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2007.05.31

中国輸出製品の健康被害で対策を発表→偽薬承認汚職で担当者死刑

 ミドリ十字事件で帝京大病院の医師だった安部英氏のことを思い出してしまったのだが、ほぼ並列でこんな報道が連発で出てくるあたり、中国ってダイナミック。


輸出製品で健康被害、不信の火消しに中国躍起
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070531AT2M2902S31052007.html
中国、偽薬承認汚職で異例の死刑・「安全」アピール
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070530AT2M2901L29052007.html


 中国の事件に多く触れ耐性ができてきたはずが、時速二百キロで走ってる木製幌馬車に思いっきりハンドル切ってブルブレーキかけるようなニュースに次々出会うと興奮を禁じえません。

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シャイニングウィンドがツラい件

 っていうか、最近手がけているゲーム一覧。どれもまともにやってない。フラゲしてんのに追い抜かれまくり。エンディング見てもいねえ。誰か助けて。


○ シャイニングウィンド(10時間ぐらい)
http://shining-wind.jp/


 やはりアニメを観ていないと置いて逝かれる仕様なのか、そろそろ挫折しそうではある。何でこの世界の人はみんな良い人だし分かり合えるし初対面で心許したりするの。敵がいるのに背中向けてたりするし。私だったらその場で斬り捨てる。そのあと走って逃げる。そもそも見ず知らずの異世界住人がたむろしている建物に善玉国家の姫様が抜き身単身で登場。どうよ。どうよってほどでもないけど。


○ ゼノサーガ エピソードIII ツァラトゥストラはかく語りき(15時間ぐらい)
http://namco-ch.net/xenosaga3/index.php


 ストーリー完全に忘れてて置いて逝かれた。たまらん…。流れ的にまだ序盤なんだろうか。だんだん手が出なくなってきて放置気味。


○ スパルタン~古代ギリシャ英雄伝~(15時間ぐらい:クリア)
http://spartan.sega.jp/


 一年ぐらい前のゲームなんだが、こういうのは大好きなのでクリアしてしまった。主人公もヒロインもそこはかとないブサイク加減がリアルでグー。イラストも微妙だが、それ以上に現物がアレです。何といっても最後の敵が剣大振りしてるところを、主人公のスパルタンさんが地面をゴロンゴロン転がって避けながらセコく一個二個攻撃当て続けて十数分後に無傷でクリアというのが泣いた。無意味に難易度が高く、実に大雑把。って、ラスボスが神ってのはローマモノの定番なんだろか。クリアしても使えるキャラの増えないっぷりが洋ゲー。


○ 喧嘩番長2フルスロットル(15時間ぐらい)
http://kenkabancho.com/


 最終局面でどうやってもフリーズ落ちするのでエンディング見ないまま放置。スケバン編はないのか。残念。


○ ソウルクレイドル 世界を喰らう者(20時間ぐらい)
http://soul-cradle.jp/


 なんだかんだで結構やった。日本一ソフトウェアは上場決定おめでとう。


○ オーディンスフィア(30分ぐらい)
http://os.atlusnet.jp/


 導入部分で躓いて全然やってない。評判もアレなのでそのまま放置になってしまうかもしれない。


○ State of Emergency Revenge(3時間ぐらい)
http://www.spike.co.jp/soe/character.html


 これまた悲しいほど洋ゲー。侵入して捕まる女スパイ、死刑にされそうなおっさんが救出される途上、いきなりマシンガンぶっ放すとか、何ともアレな展開。ギャングものの定番かと思いきや、全体的に微妙な流れ。かといって、「次が気になる!!!」って感じでもない。どうなの。


○ エルヴァンディアストーリー(5時間ぐらい)
http://www.elvandia.com/


 いい意味で地雷だと思うんですね、話のネタに中古で買うとか、体験版を手に入れるなどして、雰囲気は是非味わって欲しいです。やろうとしていることはアレですので、私は支持します。間違っても決算対策だ、なんてことを言っちゃいけませんわ、はい。


○ ローグハーツダンジョン(1時間ぐらい)
http://www.compileheart.com/rogue/main.html


 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい


 良く考えたら、私は一昨年、「天外魔境3」も「グランディア3」も「ローグギャラクシー」も「コードエイジ・コマンダース」も全部踏んでるんだよな…

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歳の取り方の個人差について

 最近は山崎(楽)と清原(檻)との違いについて思いを致すことが多くなった、もちろん現実逃避… ではなく、山崎が現在セパ両リーグの単独ホームラン王に立っているからである。


我らが山崎さん(39)
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/player?t=db&id=10236
試合に出られず成績とはいえない状況の清原(40)
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/player?t=db&id=10480
常識的な衰え方を見せる小久保さん(36)
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/player?t=db&id=11294
関係ないけど鈴危険(37)
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/player?t=db&id=10493
もっと関係ないけど古田(42)
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/player?t=db&id=10866

 監督の野村さんとの相性が良かったんだとか(じゃあいままでの野球生活はなんだったんだよ)、池山コーチと内角打ちを特訓したんだとか(いままで内角放置してたのかよ)、最近は球種を読むようになったんだとか(いままで読んでなかったのかよ)、いろいろと環境が変わって良い方向に流れたんだとは思う。


 でも、中日もトレードで放出し、オリックスも分配ドラフトでプロテクトはずして、本人さえ引退を覚悟した状況で、そっから三年、何でこんなに打つことができるのか。単にたまたまにしてはありえない。致命的な故障がないとはいえ、いい加減衰えが酷くてどうしようもない状況なんじゃないのかと。


 歳を取る、ピークを超えて、衰える、という人間の摂理からかけ離れたこの状況、山崎という選手は環境がきっちりと整っていて名伯楽さえいればとんでもない選手だった、ということなんだろうか。星野は死ねということなのか。ほかの熟年選手は成績がよろしくないどころか使ってもらえてもいない状況で、江藤(西)なんかはどうなってしまったのというぐらい。


 そう考えると、楽天のような新球団の誕生ってのは、どういう不利があってもいろんな人生の浮き沈みが体現できてて面白いなあと思った。高須とか。ついでに、一時期突然輝いた宮地とか。ピッチャーだと小宮山とかなあ。何で3勝してんだよ。

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2007.05.29

「松岡利勝! 先に地獄で待っていろ!」

 さっき松岡さん自殺したねえそうだねえという話をしているときに、与太話で、「どうしたら松岡さんが後事を気にせず逝けるときの送り言葉って何だぜ?」ということになった。やはり、党人が言うとしたら表題の通りではないかと。たぶん、みんな地獄に堕ちると思うんですよ。ご本人も、それを気にしてらしただろうと感じるので、ならば寂しくないように、という内容ですと、呼び捨てた上にそこで待ってろ、というのがよろしいのでは、と。胸に手を当ててみて、悪事のひとつにも手を染めない聖人君主などおらんのですし、そういう聖人君主ばかりが天国に逝ったのでは天国などさぞかしつまらん世界でしょうから、これはこれで弔辞としては理に適ったものなのかなと思います。


 ほかにも「また世耕さんが困っていました」とか「逝き先で新井将敬さんと会ったら、ぜひよろしくお伝えください」とか「あの部屋、事故物件になったのでもっと安く貸してください」など、このクソ忙しいのに(というか忙しくなっちゃったのに)最後の最後までろくなことしねえ!!的な不謹慎表現ばっかりで、ただ、松岡さんが最後まで手がけてきたそういう方面の機能は今後誰がやるんだろうというのが気になってしょうがないわけです。


 最近、テレビに出るようになってからろくなことを言わないご近所のシンクタンク職員が本件をどう解説するのか聞いてみたい気もするんですけど、本筋とは違うところで稼いでいた人たち、曲がりなりにも庇ってくれていた人がいなくなって今後どうするんだろうと思います。新たなる顔役探しをするのでしょうか。確かに身奇麗な人ではなかったけれども、最低限の「機能」は果たしていたんだとすると、それに替わる人がいなければ問題が表出してしまうわけで、それらのバックグラウンドだったグループがまた活性化するんじゃないかと思うんですね。


 しかも、ここで石原閣下が満を辞して登場し、松岡さんの自殺を持って「死をもって 償 っ た サムライ」と評してしまい、そうなると当然「松岡さんは何を償ったんだよ(笑)」という話となり、国会議事堂大爆笑の状況に堕してしまうのであります。もちろん、どうせですから一斉摘発&大掃除という路線もないわけじゃないんでしょうけど、どうでしょうね。テンパリがちで神経質な人だったそうですが、今後の展開もあわせて思案していきたいものです。


 いずれにせよ、次回は負け戦ということで、ひとつ。

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釣られたかもしれん

 何か見てたら、先日のエントリーでbewaadのwebmaster氏から釣られ判定を貰った。


http://bewaad.com/2007/05/29/135/


 ので、読みに逝ったら、間違いなく釣られていました。いやー。ただ「それ用のソフトウェア有無&私的複製の可不可」ってのは釣堀なんじゃないか、と… って、ちゃんと判決文読んでからエントリー書け馬鹿、というのは染み入りましたので率直に反省し、前回のエントリー内容を取り下げたいと思います。

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山崎元理事が自殺!?

 紙面などで緑資源の山崎元理事が自殺というのが出ていたので、げ、山崎さん自殺したのかよ、と驚愕しつつよく読んでみると山崎進一「元理事」だった。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070529i102.htm


 肝心の山崎元氏はのんびりとブログを更新していた。


http://blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime
http://blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime/e/e7c21a16fae674f0b89c2aef09c9b74a


 何か釣られた。ちくしょう。

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2007.05.28

声優事務所「アーツビジョン」社長が猥褻で逮捕

http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/index14.html?now=20070528115328


>病気のため釈放され
>病気のため釈放され
>病気のため釈放され
>病気のため釈放され


 元気じゃねーか…

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ZARDの坂井泉水さんが事故死

 ご冥福をお祈りいたします。


http://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20070528-205407.html

 ところで、悲惨な闘病生活を送っているはずなのにやたら陽気な人と、どよーんとしてる人と二種類に分かれる。人間「もうだめかもな」というときに真価が出るのだ、というのが私の持論なんであるが、若いころ造作なく乗り越えてきた障害が、歳を経るごとに、気力の衰えなのか真正面から取り組めなくなっていることがある。弱気になったなあとかそういうことではなくて、事実は事実として認識しようとするとそうなるのだ。もし自分がいまの持病が悪化したりしてどうしようもなくなったときどうするだろう、と考えたことがある。


 重大な事実を突きつけられているとき、受け止められる強さってどうやって鍛えるんでしょうな。そう考えると、事故か自殺かはともかく、彼女にとってこの一件は不運だったのか開放だったのか分からんなあ、という。

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2007.05.27

たけくまさん、こっちを騒ごうよ(笑)

 まだありもしねえ危機を喧伝するより、地裁で変な判決が出たほうがよほど影響が大きいと思うんですけどねえ。


http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070526_music_storage_illegal/


 カラオケ法理かよ。いやまあ理解はできるけどさ。ASPサービスとかSaaSとか下手すると全部違法になっちゃうじゃんかよ。頼むから高裁でひっくり返してくれよな。な。

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セカンドライフは使えるかもしれない

 ちょっと思い直した。


 いまセカンドライフでくだらないことをやると、もれなく国際ニュースに取り上げてもらえるようであることに気づいた。最近ではレイプ事件も発生してるそうじゃないか。ちょっと見直したぜ、セカンドライフ。


 さっき友人がメールを送ってきて、日産の建物前で「減収減益おめでとう」とか「ゴーンは眉毛を剃れ」などといったプリントをしたTシャツを着て記念スクリーンショットを撮ってる画像が添付されていたんである。どうみても営業妨害です。本当にありがとうございました。


 しかし、これは政治的には使えるのではないだろうか。勝手に中国大使館を建設し、江沢民や胡錦濤の肖像画を掲げておいて、表示クオリティを下げた大量のPCを使ったりネットで有志を募ったりしてサクラをアホほど動員し「中国バーカ」とか「民主主義万歳」とか世界中の人たちが中国に対してデモりたいときに使う聖地を用意するのである。


 天安門広場前がカウンターストライク状態になって戦車と銃弾飛び交う修羅場交差点になってるさまを想像するだに、たぶん数年後に到来するであろう現実をセカンドライフが先取りすることになるのである。抗議運動はセカンドライフで、というのが定着すると、仮想世界のデモ隊と仮想世界の中国官憲隊とが仮想世界の中南海で火炎瓶と催涙弾のガチの打ち合い、紫禁城に法輪功の旗を翻すべく活発な広報活動を図る大紀元時報、みたいな。ついに不安定工作もネットで完結するようになったか。


 つーか、制作販売可能アイテムの掲示板サイト見てたら、海外ではすでにRPGだの手榴弾だの普通にもう作ってる馬鹿がいるのな。お前ら最高。スクリプトに歯止めかけたりしないの? ハイクオリティで現物に忠実な無反動砲作りましたとかいってポストしてるアホがいるし、自爆テロ用のイスラーム装束ありますとか言ってる間抜けもいる。海外にもゆとり教育世代がいるのか。でもまあ、IDでバンされても五分で復帰できるしねえ……。UO時代に現役だった私たちを舐めるなと言いたい。


 すでにセカンドライフ内では極めて有効なスパム技法が開発されているらしく、一方でブラジル人だらけの状態でもあるようなので、ここらで堂々と参入し、いろんな作戦を考えるべき時期がやってきたのかもしれない。私もいつか米軍みたいに中国大使館にミサイル撃ち込んでみたいぜ。いいなあセカンドライフ。夢広がりんぐだな。

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amazonってのは、他人の古傷を容赦なく突いてくるのな

 人は本棚を見れば人格が分かると言われる。これをデータベース化すれば、その人がどんな内容に関心を抱き、どういう思想を持っているのか想像がつくよ、ということであり、いわゆるグーグルゾン批判というものの一部は人間の頭の中に入り込もうとする企業活動全般に対する不快感から出るものである。


 前置きはともかく、amazonの話である。たまにamazonから以下の書き出しのメールが届く、別にそれはいいのだが、いったいそれはいつの購買履歴を参照して送ってきているものなのか、あるいは、本当にそれが私の嗜好だと思って選別しているのか不思議なものが紛れ込んでいて不自然である。


「 切込隊長様, お客様がこれまでに購入された、またはお持ちの商品を参考に、おすすめ商品を紹介させていただきます。 」


今回のおすすめ内容:
* 薬物乱用の科学―乱用防止の知識
* 図説 金融工学とリスクマネジメント―市場リスクを考える視点
* WPB-net REMIX DVD 佐藤寛子「ANNIVERSARY」
* 別冊宝島『嫌韓流の真実! ザ・在日特権~朝鮮人タブーのルーツから、民族団体の圧力事件、在日文化人の世渡りまで!~』
* プロ野球スピリッツ4公式ガイド


 その前の回に送られてきた内容は以下のようなものだった。


今回のおすすめ内容:
* ああ、堂々の自衛隊
* リリーホワイト―白鳥百合子ファースト写真集
* 天秤の錯覚
* 堀内恒夫―悪太郎まかり通る!
* 名将たちの指揮と戦略 勝つためのリーダー学
* リベラルたちの背信?アメリカを誤らせた民主党の60年
* 「反日マスコミ」の真実
* アメリカはアジアに介入するな!


 確かに私が乱読傾向であるのは認めるが、改めてデータベース的な判断で認識されている個人の嗜好を改めて提示されてみると、自分の声を録音したテープで聴いたときの不快感というか、「自分ってそんなんだっけ」と思ってしまう再発見があるのだ。


 だから私はamazonではあまりモノを買わない。やはり、物事の好みというのは機械的に対象とされる領域と、その人が好きである分野のズレというか、ズームの差があって、amazonは森が好きだと解釈して「あの森いいよ」と送ってきたとしても、私はその森で棲息している虫が好きなのかもしれない。プロ野球スピリッツ3は好きだったがプロ野球スピリッツ4は嫌いなのであり、共和党の解説本は買ったが別に支持者ではないし、白鳥百合子に至ってはなぜそのようなレコメンドになったのかさえ想像がつかない。記憶にない。佐藤寛子は買いました。申し訳ございません。さらには堀内恒夫。いや、堀内は好きだけど。関連本買ったかと思い返すと、ナベツネ本を読んだぐらいだ。だったらナベツネ関連をお奨めしてくれ。


 一方、単なるスパムメールをせっせと送ってくるTSUTAYAは死ね。

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2007.05.26

中国産アンコウにフグ混入&「デスノート」集中取り締まり

 中国関連のニュースを毎日クリッピングしてまとめて読む習慣があるのだが、ここのところニュースの内容が絶望的というか激しい頭痛を引き起こすものばかりであり、今日時事に掲載されているものだけ読んでもこれだけ馬鹿ニュースがあるとは驚きである。中国はどうやら国内では情報統制を強いているが、国外ではギャグ国家としか思えないネタばかりが流布されていて怖い。


2007/05/26-14:33 「デスノート」集中取り締まり=子どもの成長に悪影響-中国
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_30&k=2007052600190


 まさか資本主義化の進む共産中国での焚書一号が「デスノート」になろうとは思いもよらなかった。文化浸透とか文化外交とかそういうレベルを超えた。


2007/05/26-10:06 中国産アンコウにフグ混入=入院者発生で自主回収-米
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_30&k=2007052600091


 ありえない事件。危険というレベルでさえない。しかも、入院者発生って、大丈夫なのだろうか。誰か調理したとして、フグと気づかなかったのか。謎は尽きない。


2007/05/26-06:34 中国、「核先制不使用」変更も=ICBM増強を憂慮-米報告
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_30&k=2007052600064


 同じく米国発。朱成虎はただのキチガイなのでどうでもいいのだが、それに同調する人が少なくないという判断から何と正式に懸念として報告書に記載される始末に。


2007/05/25-10:55 米国のWTO提訴を批判=人民元相場、不均衡の主因でない-中国副首相
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_date2&k=2007052500296


 一方、中国は「まだ途上国」と強弁、あくまで「構造的」問題であるとして不均衡の原因は中国にはないよと発表。そうですか。まあ、一度でいいから我が国も経験したプラザ合意的なものを一回やっちゃってくださいよ。楽しいよ。


2007/05/24-21:31 「バナナにSARS」否定=携帯メールにデマ-中国
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_date3&k=2007052401126


 デマの否定の仕方が「わが国のバナナ栽培技術は国際的に先進水準に達している」という言い方ってどうなんだろうと思うわけです。ここはマーク・パンサーみたいに「違うよ。全然違うよ。なんで? 危なくないよ」と言って欲しかった。


2007/05/24-13:00 対中貿易の規模「非常に物足りない」=訪中終えたベトナム主席
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_date3&k=2007052400363


 ポスト「世界の工場」であるベトナムがポスト「世界の火薬庫」である中国にもっと輸出したくて物言いをつける図。


2007/05/24-18:03 東北部に時速350キロ路線=「新幹線」導入は微妙-中国
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_date3&k=2007052400800


 開発コストもさることながら、備品もっていかれ放題&技術盗まれ放題の中国に積極的になる必要はあまりない一方、もう少し中国は自動車の量減らさないと日本の田舎で光化学スモッグが発生しまくって困るというのもあるので痛し痒し。やはり大気が対馬海峡を越えられないような技術を開発せねば。


2007/05/24-17:54 汚職事件「反省」=党大会で上海トップ-中国
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_date3&k=2007052400873


 上海閥が崩壊してシャンシャンのお題目が汚職事件の反省。まあ別にどうでもいいんですけどね。


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森田実は凄いな

 香山リカ氏がどうとかいう話ではなく、ほぼ前半から中盤にかけては「俺様用しおり」状態の引用の嵐であり、そこから導き出された議論が微妙な感じであって、やがて出た結論が結局”「ブッシュ・小泉・安倍」路線にストップ”というあたりに芸を感じさせます。何というか、レベルが違う。やはりこのぐらいの円熟がなければ過酷な政治評論の世界で生き残っていけないのだ、と森田実氏は背中で力強く私たちに語っているような気がします。


http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03362.HTML


 ほかにも殊玉の論文集が掲載されていて、うっかり目を通すたびに激しい頭痛が起きるのですが、まれに誰に吹き込まれたのかやけに正しい最新情報を元に間違った結論に陥るケースがあり、正直すげえと思う次第。


 もちろん、ZAITENでフルフォード氏と対談しているのを本屋でうっかり立ち読みしてしまい激しい頭痛に見舞われたのですが、後日談までしっかりウェブで読むことができ、いままさにうっかり読んでしまって激しい頭痛が出来しています。


http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03377.HTML


 一方、そっち方面の見識と言う点では山口二郎せんせのサイトを読みながら「そういうロジックか」という感じになります。その割に、どっちが商品価値として高いか? と言われると頭痛がするほうであるという点で世の中の不条理を強く感じますね。


http://www.yamaguchijiro.com/
http://www.yamaguchijiro.com/?eid=568

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さらに補遺

 生島さんがちょうど記事を書いていたので。


http://www.yukan-fuji.com/archives/2005/11/post_4013.html


>「名前を伏せる」との条件で自らの資産をさまざまなところに寄付してきました。
 じつは、里見さんも「食うや食わずのころ、(大川さんから)大きなお金を借りたことがあった」そうです。ところが、大川さんは一度も会社を見に来ることはなく、経営に口をはさむこともなかった。大川さんは自伝で「新しい産業には必ずその『予兆』がある。その予兆を逃さず、命がけで事業化しようとする人に対して、天は『時流』という恩恵を与え、そして『使命』という責任を負わせるのだと思う」と語っていました。おそらく大川さんは、里見さんの事業にこうした「予兆」を感じたのでしょうね。


 もちろん、このような篤実な行為で窮地を救われた経営者も数多く、そこを否定するべきものはないのですが、なぜ名前を伏せる必要があるのか、見たこともない会社に口も出さず金を出さなければならない事情は何だったのか、当時の経済状況を考えたうえで現在ならどうするのか、よく考察するべきだろうと思うのです。


 結果としてその『予兆』はどういう事業に結びついたのか、その事業が成立する前提は何なのか、その前提に彼はどういう働きかけをどこにしたのか、良く見ておくべきだろうと思うのですね。つまり、いまこういう情報が出回っているということは、そういう『時流』なんだろうということです。

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一部補遺

http://antikimchi2.seesaa.net/article/41764650.html


 これ、思うんですけど、誰が誰とタッグを組んで、紅組対白組という構造よりは、六人ぐらいでカード抱えて大富豪やってて誰かは誰とも組んでないけど場にはいるという状況に近いように思うのですけどね。


 人間関係として遺恨を抱えていたり、納得づくで関係を清算した連中が同じマッピングのなかで繋がることはあんまりなくて、情報が古いのと新しいのが混在してたり、もう使っていない箱の登記を入れ替えてないだけだったり、いろんな理由でいまでも仲良しって見え方をしてしまうこともあるのかな、と。


http://antikimchi.seesaa.net/article/42855007.html


 これに関連して、意外に重要な情報が抜け落ちているような感じなんですけど、ベンチャー協議会の天井さんの抱えていたバリュークリエーションはすでにエイチエス証券に吸収されているという話があります。だから、掲載されていた企業の役員リストにダミーが結構紛れ込んでいるようにも思うんですよね。


 あとは元弁護士の人がハブになった相関図をどこの経済誌が出すかとか、そういうところじゃないでしょうか。宝島は調べきれなかったらしいけど。どちらにせよ、資金元として売上を付けるブースター的に人材派遣業者、パチンコ/パチスロメーカー、安売り系チェーン店というあたりは鉄板で関わってくるので、合法だったとしても分析は進めておいていいようには感じます。


 そこのコメント欄に


>里見氏といえば、大川、中山と仲間というかグルな関係で、サミー工業が経営危機の時に大川が大量に資金提供しましたねえ。おまけに子飼いもだいぶ送り込んだねえ。
>Posted by 八紘一宇 at 2007年05月26日 08:10


 というお話がありますけれども、どうも里見さんと中山さんは関係が微妙です。先日、まったく別件でアルゼと間接的にコンタクトを取っていたところ、あっという間に話が漏れるという事件があって、不審に思ってそこの社長と情報の流出先を探していたら、何とアルゼのデジタル系の仕事は全部中山さんのところが持っていってたという。これじゃしょうがありません。それらの仕上げに活用している外資系や、企業の系統も別で資金作りをやっているようで、この辺を掘るといろいろ出てくると思いますが、別にそれが悪いという話でもなく違法スレスレということでもないので念の為。


http://www.tokyoipo.com/top/ja/index.php?id=post&seqid=1745


 むしろその周辺に気になる広告系が入っていたり、気になる人材派遣業者が入っていたり、気になる負け組Pメーカーとつるんでいたり、いわゆる「仕掛け」の問題はあるようには思うんですけどね。もちろん、かつては苦しかった者同士の情愛というのはあったのかもしれませんけど。


 どっち転んでも、オリックスの宮内さん系統がおとなしくなりつつあるので、その後の財界大物の椅子の後釜狙いで良く分からない合従連携が続いていて、非常にややこしい状況になってます。共通しているのは利益は出ているけど上場できないorしづらい企業が提携先として小さなベンチャーを作って急成長の青写真を作り、それを証券会社と結託するなどして短期間に上場し、保有してる株式は全部貸し株に出すなどしてあらかた処分して実質的な利益を手にしようという手口もあるのかもしれません。


 別にそれをやっちゃいかん、というわけではないのだけれども、昔みたいに天井さんの周辺に出入りしている人たちや、内田さんのところをヲチしてればだいたい分かった時代は過ぎてしまって、プレイヤーも堀江さんなど目立つ人ではなくなって、むしろお前どこの誰的な人がひっそりと上場して、あとになって市場で投資家がカラクリに気づいて撤収を考えだすころにはもうすでに関係者は実質売り抜けちゃってた、というような状況が多すぎる気がします。


 どのみち、南青山の件がどうなるか次第で、何が炸裂するのかも変わるようには思うので、押さえられるものは押さえておきたいですね。……にしても、はたさんのところの動きが止まっているのが気になる。何かあったのでありましょうか。

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これは見方について悩むべき問題

爺曰く
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20070526/1180139055


> ようするに政府の街金潰しがわかっていたとはいえ効いたぜというだけのことではないか。

 この問題は深い。爺は一文で書いちゃってるけど。


 銀行は、いろんな意味で制度に守られて最高益、でも街金を銀行に取り込んで健全化する方向に進めているから、街金の決算大幅悪化に引き摺られて減益、って状態をどう見るか。街金潰しというのもあるけれど、かつて銀行の貸し剥がしが問題になっていたのが嘘のように、各大手都銀は中小企業にお金を貸そうとしている。


 かつて政府系金融機関からも貸してもらえないような薄い担保しか持っていないそれらの主要顧客は、短プラって何? って感じの金利で、少しでも滞納すると目玉でも腎臓でも売れと言われるようなところに頭を下げて借りていたわけだ。


 といって、いまのこのジャブジャブの状態が続いて、今後も銀行が中小企業にお金を貸し続けてくれるのかと言われると、微妙。一方で、大島健伸物語読んで感涙する裏側の状態に戻りたいか? と言われると、これまた微妙。


http://www.sfcg.jp/manga/


 利益の出せるうちに、個人金融や中小企業向け金融は大手銀行系列内に組み込んでおきましょう、という利害があったのかもしれないし、そうでないかもしれない。


> この構造問題をきちんと取り上げているのを見たことないがどうなんでしょ。


 あまり銀行の中の人は、みずほコーポレートの人以外はあまり時代に先駆けて勝負を張ろうという感じではないので、構造があまり良く見えないという問題はあるかもしれないし、そうでないかもしれない。

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そして給料日直後の土曜日は私一人なのである

 「働く」とはそういうことだ。まあ、納品前は休日返上で自主的に社員が出社してるし、今回は仕事溜めちゃってる私が悪いんだけどね。

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2007.05.25

今日は悲しい日だな

 仕事をする気になれないので駄文を書く。なぜ仕事をする気になれないかというと、給料日だからだ。社員にとってはお金が入る日だが、会社にとってはお金が出る日である。経営者として、帳尻を合わせる守護神として、どうしても目頭に熱いものを感じずにはいられない。


 前に週刊誌の連載で「給料日は経営者にとって金が出て逝く日であり厄日であって、嬉しそうにその後のレジャーを想像しわくわくしている社員の顔を見るとイラつく」という記事を寄稿したところ、読者から抗議されたことがある。何を言う。外を見てみろ、世にあるすべての経営者の意を汲んで大雨が雷と共に降り注いでいるではないか。毎月、25日なんてなければいいのにと素で思う。といって、25日が休日と重なって支払日が24日とか、下手すると23日になったりすると半狂乱になるわけである。


 そのぐらい、給料日というのは仕入れ決済日などと並んで嫌なのであって、別に給料払ったところで経営的には何の問題もないのに定期的に金が出て逝くさまを考えるだにふつふつとした激情が湧き上がるのを感じるわけである。何しろ毎月定期的に必ず大金が会社から払われるのであって、当然の対価だと理性では分かっていても感情においてはそれは許容しがたく、しかも感情は容易に理性を上回る。ボーナスを払うなんて日には、胸が張り裂けんばかりの悲しみに覆われる。調子の良くない会社を預かっていたりすると、社員はボーナス幾らぐらい出るのか事前に聞き出すためにあらゆる小細工を弄して迫ってくるし、何かなけなしの利益をボーナス払うためだけに毎月経理担当者が積み立ててたりすると悲しさはひとしおである。


 やはり、人件費の塊のような会社であるほどに、ああ、この人件費正直どうにかならんかなと思うのが正直な心情であり、ここが半分ならうちは凄い会社なのにと妄想してしまうわけだ。しかし、現実は社員は社員同士給料の話をすることもあるらしく、彼がこれだけの待遇なのに私はなぜこんな金額なんですか、私は生活できませんとかメールが送られてくることもしばしであり、そういう返事にもたついて数日経過してて、うっかりブログとか長文更新してると「あの男は私のメールをシカトしてブログを更新してやがる」という話になってなんかギスギスしてる。そういうお前だって勤務時間中にmixiやってんじゃねーよバーカバーカという水掛け論をするわけにもいかず、やや歯ぎしりしながら半笑いで給料の支払伝票を眺めることになるのだ。


 どんなに殊勝な社員で忠誠を誓っているように見えても、長年企業の経営をしてきて自主的に給料を返上しにきた社員など一人もいない。働きでが悪いのに「会社のためを思って」とか言いながら良く分からない提案をしてくる社員と話し合うたびに、お前に払う給料半分返せと言いたくなる。そういう奴に限って貸与してるパソコンから人材派遣会社の登録メールを発信してたりする。油断も隙もない。問い糾すと「自分の相場を知りたかったんです」とか平然と答える馬鹿が出る。当然、うちも給料安いほうだがお前のスキルではそんな高い給料で転職させてくれる会社などあるまい。


 経営者と社員の関係というのは一触即発なのであるが、理屈では賃金規定こそ組織の要諦と分かっていながら給料を払いたくない機微について社員は誰も理解してくれない。下手をすると同士であるはずの一部の取締役各氏も「役員報酬増額できませんかね?」とか平気でメールを打ってくる始末である。誰が増額するかバーカ。むしろ会社で出すお茶一杯あたり千円(税抜)の手数料を徴収したいぐらいだ。あと、パソコンも携帯電話も自前で是非。


 やはり、早いとこ予定納税の返りがないと力が出ない。僕のお金を返して。明日への活力とはすなわちポケットで感じる厚みであって、無駄な出費を抑え小銭を切り詰めてこそ力強い成長路線に企業を押し上げ、圧倒的な顧客満足を実現する便となるのである。みだりに「給料上げろ」と言わない精強な社員による柔軟な組織こそ我が社が求める理想の姿なのであって、とりあえず安く堅実に働いてくれる若い営業マンを募集中である。


 ただアレだ、頑張って利益を出しても税金でかなり持ってかれるのも悲しい。給料払うのとどっちが悲しいかといわれると、両方悲しい。強いて言うとどっちかと訊かれたら、双方絶望的に悲しいと答える。そのぐらい、税金は高い。社会保険料も高い。年貢を取り立てられる悲しみは筆舌に尽くしがたい。公認会計士と話してて、消費税のように逝って来いの税金でさえ払うとなると愛おしい。僕のお金はいったいどこに逝ってしまうの。


 それでも運転資金は借りる。余裕があっても借りる。運転資金借りるつもりが、市場で株に化ける。インドオープン最高。成長率を維持するために直前期までは利益を落とす。あれこれ考えるが、それもこれも企業のためだ。でも社員は何かわくわくしている。ああ、今日は金曜か。私は明日も普通に出社するのである。だが、誰が先に帰るか見届けるような野暮な真似はしない。しないぞ、絶対。さて、会合逝ってくるか。

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ベンジャミン独走中

 ある意味阿鼻叫喚な状態になっているベンジャミン・フルフォード氏のブログであるが、昨今は従来以上に頭痛がするほど凄まじい状況になっているので改めてピックアップ。風邪もひいていないのに鼻水が出た。これはもはや文芸だ。


http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/

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私は何も知らないっス

 前のエントリーごと消そうかなと思ったぐらいなんですけど、下のサーベラスの話、私に問い合わされても私は何も知らないです。たまたま以下サイトで見て周辺の流れを斜め読みしただけで、特に失うもののなさそうな人たちが断片的な情報を真に受けて騒いでいるものもあれば、確かに事実関係が確認できれば大きな騒動になるだろうなと思われる記述もあるようには感じます。ストライクなのか糞ボールなのか全然判断つきません。


http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50382689.html


 と言いつつ、それだけで話を終えても何なので、以下感想など。


 ある意味で、耐震偽装問題と同じような展開になる可能性は秘めていて、どこでも発生しているありふれた問題だけど、ハゲタカ外資とか創価学会とか地上げとか暴力団とか国民新党とかキーワードが面白すぎて着火、みたいな流れは考えられるんじゃないでしょうかね。それを言ったら、TSKビルだの梅田再開発だのもっと高額物件でもっとゴチャゴチャしている物件は幾らでもあるし、まあ三色旗が槍玉に挙がってるんなら政争の具になりそうだし頑張れ、といったぐらいのことしか思わないです。サーベラスみたいに民衆の敵のように思われがちな団体のバックグラウンドが、創価学会みたいに民衆の味方のように思われがちな団体であるとかいって、面白いじゃないですか。第三者的には仏敵とは何かについて創価学会員の皆様と心逝くまで語り合ってみたいです。嫌だけど。


 ぶっちゃけ、サーベラスと毎日新聞とが和解に至ったという経緯も「非公開資料、完全公開」って書類どう読んでも良く分かりません。弁護士同士の話し合いで解決しちゃってるように思えるので、普通の和解なんじゃないですかね。誰かが紛争解決のために裏打ちしていたのなら話はオオゴトになるかもしれませんけど… ”米国では「マフィア=暴力団」と取引があるということがわかったら、会社設立の認定を取り消される”てな話まで出てますが、そういうことがないようにするためにSPC立てたりサービサー使ったりするものなんじゃないですかね。幾らなんでもヤクザとファンドが直取引することはあんまないでしょう。仮に整理屋がマフィアだといったって、法人化してたりウィンドウパーソン立てて窓口をクリーンにしているわけだし。たまたま本件で出てきたやっちゃん側がトンチキだったのかなあという印象を受けました。調べないでお金渡しちゃったのかもしれないけど。それに、箱になっていた東京地所、宅建業者だったんでしょ。宅建も暴力団構成員が関わっていたら欠格だから、暴力団とは知りませんでした、という話が通ってしまうし、お金を出せばある程度問題に目を瞑って間を取り持ってくれる宅建業者だって存在するんじゃないかと思うのですね。


 誰か彼らを仲介したかという繋がりでいえば、そもそも東日印刷が聖教新聞刷ってるわけで、創価学会の「資金運用」で困ったことがあればそれ相応に解決できる人間関係がないとは言わず、サーベラスからしても創価学会が推測の通り大口クライアントだったとすれば、確かに何らかの仲裁ぐらいはやってもおかしくないけど、それならもっと早く手打ちをするような。一方で、訴訟が門前払いになっているという微妙な解説まで飛び出す始末。訴訟を起こしたことそのものに意味があるんだってば(笑)。


 とりあえず続報を待つほかないんですが、平和奥田の資料見てたら05年の増資引き受け先が某未公開株詐欺事件で名前を取り沙汰された不思議カンパニーと思しきのを発見して心を暖めながら生暖かく傍観する感じです。モック某とかコンチネンタル某とか、なんでそうまでして微妙ラインに手を出すのだろ。


 面倒くさいので、こんなもんでも。辿っていけば別なのが出てくるかも。見ようによっては、オリックスの宮内さんにまで直結するのかもしれませんけど、いちいちこんな案件に関わって指示するようにも見えないんですよね。


http://www.google.com/search?num=50&hl=ja&q=%22JC%E3%82%A2%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%22&lr=lang_ja


 で、関係者が3%の手数料を取ったとか。


http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50381304.html


 相場の半分だね。誰かに払ったんじゃね。そっちのほうが心配です。占有屋がいたとして、どいてもらうだけでそのぐらいの手数料じゃ飛んじゃうようには思います。別立てで経費でも貰っていたんなら話は分かりますけど。じゃあ、その領収書はどうなったんでしょうね。


 糸川氏脅迫というのは分かりません。もうまったく。インタビュー読んでも何がなにやら。何か亀井さんを気にするような発言もしているようだし。関係があるんでしょうかね。というか、国会質問されるのを防ぐために脅迫、ってのは、問題解決のための手段としては最悪の部類なんじゃないかと感じます。騒がれたらアウトでしょう。よほど追い詰められたんでしょうかね。もしくは、取引を進めなければならない事情が別の人にあったのでしょうか。でも、地上げといってもまだ全然だし、解体屋も見繕ってない状態だったら売買が成立するまでまだ道半ばもいいとこなのだから、焦る理由にはならないのではないかと。ましてや青山ですし、解体屋にはあっという間に話が広がるはずなんですけどねえ。どうなんだろ。

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サーベラスの事件は話が進まんなあ

 良く分かってないからアレだけど、とりあえずネットに出ているテキストはいまさらながらだいたい読んだ。


 創価学会の資金を何割か運用しているサーベラスが青山の土地のまとめに暴力団関係者を使ったという話が出ているようだが、創価学会だって余剰資金の運用ぐらいするだろうし、サーベラスもほかのファンドと同じく土地の収用や地上げにそれ方面の関係者を入れることもあるだろうし、そもそも占有屋でも入っていたのならそういう手段を使わないことには仕事が前には進めない。それ自体は、そのような問題があるからサービサーを使うとかいろんなことを考えるわけだし、一時期盛んだった競売案件だって軒並みそういう物件だったのだから仕方がない。


 一方、毎日新聞での情報漏洩があったとか、サーベラスから訴えられたとかいう話も同時にあるそうだが、書いた記者油脂解雇にして和解していたのか。まあなあ。で、国会質問しようとした議員が脅迫されたの? それが一番問題じゃね。でもなんか話が錯綜してて何だか良く分からない。国会質問するな、で脅迫した連中は逮捕、サーベラスの記事をやっちゃった毎日新聞は担当記者解雇の裁判での和解で決着、創価学会はサーベラスで運用、サーベラスは当たり前のようにそういう方面に協力を頼んで不動産開発を進めようとしていた、大まかに言うとそういう話?


 こういうとき、読んでてノイズの多いネタは困る。一見重要そうに見えて結局何だか分からない。

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中国「食の安全が脅かされている」というより、テロじゃね

 ここんとこ中国の毒入り食べ物の話題がたくさん流れていて楽しいんですけど。朝日新聞でさえ報じてるし。


偽食品、中国深刻 キクラゲ・粉ミルク……
http://www.asahi.com/international/update/0520/TKY200705200175.html
食品の安全へ法整備を表明 国際会議で中国当局幹部
http://www.asahi.com/international/update/0521/TKY200705210304.html
中国産ナマズの販売停止 抗生物質残留で 米国
http://www.asahi.com/international/update/0524/JJT200705240008.html


 環境悪化で、日本はもちろん韓国や台湾でも光化学スモッグが増えましたとか言ってる状況で、暴動多発が中国国内でも一部報じられ、極めつけは食の安全(笑)の話となってるそばから、近所の某丼チェーンではやけに安いうなぎ丼が売られているのであります。


 当方周辺では、中国人実業家だけど共産党員の人たちによる微妙なキャピタルフライト的ご提案が飛び交っているようですけれども、率直に申し上げまして何か起きてるんじゃないでしょうか。

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シラク元大統領の秘密口座問題

 よりによって旧東京相和銀に口座を設けていたこの物件、どうやらガチで刑事訴追になりそうだ、ということで。「謎の文化財団」ねえ。日本にいた愛人さんの元職なのかなあ。いろいろ妄想は膨らんでしまうわけですけど、そうなると、我らがジュリアーニ市長はどうなってしまうのでありましょうか。


http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070524id27.htm


 王座を退場した権力者にありがちな顛末ではあるけど、ちょっと物騒な話ではあります。フランスの情報機関の幹部ってのは、いちいちそんなもんまでメモ残してるほど平凡な人たちなの? 聞くに、証言までしちゃってるって言うじゃない。仮にも当時の権力者に仕えた組織だというのに、総崩れにも程がある。96年に旧東京相和銀(長田庄一氏が主導と言われる)が10億ドルの投資(笑)をフランスに投資って書いてあるけど、それはもっと前のことではねーのかとちょっと思った。02年に捕捉されていた内容からすると辻褄が合わないわけですし。


 一方、足利銀行は日経新聞の提灯記事までついてブレイク前夜であります。頑張っていたのは事実だからいいけど、ここで「健全化した!」と満足されても困るんだよね。


http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070521c3b2104f21.html


 どうでもいいけど、最近は仕掛けが早い割に杜撰な進め方が多くて立件できない事案が増えているような気がします。

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2007.05.24

セカンドライフで暴動

 まあ、当たり前の状況ですわなあ。


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0705/18/news049.html

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2007.05.23

画像ちゃんねる管理人逮捕

 猥褻画像を掲載したってことで、逮捕されておったそうな。しかも容疑否認。


http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20070523/20070523-00000027-ann-soci.html


 別件逮捕なのか本筋なのかは知りませんが、投稿者引っ張り出すより管理人逮捕したほうが話はえーよという合理的な発想に帰着したあたりはさすがであります。


 今年2月に強制捜査って話がj-castにありましたけれども、どこぞの人が、よりによって読売新聞に「死刑になったら払う」とか書かれてしまうようなのと同等の挑発をインタビューで言っちゃってて、「こういった経緯を考えると、これは何かのセレモニー的な捜査では?」って、おいおいと思いました。


http://news.livedoor.com/article/detail/3063330/


 今度、遺影を持って小田和正のコンサートにでも逝こうかと。

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dankogaiさん、さすがにその物言いはどうなのかと思います

(´-`).。oO( たぶんdankogaiは分かってて書いてるんだろうな


「私は声をあげないだろう。私は海賊版制作者ではないのだから」って、「犯罪者なのだから声をあげたら捕まるだろう」し。


 が、英語教育を受けている者として、この詩がどういう意味を持つものであるか、dankogaiさんは知っているはずで。


 つまり、


a) 純朴な竹熊さんがガセネタ吹き込まれてネットで煽って馬鹿が釣られていることを嘆くエントリー。その中にある、物事の真贋を見極めずに騒ぐ身元の薄暗いヲタ。そんな奴やその界隈が作る同人に興味などないという例示


b) ヴァイマル体制後のドイツがドイツ労働者党の「突撃隊」などの非合法な武装集団をなかば半合法化し、共産主義者などの政敵を一部国民の支持の元で正統な法的手続きを経ることなく弾圧した過程を嘆く詩


 をdankogaiさんは同一視しているわけだ…。私の文章が書き殴り的で、誤読されたのかもしれない。


 でも、私の書いたものに対する批判ならともかく、現行の日本政府を特段の落ち度もないのにユダヤ人虐殺に加担したナチ党と同列に扱っているようにも読める素材を、視野の狭い馬鹿なヲタならともかくdankogaiさんが書くのはどうなのかと。


 dankogaiさんは『狂った裁判官』も読んでるはずですやね…。


http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50831229.html


 もっと言うならば、煽動はサラミ戦術の基点となる物件ですね。先日飲み会でもdankogaiさん本人が話していたことにもかぶるわけですが(笑)。竹熊さんの「とにかく俺は心配性なので、あれこれ心配なことを書きましたが、全部俺の思い過ごしであることを望みます」という点については、思い過ごしどころか、もはやネット芸術の領域なので何をかいわんや、ですが。


http://bewaad.com/2007/05/23/124/


 一方、bewaadのwebmaster氏は自重しすぎです。そういうことを書くと、知らない人が脈絡もなく「フェアユースの規定を作れ!」とか言い出すので、無駄です。ゴミ煽動への反論に対してゴミ煽動を重ねてうやむやにしようという、正当な努力が水の泡になってしまう。やはりここは空気も読まずに池田信夫氏が登場して、ネット上の議論が根本から破壊されるような展開にしないと。

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ジャスダックの新規承認案件が熱い

 日本一ソフトウェアはまあいいや。頑張れ。ソウルクレイドルは私は面白かったぞ。

 次。サイバーコム。ちょっと待て。富士ソフト。おーい。選挙も近いしまあいいけど。

 次。セーラー広告。新日本ですかい。地場の広告屋さん? ああそう。頑張って。

 最後。ネットインデックス。鵜野正康氏登場。インデックス大変そうだね。夫婦仲良く。

 以上、新規承認案件が全部大和証券SMBCでお送りしております。

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2007.05.22

ビートたけしって、こんな人だったっけ

 才能があって実績があって世渡りができて認められた人だから許される範囲ってあると思うんだけど、その範囲を浪費しててもう少しやりようがあるのではないかとか、周辺の奴らは歯止めをかけて、せめてもうちょっと笑えるスタイルになるよう提案してやるべきなんじゃないかとか、そういう登り詰めた(と本人や周囲が思っている)人の行き着く先の儚さが表現するためにビートたけしはカンヌに逝ったんだろうと、ビートたけし映画は一本も観てもいない私が思っても説得力はないな。


http://www.sanspo.com/geino/top/gt200705/gt2007052202.html


 現地の人にとっては、ビートたけしがはかまや髷ヅラ被ったところで、ブッシュマンが盾と槍持参してるのとあんま変わらないんじゃないのと。独自色を出すなら、世界的にある程度知名度のある和装ではなくて、リーゼントに長ラン着てぺったんこカバンに白テープだよなあ……。

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ガイエルのネタ化が著しいのはなんでだぜ

 某所コミュで「もう今年はガイエルの出塁率しか興味がなくなった」という燕党の発言があったのだが、ビデオ何度観てもただの微妙外人にしか見えん。右飛落球は、それはそれは見事だったが… 死球が多いからか?

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「著作権法の非親告化」法案の議論がややこしい方向に

 きっかけは、たけくまメモ。総じて話の流れが明確になっていて、読んでいて、ああ、そういう流れになっているのかと得心がいった。


【著作権】とんでもない法案が審議されている
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_b72f.html


 内容的には、とりあえず”企業「も」活用できる”し、”警察「も」取り締まれる”法案に過ぎなくて、恐らくは悪質な著作権侵害行為に対処するのにいちいち著作権者(下手すると法的な引継ぎもなく亡くなってたりする)に通告しなければならない実情をどうにかしましょうや、という以上の話でもなさそうなんですが。


 でも、一連の議論ではコミケの二次創作やパロディ同人誌「が」対象ってことになってます。ちょっと冷静じゃねえなあ。骨子はそんなとこじゃなくて、テレビ番組や映画DVDなどの違法アップロードや、猥褻目的の加工を取り締まる必要があるからじゃないですかね。別にJASRACのような第四権力目指してゴーってわけでもないでしょう。


 もちろん、コミケや二次創作で、普通にちんこまんこモロ出しで猥褻素材をご製本のうえ販売してたら、そりゃ著作権法じゃなくても猥褻物陳列でいままで通り逮捕しようと思えばできるわけですわ。そんなのは模倣ってレベルの話じゃない。著作は自由であるべき、というのは理解するけど、自由にタダ乗りすることも容認すんの? という話かと。ただ、個人として楽しめる範囲内でひっそりとやってね、ということであって。


 模倣は許されるべき、というのはその人本人の価値観であって、そうは思わない人たちもいて、一定ライン以上の模倣は良くないと考える人にも問題解決の道筋を法的に与える必要があるんじゃないの、とは思います。本来なら、同好の士同志の秘め事の世界であった漫画も含めた同人の模倣が、規模化され、市民権を得、商業化されたら、そりゃいままでの法律で仕切るのは難しい。


 権利者に模倣を許容されているからできてきたことが、いつの間にか当たり前のことになって、正当な権利であるかのように誤解するのって、それは外国人が長年住んでしまったのをいいことに参政権要求するのと大差ないんじゃないですか。


 別に諸手を挙げて推進しようぜ!!!ってタイプの法案でもないでしょうが、とんでもない議題だと闇雲に非難するほど深刻な話でもないと思います。というのは、第三者訴訟で恐れてるのって漫画喫茶やネットカフェなどのチェーン店が、要するに漫画のまた貸しで著作権法無視して勝手に営業してて、なし崩し的に成立してた連中であって、現在いい感じで警察などからも物言いがついとるわけですよ。もちろん、割を喰うのは企業じゃなくて可ってに商売のネタにされてる漫画などの著作者なんですけどね。


【明解要解】サイバー犯罪、ネットカフェ温床
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/it/internet/48255/
悪質店一掃、大阪府警がネットカフェ250店立ち入りへ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070521i406.htm


 いままでは、そんなことを言ってたら床屋で散髪待ちの客のために置いてあったゴルゴ13だの漫画雑誌だのは著作権法違反なのか? というJASRACめいたくだらない禅問答になるので放置されていたのが、悪質な業者が山ほど漫画喫茶やネットカフェの経営に進出して、いままでは消費者金融の無人貸付機や英会話学校が入ってたところが続々と漫画喫茶やネットカフェに鞍替えしてるわけでしょ。消費者金融も空前の赤字で、連結してた銀行の決算に悪影響出したりしてますけどね。


 そういうところが、政党に献金してたり、ネットでの法案成立を妨害するべく金出して煽動してたら、どうします。企業が嫌いな人が、これらの一部の業者の片棒を担いでることになりますわな。また、そういう繋がりの一部の企業が、先日週刊誌に告発され、売上の架空計上までバラされていましたけど、個人的にはもっと奥が深いようには思います。というか、よほど官邸や自民党や法務省が嫌いなんでしょうか。


 まあ、私は別にいいんですけどね。コミケも逝かないし、ネットカフェも使わないから。ただ、共謀法みたいな典型的なザル法に反対だ、とかいう話ならともかく、もうすでに問題が多発していて、解決するのに従来の法案では対応できなくなった案件でさえも、何かコミケだの同人だの社会の片隅でわいわいやっているほうがみんなにとって幸せな物件引っ張り出してきて反対だ! ってことになるのはどういう社会なの。


 もちろん、ここに書いた内容は全部冗談だけどね。

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ペッパーランチのレイプ事件、その後

 なんでも評点読んでたら、以下のような記事が。


ペッパーランチ事件第一報以来メディアが沈黙を保っていることに理解を示してみる
http://rate.livedoor.biz/archives/50381610.html
心斎橋ステーキチェーン店拉致事件現場の立地条件と現在の様子
http://rate.livedoor.biz/archives/50381089.html


 報じられない事情があるのではなくて、特に、ペッパーランチ(ペッパーフードサービス、記事中では一部上場となっているが、マザーズ上場っス)について言うなら共犯した二名や協力していたとされるグループがまだ捜査中で、ややこしいという以上の事実関係は特にないんじゃないでしょうかね。


 むしろ、本当に事件性があるという話で逝くと、過日、アーティストハウス・ホールディングス監査役の和田位氏が自宅前で暴力団関係者に殴打された事件なんかは新聞記事にすらなっていないわけです。それこそ、ネットバブル崩壊のきっかけとなったリキッド・オーディオのときに散々語られた経理マンの暴行なんてレベルじゃなく、ほぼ殺人未遂です。指図した人物や実行した暴力団はどうも特定されたようで捕まりそうなんですけど、いわゆる報じる対象の一般性と事件への関与の濃淡で続報はされ得ないことも多いのではないかと。


 おそらく”君子危うきに近寄らず”という論法で逝くと、今回のペッパーランチ関連のレイプ事件などよりもっと危ない案件がアホほどあって、それらの何割かは報じられず、さらにその何割かは解決もしていないということなんだろうと。だからこそ、性犯罪に限らず未逮捕被疑者の重犯が起き得るわけだし、この手の事件の「プロ化」で商売として成立してしまうわけでしょう。でも、2ちゃんねるで語られる程度の闇の勢力なんて、そもそもネットで書くような奴に情報を漏らしているぐらいのレベルの連中、ってことかと思うのです。耐震偽装で思い知ったでしょうし(笑)。


 たぶん、これについては週刊誌が公的機関からの情報を下敷きに何か書くんじゃないですかね。それで当面は終わりでしょう。言い方は悪いけど、いままでもそうだったし…。この社会の構造って、意外とそんなもんなんじゃないでしょうかねえ。

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2007.05.21

朝日新聞のヘッジファンド規制の社説

 微妙にフォローなど。


朝日社説 ヘッジファンド―情報集めて監視強化を 08:53
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20070521/1179705181
ヘッジファンド―情報集めて監視強化を
http://www.asahi.com/paper/editorial20070521.html#syasetu1


 新聞記者の人が、金融や市場についての知識がそれほどでもなく、ヘッジファンドとは少ない元手で何倍にも増やして運用している投機であると考えているのであれば、そのような議論になるのは当然であるとして、実は現況、これらのヘッジファンドの資金の出し手のかなりの部分がレッドペーパー、要するに中国系金融機関が外資系投資銀行を通じて流入しているのが問題になるわけです。


 オイルマネーはまだ実態のある資金であるわけで、問題はインフレ圧力の輸出気味に世界に資金を循環させる装置が暴走していて、ちょっとでも資金需要がありそうなファンドがあると一斉に挙手が入るのも良く分かる話。それこそ、オランダ系の商社や、穀物メジャーなんかがこぞって日本にファンドを立ち上げ、地場でやってきた金融グループのネタを喰い散らかしている現状なんかも並存しているんです。


 朝日新聞の肩を持つわけではないのだけれども、本稿で書かれている「知りたいのは、1兆5000億ドル(約180兆円)ともいわれるヘッジファンドがどこの市場のどんな商品に投資しているのか。それがどの程度の規模で運用されているのか、金融機関がどのくらい融資しているのか、といった情報だ」というのは、率直に言うならば政府系情報機関であっても正確なところは分かっていないのではないか? とも思える精緻な閉鎖性と国際性を併せ持っていて、貸し手となる金融機関から何とか辿れてきた過去の実績も、中国の経済成長で中国系の謎金融機関が、それこそマカオだの香港だのモンゴルだのモナコだのベルギーだのに設置されていたら誰もそれはチェックできないわけです。


 そうすると、ヘッジファンドだと分類されていた当事者が、実は流動性の低い相場で大量の資金を拠出して博打を打っていた(さらに代行する表権ファンドがあった)なんてことも充分考えられるのです。


 もっとも、ヘッジファンドに対する監視、規制が強化されたから市場が健全化の方向に向かうんだ、という議論はあまり通りが良くないので、ドイツが何を言ってもとりあえずは骨抜きにされるんでしょう。が、原則論で話を進めてしまうとうっかり事態を判断し損ねて、公益性の高い日本企業が外資系ファンドに買収されてしまい、その外資系ファンドの資金の拠出元が中国政府系の金融機関だった、などということも現場では発生しうるのでしょうがね。そのベース条件を決定している重要なパラメータのひとつが例示されている円キャリーだと言えないこともなく、実態が分からない以上、そうだとも違うとも検証できないという点で良く出来た話だなあと思うのです。


 ましてや、ヘッジファンドを動かしているグループが密接に個別案件ごとのプライベートファンドなんかも運用してたりすると、確かにドイツ政府が主張するように「国難 "sorts of a national crisis"」なんでしょうけれども、ただそれ以上にいつの間にか共産主義者が資本主義の手法に適応しているその生命力には驚きを禁じえません。


 でも、個人的には日本の不動産や市場はもう少し外人比率(とりわけ純正欧州系資本の比率)を上げていいんじゃないかと思いますけどね、安全保障的には。日本が戦争に巻き込まれる→毛唐が「俺の在日資産が目減りしちまう! EU政府は介入しろ!」と叫ぶ、といった目線で考えると分かりやすいでしょうけど。


 自分勝手すぎですかそうですか。

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韓国経済は大丈夫か

 何だか前人未踏の二回目IMFへ向けて脇目も振らずに一直線な感じの韓国なんすが、取り込み詐欺じゃあるまいな? もういろんな経済誌で解説が書かれてるんで、解説はそれ読めって感じですけど、勢い良く短期間で伸びるものは、国家であれ企業であれ個人であれ必ずどっかで頭をぶつける仕組みが摂理としてあるんじゃないかと思いましたね。


 かなりガチな展開であります。


韓国の対日貿易赤字、4カ月で100億ドル超す
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070521AT2M2101E21052007.html


 あと、ついでと言っちゃ何ですが、日経でも報じられるぐらいにオープンになってしまった中国政府の資本主義化の流れはついにブラックストーンへの出資にまで来てしまいました。


中国政府、米投資会社に初の出資・30億ドル
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/asia/20070521D2M2100P21.html


 バブルを知らない子供たちである私といたしましては、やはり三菱地所がロックフェラービルを買ったあと、つるべ落とし的にバブルが崩壊していった過程を拝見するにあたり、どうしたら経済防波堤って構築できんのかなあと思慮してしまうところであります。

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2007.05.20

「アバウトミー」はじめました

 現在、かっこいい株価チャートで物議を醸しているニフティが、乾坤一擲のサービスを開始したと聞いたので先日開設してみた。確かにこれは面白い。とりあえずのURL。


まるで糖尿病患者のちんこのようなカーブを描く微妙な株価
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=3828.t&d=c&k=c3&z=m&h=on
ITメディアが嬉しそうに報道するの図
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0704/18/news088.html
私のサイト
http://kirik.aboutme.jp/


 だからなんだと言われても困る。ぜひニフティには頑張っていただきたいんだ。

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2007.05.19

ついに、取引メールでデコメを使う奴が出現

 仕事してて腹の立つことのひとつに、それなりに重要な業務連絡をmixiメッセージで送る馬鹿が後を絶たない、というのがある。本当にこの手の馬鹿は絶滅してもらいたいと思う。あくまで水面下の話ならともかく、エビデンスを残したい事案でmixiメッセージって、いったい何を考えているのだろう。勤め先に知られたくないという理由でmixiメッセージを使うというのは分からんでもないが、普段やりとりしない相手からmixiメッセージが届いて「?」とか思ってたら、表題が「基本合意書ドラフト内容の変更願い」とか堂々と書かれていて、中身が細かく契約内容についてのあれこれだったときは発狂しそうである。


 しかし、昨今はそれを上回る恐るべき事案が発生してしまった。mixiで、モバゲーで、スタビで、キラキラ★素材などのデコメを文書の中に敢然と挿入して送付してくる馬鹿の出現である。このままでは日本が危ない。どう考えても知能指数二桁である。それも、最近何となく増えてきた気がする。つーか、トラディショナルなメールで飽き足らない中高生向けに開発されたツール類が、その普及とともに二十代後半、三十代も使い始めるという事情は分かる。


 だが、こいつらは妻子と地位ある人間である。キラキラした汗マークや走る男の子ぽいのデコレーションつきで「前の用事が伸びてしまって、これからそちらに向かいます。遅参して申し訳ない」などと書かれて、謝意を文面から読み取ることが可能だろうか? あれを受信したときはそのままタクシーごと首都高の橋げたに突き刺さって死ねと素で思った。


 さらなる絶望は、業務用のメーリングリストにデコメ入りで投稿する馬鹿の増加である。いただけない。ノリがいい会社だとか、業績が良いので関係者一同絶好調になっているとか、そういうレベルの話でさえない。事業計画書にキターとかAA入れてる馬鹿が出資を求めてきてキレて以降、久しぶりの不愉快加減である。正直、真面目にやれと思う。


 そのうち、プレゼンのパワポなんかにデコメ素材が混入されそうで怖い。プレゼンの埋め草で使われる挿絵は、あの無味乾燥で全体の構成に影響しない存在感のなさが良いのであって、心境や状況を克明に表現するために開発されたデコメがプロジェクターの中で踊っていたらたぶんその場で席を立つ。


 デコメの使い方を間違えているというより、デコメを使えている自分に酔っているのである。流行に敏感というより、流行物に弱いって奴。時代が時代なら勝手に志願して兵隊になって緒戦で死んでる感じだ。反省されたい。

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自動車工場にキチガイ中国人侵入、二人殺傷

 凶悪事件多いね、というか、先日の元暴力団員もキチガイだったそうだが、今回の中国人もどうやらキチガイであるらしい。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070519i404.htm


 同僚のお二人には同情するほかないが、精神科というのは医師が日本人で患者が日本人であったとしても病院が合う合わないというのがあるらしく、ましてや良く分からん中国人がのんびり精神科に逝っていきなりシャッキリするようにも思えない。キチガイに刃物という言葉通りの展開で恐ろしいが、日本人の子供を殺した中国人女性も適切な精神科のケアがあったようにも思えず、率直に言って対処できない、どうしようもない事例ばっかだ。


 事件や事故から教訓が導き出せないことほど恐ろしいことはない。もちろん、外国人は雇うな、というレベルでは意味がなく、中国人同士のコミュニティでキチガイを包容してもらう仕組みを作るとか、そういう話だ。だけど、そうすると法的に認められた適切な医療が中国人コミュニティのなかで行われる保証はなく、その中国人コミュニティだけが地域社会から切り取られて、いつの間にかその町は中国人だらけとなり、外国人参政権寄越せとかいう議論になるわけである。当然、そんなことは認められない。


 キチガイを事前に通報すべきだといっても、事件を起こすキチガイかどうかなんて周囲の人間が判断つく性質のものでもないのだから、如何ともしがたい。どうしようもない。自分の身は自分で守るしかない世知辛い世の中になってしまうのでありましょう。

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2007.05.18

SAT隊員が殉職の件

 愛知で元暴力団員が拳銃持って引きこもってる件、人質だった元妻は保護されたとの由。一方、事件の解決にあたった警察のSAT隊員林一歩巡査部長が防弾チョッキの隙間から心臓を狙う絶妙すぎる犯人の照準によって殉職してしまうという悲劇まで発生。一歳に満たないお嬢さんがおられるとのことで… 何と申し上げてよいやら。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070518it04.htm

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070517it11.htm

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070518i1w1.htm


 奇跡的に死亡者のなかったSAT部隊隊員が、よりにもよって銃撃によって殉職してしまった件については、心の底から悼むしかない。


 一方で、本事案でいろんなところが焼け太るのだろうなあという。暴力団対策であったり(必要だ)、銃器を使用する凶悪犯罪対策であったり(必要だ)、事件が起きて社会が要請するたびにどっかが焼け太る。酔っ払いが車で追突して幼い子供が犠牲になったら日本各地で一斉に飲酒運転取締りが強化されるのとも同義かなあと。もちろん事件の痛ましさに差があるという話ではないが。


 たぶん(憶測だが)役所というのは事前に対策を打つようにはできておらず、何か発生した際にその影響を吟味して、再発の防止や被害拡大の阻止を狙って施策を打とうとする。今回の殉職のように、元暴力団員のおやじがとち狂ってSAT隊員射殺なんて文字通り前代未聞の話で予算が動かないはずがなく、無論再発が防止されるように頑張って欲しいと思いつつ、ここからどういうロジックで予算が動くのか良く見てみたい気がする。単純な興味対象として。


 何か若者の重大犯罪が発生すると自動的にテレビがゲーム脳の話をするのと等しく、こういう前代未聞の、また具体的な被害が警察内部というか警官そのものに発生したとき、どういう風に世論が動くか、あるいは警察がどういう世論が起きていることにするのか、それに対してどういう対策を打とうとするのだろう。しかも、犯罪の中身自体は、恐らくはキチガイ状態となった元暴力団員の手元にあった拳銃で、たまたま発砲した先が優秀なSAT隊員の防弾チョッキの隙間だったという、ウィザードリィで言うところの装備を何も付けてない忍者が敵のレベル8戦士にクリティカルヒットを放ったに等しい状況である。それは対策可能なものなのか、私の目には判然としない。


 それでも、何かにつけて起きてしまった以上は再発を防止しようと何らかの策を立てるだろうし、それは何だろうという。そして、その再発防止策は亡くなられた隊員の本意であったのか、それは命を賭けて取り組んだ仕事の結果、警察という組織が踏まえた反省として意味のあるものなのかどうか… という話。


 多くの人に悼まれて逝くのも職業人としての本望、なのかな、という感想もあるけど、それはまた後日。

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そろそろ半ズボンの季節がやってまいりました

 もう長いズボンは履いてらんない。暑いよ。やっぱ半ズボンだな。もっと大人らしい対応を、とか、TPOを弁えろ、とか、上場審査に響くから、とか、そういうレベルの低い、意味のない世間に迎合しすぎた意見に流されるべきじゃないんだ。あるべき自分に戻るため、そろそろ半ズボンを。問題は引っ越し時の梱包されたダンボールのいずこに私が愛用する半ズボンが格納されているのかさっぱり分からないこと。一個一個開けて見なくてはならない。超面倒くさい。かといって、新しい半ズボンを買うのも馬鹿らしい。家のどこかに半ズボンがあるはずなのに。


 でも、うちのディレクターの中森は会社に靴下を履いてこない。彼はいついかなるときもサンダルで出歩いている。アロハシャツを着て会社に来る途中の姿を見かけると、どう見ても赤坂名物の芸能界系ヤクザにしか見えない。近所にバイオスの事務所もあったし。さらに彼は昼過ぎに遅刻して出社する。酷すぎる。どうにかならないのか。それ以上に、彼の部門だけ凄い採算性なのが気になる。もちろん良い意味ではなく悪い意味で。まあ、責任の三分の二は私にあるんだけどさ。申し訳ない。


 ただ、半ズボン履いても靴下履かないのだけは抵抗ある。靴下だけは最後の抵抗線だと私は思う。足が匂うとかそういう問題ではない。もしそれが問題なら靴下は毎日取り替えるべきだという議論になって、余計な事案が勃発してしまう。風呂場で使うバスタオルは二週間に一回替えて安心してたら、毎日バスタオルは洗ったり取り替える奴が主流派だという話を聞いたときに覚えた愕然と酷似している。正確に言うと、靴下を履いているほうが長距離歩くときひざや足首が痛くならないという実用性を重視しているに過ぎない。当ブログもたまには生活に役立つ情報を掲載しておかねばな。


 そういうことであるから、楽天とインデックスは一刻も早く好材料を出して株価を戻していただきたい。そうでないとやることがない。頼むわ。

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[N]ネタフルが「Process Wizard」テロ

 何か[N]ネタフルから大量のRSSが届いて、しかも全部プロセスウィザードのエントリーだったんですが、アルファブロガー業界でお家騒動でも発生しているのでしょうか。

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2007.05.17

結婚したくないが子供は欲しいとか言う女の気持ちはよく分からん

 決算見っぱなしのためオフィスにずっと座ってると、日ごろ眼に入らないノイズがどうしても気になってしまうんだが、結婚したくないけど子供が欲しいだと?


 志願シングルマザーか。繁殖牝馬みたいだ。いや、悪い意味ではなく。まあ、この辺は価値観だからな。私は嫌だが。っていうか、それ以前の問題だが。悪かったな。でもなあ、生まれてくる倅の気持ちを思うとだな。いくら女性の社会進出が進んで、経済的に環境の整った女性が増えたとしてもだ。


 あとになって後悔すると思うけどなあ。事情はともかく高齢夫婦で子供がいない家庭とか、私なんかは「……。」と感じてしまう。それでも、結婚せずとも子供がいて、種馬との関係が良好で子供が行ったりきたりできるのならそれはそれでアリなのか。


 とりあえずドリコムの決算とか見て「んー」とか思った直後だから、私の心が諸行無常で満たされてたんで感傷的になってるだけかも知れんが。いまならデビルマン観てもすべてを許せる。

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清原が駄目っぽい件

 居たら居たで腹立つが、居なきゃ居ないでどういうことだと思ってしまう不思議な選手であるが、左ひざが完治しないとかで弱音を吐き、それが紙面になってしまうあたり、さすが清原。


http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200705/bt2007051700.html


 何が悪いのか良く分からないが、貰ってる年俸は三億円。払ってるとこはオリックス。これはもう頑張れ清原としか言いようがない。引退するなんて言わずに。ぜひ。

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それにしても、ペッパーフードサービス

 まあ… 事件が起きてしまったのは諸事しっかり対応していただくとして。


http://quote.yahoo.co.jp/q?s=3053.t&d=c&k=c3&a=v&p=m25,m75,s&t=3m&l=off&z=m&q=c&h=on


 事件発生から上方修正発表が終わったあとの数日後まで事件についての発表がなかった、という話があるようなんだが、これって意図的なものなんだろうか。また、市場は何でも知っている状態を地で逝くインサイダー臭い展開が非常に気になる。


 ついでに、市場周りで慌しい動きがとても多いなあ。過日、週刊文春が打ち込んだブックオフも新たな展開に。ネタは売上の不正計上、要するに見事な粉飾のようで、エスバイエルとかも出てますけどちょっとこれは抜き差しなんないね。疑い、ってことなんで、調査委で引き続き頑張って調べるしかないな。本当に出てきちゃったらどうなるか分からんけどな、この風潮だと。


<ブックオフ>売り上げ不正計上 複数の直営店で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070516-00000141-mai-soci
ブックオフ、売り上げ2270万円水増しの疑い
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070516-00000406-yom-soci


 ソリッド(旧ライブドアオート)でも、告発した2副社長が降格という騒ぎに。何ともグダグダな展開であり、終わった宴の後始末にしてはややこしさ満点な流れが心地よいのであります。


ソリッド社長、インサイダー疑惑否定…告発の2副社長降格
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070516-00000414-yom-soci

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<ブックオフ>売り上げ不正計上 複数の直営店で
5月16日22時29分配信 毎日新聞


 中古書籍販売最大手のブックオフコーポレーションは16日、04年と06年に同社の複数の直営店で売り上げ計2270万円を不正計上していたと発表した。店舗の商品を取引先にいったん転売した後、子会社が買い戻す手法で、04年12月に約670万円、06年2月に約1600万円を水増しした。

最終更新:5月16日22時29分

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ブックオフ、売り上げ2270万円水増しの疑い
5月16日15時0分配信 読売新聞


 東証1部上場の中古書籍販売チェーン「ブックオフコーポレーション」(神奈川県相模原市)が約2270万円の売り上げを水増ししていた疑いのあることが、社内調査で分かった。

 ブックオフによると、同社は、在庫の中古書籍などを取引先にいったん転売した後、子会社「ブックオフ物流」(同市)で買い戻す方法で、2004年12月に約670万円、06年2月に約1600万円の売り上げを水増ししていたという。

 ブックオフは、前年同月の売り上げを上回ることを目標にしており、目標が達成できない可能性があったため、水増しに至ったとみられる。

 一部週刊誌が今月、ブックオフの経理を巡る不正疑惑を報じたことで、社内に調査委員会を作り、調査を進めている。ブックオフは「今後もさらに調査を進めていきたい」と話している。

最終更新:5月16日15時0分

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ソリッド社長、インサイダー疑惑否定…告発の2副社長降格
5月16日23時11分配信 読売新聞


 中古車販売店「カーチス」を経営する東証2部上場「ソリッドグループホールディングス」(旧ライブドアオート、東京都港区)の江川賢記社長(37)らは16日、東京都内で記者会見し、自身を含む3人について副社長らが証券取引法違反(インサイダー取引)の容疑で告発すると発表したことについて、「インサイダー取引には当たらない」と全面否定した。

 また、同日開いた臨時取締役会で、告発する方針を発表した井上博文(42)、山田邦昇(42)両副社長を非常勤取締役に降格したことも明らかにした。

 江川社長らは、今年3月期決算で監査法人から「貸し倒れ引当金」を計上するよう求められた後、親会社の保有するソリッド社株約20万株を売却したと指摘された。

最終更新:5月16日23時11分

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コンビニの店員の質が外国人労働力の活用によって低下した弊害

 私はあまり日ごろコンビニは使わない、せいぜい100円ミンティアを切らしたときに立ち寄る程度である。だから、今日のような雨の日、それも傘がなく、新橋から自宅まで歩いて帰ろうというときに、小腹がすいて傘を求める際コンビニを利用する程度のものである。虎ノ門を過ぎて自宅近所最寄のコンビニに入った、当然深夜早朝働いているのは日本人にはありえない苗字の名札を付けた若い外国人労働者である。そこまではいい。日本にやってきてあまり高くはない給料とはいえ日本社会に溶け込んで問題なく暮らしてくれれば日本人として本望である。きちんと働き問題を起こさず要求の高くない外国人労働者は歓迎であり、理知的な気持ちで言うなら良い日本人と悪い日本人がいて、良い外国人と悪い外国人がいるだけのことであって、それ以上でもそれ以下でもない。ところが、雨足は強いが良く考えたらもう自宅は近所である。いまさらこれ以上濡れた所で、あるいは傘を購入し被害を減らした所でずぶ濡れであって、シャワーのお世話になることに変わりはない。その程度の差異のために、数百円を財布の中から拠出し、自宅に帰れば何本も置いてある傘をわざわざ購入する必要がどこにあるのだろうか。そう思うと、傘を買うためにコンビニに入るという動機が消え去り、ただ飯を買うためだけにコンビニに入ったこととなる。コンビニの飯はボリュームの割に高い。これはすべてのコンビニユーザーが切実に悩む事案であろうことは想像に難くない。デザートも量の割に高いよ。その安田美沙子のギャラ代が高いのではないのか。ええい、安田美沙子は要らんから弁当代を安くしろ。そう思ってる間にも、粛々と雑誌置き場で梱包を紐解きしている外国人労働者がいるのである。弁当の十円や二十円が高いと文句をたれている私が馬鹿馬鹿しいではないか。そのような細かいことに拘泥している場合ではない。いままさに弁当を買い、そのまま帰宅、シャワーを浴びてから弁当を喰う、そして事業計画書と溜まっている原稿を書く、これが私の朝の合理的なスケジュールなのだ。完璧。そう決心して一番安い弁当を買うために外国人労働者を呼び、暖めてもらい、断腸の思いで支払いを済ませ、雨の中を半ダッシュで帰宅し、シャワーに入り、外国人労働者の顔を思い出しながらコンビニ袋を開けて弁当を喰おうとして愕然とした。割り箸が入ってないじゃないか。しまった。この私としたことが確認を怠るとは。釣り銭を間違えるんじゃないかという方に気を取られたままだった。過日、デイリーヤマザキに入店した際に、別の外国人労働者に釣り銭を間違えられて説明に苦労した経験をしたばかりだったのである。それ以来、デイリーヤマザキにはあまり足を向けたくないゆえに、ドコモ下のampmを起用していたのであるが、まさかこのような落とし穴に自ら嵌るとは。こうなるともはや原稿どころではない。私は被害者だ。押し寄せる格差社会の元凶でもある、低賃金労働力としての外国人労働者のスキル不足が、私の精神的安定と、弁当を喰うための大事なツールを奪い去ったのだ。こんなことなら松屋に立ち寄れば良かった。二週間前に引っ越ししたばかりで食器もまだダンボールの中である。冷め気味の弁当を前にして漆箸を探せというのか。面倒くさすぎる。実に理不尽だ。仕方がないので手で喰った。

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2007.05.16

いつの間にかソリッド(旧ライブドアオート)のインサイダー問題が報道されていた件について

 読売新聞35面に思い切り出ている。問題は特背に発展しそうな120億円がどこに逝っちゃって、誰がちゅーちゅーしたのかってあたりなんでしょうけど、しかし最近の読売新聞は仕事はえーな。何かのキャンペーン期間中か? 記事がねーなーと思ったら、ネットに転がってたので勝手に転載。


 もともと波乱含みの銘柄だったこともあって、まあ買ってる人も売ってる人も博打であると納得づくで相場張ってたようで、これだけの大ネタ、しかも上場企業の現物棟梁がそれはそれは見事なインサイダーだってのに普通に着々と出来高積み上げてる光景が凄いです。


 このまま逝くと、インデックスさんの貸し株問題なんかもスルーされてよろしいかも。なんでもあり、ってことで(笑)。


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中古車販売「ソリッド」社長らインサイダー  近く告発

 貸し倒れ計上前、株売却中古車販売店「カーチス」を全国展開する東証2部上場「ソリッドグループホールディングス」(旧ライブドアオート、東京都港区)の社長(37)ら3人が、監査法人から、今年3月期決算で60億~120億円の貸し倒れ引当金の計上を求められた直後、自身が役員を務めていた親会社が保有するソリッド社株約20万株を2000万円で売却した疑いがあることがわかった。同社の他の役員らは、貸し倒れ引当金の計上が公表され株価が下落した際の損失回避目的のインサイダー取引だったとして、近く、社長ら3人を証券取引法違反容疑で東京地検特捜部に告発する方針。
 上場企業の現職経営者が、インサイダー取引で告発されるのは極めて異例。告発対象はソリッド社の社長のほか、同副社長(38)と同社親会社の音響機器製造会社の元社長(38)の3人。

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【出馬】サッカー選手の三浦知良氏【出馬】

 自民党から比例区で出馬だってよ。ロス疑惑の人だっけ。自民党すげー。と思ってよく読んだらサッカー選手だった。ああ、カズか。私でも知ってる。長打力のある人だったな。知らないけど。


http://www.asahi.com/politics/update/0516/TKY200705150456.html


 一方、民主党はプロ野球選手を。長崎。すげーなつかしー。相手候補が敬遠されたりするんだろうか。でもどっかで教えてたとかそういう話も聞くし、政治家向いてるんじゃね? 知らないけど。


http://www.asahi.com/politics/update/0515/TKY200705150342.html

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汐留戦線異状なし

 かの地に存在する四天王と呼ばれるアレの一角、警戒された問題は発生しませんでした。人事交代期に見事な自重であり、てっちゃん大喜びであります。


http://quote.yahoo.co.jp/q?s=4751.t&d=c&k=c3&a=v&p=m25,m75,s&t=3m&l=off&z=m&q=c&h=on

http://quote.yahoo.co.jp/q?s=6811.q&d=c&k=c3&a=v&p=m25,m75,s&t=3m&l=off&z=m&q=c&h=on

http://quote.yahoo.co.jp/q?s=3716.t&d=c&k=c3&a=v&p=m25,m75,s&t=3m&l=off&z=m&q=c&h=on

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2007.05.15

「君は最近ヒットポイントが少ない感じの顔をしているね」

 噂の老社長と久しぶりにお会いしたんですけど。いきなり上記台詞。いや、あんたが相談したいっていうから来たんだけど。その後、当方からもいくつか申し入れしたら「その問題を解決するには経験値があと3万点必要だな」。それってどんなんだよ。このぶんだと、どっか出張したとき「昨夜はお楽しみでしたね」とか評されかねない。


 なんだかな。KQZ氏はもろに汐留のこと書いちゃってるし。どうなんでしょうね。

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「ドコモ2.0」の違和感

 めたるまん氏が書いちゃっている。


http://internet.watch.impress.co.jp/static/yajiuma/2007/05/15/


 先日知ったのだが、タグボートなんだってね。嗚呼。いや、良いとか悪いとかではなく。何というか。こう。そこはかとない微妙感が。もちろんいまさら「2.0」とかって意味も含めて。ねえ。会議で普通に「キャズムが」とか言ってるんだろうか。南無。そのボートはどこに逝くの。ドコモで反対する人、いなかったのかな。いいんだけどさ。別に。いやー。まあ、なんつーの。脱力した。

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2007.05.14

「オタク論!が酷い」を読んだ

 ある意味、そこは編集者が頑張らないといけないんではないか? と思ったり、ゲラチェックはどこまでやってるのだろうと不思議に思う展開になっている好著だが、困惑部分を見事に表現しきったブログを発掘した。


http://planchette3.net/archives/2007/05/post_151.html


 「重箱系叩きに過ぎない」と斬って捨てるより「そこまで読んでるんだな」と好意的に判断して逝こうよ旦那。

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或るアルファブロガー批判における実在と虚像

 birdwingという人のブログを初めて読みまして、なるほどと思う部分が大きかったので勝手ながら掲載。


アルファブロガー批判。
http://d.hatena.ne.jp/birdwing_tn/20070513/P0

 表題はアルファブロガー批判ということになっていますが、事の次第は要するにdankogai氏批判のようであります。そうならそうと明示すればいいんじゃないのと思ったんですけど、慎み深くご指名はナシであったので、dankogai氏かなあと思ったのはあくまで私の判断だということで、ひとつ。


書評 - フューチャリスト宣言
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50825977.html
書評 - デジタル・ワークスタイル
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50824675.html

 個人的に思ったのは、もちろんbirdwing氏の言うような、商魂逞しいアルファブロガー(笑)と献本に至った執筆者との立ち位置の遠近で書評が甘辛焼きになる実存の問題というのもあろうと。私だって献本が来たら嬉しいし読むし面白ければ掲載するしつまらなければブックオフ逝きであるのは間違いない。ただ、面白かったものを無原則に掲載していくとほぼほぼ私の読者日記状態になってしまうのを恐れ、dankogai氏ほどに熱心に読書遍歴をすべて出すわけではない。


 一方で、(敢えて触れなかったと思えるが)birdwing氏は書き手のステータスとその人に求められる言論のクオリティという、一種の虚像については触れられていない。ウェブから出てきた社会も語れる論客として、実績はともかく階段を登っていく梅田望夫氏と、むしろウェブ社会(つか、ブロゴスフィア)のキーマンとして社会的にはメジャーではないけれど一定方面に影響力を保持している徳力基彦氏とを、同じ視点かつ同じハードルで書評をする必要はないだろうとも思うわけである。


 dankogai氏の場合は、私が勝手に代弁するのも何だが、彼が目を通す書籍の量そのものが多いのもあって、dankogai流解釈というのが良いも悪いも一本化されている部分が強く、そこが逆に”定点観測者としてのdankogai”の価値を上げ、これから本を読もうと考える一部の諸氏にとって、それなりに参考になっているだろう。だからこそ、彼のブログからamazonで本を買う人が多いのであろうし、それがアルファブロガー的な意味合いを達成してるか否かの条件だということであれば好きに判断すればいいんじゃね、という話にすぎない。


>タダで本をもらっておいて言いたい放題とは思い上がったものだな、その程度のレビューでそんなに偉いのか、アルファなんとか(苦笑)


 というのはごく真っ当な心象だろうし、誰もが賛同し、誰からも支持される事案など存在しない、という真理において、何ら否定されるべき性質のものではない。


>率直にいって(ひがみも少々入りつつ)、ぼくはアルファブロガーという権威に疑問を感じていて、ただでもらった本をけなしているアルファなひとたちのレビューなんか信用できない、と思っています。


 これは… 正直、私には良く分かりません。私は私の書いた書籍で、dankogai氏から酷評を貰った。別に献本してないが(笑)。それ相応に売れた本なので、評価して欲しいと願う反面、あんな書き方で万人からウケるはずもなかろうという目線もあり、dankogai氏から下のような評を貰ったことこそ、私は彼の本に関する審美眼はある程度以上の信頼を置けるものなのだろうという評価を逆に下さざるを得なかった。


http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50162467.html

 翻って、フューチャリスト宣言@梅田氏の今回の著作は、いままでの梅田的世界観からすると風呂敷の右から左まで辻褄がぴっしりと合ってきていて、げっぷが出るほどポジティブで、輝いた眼をした若いころは私もきっと梅田万歳とか確かに言ってただろうなと思う点で、非常に考えさせられた本だった。


 それゆえ、birdwing氏が自力で書いちゃってるように、己の価値観が「ポジティブに未来を考えようとしているエヴァンジェリストやフューチャリストのような方たちの言葉が参考になる」のであれば、dankogai氏を含めポジティブかネガティブかよりも、実現可能な未来を実証的に語るかどうかで判断する人間の書評は相容れないだろうと思う。


 その後の


>フラットだからこそ意義のあるブログの世界
>ぼくはブログに書かれた文章は、アルファだろうがなかろうが、すべて尊いと思っています。フラットであるべきではないのか。


 以下の立論は蛇足というか荒すぎて評に耐えないので無視するとしても(原始情報共産主義かよ)、なるほど書評ってのは案外難しいもんだねそうだねということであります。いやはや。

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【業務連絡】復帰しました

 ご心配をおかけしましたが、先ほど再起動しました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

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2007.05.10

「ヤマダ電機に販売員の派遣強要の疑いで公取が立ち入り検査」という経済ニュースに潜む爆笑

 週刊東洋経済が微妙に提灯気味のヤマダ電機特集をやった直後に、公取が入るという芸の細かい事態となり、感動しています。あんだけ序盤に提灯分析しといて、最後の最後で山田社長引っ張り出してきて「噴出する批判に大反論」。01年10月、業績不振だった富士通の秋草社長が東洋経済のインタビューで煽られて、うっかり「従業員が働かないからいけない」とか言ってしまい、出井神が出現するまで経済人ウォッチ界のアイドルだったさまを彷彿とさせます。


我らが週刊東洋経済
http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/
激しく煽られ逝くヤマダ電機
http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2007/0512/tsuri.html
直後を襲った激動の事態(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007051000496
【個別銘柄】ヤマダ電機が急落、公正取引委員会が立ち入り検査と報じられる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070510-00000007-tcb-biz


 東洋経済の記事が思いのほかデキが良いだけに、せっかくあれだけの取材を積み上げておいて「なんだよ、ヤマダ電機の利益の源泉は優越的地位の乱用でコストをメーカーに付け替えてただけじゃねえの。死ねや」と思われてしまうと勿体ない気もしますが、要はこのタイミングであの社長インタビューってのが肝なわけですよ。経済ジャーナリズムは両論併記でゴーという基本に忠実な姿勢に限りない好感を覚えます。アオリからして「量販の王」だってよ(笑)。絶対、編集部は分かっててやってると思います。


 まあ、いろんな人にとって、ここまで綿密に考え抜かれた間の悪い記事というのは久しぶりに見るわけですが、最近のヤマダ電機といえば、何か読売新聞がやけに頑張っていろんな記事を書いていた記憶があって、辿ったらいろいろ出てきました。


ヤマダ電機、メーカー派遣者に指示…職安法に抵触(07年1月23日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070123i201.htm
ヤマダ電機の回収家電1600台、委託業者が横流し(07年3月30日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070330i405.htm
ヤマダ電機記事巡る 読売VS週刊文春「戦争」
http://www.j-cast.com/2007/03/15006204.html


 また文春か。でも読み返してみると、確かに「そろそろ何かあるんじゃねえの」と思わせる内容もあります。業界内での読売新聞の立ち位置であるとか、文春に書かれてこぶしを振り上げたように振舞う読売新聞とか、マスメディアを巡る高度な神経戦のありようを感じさせる内容である一方、東洋経済は過去にも様々な先出し優良記事を出し続けてきていたのでなお一層頑張って欲しいです。


 だからなんだと言われると別に何もありません。


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ヤマダ電機、メーカー派遣者に指示…職安法に抵触


 家電量販店最大手「ヤマダ電機」(本社・前橋市)の大阪市内の大型店舗で、同社員が雇用関係のない家電メーカー販売員に対して、職業安定法で禁じられた業務の指示・命令を行っていたことが、関係者の証言でわかった。メーカー側が人件費を負担し、自社製品の販売促進名目で量販店に常駐させる「ヘルパー」と呼ばれる販売員で、本来、店側から販売方法や勤務時間などを指示・命令できない。しかし、この店では、指示に従うことを文書で誓約させていた。
 雇用関係をあいまいにさせる行為で、労務管理上の問題があるとして、大阪労働局は同法に基づき、近く同店を立ち入り調査する。関係者によると、職安法違反の疑いがあるのは、昨年3月オープンした大阪市浪速区の大型店「LABI1(ラビワン)なんば」。
 出退勤時刻の記録、休憩の取り方、接客態度など35項目の指示事項をまとめた「チェックシート」を作成。ヘルパーに、項目ごとに「確認済み」の印を入れさせ、「以上の項目を守り、誠実に勤務します」と印字された下欄に署名・押印させていた。
「他社の売れ筋商品の知識習得」も義務付けており、複数のヘルパーが「他社製品も販売しており、店の幹部から残業を命じられたこともある」「誰に雇われているのか、わからなくなる」などと話している。


 ヤマダ電機はヘルパーの受け入れ人数を明らかにしていないが、その大半はメーカーが人材派遣会社と契約して確保した派遣労働者。
同店はヘルパーと契約関係はなく、メーカーにヘルパーの常駐を認めているに過ぎない。厚生労働省によると、指示・命令できるのはメーカー側だけで、店側が指示・命令した場合、メーカー側から店側への違法な労働者供給とされ、職安法44条違反になる。店側が指示・命令するなら、社員やパート従業員のように直接雇用するか、派遣会社と直接、派遣契約を結ぶ必要があり、人件費は店側の負担となる。
 ヤマダ電機経営企画室の話「以前から法令を順守しており、社内調査の結果でも違法な行為はなかった」


(読売新聞 2007年1月23日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070123i201.htm


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ヤマダ電機の回収家電1600台、委託業者が横流し

 家電量販店最大手「ヤマダ電機」(本社・前橋市)から不要になった家電の回収を委託された埼玉県内の業者が、家電約1600台をメーカーに引き渡さず、リサイクルショップに横流ししていたことが同社の調査でわかった。

 家電リサイクル法違反として同社は経済産業省と環境省に報告。回収業者を、埼玉県警熊谷署に業務上横領容疑で告訴した。

 同社によると、横流しされたのは、熊谷配工センター(埼玉県熊谷市)が2006年12月~07年1月に、客か引き取った洗濯機、冷蔵庫など計1594台。

 同センターと委託契約を結んでいる回収業者のリサイクル実績が極端に低いことが1月、社内の監査で発覚。同社が調査したところ、この業者の従業員が回収した家電をメーカーなどに引き渡さず、リサイクルショップに横流ししていたことがわかったという。従業員は客が支払ったリサイクル料金も着服していた。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070330i405.htm
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「『デタラメ上場』ブックオフ坂本会長に巨額リベート発覚!」という文春の記事

 遅ればせながら反応を…って、矢田先生まで登場。いろんな噂が出ていたようですが、記事になったということは立件しない判断なんでしょうか。ぜひ社内調査は進めていただいて、適正な処置を通じて市場の健全化を図っていっていただきたいです。もちろん、かかる疑惑がシロであるのが望ましいのは間違いありませんが。


http://www.bookoff.co.jp/ir/pdf/070509.pdf


 ただ坂本さん、報道される事前に株売ってますわねえ。やっぱり気になります。微々たる率だけど、外資系あたりに貸し株だして、先読み記事出る前に売ったんじゃないかとか、いろんな邪推が成立してしまいますし非常にナニです。派閥争いなんでしょうか、合意含みの後継者決めならいいんですが。今回、トーマツの名前が具体的に挙がっているようではあるんですけど、リベートを巧妙にやられてしまったとき監査法人の調査では全部をうかがい知ることなどできないので、結局内部告発でやらないといけないってことなんでしょうね。一般論で言えば、お金(多額な創業者利益を含む)と特定方面に関心のある権力者というのは概して女性を要職につけて要らぬ風評を巻き起こしがちですが、今回もその方向で解釈されてしまうのでしょうか。


 といっても、リベートかどうかはともかく特定取引先でずっとやってる大手コーヒーチェーンとか、同様の取引が噂される大手ファミレスなんかも名前が挙がってきてしまうわけで…。そもそもFCというビジネスは多店舗展開するにあたって什器を共通化し、開店コストを下げる一方、選定される業者は真面目にやってる限り旨みのある商売で、上場、非上場を問わずほぼ例外なくリベート行為の温床となってしまうリスクを孕むもんでしょうし。このあたり、ブックオフがとびきり悪質な何かをどうかしたのかというと、そうでもないように見えるんですけど、どうなのでしょう。


 ブックオフが今回報じられた理由も、もちろん特定方面のネタが出てきたから書いたんでしょうけども、そろそろお前いい加減にせーよという感じもあったのかなあと思うわけです。無論、再販制度がいかんよねという議論も別に当然存在するのですが、業界の隙間をあれだけ強引にこじ開けて、開き直って著作者団体を作ろうと頑張ってしまったのでは敵ができてしまうのも致し方ないのかなあと感じます。


 こういうのも、ひとつのビジネスであって、稲盛塾がどうとかいう話ではないと思うのですが、当然、この手の”あぶく銭”が出回る商売ってのはいろんな人が周囲を徘徊することになります。坂本さんがその辺の知恵を回してこっそり株式や小銭を脇に寄せておくようなタイプには見えないので、周りに誰か変なことを吹き込んで、サイドビジネスに手を染めちゃっていた人とかいたんじゃないですかね。


 この辺を見ると、なるほどそういう人たちにお世話になったスピリチュアルな人がユカイ銘柄を量産してるんだなと思う反面、見てて「ああ。たぶん次はこの人とその周辺が摘発の対象になるのだろうな」とビビッドに感じる阿吽の呼吸を鍛えていただきたいです。モンゴルあたりにイルカ印のプライベートジェットが札束満載で飛び立ってそうで怖いですね(棒読み)。


 下のほうに第3として微妙な人リストが掲載されています。
http://www.sawada-holdings.co.jp/pr/2004/040910_1.pdf


 まあ、ひとつの仕掛けでひと儲けが終わったので、あとはみんなよろしくやってくれよ、という話なのかも知れず。今後とも各方面で頑張っていただきたいです。

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GIGAZINEがTERRAZINEに煽られている

 先日の番組余波で、場外乱闘が発生。


真のアルファブロガーになるには何をすればいいのか?
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070508_alphablogger/
GIGAZINEが「アルファブロガー」になれないたった一つの理由
http://d.hatena.ne.jp/TERRAZI/20070508/p1


 改めて読んでみると、GIGAZINEって編集部体制をとっていたんですね。全然知らなかった。まあ、ネタとしてTERRAZINEは書いてると思いますが。が。が。


>GIGAZINEは編集部体制になってからも全員がよくよく考えると世間一般で言うところの「アウトサイダー」な人間オンリーなのもポイントかと。


 どっちかっていうと、複数人が関与して構築されるブログは商用(企業)と思われがちなところもあるんじゃないですかね。個人のフリーランサーが営業目的も兼ねて書くケースは救われますが。


 dankogai師曰く
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50827276.html


>GIGAZINEは、blogであってもbloggerではないから。


 たぶんそうなのだろうけど。一方で、GIGAZINEが挙げていた条件で言うと、首をひねる部分は無きにしも非ず。「4.来たるべき注目される時、すなわち「運」が向いてくるまで上記3つを行い続ける」を含む四項目、別にブロガーとして注目される過程だけの問題じゃなく、事業でも趣味でもすべて当てはまることだろうと。つまり、必要なのは才覚と根性と運。欠けてる奴は何をやっても燻ってるわけで……。


 もうひとつ、新聞やテレビが煽り始めたらその事案はおしまい、その前にいかにうまくネタを見つけてツバをつけておくか、みたいな先物買いの感覚というのは、結構大事なのかなあと思いましたよ。だって、それこそGIGAZINEが2002年当時にブログやってたら、いまごろダントツになってたかも、ですよ。私が一連のエントリーで感じたことは、着手が遅かった、そうであるがゆえに… ということかと。逆も真なりですがね(笑)。

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2007.05.09

シーツ先生がスタメン落ち

 帰社してメール返して野球チェックしてたらシーツ先生がついにスタメン落ち。嗚呼。来年はぜひイーグルスに。そのイーグルスではウィットさんが復帰して外野フライを二つ打ち上げてる傍ら、山崎が堂々ホームランダービー単独トップに。ヤクルトでも変に出塁率の高いガイエルが三番に復帰。巨人ではホリンズ&ゴンザレスが下位に並んでスタメン入り。昨日は昨日でホセロが決勝ホームラン直後炎上してたり、一昨日はカーターが元気に登板してたり、今年のプロ野球は微妙外人ウォッチングが大変だ。日本ハムのグリーンと広島のフェルナンデスと横浜のチアソンの帰還を心よりお待ち申し上げる。

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DSバブルに関する私信

 先日、DSバブル崩壊でアテにしてた収益が飛んで泣いてる人たち(弊社含む)の話を書いたところ、何故かKQZ氏に煽られたので反応するわけですけど。


http://www.authenticbar.com/kqz/days/archives/001450.html


 コメント欄で、ピザが5キロ痩せた実録が掲載されていますが、これは誤差の範囲内だと思われます。むしろ半分になるべきかと。一方、虎ノ門に限らず、存在するはずだった2D描画エンジンがなかったことになっているような某コンチェルトゲートや、人月計算でさえなくキロあたりなんぼで受注したと考えられている一山幾らの携帯向けコミュニティサイトや、売上ウハウハですと大手広告代理店を騙して金を出させ壮大に参入し実売上が計画の一桁%という芸術的な低空飛行を続けている二番目の生活関連ビジネスや、仮発注してβ版納品間近まで作らせておいて結局金を払わないすばらしいビジネス仁義を遂行する渋谷の大手企業さんまで存在するようだという話まではあるんじゃないでしょうか。


 まあ、二ヵ月後に別方面からアレされても、そのころには何事にもなってないような気はいたします。敗戦処理で登板したい希望がおありなら別ですが。でも、結局禿フォンへの異動はなかったことになるんですか? 先日の週刊ダイヤモンドでマッピングされてた悪党一覧でどっぷり漬かっているように見えるんですが、弟者。CPに仁義も切らずに新プラットフォームを禿フォンでやるとかいう謎画餅を堂々と持ち込んでしまうあたり、キャリアのビジネスには知見があまりないのかなと思えます。どうでもいいですかそうですか。

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月刊『中央公論』に中国経済関連記事を掲載した件など

 今度発売になる月刊『中央公論』六月号に、中国経済に関する無謀な記事を寄稿しました。別の月刊誌に渡邉恒雄論を執筆するかどうかという微妙な時期だったため、ドキドキしておったわけですが。ちょっと原稿自体が長いうえに、読み返してみたら清朝末期との対比などの記述で分かりにくい部分があるかなあという風に感じましたので、そのうち補遺など書きたいと思っています。


http://www.chuko.co.jp/koron/


 別の謎の刊行物でもちょっと書きました。これは近日中に…。


 ついでに、懸案だった週刊『FLASH』の連載ですけど、三ヶ月の予定を大幅に伸ばして二年半もやってしまい、さすがに一度模様替えでもしようかと思っています。正直、どうなんだ、あれ。つーか、あんなの100回以上やるもんじゃないというのが私の見解です。はい。


 で、何か昨夜からアクセス数が急増してるんすが、何かあったんすか… と思いきや、某国営放送がアルファブロガー特集をしたらしく、検索エンジン経由にて数時間で通常の十数倍の140万PV。どうやら皆、下のチョイ悪記事をコメント欄ごと読んで帰っていったらしい。このままではアルファブロガー(の一部)はアホだと思われてしまいます。諸氏には大変申し訳ないことをしてしまいました。

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2007.05.06

外資系企業に転職した大手企業OBの中高年は、なぜ揃いも揃って皆チョイ悪になっているのか

 たぶん、ずっと仕事に逝くイコール背広、というライフスタイルだった人が、毎日がカジュアルデーとなって己の服装コーディネーションに対する自負と自信とが備わっていないことに気づき、かといって他人に「実は困ったことがありまして」と相談するわけにもいかず、結果的に無難なマニュアルとして某雑誌を選択ののち、「そうか! 第一第二ボタンを外して腕まくりすればいいんだ!」と悟りを開き、結果として雨天なのに妙なコートを着てて脱いだらいきなりチョイ悪なのである。


 別に構わないのだが、彼が転職した理由は大企業が用意した画一的なキャリア将来像に嫌気がさしたとか、そんな話だった気がする。それもmixi日記に堂々と書いてあって、みんなで「それはどうなの」と突っ込んだ。なぜなら、お前が人事担当者だったのにそれはないだろう、という。まるで辻正信である。独自色を出したいのであれば私みたいに緑を基調にするとか方法論は山ほどあるだろうに、もはや記号化されてしまったチョイ悪に逃れる根性が良く分からない。それでも本人は気に入っているようで、ブログに書いてもいいかと聞いたらおおいに書いてくれというのでここに晒す次第である。


 なんか最近は外資系企業にキャリアアップなんだか横滑りなんだか分からない転職をする人が増えていて、訪問してみるとだいたいシャツの胸元が開いているのが気になる。流行に敏感に見せる必要があり、かつ無難な方法論としてのチョイ悪の定着という図式だろうか。似合うとか似合わないとかいう次元の問題ではない。


 絶望的なのは、よせばいいのに酒の席などで某雑誌の広告を見て服装をチョイスしていると公言して憚らない人間が、新人社員教育と称して身だしなみやビジネスマナーについて二時間喋ってきたとのうのうと自慢する社会現象が現実に発生していることと、地位に見合った裁量と権限と責任を背負ってしまっている組織の不合理である。如何ともしがたい。「それはどういう意味か」と問い直す気力さえ話を聴く者から奪い去らん勢いなのだ。自己客観視という五字から基点0を軸として点対称の位置に存在する暴虐にほかならない。


 服装に凝ることに興味を持ってこなかった人が、それに迫られてモノの本を参考にし、当面必要最低限の身だしなみを整えようとする意欲や行為、あるいはその結果を否定するつもりは毛頭ない。しかし、そこに掲載されているモデルが着ているものや着こなしを本人の太った体形や頭髪状態の微妙さを抜きにしてそのまま実施し、他人がどのようにそれを評価するのかを気にせずに完璧に模倣できていると誤解して、さらにはそのように至る経緯さえも身振り手振りで解説したうえ、必要であった諸費用まで克明に語る必要がどこにあるのだと私は言いたいのである。


 そこからかみさんや娘から貰ったアクセサリでも覗かせているなら当方も好意の笑みのひとつも浮かべようものだが、問題は会合で遭遇した人間の約半数がほぼ同様のいでたちであり、並んで座られた日にはどのように対処したらよいのかすら困窮を極める。むしろ卑猥に過ぎる。したがって薄ら笑いをするしか方法がない。名刺交換をしても、頭の中にはチョイ悪四人衆としか記憶しないわけである。それならまだタキシード姿のダークダックス四人を相手にしたほうがマシだ。


 普通に無地のポロシャツでもいいから、二日酔いが見える赤ら顔で午前の会合に臨まないとか、握手をする手の爪に黒い垢を溜めないとか、そういうほうが大事なんじゃないかと思う。


 でも、確実に思うのは、外資系に転職して、生活のリズムが狂ったのか、数年しないうちにあからさまに身体を壊したり鬱になったりする人が増えたということ。そりゃギャラや権限は増えて仕事のやりがいはあるのかもしれないが、結果がすべてと言われて、器を超えて働き詰めて、倒れてしまっては意味がない。他人や流行を見て身だしなみを整えるのと同じぐらい、自分のやりたいことに気を使わないのは、結局は長続きしないってことだろうと。まあ「お前が言うな」とか言われそうだけど、健康は大事ですよ。しっかり療養して、元気に復職してください。

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本格的にCivilization4をやるかどうか悩む

 周囲が軒並みCiv4に移っていくなか、忙しいのもあってなかなか手出ししていなかった私。そろそろ自宅PCを新調しようかと考えるにあたり、Civ4へ本格的に進出するか前向きに検討しなければならない季節になったような気がする。


 でも現実はどうなのかというと、休んでもいない連休中に、にわかに旧アートディンクが放った問題作「天下御免」が無性にやりたくなり、しかし引っ越しの余波なのか手元でソフトが見つからず、なぜかグローバルAが放った問題作「江戸もの」が見つかって、これでいいやと迂闊に手を出したら仕事があるのに徹夜という体たらくである。


天下御免(面白いよ)
http://www.artdink.co.jp/japanese/title/tenka/naiyou.html江戸もの(戦闘以外は面白いよ)
http://www.gae.co.jp/game/edomono/index.html


 あと、今日は朝早く目覚めたのに雨だったので散歩するのが億劫になり、もそもそ起きて熱スタ2007でおもむろにヤクルトを選択し「もの凄い坂元弥太郎」を作るべく人生モードに突入。寝ながらハードモードでやってたらなかなか一軍に上がれなくて、一軍に上がったとたん横浜村田に満塁弾喰らって死んだ。


 事業計画立ててるっつーのに誰も出社してこねーし。連休なんか嫌いだ。

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2007.05.04

池田信夫氏、従軍慰安婦問題に対する発言で「大前研一氏の誤解」

 いろいろと物議を醸す池田信夫氏だが、率直になるほどと思った。


大前研一氏の誤解
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/819d05c26b82c0ab2fd7799d115a2cbc


 一方、以下のエントリーでは相変わらず物議を醸していた。


利他的な遺伝子
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/5b3a2daecd4aa5db9cca0069d85c4b80


 これらが”池田信夫”という一個の人格の中に存在して、しかもきちんと成立しているという事実自体が驚愕だ。山形論争でもあったが、通して良く読むと「なるほど、きっと池田さんはこのようなことを考えていたのだなあ」という話で、それが議論として成立しているかどうかは別として、池田氏の中では(一応は、という制約つきながら)矛盾せずにまとまっている…。不思議だ。

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DSバブルが崩壊して泣きそうな件

 また愚痴ります。


 年末までは持つのかなあと思っていたんですけど、どうももう駄目っぽいです。短い春だった。いやー、万はいかなくても千のうえのほうは狙えただろうと思われる請負くんが揃いも揃ってギリギリ四桁かちょい超え。リメイク請負くんも七万期待で五万届かず。死にました。もっと手間かけないといかんのかも知れない。オンラインやセルラー向けだけじゃなくてDS向けも拡充、とか思ってる矢先にこれかよ。まじめにストーリーものを企画したほうがよろしいか? 予算倍かかるぞ? どうなのパブリッシャー。


 本当に市場が死んじゃうかどうかは様子見するしかないんだろうけど、当方としてもタイトル数が多く出てくれないと嬉しくないので、参入減りました→大手が中心の市場になりましたというのは痛い。ツール類や脳トレ系など制作原価が安くて長く遊べてポケットの深いユーザーにウケたのは良かったが、ウケ続けたわけではなさそうなので、異変が見え始めた年初ぐらいから徐々にシフトしようと思っていたより先に市場が変調しやがったという典型例だろーか。適当に偉い人が「これからはDSで小説を読む時代」とか言ってた時代が幸せすぎたんだ。


 うーん、しかし仕掛けだけでお金をかけるようなDS向けソフトって成立するんだろうか。無理くせー。粛々とセルラー向けと請負くんだけやってたほうが… とか。あと、発表しちゃったはいいけど、道中大変なことになってるコミュニティサービスがあるんで、どうにか立て直したいです。ついでに、そこで起用した開発会社。凄い勢いで人月が合わない模様。どないなっておるんじゃコラ。


 まあいいや。

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ネットカフェ問題はテレビ局の捏造ではないか?という疑念があるらしい件

 「愛・蔵太の少し調べて書く日記」を読んでたら以下のような記事が。ちと微妙に論点が錯綜していて読みにくいところもあるけど、確かに言われてみれば…。


■[ネタ]ネットカフェ難民なんてただの報道の演出です
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20070506/nanmin


 どうも「目に見える格差問題」を探して辿り着いたのが、ネットカフェ難民であって、実態はゼロとは言わずともかなり演出と言うか捏造として構築されているもののようにも見え、そこに小泉時代の経済政策への反動で巻き返したい野党議員が飛びついて、テレビ報道以外のソースがあまりないにもかかわらず、国会質問してしまって社会問題として捉えられるようになってしまった、という流れだろうか。


 報道番組の内容を検証している人がおるらしく、まあ要するにネットカフェが安価な簡易宿泊施設という利用のされ方もされていて、当然そのなかには日雇いや派遣社員も多くいます、以上の意味合いはないのかもしれない。ドヤを指差して格差社会だ!とは手垢がつきすぎていて言えないが、ネットカフェなら新しいし、目立てるぜ共産党、みたいなものもあるかも知れん。


 ワーキングプアがあまり興味をもたれなくなったので、新しくネットカフェ難民を作ってみましたという状況だとすると、先に述べた安価な簡易宿泊施設として利用されてきてそれはそれで便利だった事情が一変してしまうかもしれない。何より、ネットに接続できることでフィッシング詐欺など経済事犯の温床となり続けてきたネットカフェ業界に対する圧力なんてのも思惑としては介在しうるわけで、本人確認を徹底します、治安対策を進めます、貧困層の受け皿にネットカフェを、などという流れの向こう側に、じゃあネットカフェの開業には旅館業務みたいな許認可制度を充実させましょう的な順路が矢印つきで見えてきそう。


 見方変えれば、風俗店の辿った道のりに近いのかなあ。違うか。

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2007.05.03

「最近の若い者は……」

 スゴ本読んでたら、最近の若いもんは最古ソースが掲載されていた。


 もし”最近の若い者がなってない”言説が真であるとするならば、最古の人類がもっとも高潔で神に近い存在であり、私たちは堕落しきった取るに足らないつまらない存在なのだということの証左となる。常に若い者はなっておらず、歳を取って改善したころには次世代の若い者がなってないため、人間社会はこれといった進歩もなく、ただ種としてセックスを繰り返し数だけが増えたと言えはしまいか。


http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2007/04/post_7265.html


 どの時代にも世代論はあったのだなあという感慨が深いのだが。というか、勝手にスゴ本を読んで私が感動してただけなんだが。ああ、確かに最近私は愚痴っぽいよ。悪かったな。

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4gamerで私と徳岡正肇さんの対談が掲載されていた件

 大散髪前の私画像が掲載されていると言うので見物に逝ったら、もう随分前に晒されていたことが判明した。気づいてなかった。失礼しました。


http://www.4gamer.net/specials/kirikomi_taidan1/kirikomi_taidan_001.shtml


 あー、まあ、ゲーム話です。全編に渡って。もっとも、ボードゲームであれがどうだったとか、HoI2DDで個別具体的にあの国がどうだといった枝葉末節は当然のように削られてますが。しかし、これでは私がただのヲタ、それも卓上ゲームヲタという少数民族であると誤解されてしまう。正直ヤバい。

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渡辺淳一『あじさい日記』ブログが終わるらしい

 ゴールデンウィークも、はや中盤に差し掛かった今日この頃、いかがお過ごしですか。私は会社で働いています。ふざけるな。


 いろんな意味で注目されていた「あじさい日記」ブログが終わってしまうそうで、非常に残念な次第である。注目されているのが「あじさい日記」なのか「あじさい日記ブログ」なのかは読者なりの判断にお任せすることにしたい。


http://ajisai.iza.ne.jp/blog/


 ただでさえ「あじさい日記」がアレであったのに、ブログはブログでさらにアレであり、事実上足の生えた蛇が走り回っている状況になっていたのは間違いないのだが、あそこまでストレートに「酷評」の二字が公然と作品公式ブログに堂々と掲載され、舞台装置が20代独身美人編集者であるという渡辺淳一氏からさまざまな連想と物議を醸す状況はなかなかにお目にかかれない。しかも、事態が混迷深まるラストで上司を名乗る男がコメント欄に登場、火に油という定番の展開となるあたりはお約束芸とも言える。


 本物件については、ブログというクロスメディアにおいて何らかの建前と、あの渡辺淳一氏担当の20代独身美人編集者であるという事情と、ある意味もうこりゃどうしようもないよな放置でいいや感溢れる微妙な投げ槍、それもかなりの飛距離が出ていそうな状況が完全にクロスファイア状態となっている点を深く堪能されたい。編集部や関係者一同に漂う「しまった感」が随所に溢れ、小説事態の展開が微妙なのでこれに言及しづらく、話題に事欠いた状態でただの渡辺淳一イベント情報と化していくさま、そこに付与される辛辣なコメントと相対する迎合するコメントの相克は、本件ブログの作品性を究極の域にまで高めていると言って過言ではない。


 たぶん、「あじさい日記」を通じて産経や渡辺淳一氏や編集者Uさんが目指したものは、読者とともに作品が絶望に至る過程を経験として共有し、その描写を興味持つ第三者にあまねく伝えきる技法の確立だろうと思う。作品がどうしようもなく惨憺たる酷評を受ける、ただし編集者Uさんはブログを開設しており、当然コメント欄に「つまらん」という意見が殺到する、しかし編集者がこれらの意見に迂闊に対応するわけにもいかず放置する、その結果さらに燻るように燃え広がるコメント欄、そこから発生するネット上の赤外線がいろんなところを焦がして香ばしく見ゆるこの実存こそ、リアルタイムで物事を眺めることに最大の喜びを見出す作品、ならびにブログ読者に最大のエンターテイメントを提供するにほかならない。数字の取れる大作家という評判と幻想、それが現実に置き換わっていくとき、編集者と読者とを繋ぐ微妙な場に発生する葛藤が、言い表せない共有体験、それも期待が絶望に向かっていき、ラストとなる打ち切りが発表される前後にピークに達して、殺到する罵倒、登場してスベる上司、収拾を付けられない美人編集者Uさんという人間模様を意図せず描き出すのである。


 本稿では、残念ながら12月から現在に至る小説のなかにある渡辺淳一的世界観と現実社会にいる読者を繋ぐ絶望的な媒体である本ブログのすべてを解説することはできない。以下、連載当初の「まだ幸せだったころのブログで行われていた編集者Uさんに対する読者からの暖かい反応」を熟読されたのち、その後の流れを参照されたい。

26年ぶりの登板♪ 2006/12/14 00:51
http://ajisai.iza.ne.jp/blog/entry/86495/


寸評:
 まだ幸せ。「毎日、胸が苦しくなります。ついつい、自分と重ねてしまうんですかね~。この先どうなるのか、目が離せません」など、好意的なコメントが支配的で穏やかである。別に渡辺淳一作品でなくとも、公式ブログではよほどのキチガイな粘着アンチが出ない限りこんな雰囲気であり、想定読者層は中年以上であることもあってか賛否の表明も穏当なものに終始している。


代表的なコメント:
Commented by mugiiza さん
小説に謎は付き物だし、それが読者の想像力を高めるものかもしれませんが、『日記』を舞台にしている割に、日にちの設定などで、読者に突っ込まれるのはいかがなものでしょう。
行き当たりばったりで、書かれてるように思えるのですが・・・。
まさか、大先生がそのように自分のお仕事をおろそかにはされませんよね。
それとも、大まかな登場人物設定だけで進めていくのが新聞小説なんでしょうか。

不倫が純愛になるのは、二人の間にちゃんと愛があるからではないですか。
省吾のは・・・?

無神経な省吾が、二人の復讐にあって壊れていくのを楽しみにしています。


そこまで言って委員会 2007/01/23 11:56
http://ajisai.iza.ne.jp/blog/entry/105912/


寸評:
 テレビ出演で大作家登場の報をブログに掲載。そこに容赦なく読者から「はっきりいって最近の「あじさい日記」はつまらなすぎる」といったコメントが掲載されるなど、やや風雲急の展開。賛否両論であり、作品に対する読者の評価ははっきり分かれはじめる。常連投稿者はいまだ支持派であって、空気はやや鋭さを帯びつつも和やか。


代表的なコメント:
Commented by epi0526 さん
最近あじさい日記の展開もあまり面白くなく読んでいて馬鹿らしくなります。yumi38sさんのコメントがとても爽快で的確ですっきりします。


Commented by gwhhxc997 さん
毎日楽しみに読んでいます これからの展開がすごく楽しみです
又どんな結末になるのか? この夫婦が離婚するのか元の暮らしに
もどるのか?とてもわくわくです


気になる 2007/04/04 10:47
http://ajisai.iza.ne.jp/blog/entry/145593/


 読者をして、絶望と困惑の淵に立たせるに至った、あまりにも簡単すぎる暗号に関する話題をブログに掲載してしまい、「あじさい日記」の展開にイラついていた読者諸氏のハートに見事着火した瞬間。一挙に酷評噴出。ついに禁断の「産経やめようかな」発言まで誘引し、事態は抜き差しならぬ展開に発展する。待て次号!


代表的なコメント:
Commented by badgersend さん
またまたへんちくりんな暗号なんかーーー馬鹿にしないで。
即効で分かりましたわよ。センセイニーーーでしょ?

とにかくばかばかしいと思わないとしたら、編集部の方達も相当おつむがやわですよ。
ゴーストライターかなんかいるのかしら?いやいやそんなことないですね。
主人も読むのやめたし、さんけい辞めようかな。


Commented by bakunyusentai さん
またこの手垢のついた展開に持っていくのですね。

志摩子は残してきた娘や息子のことが全く気になっていない様子で、呆れています。
浮気の応酬は浮気というのも、志摩子が頭が弱いと言われる理由でしょう。
大人の女性のやっていることとは思えません。
不愉快です。
1日も早く連載終了していただきたいです。


Commented by izahana さん
あまりにもつまらない小説ですね。
「こんな女いないだろう」とか「こんな展開ありえない」とか、
今までは馬鹿にして(あら失礼)読むのもそれなりに面白かったですけど、
さすがに飽きてきました。
私は小説を自分で購入するとなるとついかたよってしまうたちなので、新聞の連載小説は目先が変わって好きです。
でもこれはあまりにもひどすぎます!
連載強制終了を切実に希望します。

それから編集のU様、ブログ更新していただかなくてよろしいかと思いますよ。どうせ書き込まれたコメントは無視なんですから。


Commented by izakimumayu さん
驚愕しています。こんな暗号は解読する必要もないですね。
これを一人しか解読できなかった文化部とは。みなさん大学を卒てるんですよね。あじさい日記にうんざりしている皆さん、連載終了まで後どのぐらいあるか分かりませんが、がんばっていきましょうね。


Commented by kisaragi-h さん
皆さんの意見、白熱していて、読むたびにPCの前で爆笑です。
それにしても、このだらだらとした展開、何とかなりませんか。
編集の方、作家大先生に意見とかできないのでしょうか。
ここ数週間、省吾日記読む→「なんなのだ」怒る→気を取り直して
日記を読み続ける  という行為の連続ですよね。
あまりに手抜きの小説にちょっとうんざりです。


短いですが・・・ご報告です。 2007/04/17 14:06
http://ajisai.iza.ne.jp/blog/entry/153461/


寸評:
 ついに小説打ち切りの告知が。短く。この短さが、何事か内部で発生しているのだろうことを類推させ、連載の終了に安堵する声や内容に対する不満を率直に述べる声がコメント欄に響き渡る状態となる。典型的な「金返せ」構造であるが、どう考えても小説としての体をなさなかった作家・渡辺淳一氏に対する批判よりも、彼を起用して当ブログを開始した産経新聞社に対する得も知れぬ罵倒のほうが印象深い。もちろん、このなかに本当の読者がどれだけ含まれているのかは分からないが、「昔から渡辺が嫌いでした」など何か別の事情で不愉快さを開陳するコメントまで炸裂し、コメント欄を読む者に程よい腐臭を感じさせる。


代表的なコメント:
Commented by epi0526 さん
私は長いこと産経新聞の愛読者です.渡辺氏の連載小説が始まると知ってまずいやな予感がしました。 失楽園、愛ルケ共に私の嫌いな類の小説だったからです。渡辺氏も嫌いです。登場人物のすべてが身勝手でモラルも無く傲慢で読んでいてとてもいやな気分になるのです。でも人それぞれ好みが違うので私のこの感情は私のわがままだと思って読むとはなしにに読んでいました。このプログを知って覗いてみると、その頃はまだファンの方からのコメントも多くあり、「こんな小説でもファンがいるのだ。」と感心したりしていました。又その頃はU様にも誠意が感じられました。だけど内容もどんどんひどくなるばかりで、私も気持ちを押さえきれずに何度か投稿しました。他の方の投稿も批判苦情が多くなり、やっぱり多くの人は知性と良識があるのだと安心しました。私はU様が今どう思っているか正直な気持ちを伺いたいです。立場上、無理かもしれませんが U様も産経新聞社も知性と良識があると信じたいからです。長年の愛読者として言わせていただきました。


Commented by izahae さん
久しぶりのブログ更新。だが、、、

「短いですが、ご報告です」って完全に読者無視なのかい?
「あじさい日記の感想はこちらへ」って新聞にも載せてるくせに。

いくらなんでもヒドスギルと思います。


Commented by tototon30o さん
やっと終わるんですね!お疲れ様でした。
エロ爺であることが想像に難くない老作家の担当としてあてがわれ、若くて美人なU様は大層苦労をなさったのでは…。産経はセクハラ防止の配慮をしないのかしらと、勝手な想像をしておりました。(あくまでも勝手な想像ですが)ただ、渡辺氏の作品やインタビュー、エッセイなどを読むと、そういうことをしそうな人だと思ってしまいます。女性側の気持ちは考えてなさそうですし。

ところで前回の連載小説の「楽園」はいつ書籍化するんでしょうか?ずっと待ってるんですけど。次回の連載小説も面白いといいですね。


Commented by sarasadoudan さん
はああ…。
やーーーーーっと終わってくれるんですねぇ?
最近では朝、新聞受けにある産経を見るだけで、気分が鬱になってました。
汚らわしいような気すらしましたよ。
触りたくなかったですもん。
汚らしい老人の駄文もさる事ながら、それに対してヨイショし続けているのであろう新聞社の情けなさを思うと…言葉にならない憤りでした。
まるでどこぞの国の将軍様マンセーを見せられているようでした。
次回作は朝読むにふさわしい、子供と一緒に話題に出来る爽やかな作品を期待します。

しかし全く…この『あじさい日記』という代物、よく購読料返還の訴訟が起こらなかったものですね?
この程度の文章で作家だと言うのだから呆れました。
あちこちで見掛ける不倫ブログの主婦の方が、よっぽど文才ありますね。
しかもあちらの方がお金を取らないだけマシってもんです。
老いて益々内面の醜い自称作家氏は、いつまでも醜さを晒してないで早々に引退なさる事をお薦め致します。

早く月末が来ないかなー?♪♪


Commented by izasakuran さん
・・・下品なA○ビデオ見せられた気分です。
しかも、家庭欄のページに掲載なんて、信じられない。
「サンスポ」に移動してもらえませんか?


いよいよ終章です。 2007/04/24 16:41
http://ajisai.iza.ne.jp/blog/entry/158163/


寸評:
 そして事態はクライマックスへ。「『あじさい日記ブログ』は、連載終了をもって終了します」などといった編集者らしからぬ表現が見られるほど混濁した状況になっていることが容易に掴み取れる。ただ何といっても、上司とされる片山雅文氏が登場して、まさに寝た子を一斉に起こして泣かれる展開が圧巻。「よせばいいのに」としか言いようが無い。当然のことながら「責任取れ」などの袋叩きとなって、いまここに”読者の日ごろの鬱憤を片山文化部長にぶつけて晴らす場”としてのあじさい日記ブログが大団円を迎えることとなった。


 本稿コメントはぜひ諸氏熟読されたい。


【「あじさい日記ブログ」終了のお知らせ】 2007/05/01 22:05
http://ajisai.iza.ne.jp/blog/entry/162962/


寸評:
 さきのエントリーが超新星爆発だったとするならば、読者の去ったあとの当エントリーはさながら白色矮星のごとき閑散たる状況となり、祭りが終わりの静けさを感じさせる優良記事となっている。このブログはもう更新されることはないだろうという物悲しさを感じさせるコメントのつかないページと、かつては白熱した議論が読者のあいだで交わされ、多くの人たちが「あじさい日記」を通じて怒り、悲しみ、憤り、不安になったことが、インターネットという無間の仮想空間の一角で確かに行われていたんだという存在だけが残った。


 あじさい日記が伝えようとしてできなかった人間の持つ本質的な寂寥感を、図らずも、美人編集者Uさんが手がけたこのブログが余すところなく補完した。その過酷な使命を見事果たしてネットのなかの墓標として、永遠に残されていくのだろう。


 八ヶ月間、本当にお疲れ様でした。

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2007.05.01

なぜいちいち秘書を通さないと話が進められないの

 別に秘書イラネと言いたいわけじゃないのだが、いやむしろ連絡役として優秀な秘書がいれば話が早いのも分かっているのだが、秘書が人事異動で巻き込まれて前期と今期で担当する人が替わったからといって予定が引き継がれてないというのは組織としてありえないという以前にあんたがた自身が困るだろという話である。


 聞きたいことがあったら直接電話なりメールなりしてくればいいだろうし、現に電話を入れてきてるわけだから連絡先も知ってるわけだ。なら「いまこれから秘書から質問内容を送るので」ってのはどうなんだろう。お互いの時間を無駄にしないためにも、いま質問してくれれば助かるわけだが。だって、これは貴方が聞きたい話だろう。いま応えるから。すぐにだ。なのに激しく制止して秘書から連絡させるからって、どうなの。


 不思議だ。不思議すぎる。

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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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