても長く活躍。この騒ぎの成果はこれといってなし。 地上波の利権構造から著作権問題までを網羅し、経済産業省として最大の頭痛の種となっている(2007年3月1日 - 2007年3月31日内角調査室調べ)。


※ もちろん本稿はギャグである。

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2007.06.15

読売新聞早漏、税務署参戦、産経新聞早漏

 早漏合戦である。


総連登記問題、元公安調査庁長官の会社に都が取得税課税へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070615i203.htm


 往復ビンタで課税。まあ、所有権が移動している以上、入金があったかどうかは関係ないという判断だとそうなるだろうねえ。いままで地方税踏み倒していたのを考えると、税務署参戦は力強い。このタイミングを待っていたかのようだ。


朝鮮総連系企業:大阪地裁に自己破産申請 本部の建物所有
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070615k0000e040029000c.html


 毎日新聞がヒマネタ。産経新聞が早漏。


朝鮮総連仮装売買疑惑 不動産元社長が仲介
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070615/jkn070615001.htm


 なぜかmixiで毎日新聞が。

<朝鮮総連本部取引>ぬぐえぬ不自然さ 緒方氏、土屋氏発言
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=231828&media_id=2


 お出かけの時間になってしまったので私の思ってることはまたあとで思い出したときにでも。

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眞鍋かをり女史熱愛報道を生暖かく見守る会

 たぶん、微妙な人気回復策の一環だろうと思われる眞鍋かをり女史の熱愛報道であるが、ここぞとばかりに本人がブログで激しく反応していたのでピックアップ。テレビを観ない私としては、この人をニキビの宣伝、それも泣けるほど修正してある画像が利用されたバナーをmixiやシティボードでウザいぐらいに見かける程度で、人気回復、話題作りといってもいま何の仕事をしているのか良く知らないのである。


http://manabekawori.cocolog-nifty.com/
http://manabekawori.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_ec81.html


 たぶん実物はコレだ。現実というものは常に夢見がちな人々に厳しい。甘酸っぱいというよりスッパ過ぎである。


http://manabekawori.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/070505_005629.jpg


 自宅前に報道陣が来たらしい。うちの自宅前も松岡大臣自殺のときに通れないぐらい来たぜ。元ネタでは半同棲ってことのようである。本人たちが幸せならそれでいいんじゃないでしょうか。


http://www.sponichi.co.jp/osaka/ente/200706/11/ente206750.html


 ほかにもいろんな記事が出ていたけど、肝心のネットで本件を取り上げているエントリーが少なくて、なんか無風な感じ。ブログの女王なんだから、気合入った人が怒りのコメントでもどっかに寄せてるかと思いきや、驚くほどなんもなし。トラックバック読んでても「お幸せに」とかゆるい熱量の記事ばっかり。どうなの。総じて「へー」って具合の内容で、読んでしまった当方が困惑する。


 一方、同様に熱愛報道されていたあびる優はネット上では完全に放置されている。未来検索で見ても悲しくなるぐらい扱いが違う。「人間の商品価値」という言葉がしっくりくるほどの差を歴然と感じ、それでいてそれ以上の有意義な何かをまったく感じ取れない諸般の事情に驚きを禁じえない。まあ、これで「眞鍋かをりがヒルズ族と結婚」とか別のベクトルになったら全然違う反応になったんだろうが。


 問題は、どう決着するのかではなく、いつまで引っ張れるかである。いまでさえ「ふーん」という状況だと、結論が「結婚しました」だと終了だし、逆に「破局しました」だと腐れ芸能人乙とかいう反応に陥りかねない。このあたりのさじ加減は大変微妙なものがある。きっと次の話題づくりが大変だ。どうするのだろう。コーエーと組んで「眞鍋かをり無双」とかリリースするのだろうか。


 やはり、人間にまつわるニュースはブツ切りの断片で判断せず、時間軸を弁えた「流れ」で考えていきたい。それこそ、ヤクルト青木と磯山さやかの問題も同列である。こちらのブログではコメント欄がオープンになっているが、話題もろくに振られず熱愛報道自体がなかったかの勢いで無視されている。特に語るべきものもないのでリンクも貼らない私の姿勢をもって評価されたい。


 そうなってくると、庄司さんと元モー娘の藤本美貴の熱愛にすべて話題を持っていかれたというのが真相なのだろうか。カップルの格という意味ではやむを得ない気もするが。「まあ、本人が幸せならいいんじゃね」という本来の興味本位以上のものに何一つならないのが芸能ニュースのイタいところである。


 これ以上言いたいこともないので、本件はこれで終わり。

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読売新聞が早漏

 日弁連の元会長土屋公献弁護士の自宅や事務所まで家宅捜索されるニュースが報じられるのは分かる。


朝鮮総連本部の登記問題、日弁連元会長宅も捜索
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070615i301.htm


 毎日新聞では、問題となった元公安緒方氏の会見を引いて「『民間でも力を貸したいという日本人が複数いる』と語る一方、出資者の人数や立場などについては言及を避けた」だって。さらに「今回、実際にまだ資金を集められていないという。出資者は本当に日本人なのか、あるいは実在するのかという疑惑さえ浮かぶ」と〆。あらそう。


朝鮮総連側代理人、本部登記問題で「35億出資者は1人」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070614i104.htm


 曰く「土屋弁護士は緒方元長官に取引を持ち掛けていた。また、土地・建物の購入代金35億円分の出資者は、日本人1人だけだったことが、土屋弁護士の話で明らかになった」って。差し押さえ逃れのペーパーカンパニーであることまで自認ってのまではいいや。実際そういう目的なんだろうから。


 しかしなあ。要するに検察が家宅捜索して強制捜査しなければ実態が分からないだろうと判断したわけだ、そうなると、公安はあれだけ要員揃えているにも関わらず総連の動きを察知し損ねてしまっていた、ということになるまいか。


 で、読売新聞が絶妙な寄りきり。ほかの記事も併せて読むと分かるが、どこぞの捜査機関の提灯というわけでもなさそう……。朝日新聞は貫禄の出遅れ、というのは理解できるとして、産経新聞さえ遅れているのを見ると、政権発情報でないのは確定。


 個人的には、慰安婦問題でアメリカを焚きつけた馬鹿に対する国内報復なんジャマイカと妄想するが、はてさて。

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赤坂議員宿舎に思う

 私の住まいの目の前が議員宿舎である。松岡氏が自殺したとき、ヘリは飛ぶわカメラ抱えた報道陣は殺到するわで、ワゴンにおせんやキャラメルを置いて販売したくなるほどの観光地となっていた。えらい活気だ。さすが都会だね。六本木から歩いて二十分の一等地だ。と思ったのもつかの間、いまやかの場は廃墟である。ほぼ国営の廃マンションに近い。明かりはごく一部にしか灯らず、警備員詰め所らしき部屋だけがただ煌々と赤いランプを点けているだけだ。誰を何から守っているのだろうか。


 せっかく建設したのにいまや事故物件であるいま、3LDK月家賃九万円という国民感情無視の施設が目の前に建立されているだけで当方まで鬱な気分になる。全部屋貸してくれれば又貸しして驚きの利益率を叩きだせるに違いない。


 溜池山王から赤坂にかけては不思議な地域で、三国人街が軒を連ね焼肉屋が日本人用と韓国人用の二種類の値段をつけたメニューを出すかと思えば、どこからか現れるインド人が不思議なカレー屋を開店してて、向こうにはプチエンジェル事件で話題となったウィークリーマンションが怪しいオーラを放っており、その斜向かいには新たな高層マンションが現在建設途上であって目の前の細い道の流れを建設用トラックが止めては顰蹙を買っている。コンビニは大量にあって韓国人だか中国人だか分からない外人がやる気なさげに昼飯をサラリーマンに売りつけ、休日になると夕食候補が松屋かオリジン弁当ぐらいしか見当たらなくなるほどほとんどの飯屋が閉まる。


 バブルの後遺症からか、木造の古きよき佇まいの料亭と「金があったので改装してみました」的近代建築化した料亭とが並存してるのも赤坂だ。見苦しいというわけではないが、夜に出歩いていると千鳥足の元日経鶴田氏が何か喚きながら歩いていたり、野中広務氏が千鳥足っぽい足取りで黒塗りの車に乗り込もうとしてたりするのがただの一風景になってしまうほどの異空間である。


 料亭街を通り過ぎると歩いて一分もかからず官邸なんだが、ふと目を脇にやると外資系保険屋のビルが建ってたり外資系に買われたホテルが建ってたり外資系しか入ってないやたら高価なオフィスビルが建ってたりする。排ガスまみれの角に建つコマツビルを見るたび悲しくなる。


 普通の国ではさ、キャピタルがある周辺にはスパイが身隠しできるような草むらは作らないもんだと思うよ。確かに議員が地方から出てきて滞在するのに金がかかりすぎるのは問題であるから、宿泊施設をきちんと整備しようというのはいいんだけれども、ややこしい人たちがすぐ数百メートルのところに出入りできるような官邸周辺って本当に大丈夫なの? と思うわけで。

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毎日新聞がコムスン問題について正しいことを書いている件

 経済部の記者が「制度的に介護事業が儲からないからマトモな事業家が参入しなくて、変な奴がやっちまったんだよ」と驚くほど正論な記事を書き面白かったのでピックアップ。いやその通り。


http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070615k0000m070150000c.html


 最後は役所批判になっているのがアレだが、総じて高齢者の介護は世間的なニーズはあるけどそもそも社会に付加価値を与える仕事では本質的にない、だから国が制度として高齢者福祉のあり方を考えて決めましょう、しかし国庫負担を考えて年寄りに金撒くのは競争力の観点から見てもマイナスだから、ショボくてもそこそこのサービスができるようにしておくから国民の皆様方におかれましてはよろしくお願い申し上げます、という話だろうと思うわけで。


 「介護難民」という書き方になっているが、老人は息子娘から切り離された瞬間に難民化するのは当然なのであって、介護の問題と言うより家庭(一家、一族)の問題なんだろう、きっと。老人介護は無料の奉仕といっても、老人は金を稼がないのだから昔から荷物だった、だから姥捨て山とかあったんじゃないか。現代になって、そういう社会じゃ国民が不安だろうから社会(国)が介入しましょう、という話となり、家庭を政策がどう手伝えるか吟味しなければならなかった。


 福祉に効率ってありえるのか。合理的に介護をしてサービス原価を引き下げる企業的アプローチって、対象者である老人にとってどれだけ豊かで幸せなものになりうるのかね。といって、子供も生まず、親子の絆を失って面倒を見てくれる家庭を築かなかった老人の側にも問題あるよ、といえばそれまでなんだけどさ。


 折口コムスン問題が投げかけたものって、この毎日新聞記事で指摘するような黒幕探しだけじゃなくて、結局私ら日本人が老人をどう扱っていくか実は良く考えてこなかったツケをいままさに払いつつあることを認識すべきってことじゃね。

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2007.06.14

阪神はどうなってしまうの

 まあ、確かに中村も四球5個と内容悪かったけど、二軍に送るなら別の奴がいると思うよ。放出した喜田は広島で活躍、下に落とした葛城は猛打賞 という流れはまさに暗黒。


岡田監督、KO中村泰にブチ切れ…トラ今季最多借金『8』
http://www.sanspo.com/baseball/top/tig200706/tig2007061400.html


 指名打者檜山なあ。いや、檜山好きだけど。三振二ゴロ二ゴロだぜ。負けてテンパっちゃいかんだろ。西武を救済してどうするんだ。じゃあ誰を起用すればいいの? と言われたら、私なら秀太だな。あと井川呼び戻す。これだな。暗黒を知る男。暗黒には暗黒で対抗。


シーツ、二軍でリラックス調整「自分が納得いくまでやる」
http://www.sanspo.com/baseball/top/tig200706/tig2007061405.html


 何か「いままで、本当にありがとうございました」モードに入ったシーツ先生だが、ぜひ雄姿を(神宮あたりで)観たいもんだ。


 あと、個人的に思うんだが、金本がいい加減アレな感じなんだが、記録更新中とかで引っ込められない状況を誰が引導渡すのかいまのうちに考えておきたい。あれ、正直迷惑だぞ。守備固めすら出せないじゃないか。守備固められる人少ないけど。中村豊ってのもなんだし。金本も下柳も矢野も、外様とは思えないぐらい尽くしてくれた良い選手だろうとは思うが、彼らの花道飾ってやるためにシーズン棒に振るのもどうかなあ。

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2007.06.13

女優・嘉門洋子さんのブログがヤクザの情婦問題で炎上中


警察官の私物PCから一万件以上のファイルがWinnyのきんたまウィルスで漏洩
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070613i304.htm



問題ファイルを目指してダウソ祭り



その中に、以下の文字列が発見される


--

嘉門 洋子 カモン ヨウコ S55.03.06 石川県金沢市本多町丁目△ 東京都目黒区中目黒○丁目△番▼号メゾン・○゙・中目黒      情婦関係     後藤忠正、タレント

--



御本人ブログが無事発掘されコメント欄が荒らされて炎上中
kamon.main-cast.net/?eid=488225#comments
megalodon.jp/?url=@http://@kamon.main-cast.net/%3feid%3d488225%23comments&date=20070613180542

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コムスン折口雅博氏は笑顔でも目が笑ってないのは何故か

 アバウトミーで質問作ってもブログに直接張れないのは何でなんだぜ。

http://aboutme.jp/question/show/8475

 改めて会見の映像見たけど、あの髪型は凄いな。なんつーか、私には髪力が足りなくて、できない。別に不足しているわけではないが。しかし、某所で解説されてんだか煽られてんだか分からんエントリーが上がっていたのをうっかり発見してしまい、数分ほどがっかりした。私ってばそういう風に思われてるのか。

■[愚考][新手のスタンド使い]ハゲが何故罵倒語として機能するか理解できません
http://d.hatena.ne.jp/tomozo3/20070612/hage

 私のように常識的な範囲内でふさふさであるとコンプレックスなど持ちようもないのだが、男のヅラと女の整形と老人の入れ歯は個人的に初対面でも「これは」と思ってしまうほど不自然なものだからであって、心の中での指摘、あるいはウォーニングに類するものだろうと考えられる。「本人の能力や人格や努力とは無縁」であればこそ力強くその男の植毛、あるいは女のプチ整形を見破り、その人物その人格その風貌を与えられた摂理に対する人為的な抵抗の証を垣間見るわけだ。

 「スキンヘッドでも美しい人は美しい」という論理構造とは、スキンヘッドになれる思い切りを買うか買わないかという内面的な一部分を切り取って、断定的に是としているに過ぎない。なぜなら、人間がハゲに悩むその構造的な美しさというのは、微妙なハゲ具合、あれ、若い頃にはここに生えていたはずの前髪がない、と気づいたときの逡巡、焦り、悲しみ、憤り、呆然、開き直って心の平安を模索しようとする働き、さらには現実を逃避するための試み、あるいはこれが現実なんだと自分で自分を説得し納得しようとする努力、嗚呼これはもう駄目かも分からんねという諦観、そして見事に拓かれる悟りに至る一瞬一瞬に存在するのである。

 だから、若者や過剰な毛髪力を持つ者が、みだりにハゲに対して「ハゲたら剃ればいいじゃん」と語るのは、未来を信じて希望を胸に闘病生活している末期ガン患者に通りすがりの酔っ払いが「大丈夫、明日が命日だよ」と気さくに声をかけるようなものだ。正直いただけない。当然、亜種として、ハゲを悩む心と、それを克服する勇気を過剰に併せ持ったがゆえの蛮行としてのヅラ装着という最高の見苦しさは存在しており、その対策はオーバーキルなのだから一般的に非難冷遇酷評されて然るべきとは思う。

 問題はその至る過程であって、人間、ハゲている期間よりもハゲつつある期間のほうが台無し感が強いのである。スキンヘッドで思い切ろうにもまだ残量が豊富にあるという自負、いや、でもいい加減前髪の進行具合が客観的なジャッジメントラインを超えつつあるという恐怖の天秤が揺れる人ほど、ない毛髪を頭頂部に回すなどの悲惨な立ち居振る舞いに走らせる。これはもう仕方のないことなのだ。

 奇妙なことに、微妙なハゲ過程にある人間同士が集うと、ハゲ具合自慢が始まってしまうケースがある。お前はまだふさふさだよ、俺なんて、って奴だ。いわゆるめがね男同士が近眼競争をして、相手のめがねを借りてこれはガラス玉だなどとのたまうセッションのことである。あれに近い。何の自慢にもならないのだが、何か共通の属性を探して合致したときに突如勃発する盛り上がりみたいなもんだ。類似として、不幸自慢とか虐待自慢とか恐妻自慢とかどら息子自慢とかいろいろあるが、どれも数ミリも前向きな方向に動かないという点では共通している。

 その根底にあるのは不安だと思う。いまはともかく、一年後、五年後、十年後の自分の姿を鏡の前で妄想するとき、いま頭部にしがみついている毛根細胞の皆さんは末永く元気に暮らしていらっしゃるだろうか、という。「そんなことを気にかけるより、もっと違うことに集中した方が人生は楽しくなる」と言われても、鏡で髪の毛をとかしているときすでに楽しくないのだから、どうしようもないだろうという話である。

 ハゲを身だしなみや、見え方の問題に限定するのではなく、いま自分が直面している「老い」の象徴としてのハゲってのもあるんだよ、ということも認識していただきたい次第。率直に言って、顔のしわや皮膚のたるみ同様、劣化しゆく自分の老いを見つめる、その便利なベンチマークとしてのハゲってのは、一般的にメジャーな尺度だと思うんだけどね。

 でも、いったん髪の毛短くしてみると、白髪が気になりだすから世の中不思議だ。いや、私は別にハゲじゃないんだけれども。ほんとに。

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経済カミカゼ路線って実はアリかもしんない

 いや、アホみたいな地価になって、途中で降りなきゃ良かったと後悔してんだけど、あれだけ一部のREITがクソだって書かれてんのに物件ともども買い手に事欠かないわ不動産ファンドはボコボコ立ち上がるわで訳分からんこの状況、何でだろと思ってたらだいたい様相は分かった。中国の新興金持ちがどうにかして中国国外に金持ち出してキャピタルフライトやった逃避先がジャパンだったって筋は大きいかも知れん。


 通りで収益は上がってるけど株価がパッとしなかった連中が無駄に買い上がってたり、ボロ新興株なのに妙なキックバック付きでMSCB引き受ける謎のファンドが後から後から湧いて出たりっていう事情も分かろうもんだ。きっと彼らからすれば無くなっても痛くない資金なんだよ。投資の妙味も物件の安全性も回収率もとりあえず置いといて、何でもいいから値札がついててまとめて運用できればそれでいいんだ。だから微妙案件で「こりゃあ決まらないだろうなあ」というもんでも聞いたこともないファンドがどっかから話を聞きつけてきて挙手したりするんだろう。だって専門分野限定している私が手を出さないような物件でさえ、言い値では買わないまでもそこそこの値段で引き取っていくんだぜ。


 一例を挙げようか。この前、評判の微妙な人物が微妙なバイオ系事業の株式を引き取った。別にそれが良いとか悪いとかではない。たぶん法的な意味ではなく一般的な意味で、彼は頼まれて算盤と善意両方勘案して話に乗ったんだろうと思う。そこまではいいや。でも他にいろいろある名義人とかつぶさに調べていくと、この人どこからどうやって銭引っ張ってきてそのポジションに納まっているんだろうという素朴な疑問にブチ当たる。調べられるの承知で偽装してるんなら話は分かるけど、周辺の事情をどう聞いてもガチなんだよね。


 別の件で言えば、某シャブ天が銀座で引っかかったビル、あれの周辺で名前が取り沙汰された銘柄がある。いろんなとこ買い取って経営に実質介入しているはずなんだけど、連結決算出さないから最終的な損益なんて外部からは誰も分かりゃしない。いろんなとこから手広くお金は集めているけど、そのお金は何故だかマカオのホテルだかカジノだかに還流しているという。しかし、現地でどう調べさせてもそんなお金は転がっていってないように見えるわけだ。


 本当は流出してないのかもしれない、が、それだったら株式であれ不動産であれ得られたキャピタルはキャピタルなのだから、収益は納税されてなければおかしい、でも奴らは表向き事業損益が赤字になっていたりファンドも利益が出てない形になっていて百円も納税してなかったりする。


 で、そういう事件師の中核の皆さまの話を遠巻きに眺めてたら、肝心の公安調査庁元長官がもろ案件で事件化しちゃって実名報道されてるじゃねーか。ハーベストとかいって、偽装ぐらいしとけよという話だ。何で自宅で登記してんだよ。オープンリーチで二翻とかいってる場合じゃねえだろ。


 これ、釈明が難しくね? まあ、上手い具合に大きい経済ネタが出てくれば揉み消してしまえるのかもしれないが、ともあれ総連本部の建て屋が公安元ヘッドのお座敷ファンド経由してるのがバレたんじゃお話にならなさ過ぎる。決して朝鮮総連は非合法組織とは(表向き)言い切れないが、民間でマトモに「朝鮮総連と付き合っております」などといったら昼下がりの日比谷とか出歩けないだろ。だからそれっぽいファンドは偽装しててやる側も暴く側も必死でローラー漕ぎながら帳尻合わせて頑張ってるのに、これはさすがにお粗末に過ぎる。素人としか言いようがない。


 だが実はこれはある種のバンザイ突撃なのかも知れん。世界中の経済ウォッチャーの眦をこじ開けてやまない史上最低の作戦だけど、敗戦直前は決死隊がカミカゼとか言ってるのと逆に今回は上層部が自ら轟沈という展開だ。某タワー(笑)とかいってる場合じゃなかった。オーベン(旧i-cf)と絡んじゃってるからねえ。だから話が出てるんだとは思うが、さすがに迂闊としか言いようがない。


 下手するとTSKの話も含めて吹っ飛んじゃうね。それを狙い澄ましての一撃だとしたら日本経済犯罪史に残る快挙かも知れんが。いやいや実は最近の地価高騰も織り込んで、吊り上げるだけ吊り上げて最後はアホ下落させて高値掴みした中国系資本に欠損の山を残させローラーかけて破綻させようというネタなのだろうか。でも朝銀系でさえ一時期満足に処理できなかったことを考えると禁酒法時代のアメリカなみに超アンタッチャブル組織でも作って返り討ち上等でやるしかないんジャマイカ。


 これ、下手すると国際的な中国系資本排斥運動にまで発展しかねないと思うんだけどね。中国市場の成長見積もりは詐欺同然であって、そこで膨れ上がった「世界の工場論」で折からの世界ドルバブルを巻き取り、ありもしない信用で世界中の貴重な資産を買い漁り世界経済を混沌に陥れた、とか言ってさ。

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ニフニフ動画がネット諸氏に送る絶望

 太平洋は広い。


 さて、ニフニフ動画である。


http://nifnif.nifty.com/


 ええと。どうなんでしょうか。出オチはいかんだろ。昔、キヌガサというSNSがスタートしたというので見物に逝ったとき、当時あまりにもアレだった映画キルビルにデザインが酷似していて、出足からプリミティブな絶望を感じさせた物件があったが、今回はそれ以上のようで。いま見る限り、どっかのアニヲタがスクリプトか何か使って著作権侵害ソフトを大量うpしているところである。違法行為を平然とやる馬鹿は死ねと言いたい。ただ、それ以上にニフニフ動画という物件自体のアレ具合が利用者の質問題を上回っているように見える。


 さっそく、ニフティOBの小鳥さんがブログで感想を余すところなく書かれておりまして、まあそう思うのもあるかなあと思ったんですけど、私が感じたのはもっとエネルギー値の低い、どっちかっていうと諦観というか、ああ、やっちゃってるなあというため息に類するものだ。


http://coolsummer.typepad.com/kotori/2007/06/post_12.html


 「動画サービスをニフティがやるべきではない」とか、あるいは「デザインからコンセプトからニコニコ動画をモロに持ってくるなんて志が低い」とか、そういった直線的な批判ではなくて、もっと深いところにある何かな気がするのである。それも、全部疑問系であって、例えば「どうしてそうなってしまったの?」とか、周囲を見渡して「いま何が起きているの?」というような心象風景であって、間違っても「私たちが支持してきたニフティがこんなことをするとは!」というような、ボルテーションの高いものではないのだ。


 ニフティユーザーが何故パルチザン化しないのかという点については諸説あるが、従来はパソコン通信で儲かっていてコミュニティもビジネスとして成立していたころに成功体験を培って、それがネット時代への移行で流れから取り残され、パレットとか中途半端な微妙サービスを連発し、ごっそりとニフティのフォーラム会員などがネットに移民して逝った後だけに、いまさらニフティに何を期待するのだというような感じだ。Kusakabe師が本件をどう解釈するか膝詰めで聞いてみたい気分である。


 質量が足りなかったゆえに超新星爆発できずに白色矮星化したが如きニフティにおいて、細り逝くプロバイダ課金料金が磨り減る前に何がしかの画期的なサービスで一儲けしておかなければ立ち逝かず、悲願のプロバイダ合従連携で非NTT系のリーダーたらんとする野望は分からないでもないが、その野望の経過点がニフニフ動画なのだとすると視界が暗然としてしまう。


 過去にもニフティは様々な絶望の姿を私たちに垣間見せてくれたが、その深淵もかくやと思わせる物件のひとつに、壮大な企画倒れに終わったと思われるアラジンがある。いまなお社長ブログが思い出したように更新されているが、どう読んでも絶望的である。一体どうなってしまっているのだろう。この手のサービスがコケるたびに、ニフティ社内の組織というかコスモのなかで、どのような派閥争いが繰り広げられ、結果として誰が失脚してしまうのかといった人間ドラマが繰り返されているに違いないと思うのだが、外部からは社員の煽り書き込みのひとつも見当たらない閑散とした社長ブログからしか推測することができない。


http://hh.cocolog-nifty.com/blog/


 ニフティはさまざまな画期的なサービスを開始し、その大半が微妙な状況に終わっている事実上のネット企画の肥やし状態なのだが、たいていサービスインした直後はネット上のリリースをわいわいやるものの、そのうちほかのサービスに話題をさらわれ、初動の顧客が一定数確保でき自走し拡大ラインに乗る前に忘れ去られてしまうという黄金の失敗パターンを貫徹する企業スタイルを貫いており好感が持てる。そのニフティが、次にいったい何をするのかと思えば「ニフニフ動画」である。何この脱力感。営業数字が上がらない営業マンを大声でドヤしつける管理職のそれではなく、数ヵ月後の資金繰りに思い悩む経営者が頭を抱えるタイプのダウナー系のインパクトを見る者に与えることにかけては、やはりニフティには一日の長がある。


 発表当初からすでに観客一同無表情傍観である場合、どうやって始末をつけるかというあたりも見所である。普通に逝けば何事も起きずにフェードアウトするのだろうと予測されるが、せっかくゼロスタートコミュニケーションズから企画協力を仰いでいるのだから、何か別の凄いネタを持ち合わせているかもしれない。ニコニコ閉鎖→ニフニフに移民急増→大森炎上とか。


 何より、問題は「はみだし@nifty」とかいってる点だ。


http://hamidashi.nifty.com/


 何かニフティからはみ出した、などと称してあと三つもサービスメニューがカミングスーン状態になってんすけど。左上で自転車乗ってるおっさん誰。常識的に考えて、一発目でこれだけ微妙なネタ繰り出してネット内に時間停止(ワールドとルビを打ちたいぐらいだ)を引き起こしたのだから、二発目はもっとしんどい企画が出てくるものと予測される。二番煎じをするなと言いたいわけではないが、ほかにやることはなかったのかと誰からも突っ込まれなかったんだろうか。まさに外道。


 更新頻度がめっきり減ってしまった本家社長ブログが懐かしい。ニフニフ動画がリリースされてから数日が経過したが、古河シャッチョーからは何のリリースコメントも掲載されていない。


http://furukawa.cocolog-nifty.com/


 今日も今日とて朝から清々しい気分になりました。

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外山恒一氏@都知事選落選逮捕

 新たな泡沫候補ヲチャーの関心事だった外山氏が逮捕されたそうである。


http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070612-212171.html


 罪状が妙にリトルなのが気になるが、この手の人物については選挙に今後も出てくれるかどうかだけが問題なのであって、その人格や経歴がことさらに注視されるわけではないという点が重要だろう。要するに、面白ければそれでいいのである。あくまで芸として見るべきだ。

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なんだかんだで結局Civ4をやっている

 civ4楽しいよciv4、といいますか、Xfireでマルチを多少やってるんですけれども、皆さん上手いですね。毛唐はチャットが大好きで対応している間に象兵の大軍が神戸にやってきて徳川家全滅、みたいなことがたびたびあります。いいから黙ってプレイしてろ、と。


 改めてやってみると、シングルプレイでは気がつかなかった戦術がいっぱい。お前は徳川なのに何で戦士ラッシュしないの、みたいなことを言われたり。でも、勝てないじゃん戦士ラッシュ。エンパイアアースじゃあるまいし。


 ゲーム中は何とも思わないんだけど、表現として文章にしてみると不思議歴史が連発されるのも当ゲームの醍醐味です。10回プレイすると10回ともスペインが仏教を開祖して世界中仏教徒になるのは仕様なんでしょうか。というか、スペインを担当したがる人たちって、必ず宗教アドバンテージを取ろうとする志向みたいなんですよね。対抗して東京とかでユダヤ教開いたりしても、時すでに遅し、みたいな。


 8人プレイで大パンガイア(世界に一個の大陸なマップ)だと、カタパルトが出る前後でたいてい世界大戦が始まって、半分以上のプレイヤーが脱落するのも仕様のようです。下手するとここでゲーム決まっちゃう。パンガイアの真ん中にうっかり首都を築いちゃったポーランドみたいな国になってしまうともう悲惨。ZOCがないもんだから、一列に斧兵と槍兵並べて味方の援軍を待つ、みたいなプレイばっかり。抵抗する日々が無駄な感じでならない。


 やはり前線に配置された国は、勝利を諦めたその瞬間から、ただひたすらに斧兵と槍兵を輩出し続ける、戦いの向こうに光はきっと見えるさ、そんな現実に似た思いをゲームの中に感じるのですね。って、現実でも充分満喫できる類のストレスを、何が悲しくてマルチプレイで見出さねばならんのかというジレンマもあるわけですがね。


 ……とかなんとか言ってる間に、一戦やりたいが人が足りないから来い指令が来るのです。いや、いまこっちはもうすぐ早朝なんですが。どうやらあたくしは日本人と思われていないらしい……。仕方ない、ちょっとだけ付き合うか。


 またパンゲア。みんなパンゲア好きだね。でも群島やって、ガレーで辿り着けないフィジーみたいな孤島にぽつんと一人でずっと石器時代プレイをやってて、しばらくして他プレイヤーが揚陸艦で乗り込んできて海兵隊水揚げしてくるよりなんぼかマシだが。鉄がねえんだよ鉄が。


 さて、7人ですか。微妙な人数ですね。しかも、どうも私以外はみんな毛唐のようです。もうどこ出身かチャットで聴くのも疲れました。どうせお前の英語変だねと言われるのがオチだから。


 徳川選んだら、毛唐の廃人に「徳川かよ」とか言われる。強ければいいってもんじゃないんだよ。AoE3でも冬の時代のオランダで貫き通したこの私だ、徳川程度のハンデでどうするものでもないのです。プレイ前のチャットがみんな一番おしゃべり。プレイが始まって誰かが誰かに宣戦布告されると途端に静かになるのが良い。私が徳川、残りはエカチェリーナ(露助)、ルーズベルト(US)、イザベラ(スペイン)、クイーンエリザベス(イギリス)、ラグナル(ヴァイキング)、毛沢東(中国)。おや、今回はフリードリヒがいないですね。


 さてゲーム開始。とりあえず川沿いに京都を建てる。京都が河原沿いとか、歴史的に考えるとシャレになってない気もするが、そのあたりは拘らないで逝きましょう。このゲームにおける徳川とは、序盤はイマイチ、中盤はイマイチ、終盤はイマイチな指導者だ。侍が出るまで我慢しなければならない、しかし侍が出たからといって画期的に戦局が改善するとは限らない、まあそれはどこの国も一緒だけど、扱いづらいともっぱらの評判で不人気です。そんな徳川を私は頑張って使って逝きたい。そう思っておるんです。


 何はともあれ、開始したら頑張って戦士を作る。偵察するのも戦士、首都の北側はすぐツンドラ、どうやら根元の大きい半島に位置しているようだ。エカチェリーナのロシア斥候が間抜けにも平地を歩いていたので速攻ぶち殺す。抗議しても無駄だ。京都の河原が危険であることを思い知るがいい。近場の国はロシアとヴァイキング、その向こうに中国とスペインとイギリスという配置のようだから、時折ロシアに日本人を送り込んでは現地人労働者を拉致するという、まるで北朝鮮のような戦士スパムを繰り出す。相手も戦士を護衛につけているのだが、蛮族のお菓子の小屋から戦士が二回も出てきたのでバージョンアップでかかる費用を考えると死んでもいいからロシア目指して突撃なのです。何て合理的なんでしょう。そしたらロシアが弓兵を配置するようになりやがった。こしゃくな。しかし、出遅れたなロシア。ふっふっふのふ。


 いつものようにイザベラが仏教を開祖。もう見慣れた風景で不思議とも何とも思わない。当方はロシア以外の各国と平和路線を築きながら戦士をさらに二人作り、開拓者を作ったところで銅を近場に発見。キタコレ(死語)。鉄器はもう少し先なので、護衛をつけて開拓者を鉄付近に送り込む。都市は釜石鉱山"Kamaishi"。何それ? とチャットで聴かれるも無視。


 偵察に出していた戦士が毛沢東に殺される。ガッデム。ピコーン敵性判定。おのれ中共の犬どもめ。お前らなど諸国列強の餌食になって領土分割されてしまえ。が、どうやら彼らは広いパンゲア大陸のど真ん中に位置する草原国家のようであります。まさにポーランド現象。勝った。圧倒的に勝った。みすぼらしくヒンズー教を北京で開祖している。我が国の隣国は露助とヴァイキングだけのようだが、ヴァイキングはやけに馴れ馴れしい。だるいね。プレイヤーはどっかの大学生らしい。


 個別チャットで露助が三つ都市作ってるから一緒に攻めて一個ずつ取り上げてやろうぜと申し入れて、ヴァイキングからスペインと協議してるから待ってと言われる。仏教徒スペインの御意向を伺うとは、ヴァイキングの癖に律儀なもんだと思ってたら、スペインもロシアに攻め込みたいので相互通過協定を結ぼうと言ってきた。うーん、罠っぽいな。私ら北限の辺境の川沿いにひっそり暮らしている国家の通行手形なんて欲しがってどうするのでしょう。……と思ったら、海岸沿いにスペインのガレー船が我が国領海を通過して北極海方面へ向かって逝った。ああ、地理偵察したかったのね。お返しに、遣隋使状態の日の丸ガレー船もスペイン方面へ航行してやり、一番遠いのがアメリカだということを知る。あっそう。


 なんのかんので軍備をもっと整えてロシアに突然三国で攻め入ってみました。ロストフ近郊にある毛皮と大理石目指して殺到する日本人。何だか妙にリアル。経験値欲しさに最後の一兵まで狩り取ろうとする三国同盟(それも日本、スペイン、ヴァイキング)の前に、ロシアは絶叫しながら歴史のさざなみに消えていった。ここでロシアはリタイアであります。我が国は派手にロストフを占領。露助が100%住んでる都市なんて、日本にとってはとっても微妙なので、完膚なきまでに都市を破壊のうえ、新たに開拓団を送り込んでノモンハンと名づけることにする。はっはっは。そうこうする間に、アメリカがストーンヘンジを作るわパルテノン宮殿が中国でオープンするわなぜか釜石鉱山でユダヤ教が開祖されるわで、いつもどおりのワケワカ状態に。


 プレイヤーは6人となって、自然と3対3に分かれるのはこのゲームの性質上仕方のないことである、技術交換は例によって禁止されているので、どの国もカタパルトの量産目指して頑張っているものと思われる。なぜか鉄鉱山2個に金銀銅三種類揃ったレアメタル国家となり、後世の商品市場で席巻することとなるであろう我が日本は、逆に鉄の出てないスペインに鉄を回してやって恩を売り、地理的に両国の間に入ったヴァイキングが裏切ろうにも裏切れない状況を作りながら虎視眈々と大陸中央に位置する中国のどこから攻め入ろうか作戦を練っていた。


 程なくして、象に乗ったアメリカ人が中国領通過して仏教国スペインに攻め込んできた。もうこの一文を記した時点で優れた歴史認識とか正しい世界知識といった次元を超越したキチガイ沙汰であると思われる。ちなみにいま京都にはアレクサンドリア図書館が建ってます。いや、大理石も石材も珍しく揃ってるもんで。意味なく資源大国、ニッポン。素敵です。


 何か劣勢だというのでスペインに手ごろな援軍を送りつつ、単独でカタパルトたくさんと象兵対策の長槍兵とUUの侍の数セットを中国に送り込んで南京を占領。北京より北にあるけど南京とはこれいかに。あと、ガレー船を回して長槍兵と侍を2セット、北極海経由にてイギリスへ差し向けてみたもののバレバレだったみたいでがっかり。奇襲なんてそんなうまくいくもんじゃありません。


 対中国戦で当方が激しく善戦してるのに何でスペイン押されてるの? と思ったら何か後方都市で空中庭園とか頑張って建造してるんです。もうね、アホかと。いいから戦闘ユニット作れやボケ。ヴァイキングや我が国の必死の援軍も間に合わず、前線二都市が陥落してスペインはゲームセット(リタイア)。このnoob(ゴミのような初心者)め、足を引っ張りやがって、とチャットでも罵倒の嵐。こういう率直なところが毛唐の大好きな部分です。いや、私もそんなにCiv4はやってないんだけどな……。その間、ひっそり行っていたイギリスとの「中国タコ殴りにしない?」が何となくヒット、イギリスからの援軍が途絶えた中国が微妙な雲行きに。水面下での日英同盟がここに締結され、ヴァイキング斬りへシフトする我が国。勝てない戦争が悪いんじゃない、状況に負けて諦めるのが悪いんだよ。


 とか思ったらアメリカで黄金期が到来。ちょっとちょっとちょっとちょっと。日英同盟などと言ってる間もなく、スペイン滅ぼしたアメリカ産量産型象さん&アメリカ人騎兵隊&無敵砲兵がヴァイキングを圧倒。何でそんなに技術進んでるの? 良く見るとヴァイキングってベルセルクばっか作りすぎじゃね? あかんがな。はやいとこライフリングに移行しないと。そして蹂躙される我が国ご謹製の侍軍団。いやー、長槍兵はみんな中国方面に進軍しちゃってたんだよね、はっはっは。といったところでヴァイキングが滅亡。はっきりとした同盟国は総崩れとなってしまいました。このままでは神に召される日を待つばかりの身であります。頑張れ自分。もう勝てる気がしねえ。っていうか、広州でキリスト教開いた馬鹿がいるし。どうなってんだよ、歴史。


 そうこうしてるうちにイギリスからの返答がなくなった。畜生、ぁ奴は二位のポジションに満足しやがったか。見捨てられた。中国から軍勢とって返そうと思ったら、しっかりイギリスがアメリカの二軍を援軍に連れて前線都市に攻め込んできやがった。このライム野郎め。むむむ、残念ですがここまでです。ああ、すぐそこまでアメリカ人が。せっかく福岡にシスティナ礼拝堂でも建てようと思ってたのに。まさにギブミーチョコレート、文明開化の音がするのであります。無念だ。


 でも中国滅ぼす手は緩めない。それが私ども徳川の使命なのです。福岡は占領されても北京占領→破壊は譲れない、これぞ見上げたジャパニーズマインド。後背を省みぬ突撃の精神こそ、辻政信が私たちに伝えたかったことではないだろうか。嘘だけど。しかし中南海に日の丸が揚がるまで、この国をあきらめない@民主党であります。目指せ三位、Aクラス。こう、相手も「ああ。三位狙いなのだな」と空気を読んで中国に米英が援軍を出さないあたり、さすがだ。良く分かっていらっしゃる。日本の微妙なマスケット兵が北京占領し、中国がリタイアしたところで当方もゲームセット。はいはい、切腹切腹。米帝に屈し、米英主導の国際平和が到来するあたり、最後だけはリアルでしたね。まだルネッサンス時代だけど。


 あとでアフタープレイログ読んでたら、アメリカの立地凄すぎ。初期三都市で鉄も石材も馬も象牙も大理石も小麦も牛もある。究極の自給自足。なんていうか天和な感じ。いいなあ。運といえば運だけど、有利な状況も活かせる人そうでない人いるわけで、やはり腕です。当方もそんなミスしたわけではなかったのに、いや、徳川としてはありえないぐらいの好条件だったんだけど、あそこまで技術に裏付けられた戦力差が出たらどうしようもないなと思いました。


 そういうゲームです。

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2007.06.11

テーマ『ネガティブにネット時代を生きる』で執筆依頼来たる(検閲済み)

 最近は梅田本系無原則ポジティブに対抗して、ハイアングルかつネット右翼的テーマとしての退廃経由絶望逝きネガティブなネットライフのあり方を提案する内容の執筆依頼が来たんですけど、私に似合わない内容なのでお断りしました。

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東洋経済でタワー投資顧問のインサイダー疑惑の話

 また東洋経済がやりやがった(いい意味で)。


http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2007/0616/ab/flash/F_viewer_standard.htm


 タワーに関しては、まあ昔からそれ相応に分かっていたことだし、煎餅の話が出ないだけまだマシ、という状況かも知れず。新興REITとかも内情は酷いもんらしいからなあ。ただ、具体的に活字になるとやっぱりいろいろ考えてしまいますな。良い面も多々あるし、まだまだ期待できるファンドさんなので、これを気に襟を正していただきたいものです(棒読み)。これが本来の村上効果、隠れていた民法組合ほじってみたら、あれこれ出てきてしまいました、的な案件が山ほど出てくるかもしれない。


 その勢いで上場詐欺もやって欲しいもんです。最近上場する(した)系のコンテンツ会社なんて、売上の大半をパチ開発会社やホール会社などの関連会社からの受託開発で回して割のいい仕事を回してもらって直前期当期はアホ成長で上場、その後は泣かず飛ばずで空箱になって微妙会社ごと箱乗りやられてアウト、みたいなところは結構出てますからね。上場翌期の売上まで喰ってる場合もあるし、それは粉飾じゃねえのってことでカンリポスト逝きって銘柄、予備軍合わせると20はあります。ちゃんと調べればもっとあるかもしれない。


 …とか思ってたら、新興企業ウォッチのコーナーでスターツ出版が(笑)。おいおいおいおい。


 ところで、梁山泊問題は紆余曲折を経て初公判でオーベン(旧I-cf)に飛び火したようで。十三さんが捕まってますからねえ…。新興企業は決算書だけじゃなくて周辺人脈含めてガン見しとかんといかんのですね。

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2007.06.09

大将軍でちょっと復活

 しばらく遠のいていた三国志大戦なんだが、とりあえず大将軍デッキ@張本勲で頑張ろうと。やっぱりロマンといえば攻城兵っスよ。現在十四州のサブカしか手元にないのは秘密だ。


http://www.wikihouse.com/kouzyou/


 現在のデッキ:C許攸 C逢紀 UC田豊 UC張勲 UC黄月英 C費禕 C孟達


 相変わらず微妙なデッキ構成であるが、ちょっとやってみたら五勝八敗と、地球に優しい戦績であるためしばらく攻城兵デッキで頑張って逝こうと思う。


 と思ったら、某30代征覇王殿よりmixiで「イケメンとUCβ(袁)のほうが強いっすよ」とのアドバイスが。いや、強さ求めているのならそもそも大将軍デッキやらんのですが(笑)。


 そもそも、特技「復活」が弱くなって、象も弱体化って時点でその他大勢の黄色1コス復活軍団は寂しいことになっておるわけですよ。新カードもまともなのが投入されず、全国二千万人のその他軍ユーザーは死ねと言われたも同然。ましてや、ここ最近の調整にて低武力が割を喰い、ただでさえ微妙な弓兵も射程を削られて、低武力八枚で完封勝利なんて夢のまた夢になってしまった。


 それゆえ、四台のコロコロを従え大将軍が突撃。実に微妙。おまけに袁軍大攻勢が兵法レベル1。さみしい。増援もレベル1。その他大攻勢しか使ってなかったからねえ。どうするよ。宝玉獲得きたーっと思ったら柵の再建だったりして泣ける。どうすればいいの。その他勢に戻ろうかなあ。悩む。

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【通達】江川賢記氏自殺未遂関連のトラックバックをすべて消去します

 当ブログほか各所に江川賢記氏ほかソリッド社(旧ライブドアオート)に関する自動バズツールと思われる仕組みが動いていたため、トラックバックをすべて削除しました。

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偏頭痛が止まらない

 今回は、旨いおかき屋の旦那のサイトを取り上げる。これは凄い。


http://www.sukejirou.com/


 まず、サイトに入ってみて「当ページは、~~」という記述を見て頭痛がする。ガンガンする。その後、左のタブを一個一個クリックし、サイトを読み進めるたびに頭の中の血管が脈打つのを痛みと共に味わうのである。


 地球防人って何だ。「シリーズ 日本の美しい知恵」にいたっては、頭痛30連発である。何を言っているのか分からない。理解しようと思うほどに、思考の象限が遠ざかっていって、ただ頭痛だけが残る。「かかあ天下日本の真相」と言われて言わんとすることを完璧に判別できる人間はそう多くはおるまい。


 最後のページに本が売っている。確かに私は本が好きだ。しかし、このサイトを読み解こうとするだけでクラクラするのに、ましてや百ページ、いやそれ以上の字句が並ぶ本書を完読する自信などない。


 しかも、問題は「この旦那が経営するおかき屋の商品は真心がこもっていて旨い」という点にある。それでいて、播磨屋本店のURLは書いてあっても直リンは張ってない。どうしろというのだ、播磨屋助次郎。

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「53歳医師が20代の元カノに麻酔打ちレイプ」

 最近この手の話題が多いなあ。


http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200706/sha2007060808.html

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2007.06.08

メタバース(セカンドライフ系ネットサービス)に錬金術師が集結? ほか

 SBIはたぶん担がれただけなのかなあと思うが、提携先に入っているアーカイブゲートの榊原正人氏といえばアーティストハウスの元監査役なんですよねえ。何か絡みでもあるのでしょうか。


http://www.sbigroup.co.jp/news/2007/0606_a.html


 何も知らずに足を踏み入れたものとは到底思えず、かといって地雷の可能性も否定できないので引き続きヲチするしか方法ないですね…。


 要するに「ネット放送や動画配信でアクセスを集めて広告を取り、テレビに替わる新しいメディアとしてのインターネット」を標榜する場合、最近だとセカンドライフバブルに乗せられてしまったのかも知れません。


 そういや、大阪で実施されていたという”循環取引”において名指しで黒幕扱いされていたNAJが倒産してから、いろんなところに風評が波及しているようなんですけど、松下電工インフォメーションシステムズ経由でインフォテリアのところまで辿り着いてる話も出てくるかも知れず風雲急な感じです。一刻も早く上げて現金化したい、と思っている関係者も多いのかもしれませんが、ここまでバレててほっかむりするのもどうかと(笑)。


黒幕は一足先にってことなのかと
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/2369.html

大変そう
http://www.naisis.co.jp/ir/pdf/07_yuuka.pdf

二位株主に注目
http://www.tokyoipo.com/top/ja/index.php?id=pre&seqid=1796

読売新聞が寸止めの微妙な記事
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070607i102.htm


 ええと、次の二文を見る限り、最近一部上場に鞍替えして会長がガチのゲイな会社とかも射程に入ってきちゃうような気もするんですけどね。あと、オンラインゲーム会社も名前が挙がってきてしまうかもしれない。ややこしいことです。


>破産前に財務状況を調べた外部の公認会計士は「取引のほとんどは架空取引」との報告書をまとめていた。
>NAJは、大手通信会社の子会社3社や東証1部上場のIT関連企業、東証2部上場企業の子会社などとも取引があった。


 まあ、上場しさえすれば創業者利益がビシバシ入るので無理してでも上場を狙おうとする企業に、結局は高くつくようなややこしい連中しか近づいてこないってことですかね。くわばらくわばら。

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ソリッド(旧ライブドアオート)社長が自殺未遂

 先日、エントリー書いたとこの江川賢記社長が自殺未遂だそうで。


http://dw-scoop.diamond.ne.jp/
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2007/05/post_d010.html


 「不眠症のため、睡眠薬」? ……まあいいけど。
 週刊ダイヤモンドはいいおっかけをしてるので、引き続き頑張って欲しいなあ、と。


 で、彼が仮にインサイダー取引の情報元、あるいは取引窓口になっていたとして、彼の先にどういう人物がいて、どの程度の利益を捻り出していて、どこに使っているのか、といったあたりを調べなければ話にならないのだが、どうにも嫌らしい話でありまして。


 本当に何かの黙示録があったのであれば、当然これは予測していないといけない物件なのかなと思うわけですが、どうなのでしょう。


 流れで考えると、もう一波来るかもしれませんね。くわばらくわばら。


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ライブドアオート社長が自殺未遂か

東証二部上場の中古車販売大手、ソリッド グループ ホールディングス(旧カーチス、旧ライブドアオート。以下、ソリッド社)の代表取締役社長である江川賢記氏が5日未明、都内病院に緊急入院した。現在もICU(集中治療室)で治療中だが、「話しをできる状態ではない」(親会社のソリッドアコースティックス、以下SA社)という。
同社幹部によれば、「自殺をはかった可能性が高い」。5日夜、江川氏が自宅で大量の睡眠薬を飲んでこん睡状態に陥っているのを、社員が発見したという。
ソリッド社では前期決算の発表をすでに2度延期しており、本日(7日)中に決算発表を行なう予定だった。
SA社が昨年末にソリッド社を買収して以降、SA社長でもあった江川氏らと旧経営陣は経営方針などを巡って対立。インサイダー取引の疑いがあるとして、旧経営陣は江川氏らを刑事告発することも検討していた。
ソリッド社の業績は2006年3月期の売上高410億円、当期赤字34億円に対して、2007年3月期は売上高366億円で当期赤字が144億円と大幅に悪化した模様だ。
SA社では今回の件について、「不眠症のため、睡眠薬を常用していた。(こん睡状態となった当日は)いつもより多量の睡眠薬を飲んでしまったようだ」としている。
なお、ソリッド社を巡る内紛劇の詳細については、現在発売中の本誌六月九日号をご参照下さい。


ダイヤモンド社ホームページ
本誌・松本裕樹
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2007.06.07

34歳男が96歳女性にわいせつ未遂とは、愛知はどうなってしまうのか

 人間一定の割合で不思議な奴がいると言えばそれまでだが「高齢者は届けないからバレないと思った」とは、何という根性。しかし… 96歳なあ。被害者としてはどういう心境に陥るものなのだろう。貞操、とかそういった概念の問題か。女性としてどうとかそういう議論でさえない。熟女が好きにも程がある。


http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070607-209932.html


 助けに来て容疑者(34)を逃走させるにいたった長男(71)逞しすぎ。老いてなおますます盛んな一家なのか。世が世なら黄忠である。愛知ってこういうことばっかなの? しかも、取り押さえられた事件は無職男性(84)宅に侵入したからだそうじゃないか。この無職男性(84)が取り押さえたとは書いてないからアレだが、想像は膨らむ事件だな。


 報道によると「高齢者を狙った強制わいせつ事件が数件発生してお」るらしい。これが全部34歳の容疑者の手によるものだと思いたい。いや、彼に恨みがあるわけではないのだが、そうでなかったら彼以外にも高齢者狙いのわいせつ君がいるということじゃないか。そんなメジャーな犯意であって欲しくない。


 森光子(84)はまだまだ、ということか。だが、逆に言えば高めの球もストライクゾーンである容疑者(34)からすると、ほぼどのような穴も無理なく叩き込める幸せな人生と言えなくもない。


 愛知。どうなんだろうなあ。

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「折口雅博を証人喚問せよ」by糸山英太郎

 凄いことになっていたコムスンを擁するグッドウィルグループの折口氏に対して、糸山氏が以下の発言。


http://www.itoyama.org/contents/jp/days/2007/0607.html


 いやあまあそうっすね…。ええ。お疲れ様でした。

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2007.06.06

いつ見ても安心できるコンテンツって少ないが

 さっきキッズヤフーに意外とヤバいコンテンツが含まれているんじゃね? という話から始まって、私たちのブックマークで安心できるサイトはどれだけ入っているか議論になったのだが、私が実施してるブックマークのなかで不動の安心感を誇るサイトはこれである。


 劇的な変化とは終末を意味する緊張感が続く中で書き綴られる、実力派の超ロングラン型特大ブログだ。いまや国宝と並存する存在に。


http://www.porizou.org/porizou/2007/03/728_b652.html


 キッズヤフーも問題コンテンツを排除するという志向だけでなく、安心できるコンテンツを積極的にアピールし、健全化していく発想も必要なのではないかと思った。

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コムスンはどうなってしまうの

 コムスン指定打ち切りのニュースがあったんだが。


http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070606AT1G0601R06062007.html


 たぶん、悪質度はともかく似たようなことはどこの福祉法人もやっているんじゃないのと思われ、逆にそのような無理を重ねないとそもそも訪問介護などの事業は利益が出ない仕組みになっている。そのしわ寄せは介護福祉に実際に携わる現場の人たちが被るものになっているかもしれない。コムスンの事業は行き詰っているという話は頻繁に出ていたし、それは大きく外れてはいないのだろう。


 翻って、コムスンは先だってクリスタルグループを取り込んでいる。


http://www.y-sakuma.com/calen/calen.cgi?mode=main&action=view&YMD=20070520&w=0


 「コムスンが指定打ち切られた。終わりだな」という議論に安易になりやすいんだが、不採算の事業を国のお墨付きで傷口が広がらないうちに撤退できることになったとも言える。もっと採算性の高い人材派遣や請負の仕事に特化できるようになってしまうジレンマもあるのであって、初めてこのニュースに接したとき「また焼け太りか」と思ってしまった。


 本当のところはどうなるか知らない。私が好きだった猫屋敷は次どんな名前になってしまうのだろうか。


http://www.seibu-group.co.jp/rec/dome/

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馬鹿は死ぬべきだーーーーッ!!

 誰だ野良猫さん轢いたのはっ

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最近読んだ本、いま読んでる本

 何か最近途中で投げ出すことも多くなったので備忘録を兼ねて。読んだけど興味を持たなかったものは掲載せず、amazonにリンクを張るほどamazonシムパではないので各自勝手に検索すべし。


○ 『勝ち馬に乗る!』(アルライズ/ジャック・トラウト)


 好き嫌いがはっきり分かれる古い本が新装丁。梅田本で熱くなった心を冷ます一冊。版元が阪急コミュニケーションズというのも素敵。真面目に好きなことをコツコツやっても成功できない圧倒的多数の人たちが、妙な宗教マインドにほだされて「これでいいんだ」と自分で自分を説得する前に、本書を読んでおくともれなく世間に迷い出ることができます。


 人生やそれを取り巻く社会というのは矛盾だらけなんだよね。


○ 『戦術と指揮―命令の与え方・集団の動かし方』(松村劭)@PHP文庫


 表紙が大戦略だったので購入。中身も大戦略でした。しかし大戦略ってゲームは概念的に大戦闘なんだよな。ということで、仮想戦争が大好きな人はするする読める。仮想戦闘が文字でダラダラ書いてあってもぴっしり戦況がイメージできればなお吉。好き嫌いがはっきり分かれる本。お奨め。


○ 『賃金見直しマニュアル』(村松美尚)@すばる舎リンケージ


 いくつか併読している賃金規定の本の中では個人的に一番分かりやすかったので。ちょうど賃金規定の見直しを進めてる過日、給料払いたくない愚痴エントリーを投げたところ、ジョブズにインスパイアされたと思しき理想論マニアに酷評されるあたり私の釣術もまだ捨てたもんじゃないと思った。まあ、本書でも指摘されるとおり、弊社にはビジョンは特になくて「やりたいことがあったら会社という器を適当に使ってください」という状況ですからねえ。目標管理による組織構築は悲願であります。嘘だけど。


○ ZAITEN 7月号


 本じゃないけど。新興市場や鞍替えで一部上場した企業に悪党がひしめいていて、創業者が株をこっそり売ってたり、仲間内でインサイダー情報回しあってたり、循環取引やってたり、マネーロンダリングしてたりする人たちに関する情報あれこれ。そっち方面の人や関心筋は要チェック。


○ 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』(武田邦彦)@洋戦車


 ちょうど京都議定書問題とか調べてて使いでがあったので。紙のリサイクルの話など、語るべき要点は押さえられてて良い。にわか産廃業者になってしまった私としては、良く分からない電子マニフェストとかそういう話も今後希望。リサイクルって環境にどうなのよ、と疑問を抱き始めると、木屑集めてきてチップにして品川燃料に転売してバイオマス燃料になってエコロジーだぜ、とかいうビジネス話にうっかり乗ると凄いことになりそうな気がして鬱である。そういう意味では千葉県(の警察の人)は偉いと思った。


○ 『なぜ株式投資はもうからないのか』(保田隆明)@ソフトバンク新書


 ちょっと現在進行形で起きている事案が背景にあって、読み直し。ぶっちゃけHS証券のことだけどね。一部手口が書いてあったので。次は是非ネットエイジについてチャート図つきでいろいろ書いてもらえると証券取引等監視委員会が助かるかもしれない。そんな読む人を実は選ぶ本。お奨め。


○ 『自壊する帝国』(佐藤優)@新潮社


 いまの世の中、どこまで書いてOKなのかを示すメルクマール的ポジションになってしまった佐藤優氏の著作。この人いろんなところで執筆しすぎ。ところで、彼の著作を読んでくとどうしても丹波実氏の立ち位置はどうなってしまうのか不思議に思うのは何故なんだぜ。まあ、丹波氏が活躍したころと佐藤氏が現役のころが被らないが故の幸せ、というのもあるのかもしれないけど、どういう理由かしっかりと語られない(語る人が出てこない)妙な距離感というのはある。だから何だと言われると困る。


○ 『亡国の徒に問う』(石原慎太郎)@文芸春秋


 読み直し。まあいろいろありまして。で、石原慎太郎が描く自堕落な日本人観と、現実社会のなかではっきり自分の目で見た日本人のありようとの差は何だろうねという思考になる。現代批判としては私は好みだが相変わらず人を選ぶ本。


○ 『補給戦―何が勝敗を決定するのか』(マーチン・クレフェルト)@中央公論新社


 少し前の積読本。もっと早く読んでおけばよかった。兵站マニアにはたまらない本。読んでたら徹夜した。「千人を倒せる勇者にすがる組織」より「勇者に千人倒されても千一人目を繰り出せる組織」のほうが強いと思う人に。勇者を営業とかビジョナリストとか技術者とかに置き換えても可。「相手より優れた商品を!」より「相手の資金繰り止めちゃえ」と考えない人にはお奨めできない。


○ "Making Globalization Work" (Joseph E. Stiglitz)


 言うまでもなく教養として。これを「仕事に生かせ」と言われても困る人続出の予感がするのもまたよし。ただ、モノの考え方、事象の解釈の仕方を吟味する際にはそういう見地もあるのだなと理解しておくことがどれだけ大事であるかを改めて認識させられることになると私は思う。お奨め。


○ "A Brief History of Neoliberalism"(David Harvey)


 そろそろ同盟国で政権が変わりそうだし、おさらいの意味で読んでみたけど面白い。政治家の評価という意味ではある特定の立場からの下され方しかしないので仕方がないところではあるが、ある程度そっち方面に「興味がある」程度でも充分何事であるかは読み解けるし、ほかの本へ移っていくための足場もできて良いかと。


○ "Beyond Neoliberalism"(Alain Touraine)


 同じく最近の私の関心事を示してやまない本(笑)。もう少し未来志向。賛否両論のある論述ではあったようだが、経済政策にどれだけ政治思想が組み込まれて実際の行政に反映するのかというあたりは思案しておいて損はないように思う。「んなこと言っても補佐官人事で全部決まんだよオラ!」というようなミもフタもない議論は禁止。

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2007.06.05

そろそろビール党を復活させようと思っているわけだが

 体調も落ち着き、身の回りのキチガイも減ったのでビール党を復活させようと考えているのであるが、八月ごろはどうであろうか。


http://aboutme.jp/question/show/7462


 アバウトミーに質問でも作っておいたので、適当に回答してもらえると嬉しいし、もしアカウントがないのであればメールでもくれれば招待状をせっせと送るのでよろしく。

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沢尻エリカが悲惨すぎる件

 沢尻エリカ本人というより、周辺のスタッフが。


http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070604-OHT1T00070.htm


 この手のギミックで言うと、私は長州力=RIKIを思い起こすのだが、バレバレでもいいからとにかく話題を! という言い方でいうと、ドコモ2.0に近いかもしれない。何その手垢感、その黒ずんだドアノブカバーが逆に心地いい、みたいな心の中のハレーションがサラウンドな状況です。まだ小暮伝衛門(=デーモン小暮)のほうが分かる。柴咲コウ(山村幸恵)は許す。歌うまいし、キャラがまんまだから。だがこの物件だけはどうもなあ。

 誰かの差し金っていうか売り方についての注釈がどうのこうのというより、周辺にいるスタッフと本人の立ち位置、扱いやすさ、本人の才能に関する本人の認識と周辺の評価との落差といったあたりに思いを馳せるのだが、腰を抜かしたのがこれ。


http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/SR/erika/SRCL-6588/2/sound.asx

 ただのJ-POPじゃねえか… パリ生まれはどこに逝ったんだ。ご宣託と実情がメカ次元の乖離を起こしている。第三者の評価を待つまでもなく、話題性狙いで「こういうことにしてみました」的アングルが周囲にどう納得されるのか考えなければならない。吉田豪氏あたりに「で、お前は本当のところどう思ってるの」と直接インタビューしてもらいたいぐらいだ。


 それとも、女版お塩先生の路線であることにスタッフ一同激しく合意した結果がこの体たらくなのだろうか。謎は尽きない。どうしたらいいんだろう。しかもネット内で評判になるように予算をつけるとかいう話もあるらしいよ。ネットも舐められたもんだ。まだPVもまともにでていない段階で「これは凄い!」的な書き込みをしたブログは漏れなくビッチ認定することに。そこまでして小遣い稼ぎたいか。なあ。

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新聞社OBに「ネットの言論はクズだ」とボコられる

 義塾のOBでかつ新聞社OBの皆様と酒を飲み、言論の世界で「ネットの言論はクズだ」と文字通りボコボコにされたのであります。仔細は省きますが、いや、ご説ごもっともでして。まあ、たまたまGIGAZINEさんの微妙陰謀論を引き合いに出したところ、肝心の「拒否できない日本」の核心をやった編集者の話に流れまして、あれは頭に血が上りやすいが理の通ったやけに話の長い男だそうだそうだという話になった挙句、finalvent爺が毎日社説の解説をやるのを回覧、しかも紙でプリントアウトさせてから読むデスクに対する罵倒まで一通り出たのち、表題の内容になったのであります。


 平たく言えば、あんな程度の知識レベルでネットに読者を奪われる新聞社ってどうよという話と、押し紙(残紙)やリベートで百億単位の銭を浪費してなお「新聞は危機でない」とのたまう一部業界守旧派の皆さまのクオリティに関する話題が並存したのであって、ネット業界でキャズム(笑)だのデジタル・ワークスタイル@徳力さんだの言ってるレベルじゃ新聞上層部は心理的に焦らない、もっとガツーンと逝けガツーンと、といった趣の話であります。


 いまのネット業界の各社レベルの話だと、確かに新聞社が抱えている千億単位の話はスケールが大きすぎてピンとこないのだろうなあというのは分かります。「はてな? あんなの子供が遊ぶ砂場の話じゃねーか」とか、ポンと出るあたり、気にはするけど相手にはしない記者風情(言い方は悪いけど、ブン屋の真骨頂みたいな意味合いも含め)の硬骨を感じます。一方で、こんな本も出る。


http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E8%81%9E%E7%A4%BE%E2%80%95%E7%A0%B4%E7%B6%BB%E3%81%97%E3%81%9F%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB-%E6%B2%B3%E5%86%85-%E5%AD%9D/dp/4106102056/ref=sr_1_1/249-1144556-7693140?ie=UTF8&s=books&qid=1180979347&sr=1-1


 そんで、そこのレビューに、明らかにモノの分かった人間が出入りして、本書を酷評しているさまについて、新聞記者上がりの皆さまが冷静に論評していて、当然、そんなものを事前に読んでいるわけのない私は話を聞くだけであり、帰宅してみて、酔っ払っていたくせにこいつら議論の軸線が1ミリもずれていないことに気づいて愕然とするわけであります。


例:

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

新聞記者は社長になるべからず, 2007/6/4
レビュアー: 佐藤雄司 (北海道札幌市) - レビューをすべて見る
北海道の某新聞社の営業に20年以上勤務し、その経営のいい加減さに呆れて退職した私とってみれば本書も「エリート新聞記者の戯言」としか思えぬ。販売店と新聞社の爛れた関係、クライアントと広告代理店と新聞社の常人では理解できないあり方について告発するつもりはないがとどのつまりは理想論を振りかざして見てみぬふりをする新聞記者上がりの幹部連中に問題がある。金と経営について無知な著者のような人間が経営幹部である以上、新聞などというアナクロマスコミュニケーションに未来などある筈がない。あくまで架空の数字(部数や売り上げ)を計上することに腐心している新聞社の現状は架空の視聴率に踊らされているTV業界や出鱈目な部数に振り回されている出版業界と五十歩百歩だ。「新聞に未来はあるのか」ある、と少しでも思っていたら20年以上勤めた会社を辞めたりはしない。重要なことは本書の終わりで著者が語っているとおり、「記者上がりを社長にしないこと」それに尽きる。

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次作は生の事実を, 2007/6/3
レビュアー: あまカラ - レビューをすべて見る
 毎日、産経、中日の三社連携案など、面白く読んだ。他の読者が挙げていない点を指摘しておきたい。

 著者が毎日新聞社の常務取締役を退任した理由があとがきに書かれているのだが、奥歯に物が挟まったような書きかたでよくわからないのだ。毎日新聞社内で販売に関する新たな改革案を提示し、激しい抵抗に逢い挫折したようだが、詳細は不明だ。著者は冒頭で本書は暴露本でも内部告発でもない、としているのだが、やはり著者が直面した事実こそが、一般論よりもはるかに面白い部分ではなかったか、との思いはぬぐえないのだ。いわばマグロのトロだけ食い逃したような気持ち。

 関係者に迷惑をかけたくない、という気持ちはわかるが、それでは結局あたりさわりのないことしか書けないマスメディアと同じではないか。本書で著者は新聞社の販売局は伏魔殿といわれていると書いている。時期を置いて、今度は伏魔殿とぶつかった生の事実を語って欲しい。

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 確かに、ネットで流通している、ネット上で読める議論と、彼らの目線はレベルが違う。新聞記者も二十年選手になってくると吸収する力も衰えてくるし、新しいモノの見方も合点がいかなくなる、でも、ネットでいくら良質だとされる議論でもバラして構造を見るとまだその程度のレベルなのか、ということになってくる。私なんぞと酒席を共にするのも彼らの「ネット社会って何よ」という興味の延長線上にあるのだろうと思うが、それはさし措いても紙面にしない各種事情に対する考察の深さはネットをネットでしか見ない人間のそれとはかなり隔絶した品質の高さなのだなと思った次第であります。


 結局、「『若い人から見た渡辺恒雄論』を書け」とか途方もないお題を出されるわけで… まあ、そのうちどっかの月刊誌にお願いしておきますわ…。

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2007.06.04

脱北者が微量の覚せい剤所持、「自分で使うため」と説明

 飯は喰えないけどシャブはある、地上の楽園北朝鮮からやってきたボートピープルが「自分で使うため」の覚せい剤を持ち込んでおったようでハートウォーミングです。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070604i103.htm


 例えば北朝鮮政府に何かあって、我が国も「人道的に」数万人から数十万人の北朝鮮人亡命者を受け入れなければならないことになったとして、その何%かが覚せい剤常習者だったときに、非常にややこしいことになるなあと思っているので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

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オリックスとインターネット総研が経営統合

 なんかオリックスネタがいっぱいで恐縮至極ではあるのだが、噂になっていた表題の件、本日発表に。


 プロ野球球団のオーナーとしてはあの体たらくなのに、肝心の本業ではしっかりケツを拭くんだよな… まあ、思惑はいろいろあったのかもしれないが、風向きが変わればそれをしっかり感じ取って問題を大きくしないあたりはさすがだな、と思った。


http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr1/home/oracle/00/2007/3604055/36040550.pdf


 それはそうと、投信筋に投げられたと思しきテイクアンドギブニーズがユカイなことになっておるのですが、何か摘発情報でも流れているのかね。知らんけど。


http://quote.yahoo.co.jp/q?s=4331.t&d=c&k=c3&a=v&p=m25,m75,s&t=3m&l=off&z=m&q=c&h=on

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話の長いメールを送ってくる奴がウザい

 「山本様。お世話になっております」から始まって、三千字ぐらい業務に直接関係ありそうでよく読むとまったく無関係な内容やお前の聞きたくもない近況をダラダラと書き募った挙句、mixi日記読みましただのギズモードが楽しい件について書いてあって、最後の二行ぐらい「入金遅れます」とかいう重要な六文字が。お前な。

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2007.06.03

二宮清純が坊主になる件と、オリックスが酷すぎる件

 ”オリックスのローズが本塁打30本以上打ったら坊主になる”と二宮清純がテレビ番組ムーブ内で宣言した件、早くもローズが20本到達で大変なことになりつつある。てか、二宮清純が坊主になろうがならなかろうが、率直に言うとどうでもいいのである。


 が、その一方でローズが30本打つということはオリックスがそれだけ戦力的に高いということでもあり、今年は是非に暗黒オリックスが野村楽天を順位的に下回ることを期待してやまない私としては痛し痒しな状況ではある。


 そのオリックスだが、宮内オーナーが素敵な発言をしており注目している。


宮内オーナー「トレードことごとく失敗」
http://osaka.nikkansports.com/baseball/professional/buffaloes/p-ob-tp0-20070601-207027.html


 まあ… 「トレードことごとく失敗」ってのは事実だろうし、いいだろう。でも、谷(TAWARAの旦那)とノリは、編成がどうというより将来性やチーム事情を考えて放出、という点では、せめて「先を考えて、新天地をと思った」ぐらいのことを言えば良かったのに、と思う。分からなくはないけど言い方が悪いから客受けせず、人気も出ないんじゃないの。


 で、宮内オーナーが「トレード失敗を踏まえ、さらなるフロント改革も明言」って前向きそうなことを言っておきながら、その具体的内容が「より権限が強化される前監督の中村勝広シニア・アドバイザー」ってのは何だろうと。それは中村さんが文句を言わなくてお前が使いやすいから起用してるだけなのかと思ってしまうぜ。


 これ「たぶん」だけど、オリックスは、というより宮内氏は、社員を効率的に働かせて収益を上げ企業価値を高めることには非常に才覚はあるけれども、世間一般の目線で「客が喜ぶ」「大向こう受けする」というような興行の機微のようなものにはまったく才能がないか、関心が持てないのだろう。


 良いとか悪いとかではなく、曲りなりに阪急ブレーブスを買い取って、神戸でイチロー効果があり、地の利がいまいちな球場でも満員にするだけの人気には一時期もっていったのであって、イチローが離れてもある程度ほかの選手にも注目されるような営業努力さえしっかりと払っていれば、実数で千人もいないように見えるような常にアウェー状態にはならなかっただろうと思う。


 あくまで渡辺恒雄氏に続くプロ野球界のヒールとして君臨したいという野望があるのであれば話は別だが、どう見ても観客動員が伸び悩んでいることを苦にしていて、戦力が充実しないことに対してもイラ立っている感じだ。ただのパリーグファンである私から見ても、あの戦力補強の仕方で強くなるわけねーだろが、広島じゃあるまいし、などと思ってしまうわけである。


 もともと分配ドラフトで有利なプロテクトがかけられ、まあ岩隈や礒部といったあたりは抜けてしまったけれども、故・仰木監督連れてきた一年目以降、まったくといっていいほど成績的な改善がなく、選手の放出はわけが分からず、補強はまあまあうまく逝ってるものの客がわんさと来たくなるような代物でなく、何それ? という具合。良くなってるのは大西と大引と本柳と下山と平野佳と加藤大輔ぐらい? 坂口も良く知らん間に二軍に逝ったし。


 楽天は逆にプロテクト漏れしてた高須だの藤井だの吉田豊彦、小倉に山村といったシブいところを中心に即戦力の若手が渡辺直人やら嶋やら、拾い物の鉄平、育ってきた渡辺恒樹や青山っているじゃん。極め付きは山崎武司だし。何あれ。


 オリックスの球団関係者一同、きっと「こんなはずじゃなかった」と思っているだろうけど、ほんと何のためにバファローズと無理に合併して球界再編だ何だと力技駆使してきたのかさっぱり分からん。楽天は楽天で本体の事情もあって、下手するとTBSとの話の流れの中で球団手放す話もあるらしいじゃないか。せっかくパリーグ全体が盛り上がって実質の(金を払って球場に足を運んでくれる)観客動員も増えてきたというのに、何だかな。

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GIGAZINEさんは商売としてアクセスを集める文章を起草しているわけで…

 何か話が飛んでいってしまって、なんだかなと思っていたら、またbewaadのwebmaster氏が釣りを楽しんでおられる状況であります。


 まず、整理すると、たけくまさんのところで話が出た著作権の非親告罪化の話が発端であります。もちろん、いろんな絡みはあるものの、現段階では単なる杞憂、というかガセネタの範疇です。三十年後とか遠い将来のことは分からんけど。


http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_b72f.html


 内容的にも、牧歌的な政府不信というか、警察不信みたいなものが漠然と中核を占めているだけであって、当然のことながら同人業界がどうという話は本件の主眼なわけもなく、モノの判断がつかない馬鹿が煽られる良くあるタイプのネット芸術が織り成す一風景で終わるのかな、と思っていました。


 その後、GIGAZINEさん登場。


http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070602_annual_reform_request/


 ネタとしては、上記の微妙ネタに「年次改革要望書」を組み合わせて陰謀論に仕上げていきます。えー、著作権の非親告罪化の議論自体はアメリカ政府が日本に対して出している年次改革要望書が出る前から議論されておったわけですし、陰謀論というよりはこれもガセネタの範疇ではないかと。


 そもそも、違法コピーなどの海賊版対策や、野放図になっている違法業態が最終的に暴力団などの資金源になっているケースが多く、そんなものアメリカに何か言われなくても対応しようとするのは当然のことです。海賊版出された業者がいちいち告訴すんのかよ、自社ソフトがP2Pでばら撒かれたらどうすんの、その拠点でネットカフェが使われたとき犯人摘発できないじゃん、などなど、当たり前のことをやろうとしているだけで。


 中国の海賊版をどうにかしろ、という前に、自分の国の海賊版さえまともに摘発できないのでは恥ずかしいわけですね。年次改革要望書なんざ率直に言えば大きなお世話。


 このGIGAZINEさんのエントリーに対応する形で、bewaadのwebmaster氏が”陰謀論と想像力の欠如”というテーゼを提示するわけですが。


http://bewaad.com/2007/06/03/144/


 これについては言うまでもないです。アメリカ政府の陰謀(というか要求なんだが)に屈した日本政府、という見え方が、一定の正義に見える以上、それを読んで煽られる馬鹿が出る。別にそれはいいんですけど、bewaadのwebmaster氏が立場が違うはずの矛盾した陰謀論の同居にまで言及しているほど考えて書いているようには思えないのです。


 同様に、finalvent爺がまた遠巻きな発言をして以下。


http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20070603/1180846028


 要するに、宮沢政権以降の日米構造協議の話を、GIGAZINEさんが書いてしまった微妙なネタごときでbewaadのwebmaster氏が延々と議論させられるほど、対等な知識レベルにないだろうという意味で理解しました。


 いわゆる炎上系とは別に、ネットの議論系においても書き手の立場や知識レベルに応じたクラスターに分裂していっている状況にある。2ちゃんねるのスレ未満のクオリティの議論をするサイトが出て、しかもそこが一定のPVを稼いでいたりすると結局それに煽られる馬鹿が出ていつの間にかネット内でその微妙なネタが事実として定着しちゃうジレンマがあるのだろうと。


 もちろん、bewaadのwebmaster氏に限らず、私だってほかの書き手だって立場がある以上ポジショントークはするでしょうし、本当に思っていることはなかなか書かないでしょう。でも、ネットでの議論もコミュニケーションの一種なのだから、そのあり方については考えていかなければならない。


 そのうえで、過去にアルファブロガー関連の議論で、率直にGIGAZINEさんが「アルファブロガーになるためには何をすればいいのか」というエントリーを書いていて、これはなるほどなと思える内容です。


http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070508_alphablogger/


 アルファブロガーだろうがそうでなかろうが、個人または企業が開設したサイトで商売をするなというわけではなく、むしろそれが何かの収入になるのであればリスクを取って頑張っていけばいいだろうと思います。


 ただし、4の「来たるべき注目される時、すなわち「運」が向いてくるまで上記3つを行い続ける」というのはいかにも甘い。運ってのは、上にだけ向くとは限らないのですよ(経験上)。


 GIGAZINEさんは法人でやっているのだし、広告代理店を通じてバナー枠を数百万で売ること自体が良いとか悪いとかではありません。


 ただ、広告、という観点で言うならば、読者や界隈との良好なコミュニケーションを取る目的も別であるのでありまして、「そんな微妙記事書いてるサイトで数百万取る仕事してんのか、雑誌の広告営業じゃないのだから」などと変なクレームが入ってセプテーニさんなどが迷惑しないようにされたほうが良いと思います。PV保証してたりすると大変なのかもしれませんが、あまりに無茶苦茶だと勿体ないので、著作権みたいな国内ネタを反米路線で煽るのは勘弁してください。

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うpろだ全滅へ向けてGO

 皆殺しまで頑張るのだろうか。fc2@大阪でもいろんなことが起きるかも知れん。来るべくして来た感じはするな。つっちーはいつ帰ってくるのだろ。


http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/06/01/15920.html
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/dai17/17gijisidai.html

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2007.06.02

「関東の麻薬王」がとっ捕まった件

 昨日までのニュース。お役御免なのかどうか分からないけど、淡々としたもんだ。6月8日までに挙げたかったとかそういう殊勝な理由じゃあなさそうだが… 何かあったんだろうか。何か気になったので。


http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007060100829

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ミドルウェアフォーラムでのメモ

 なんとなく。


・ 環境を充実させようとする→環境を維持するためのコストに見合うプロジェクトの規模になる→効率が上がるより高い表現を希望するようになる


・ ハード屋がツール用意してくれるのはいいんだが魔改造ぐらいさせてくれ


・ 作ってる期間より研究してる時間のほうが長くなる(場合もある)


・ 経験が浅くスキルが低い人間でも扱えるツールより、できる人、予算決定権のある人が好むタイプのツールが増えて、駄目な人はいつまでも駄目に


・ 研修に時間がかかり、一人前になったころには次の技術トレンドが来てる(ようやく何とかなるころには携帯ゲーみたいな安いボリュームでよい市場になってたりする)


・ ツールが想定しない動きを企画に入れてると、そこらへんは土方作業であることは状況変わらず

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「うわこれヤバいだろ」な女性声優業界事情

 いやー。これはちょっとどうなんだろ。


www.kajisoku.com/archives/eid1443.html
megalodon.jp/?url=http:// www.kajisoku.com/archives/eid1443.html&date=20070602015108


 まああれだ。枕が飛び交うほど景気が良かったってことだよねそうだよね。若いころは何でもやるもんだ。私は何もなかったからいまでは干からびているが。ほぼ全滅ですか。とりあえず個人的には薬がらみの話題が出ないだけ、まっいいや。


 妄想なんだろうけどさ。なんかこう。ちょっとリアルで。ええ。


(当エントリーは状況により削除することがあります)

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2007.06.01

女性の「痩せたい」執念というのは恐ろしいものがあるな

 取引先の窓口になっていた秘書の女性が、半年ほど見ないうちに見違えるほど痩せていたので驚いた。(以下、本人検閲済み)


--検閲ここから--


 過去にダイエットグッズや食品を飽きるほど試したのだという、理由は二十代後半になって、周囲の大卒同期が結婚し始め、高校(ただし田舎)の同窓会でも未婚率が三割を切ると、焦るものであるらしい。理由を考えると、収入問題なし、出会いの数それなりで、残りは体形さえ何とかなればと一念発起してダイエットを志すものの、仕事上酒は呑むわ夜は遅いわ腹は減るわでダイエット食品ごと喰い進んで痩せるとリバウンドを繰り返し、二十代最後の歳には見事百キロすなわち0.1トンの大台に到達したんだとさ。


 どうしても三十代前に痩せようってことで、お祓いに逝ったりヨガ試したり(やりすぎて脱臼したらしい)するも、休日は仕事の疲れを癒す目的で自宅でごろ寝&お菓子&テレビという生活ではどうしようもなく、私の見る限りひたすらどすこいな状況だったのは間違いない。


 転機になったのは勤めていた会社の具合が悪くなって早期退職を募集するという噂を聞きつけてからだそうだ、子会社に逝くか割り増し退職金を貰うなどして職場を去っていく同期の姿を見ると「こいつらみんな私より痩せている。もしかして体重順に解雇者を決めているのか」という疑念を持つに至ったとのこと。


 「いやそれは勘違いだと思うよ」とチャットで話し合っていたのだが、彼女の場合は太っているとかそういう意味ではなく、単純に仕事で欠かせない人だったからである。去る人が去って、その結果、固定費が減ってそれなりに業績も回復すると、三十路に乗った彼女は自信がついたらしく、自分が遣り残したことを思い返すと「二十代で痩せられなかった」ということだけが取り残されていたのだという。


 個人的には「ダイエットする目的は、結婚ではなかったのか」と思うのだが、女性のこの目的と手段、あるいは帰着点と経由地の取り違えはありがちなことで、見事に痩せることが自己目的化し、かつ、いままで「器具やグッズやダイエットを謳う食品に頼りすぎていた(本人談)」とのことで、たまたまの引っ越しを機に突然オーガニックな生活に。朝サラダ、昼サラダ、夜サラダ。カロリー不足なのか腹が減って朦朧とする日々だったというが、一週間もすると慣れ、夜の付き合い以外はサラダとチョコレートとジュースだけ。ウォーキングシューズを買って歩いたりしたそうな。それ、ちょっと極端過ぎないかと思うほど。


 チャットで「痩せた」「痩せた」というものの私はそれを見てないので信じていなかったのだが、その数ヵ月後、実際に会ってみると見た目半分になっててびっくり。三割引の七十キロになってた。えー。


 で、本人は結婚するんだそうな……そこの社長と。あらやだ。まあ、尻に敷かれるんなら目方が少ないほうがいいんだろうけどさ(笑)。


--検閲ここまで--


 その結婚式が三月に終わって、あれから二ヶ月、先日用事があって訪問したら見事にリバウンド途上の奥さんに出会ったのであるよ。一度、ダイエット成功したら「いつでもまた痩せられる」と思うものらしい。ああ、私もそう思っていたよ、禁煙に一年成功したとき。


 成功体験ってのは恐ろしいもんだな。

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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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