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2007.04.30

カーター

 オリックスの試合をまとめて観ていたんだが、何あのカーター。抑えなのに球遅すぎ。防御率4点台なのに5セーブ。本来ならカラスコのようになるはずが、普通に活躍してる。早くも日本ハムのグリーンとか広島のフェルナンデス(この前抑えたけど)とか見切られそうな外人がいるなかで、奇妙な低値安定。メジャーではバリバリのクローザー、ただしデビルレイズで、っていうあたりが微妙の根源か。個人的にはウィットさんももう少し頑張ってもらいたい。


 ただ、ブキャナンとかカーターとか言われると共和党候補のジョン・ブキャナンと、ウォーターゲート直後の民主党大統領で、大統領現役時代は冴えなかったが引退後に大活躍して「偉大な”元”大統領」と評されたジミー・カーターを思い出してしまうわけだが。

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2007.04.27

台湾潜伏の中国工作員「5000人以上」

 ここまでくると「工作員とは何か」という話になるわけだが、昔から工作員だった人が潜伏する場合と、工作員が協力者を作って新たに工作員になる場合とがあって、これらは機能が違うため分けて考えないと駄目なんじゃないかと思う次第。ただし、工作員といっても人畜無害な市民活動に従事しているだけの人や、別の経済的事情があって不法入国者を自社の工場や飲食店などで雇用している人も含まれるようなので、純粋な工作に携わる人はもっと少ないだろうなあと妄想。


 まあ、我が国にも国会議員に選出されてシャドウキャビネットに入っていながら特定アジアに利益を誘導することを公言してやまない野党議員もおるようなので、何ともかんとも。ついでに、毎日新聞によると2ちゃんねる上で民主党が10万件以上の誹謗中傷をされたということで捜査に乗り出したって話まで出て世も末であります。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070427-00000014-mai-soci

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【業務連絡】AUのほうの携帯電話番号が復帰

 理由は聞かないでください。

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2007.04.26

とりあえずは、これでおしまい

 という線が見えないのが困る。仕事であれ趣味であれ、ここまでキリの良いところを終えたから、じゃあ明日はこれをやろうという話になる。全体の量がこれぐらい。今日はこのぐらい。順調にやれば何日ぐらい。たまにはやる気が無い日はあったとしても、遅れてもこの期間で終わるだろう。そういう見通しが立てられるから、すべての業務は成立するのだ。


 問題は、全体の構造がいまだに良く分からないのである。当面のところはこういうことなのだろう、だから、このような理解で済ませておけば大幅な乖離もなく無難に落ち着くだろうな、と考える見立て自体が狂ってとんでもない騒ぎに。しかも困ったことにそういう事案は立て続けに起きて、さらに折り悪く体調が悪かったりしてどんどん懸案事項が積み上がっていくことに。


 別にいいんだけどさ。でも、物事は時間をかけたら解決できるタイプと、時間がかかると二度と普及できないタイプとある。緊急なのは、当然後者のほう。すぐにでもどうにかしなければならない。優先順位を付けて上から順番にこなす、ただその優先順位自体もどこでどう間違ったのか、何か延々と関係ない作業を淡々とこなしている人たちの群れが遠くのほうで見えていたりする。おい、それは違うだろう。


 勉強になったのは、どうしようもないことをどうにかしようとするのは馬鹿らしいから、誰よりも先に諦めるほうが良いという、生活的損切りの哲学は生きている、ということである。駄目なんだからしょうがない。いやほんと、ここ二週間ぐらいで「しょうがない」って言葉を何回発したか分からん。ヤバいっス。あー、まーしょうがねーなー。ヤバいっス。あー、まーしょうがねーなー。ヤバいっス。あー、まーしょうがねーなー。って感じ。


 どうにかなるだろ、といいたくても、どうにかするのは結局他でもない自分だったりする。誰も助けてくれない、というよりは、誰かに助けてもらおうとすると説明しなければならない。そんな説明できるかいな。恥ずかしい。ただ現状はそうなっちゃってる。だから、あー、まーしょうがねーなーとブツブツ言いつつ一歩でも前へ歩こうとするのだ。焼け残った燃えカスにも何か使えるものがあるかもしれないと信じつつねえ。


 仕事ってのはそういうもんだ。いやまったく。

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一個一個はたいしたネタではないんだけど、全部一度に起きると絶望的な状況になる件について

 独り言なんですが、ナイテーの話です。


 「噂にはなっているんだけど、捕まりそうで捕まらない」人がおります。彼が関係している会社はどれもアブナイ。もうすでにあすこの捜査機関が入ってるんだとか、今回のあすこの株安は見切った大株主がなりふり構わず売りに出てるとか、そういった話が山ほど飛び交うわけです。でも良くわかんないんだよね。


 何かその手の話が表沙汰になって周辺が緊張するたび、この辺で取引やめておこうか、みたいな思惑に駆られます。こりゃ機微ってもんで、すいません、来月から現金取引でお願いできますかとか、手付けで半金欲しいんですよ、となると、怒る担当と理解してくれる担当が出て、電話口で怒鳴られても、あー、じゃあまあしょうがないですねー、なんつって、二週間ぐらいすると知らないフリしてまた連絡がかかってきたりするわけです。ほかからも断られたんだろうね、と思いながら、先に現金でお願いします、なんて話をするのです。


 えー、もちろん振り出しは六本木ヒルズの上のほうの階を追い出された、微妙に無名なベンチャー企業です。いまじゃご近所になってしまったライブドアではありませんで、むしろVC業界で問題作として名声を得た感じだったですね。


 非常にゴチャゴチャしてたんですけど、残党の皆様が何とか頑張っておられるようで、掘っ立て小屋のようなサイトを立てて営業しています。でも、だいたい残って何かしようとしている人たちって、まだまともな人たちなんだよね。本当の悪党はとっくにお金かっぱいで逃げたりしている。


 その悪党が、別の悪党から金巻き上げられて自己破産しかかってるとかって、もうね。蛇の道は蛇とか言ってる場合じゃございません。ヤバイ。何ていうか全然仁義ないんです。「あいつ、パクられるらしい、逃げろ逃げろ」って感じで始末が悪い。むしろ、自分に嫌疑がかけられないようにするために、別の誰かを陥れようとしてるんじゃないかぐらいの勢いで、出資した金は剥がすわ、共同でやってた事業から金持ってっちゃうわ、社員ごといなくなってるわ、恐ろしいことになるのです。


 ほかの人にお金返せなくなったから、いますぐどうにかしろ、なんて言われても知りませんよ。詰められてて大変ですね、頑張ってくださいねって同情はしますけど、出資金返せっていまさら言われてもどうなんでしょうね。羽振り良かった人が羽振り良かった人同志、その当時は意気投合して甘い青写真でウハウハしようとしてたんでしょうに。困りましたなあ。


 結局のところ、前回のネットバブル崩壊のときもそうでしたが、だいたい宴の後ってのはこういう玉突きが発生するんでしょう。上場したら回収できるからって空手形切られてもアンビシャスじゃなあ。換金できない株担保に入れるったって、そりゃあ無理ってもんだろう。たいした価値の無い株式転がして金を借りたり貸したりしてたら、どこかで自転車操業が行き詰るのも当たり前のことじゃないですか。だからこそ、投資と実業は両方手がけてないと駄目なんですよ。


 信頼してたのに裏切られた、って世迷い事のような相談されても私には解決法など分かりません。お金で繋がっている関係は、お金がなくなったら霧散するのは仕方がないでしょう。そのときはウナルほどお金はある、僕の小遣いはこれだけある、ってジェット機を乗り回していた人が、一個歯車狂うだけで真っ逆さまに転落するのは誰もが見てきたこと。あいつは友達だと思っていた、とか酒の上の席で聞くのはいいんですけどね、相手も貴方のこと、そう思っていたと思いますよ。


 結局、誰が裏切ってこうなったんでしょうね。いや、実は誰も裏切ってないのかもしれないですな。状況が人をそうさせただけで。誰もが誠実に生きたつもりで、結果がついてこなければ、そこにいた皆が傷つくという状況は起こりえるのでしょう。そう考えたほうが次に繋がると思いませんか。何人かは塀の中に落ちるだろうし、その数倍の人数は二度と仕事ができない状況になるかもしれない。そういう敗残者と生き残った者の違いというのはどこにあったのか、あくまでただ「運」であったと、彼らと私たちの間にはささやかな、しかし確実な「運」の溝があったんだと思うしかないんじゃないでしょうかね。

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山本一郎さん(男性)の賞味期限はズバリ2023年6月14日です

 人生五十年。


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したがって山本一郎さんがいっちょまえの人間として扱えるのは約50歳までです。
なお、この数値、いいのか悪いのかどうなんだ、と言いますとまあ・・・けっこういいほうです。
http://homepage1.nifty.com/mr_yossi/syoumikigen/--

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2007.04.25

ベンジャミン「アメリカの銃乱射事件はCIAのやらせか?」

 うっかり見てしまって腰が抜けた。その手があったかベンジャミン!


http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/2007/04/post_8.html


 なお、下のほうに「下村好男は別件逮捕?」なるエントリーがあって、過日に下村氏が正確なところをフルフォード氏に話したか、その内容をフルフォード氏が理解できたかは別として、結構大変なところに実はフルフォード氏は出入りしているところまでは分かったりする。惜しいというか何というか。

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平和の帰着点としての戦争

 ある左翼の人とじっくり離す機会が先日あって、評論化然とした北のほうの大学で教鞭をとる傍ら政権批判を繰り返し行ってきた分知識の蓄積が相応にあって面白かった。


 私は保守主義者なんだけれども、相互に話して出た結論と言うと、同じ事象を認識していながら、コインの表裏で違う絵柄を見ているに過ぎないということだった。彼からすれば「戦争のできる国に日本をさせていいのか」という問題意識であり、私は戦争をしたいとは言わずとも他国が戦争を日本に対して志したときに今の日本のありようでよいのかという危機感がある。それが有事法制であり憲法改正であり対外政策の基本的なスタンスを規定するものであるのは言うまでもない。


 政府のあり方や国民の立ち居振る舞いというのもあるけれども、価値観の大きな違いは社会に対する信頼感や、日本人が日本人としてどう生きるかという原則論の部分だろうと。例えばSFの世界で、サイバネティック社会の到来で国家が国民を管理すると言う概念はどうなのか、と言う話であるとか(そこ、意味のない仮定で論じてどうすんだとか言わない)、もっと現実的に言えば国民の怠惰や個人個人の逸失で発生する貧困を政治はどう対処すんの、といった事態である。


 ある国民が鬱になりました、一定の期間働いて暮らしていけません、社会が彼をどう保障するのか、という話だ。徹底的に個人やその家族の問題として切り離すのは究極の保守主義だが、一方で家庭や社会が抱擁して彼が曲がりなりにも暮らしていけるだけの保障を与えるのもまた保守主義である。ソーシャルミニマムをどこに規定するか、その規定の裏づけになるのは社会的親和性によるものなのか、人権主義的にあるべき国家とは何かを追求した結果なのか、方法論の違いに過ぎないのである。


 現実として、景気回復といってもその恩恵にあずかれない大多数の国民からすると生活が以前より苦しくなったという実感を重税感とともに味わう状況の出来は否定できない。それらの閉塞感を打破するために政治がいかな機能を果たすべきかにおいては、十全なリーダーシップを政治に求める考え方と、国民の声をしっかり聞いてボトムアップで成り上がるやり方とある、よりよい政治参加の道を議会制民主主義は模索するべきだという話で一応落ち着いた。


 「まあそうですな」と議論してたんだけれども、あとになって思うとどうも違うような気がする。その政治家が国民の草の根活動あがりの人物だろうと、早稲田の雄弁会経由政治家の秘書で順番待ちで出てきた人物だろうと、はたまた経済産業省か総務省か財務省かキャリアで上が詰まったりエースになり損ねて役人の世界ではドロップアウトだけれどバッヂつけて捲土重来を志す人物だろうと、リーダーシップとはその人のもつ政治哲学や思想に決定的に依存するものであろうと私は思う。


 人口減少も格差社会も農村の荒廃も現状は現状としていったんは受け止めた上で、政治がどう機能を果たしていくか、日本人が今後の日本において何を理想として暮らしていくか、金なのか社会なのかそろそろ戦後の後始末として考えなければならないのは事実である一方、言論としては日本一国平和主義は駄目だといいつつ心のどっかでは戦争でも起きてこの閉塞感がリセットされないかなあ的な衝動が、左翼にも保守にもあるんだということが再認識された。平和による行き詰まりは平和の喪失によって打破されるのだなあ、という。

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2007.04.23

村上世彰、堀江貴文両氏を含む新興企業株価操作マップを週刊ダイヤモンドが掲載

 といっても、誰が見ても… というのも含まれる内容もあって微妙ですが、ああ、あそこは繋がっていたのかとか、その案件で呉越同舟だったのねあんた方とか、万感の思いで仰ぎ見る物件が新旧あわせてマップに書き込まれております。まんま、「新興企業に気をつけろ!」。


http://dw.diamond.ne.jp/index.shtml


 ○ ど真ん中にオーベン(旧ICF)


 国税の査察が入って大爆笑とされる現ウェブクルーの青山さんや、目下馬鹿銘柄として注目を浴びるガンホーの孫泰蔵さんがアーティストハウス-デジタルアドベンチャー繋がりでワンストップお隣さんという衝撃の事実が。


 ど真ん中にオーベンという図式は一昨年出回った文書そのまんま。役者は多少変更されて、大西洋氏(バリューリンク社・当時)だの澤田氏だのがセンターから外れてるのは、あくまで上場企業を中心としたマップという形で訴訟を逃れる目的があるのかもしれません。でもその割に平山達大せんせとかがフツーに名前連ねてるし。でも敢えて書かないということは、沖縄再開発やモンゴルの銀行や香港・マカオ・カンボジアといった資金逃避ルートが中心に来てしまうのでありましょうか。


 もちろん、オーベンが人脈の中核だったかというと微妙で、要するに先に逮捕された梁山泊の豊臣さん周辺から切り込んでいるからという事情によるもので、見開き地図においては左右に堀江、村上両氏を配するなど、細やかな配慮は美しいと感じる次第であります。一方で、寺田倉庫の皆様(そのまんまでビットアイルなど)やエンゼル証券(経由してドリコムなど)、春日電機など(ページの右側真ん中に書かれておかしくない)といった最近流行の事案は含まれていません。記事元のネタが古いのか裏を取りきれなかったのか被害者加害者が判然としないからなのか悩ましいところです。でも31ページの図を見ると、十三さんの話が出てないほかは概ねお話に相違なし。


 ○ 村上ファンドの件


 トライアイズ(旧ドリテク)とヤマシナが明記されててLFが入ってません。その割に、松村謙三氏との関係が一部村上ファンドのところに記述されていて微妙。表玄関から入って分かるところだけ書いてます、と宣言したいのだろうか。これだけ読むと何とも言えない気分になってまいります。


 ○ その他


 特集全体を通じて「新興市場バーカ」というダイヤモンド編集部の強い意向がビシバシ伝わってきて好感が持てます。ひっそりと六本木ヒルズを退出してご近所になったライブドアと、それに先駆けて六本木ヒルズの上のほうですでに炎上していたエムファクトリーのシュールな構造について詳述して欲しかったです。あと個人的に思ったのは井筒さんに金返さなきゃなあということを思い出させてくれたことでありましょうか。


 今後しばらくは裏口上場とかそっちのほうや、某プリのような微妙産業再建会社とか、エフェクター細胞のような背後関係のほとんどない純粋な経営不振ベンチャーとか、そもそも旧KOBE証券やHS証券のような私たちが大好きな微妙幹事会社はどうなったんだとか、そういったあたりが楽しいので次回以降ぜひ特集して欲しいです。


(補遺 20:49)


 そういや、監査役の和田さんが自宅前で九州の山口組の皆様に殴られて療養中とされるアーティストハウスの件、下落率97%で堂々3位、かつ人脈マップでも左にオーベン、右にアーティストハウスという格別の待遇を頂戴しながらそのMSCBや資金の転がりっぷりは記事には触れられていません。


 下落率上位には生田さんご謹製のモック(8位)、IXIで大ブレイク中のインターネット総合研究所(12位)、現在日経新聞などが頑張って追いかけているとされるフォーサイドドットコム(18位)など、新旧微妙銘柄が仲良く並んでいて、改めてみると壮観です。50位の日本通信でさえ下落率84%とかいって、どんだけ下げてんだお前ら(笑)。

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2007.04.21

豊田

 六回まで無安打、一一回まで四安打、一二回豊田だけで五安打。表の攻撃で江草、今岡、藤本のお笑い劇場あり。が、炎上をサポートした橋本健が勝ち投手に。何なのこの試合。もう原更迭で次監督は堀内でいいよ。


試合 http://www.nikkansports.com/baseball/professional/score/2007/cl2007042003.html
公式 http://toyodakiyoshi.cocolog-nifty.com/blog/
拾い物 http://vista.crap.jp/img/vi7707688935.jpg
報知 http://hochi.yomiuri.co.jp/photo/20070418-290524-1-L.jpg


 一方、横浜では何と古木がセンターを守っていた。


http://www.tbs.co.jp/baseball/game/20070420YC01d.html

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森繁久彌はその1,900万をどこに持っていく気だろう

 最初、同姓同名の別人か? と思ったら同一人物だった。国税相手に戦って、1,900万の過大課税を取り消させたのだという。


過大課税取り消し訴訟、森繁久弥さんが国に勝訴
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070420i514.htm


 これで国税がのんびり控訴したらどうなってしまうのだろうという期待感もちらとあるが、あの歳でいまなお現役の置いていかれる人ができているエネルギーの源は案外こういうところになるのかも知れんなあと思った。

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2007.04.19

今月の『小説すばる』で林真理子×佐藤寛子の低出力電波放談

 高出力の電波を発信していた佐藤寛子女史のブログが心無い大人たちの無用な配慮によって閉鎖に追い込まれ、不思議ちゃんウォッチが継続できなくなって嘆いていたところにタレコミが。何と林真理子女史と『小説すばる』で対談してるそうじゃないか。


http://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp/


 なぜ林真理子女史? とか、どうしてこの二人が? などといった懸念点や疑問点は渦巻くが、さっそく読んでみたら今度出版される『グラビアの夜』@林真理子著に関するパブ記事だった。それを先に言え。一年前に会ってたとか、リサーチの対象に佐藤寛子女史を起用してるということは、映画化から自動的にキャスティングという大人の事情のあれこれがそこには存在するのだろう。やだやだ。


 対談自体は「私たちって昔から知り合いだったよね」&相互胴上げで成層圏突破という基本に忠実な出だしから、グラビアアイドルの生態について話し合っているのだが。んー、なんつーか、林女史自身は別にグラビアには関心がないんじゃないかと思うような言い回しがあったりして、こう、せっかくの「林真理子」なんだから、「男に媚びた顔だけ胸だけ女だらけの商品化された世界だ」とかってコンプレックス100%発言をして「佐藤寛子」が激しくそれに共鳴し相互の電波が輻輳し暴発し『小説すばる』が背表紙から真っ二つに切り裂かれんぐらいの勢いで戦って欲しかった。


 しかし現実は、パブ記事と割り切っているのか妙におとなしい林女史と、事務所に指示でもされているのか林女史の発言を引き出すことに終始している佐藤女史というブックであり、いつまでも胴上げが続いて二人して電磁圏さえ突破という、思ってもみなかった塩梅に。集英社は才能の使い方をまるで分かっていない。


 作家とグラビアアイドルの対談というよりは、電波と電波のぶつかり合いを期待した私が愚かだった。


 とりあえず対談と新井素子と遠藤徹の文芸だけ読んで放置中。個人的にはついでに買ったオール読物のほうが良かったのが難点であるが、文藝春秋社は早くサイトを直すべきである。
http://202.239.151.196/mag/ooruyomimono/index.htm

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バージニア州銃乱射の韓国人と長崎市長射殺の在日(?)の人とマザーズ上場A社監査役殴打事件と中国温首相が来日して我が国の国会で舐めた演説してんのに拍手万来だった件など

 ○ 中国の三番目に偉い人きたる&帰る


 微妙に浦島太郎状態だったんだけども、一応見た目の雪解けという責務は果たしたことになっている温首相が我が国の国会で演説を。そのほぼ全文がネットに転がってたので読んだんだけれども、何あれ。胡錦涛支持派が国内で微妙なことになってんのに、何でそこで胴上げしちゃうのか不思議でならない。傍聴席に広告代理店仕込みの人権派女性を置いて演説中に「その男が法輪功を迫害するのをやめさせて下さい」とか叫ばせれば良かったのに。


 肝心の表向きな政治的雪解けムード作りは日中両国の共通利害なのだからそれはそれで構わないけれども、歴史認識から東シナ海ガス田開発問題まで両国間で解決しておいたほうがあとあと中国バブルが弾けた後損害が少ないと思われる事案がすべて店晒しに。せめて、チベット議連や親台湾派の議員あたりがブーイングのひとつもするかと思ったけど無風。


 良く分からないけど失脚しないように頑張ってください。>首相


 ○ 韓国人の色恋沙汰がマスカレードに発展し、慰安婦問題を吹き飛ばしたかもしれない件


 どっかの何とかホンダ議員がどっかからロビーされていろいろ動いていた問題、ここに来て一人のキチガイ登場によりあっという間に政治的正当性(っていうか世論の同情的スタンス)を失って空中分解しそうな由。大学警察の警備体制がどうとか、学生寮で射殺事件があっても大学で授業を休講にしなかったとか、銃の所持をいまからでも規制すべきだなどといったアメリカ社会が昔から繰り返してきた議論が沸き起こっております。


 色恋沙汰で殺された二人も含め、どう見ても人生オワタ韓国人の腹いせに命を落としてしまうこととなった三十二人は可哀想過ぎます。前にアーミッシュの学校が襲われたときも、もう少しどうにかならんもんかと思ったな。


 それにしても、相変わらずの韓国マスコミの報道の偏りっぷりや、我が国マスメディアの立ち位置の確認にこれほど相応しい事件はないなと感じた次第でありました。ええ。


 ○ アーティストハウスが第二のリキッドオーディオのような事件を起こしてブレイク間近な件


 前任代表取締役の楠部氏を損害賠償で訴えるなど、マザーズの問題銘柄のなかでは多少は良くやっていたアーティストハウス監査役の和田氏が先週自宅でボコられる騒ぎがあったとのこと、とっても騒然としています。日本の南の方で活躍されている最大派閥の皆さんだということのようですが、大変なことになっているみたいで。事実だったらよくご療養ください。


 思い返すに、前回のネットバブルの崩壊でもその最終局面では、資金鞘のやりくりに困ったり時流に乗り遅れた微妙に合法な組織に関連した企業の内外で右に左に殴り合いの様相を呈しておりました。人間、金に詰まると殺気立つもののようです。


 しかし、具体的に傷害事件が発生してしまえば、一般論で言うと監視はもっと厳しくなりますし、本腰になっちゃうんじゃないでしょうか。知らないけど。


 ○ 長崎市長の射殺の件


 こっちも完全に政治テロで、亡くなってしまったそうです。ご冥福をお祈りいたします。あんまり詳しく知らないんですが、自称構成員という言い方は分かりにくいのでほかの言葉を糸井重里あたりに生み出して欲しいです。


 報道によると公共事業の削減に絡むトラブルとのことでしたけど、いちいちそんなことで地方首長のタマ取られてたらまともななり手がいなくなって、リアルグランセフトオート状態になってしまうんじゃないだろうか。


 一方で、ほかに大きいニュースもあったとはいえ、本件はあまり大きく取り上げられないのが不思議。報道規制がかかっているようにも見受けられないし、何なのだろうか。


 ○ その他


 アメリカで三十二人プラス犯人が犠牲となった事件があった翌日、中国では溶鉄が事故で流れ出し中国人三十人が亡くなったそう。ご冥福をお祈りいたします。まさか、アメリカでも事故があったから我が国も事故報道するぜ! みたいな配慮があったのではあるまいな(笑)。


 また、我が国は「外国人留学生十倍増を目指す」という政府の教育再生会議の指針が出たようで、どっかの三色旗が通常の移民受け入れ奨励ではなかなか通らないから、得意分野の教育で風穴を開けようって魂胆かなとか邪推しましたが勘違いですかそうですか。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070418k0000e010032000c.html


 私の愛する大沼が二軍に転落してしまったため、折からの高熱にうなされながらも、もそもそと『熱スタ2007』をプレイ。微妙な評価である本作だが、個人的には『プロ野球スピリッツ』よかこっちのほうが手に馴染む感じがしてよい。問題多発だけど。大沼の人生を堪能したが、大沼渾身の150キロストレートを中日の川上禿にジャストミートされてレフト中段まで持っていかれたのを見て、彼はいつでも期待を裏切らないと思った。3年目、大沼31歳にして無事解雇、引き取り手なし。世の中こうでなければならない。次は、横浜の牛田選手の人生を共有していきたいと思う。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20070414-00000020-kyodo_sp-spo.html


 あと何かあったかな。どうでもいいや。それじゃ。

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風邪からやや復帰

 でもまだちんこが勃たないので本調子ではない。

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2007.04.12

大沼

 あー、西3-0楽か。まあ順当なんじゃね→打ち合わせ&電話→西4-4楽って、なんじゃそりゃ→げえええええええ大沼


http://www.tbs.co.jp/baseball/game/20070412KL01d.html

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2007.04.11

「日本経済新聞社」の役職記者が「あるある大事典」の捏造に「花王」と「電通」が加担と発言?

 表題のように読める内容が木走日記に掲載されていまして… 少々困惑しています。読みようによっては、あまり合法的とは言えない収益モデルを電通がテレビ局などを通じて構築し、社員個人の収益にしたり「事実などに無頓着」であると指弾しています。


http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20070410/1176173712


 ついでに魚拓でもここに置いておきますね。


http://megalodon.jp/?url=http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20070410/1176173712&date=20070410210259


 で、例としてテレビ東京の旅行番組の話が出ているわけですが… これは書き方が悪辣なだけで、別に糾弾される筋合いのものでもないように読めます。むしろ、昼間の電波を満足に活用できないテレビ東京の制作力編成力のなさの問題を電通がカバーしているだけのようにしか読めません。


 政府関連のプロジェクトで電通が35億円の受注の話が出ていますけど… 政党広報も併せて考えれば分かるとおり、プラップジャパンとか他の代理店はどうなっているんでしょう。


 「あるある」に限らず、生活情報番組に対して商流を確保するためにある種のお願いをすることは常態で存在していたとは思うのですが、スポンサーや広告代理店が局や制作会社に対して捏造を指示したということであれば話は違います。それはヤバい。ただし、滅茶苦茶に都合の悪いデータは使わないでくれと言うことはあっても、まったく違う調査結果をでっち上げて放送内容を誘導するということは、あまり耳にしません。だからこそ、陰謀があるんだ、なんて流れなのかもしれませんが…


 ただ、(それほど問題でないように思える)スポンサーの意向を重視する件や、例示された温泉旅館の件が、これら「花王が番組内容の捏造を指示した」件と並列で書かれていることを考えると、さすがに疑問を感じずにはいられません。事情をあまり詳しく分かっていないのではないでしょうか。


 はてブとか読んでたら、普通に「へー」という話になってるし。いや、どうなんでしょうか。さすがに心配になって、ブログの書き手さんに質問メールを昨日送ってみましたがまだ返答はありません。


http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20070410/1176173712


 まだ明らかになっていない事実関係があるのであれば、ぜひこれを機会に公開して欲しいと思います。私たちの健康エコナはどうなってしまうのでありましょうか。皆さん、漠然と何かを感じておられるようには思いますが、裏のカラクリがあるのであれば知りたいですし、続報を正座して待ちたいと思います。


http://www.google.com/search?num=50&hl=ja&q=%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%80%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%82%A8%E3%82%B3%E3%83%8A&lr=lang_ja


 どこまでがスポンサーや関係先への「配慮」であって、どこからが「やらせ」や「捏造」などの問題行為なのか、そろそろきちんと切り分けるべき日が来たのかもしれません。ここで池田信夫氏が登場して話がぐちゃぐちゃになる展開を希望します。

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サイバーエージェント、口コミ効果でブログ「番付」

 八百長問題で揺れる角界を見習って、サイバーエージェントがブログによる微妙な口コミ効果を判定し「番付」するらしい。どうやらアメーバブログだけが対象のようなんだが、横綱が特定スポンサーと結託して化粧回しとか付けてたら萎える。


http://www.nikkei.co.jp/news/tento/20070411AT2E0901910042007.html


 で、考え直したら、すっかり忘れていたが私もアメーバブログを使っていたのだった。一年ぶり以上にログインでもしてみようかと思ったら、何かSNS風になってるんです。何だこれは。いつの間にかブログのurlが変更されてたりするぞ? コメント数が5,000とかついてて、しかもほぼ全部スパム。まあいいんだけどさ。


 何か雨が降ってきたしどうでもよくなってきた。働くか。

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生まれて初めて「デスノート」1巻を見たんだが

 なぜ月とかいう奴はノートに自分の名前を書かんのだ?

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2007.04.10

いまSaaSといっても周回遅れじゃね

 ネットスイートにしてもSFcomにしても、もう充分知名度があるのかしらと思っていたら、どうやら違うらしい。記事では「すでに数年前から、顧客企業別に作りこむ業務ソフトの収益性が低下していることが目に見えていながら、大手のシステムサービス企業は汎用性の高いパッケージソフト提供やSaaSに転換できないでいる」というあたりで悟りとも嘆きとも取れない微妙なニュアンスを伝えているけれど、確かにSaaSをセキュアに提供する富士通というのは意味合い的に矛盾しているように感じるぐらい出遅れてる。


http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=MMIT0z000010042007


 そうなると、大企業のシステム部門が自社向けにきちんと作りこんだシステムをベースにサービス化、グローバル対応することで産業化できんじゃね? と思ったりもしたが、良く考えたらもう市場できちゃってプレイヤー寡占状態になってたりすんだよな。駄目じゃん。


 オラクルがどうとか書いてあるけれど、そもそもオラクルはシンクライアントとかいってネットワーク上ですべてのセッションが管理される思想のアーキテクチャを開発してたことを考えると、もうその方面の人は実質十年選手なんだろうと思う。日本のどっか大企業の偉い人が、日経か何かを読んで「世の中SaaSらしいよ」とか言ってたら全然遅いんだろうと。お前らはおとなしくプレジデントでも読んでろと。


 あとはCRMで収まらないような業務領域なんかも併せ呑みながら標準化のプロセスを踏んでいくんだろうけれども、ソフトにあわせて業務を組むより業務にあわせてソフトをカスタマイズする傾向のある日本企業だと対応は難しいかも。って、いつか来たERPの道という印象は記事と同じ。気づいたときには遅すぎる例なのかもしれないな。

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「好きな三国志の武将を三人選べ」と言われたら

 gooで三国志の武将人気ランキングがあって、何か見てたら一位が諸葛亮なんです。お前らな。三国志が私たちに伝えたかったことを明らかに間違って受け取っている。あんなのが上司や株主でいたら下にいる奴らは胃に穴開くぞ。国力劣ってて人材もいなくて、それでいて戦争に打って出る軍国主義者だぞ、諸葛亮は。石原閣下批判している奴らは当然孔融とか張昭とか選んでるんだろうな、と思ったら30位にも入ってない。情けない。いったい三国志から何を読み、どう考えているのか良く考えてみたまえ。


http://news.goo.ne.jp/article/gooranking/business/20070407-grnk.html
http://ranking.goo.ne.jp/ranking/999/sangokushi/&f=news&LID=news


 三国志が伝えたかったことは、「馬の産地を押さえた軍団が中華統一する」っていう、厳然たる事実なんだよ。突撃してくる騎馬には槍兵揃えて迎撃ダメージとか言ってるから日本人は駄目なんだ。馬を揃え、補給を賄い、人口の多い土地を占領する。つまり、三国志通が選ぶ最強の武将は匈奴の大首長劉淵。こいつ。せっかく統一した晋がこの男のおかげで五胡十六国時代となって三国志が台無し。三国志が男のドラマだとしてだ、しかしその終着点は結局中国人同士の殺し合いに過ぎないという現実を、なぜ日本人は正座して直視しようとしないのかね。


 さもなければ、劇的に補給を改善させ、曹魏発展にアホほど寄与した韓浩。最強。彼がいなければ曹魏など平凡な中堅国に過ぎぬわ。韓浩マジ偉いっス。超尊敬っス。しかし屯田兵を提案し実施し多大な内政に貢献した韓浩が、なぜだか三国志演義では長沙の馬鹿太守韓玄の弟となっていきなり雑魚扱いですよ。歴史を歪曲しすぎだ羅貫中。陳寿はそんなこと一行も書いてねーだろ。あと、何かと縁故で決まりがちな官僚統制を九品官人法にて制定した陳羣と夏侯玄は偉い。一方、せっかくの清廉な仕組みを縁故時代に逆戻りさせた司馬懿は死ね。


 そうはいってもエンターテイメント小説なのだから、人柄や来歴で武将の好みを語れ、三人選べと言われたら、私は次の三人を選ぶ。魏延と賈詡と李典。何でって言われても困るけど。私、この手の中堅が好きなんだよね。何とも微妙臭のする。賈詡とか最近でこそ評価がインフレしててSRしてるけれどさ、この人の言うことを聞いて曹操が荊州を固めていれば、諸葛亮が天下三分とか寝言を言う暇もなかったと思うんだけどね。統一後の高祖による粛清を避けた張良にも似た晩年といい、賈詡のやけに人間臭いところが好きなのである。


 李典はスターターキットに入ってたからではなく、中堅武将の悲哀がそこはかとなく経歴から匂ってくる点にある。出すぎず欲張らない姿勢。一方、魏延の上司恵まれなさも中堅武将の悲哀として破格。頑張っても必ず報われない生き様が大好きだ。


 っていうか、昔からこの手の三国志アンケートで私が大好きな武将は概ね入ってない。お前らは結局三国志をこれっぽっちも分かっちゃいないんだ。正直残念に思う。いやほんとに。

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「光の速さでケツからうんこ出したらどうなるの?」はもはや洗練されたSFの世界だな

 仮定があって、仮説が立って、推論があって、展開するのは論理構造上欠かせない様式なのだが、いわゆる文系の再現性なき推論のあり方として典型的な、それでいて良質な議論がネット上に存在していたのは驚きである。


 曰く、以下のスレッド。


http://imihu.blog30.fc2.com/blog-entry-2696.html


 馬鹿ネタである。よくあるクソスレだ。ただし、文系が未来予測するために必要な議論上の技巧はすべてこのなかに凝縮されているように思う。何より、言い出しっぺのスレ主からして


「光の速さでケツからうんこ出したらどうなるの?」


 である。充分すぎるほどの迫力のある仮定。本来なら、光の速さでケツからうんこ出すために必要な諸条件から検討しなければならない。しかし、自由な発想は理系的かつ理知的な前提条件、すなわち「こういう条件を満たさなければ、そのような状況そのものが出来しない」という拘束から開放されており、ほぼ思考的無重力状態とも言える放念が読む者すべての脳裏を去来するわけである。


 そして「便器が壊れる」やら「むしろウンコがお前を出したことになる」などといった禅問答的なフリーアンサーが無重力状態に一定の方向性を与えて場の空気が導き出した仮説がこれである。


--
12 ドラム(三重県) 2007/04/07(土) 13:11:08.21 ID:XnFO39Ue0
リアルな話すると
多分お前の住んでる大阪が消し飛ぶ
光速でウンコほどの質量(約200~300グラム)の
物体が動いたら想像を絶する衝撃波が発生する
ましてそれが地表と激突したら地球がヤバイ


お前のウンコで地球がヤバイ

--


 そんな地球がヤバくなるほどのうんこをした人物は釈迦かキリストかプーチンか。突飛な仮定、すなわち「光の速さでうんこする」という状況そのものに何らの疑いも抱かず1mgの論理加工も実施せずに出た純粋な仮説、それが「お前のウンコで地球がヤバイ」のである。「リアルな話すると」といいつつ、まったくリアルではない。ところが場に与えたリアリズムの重みは何だ。まさに何の制約もなく飛び交う智と痴の応酬が開始されたゴングであると言えよう。


 当然、それだけの質量が光の速さまで加速する機構があったら、それも直腸から肛門に至るプロセスを解明しないことには、その上にいくら議論を重ね、かかる仮説に推論を加えたとしても画餅、というか画うんこであることに変わりはない。


 しかしスレは続く。


--
270 手話通訳士(埼玉県) 2007/04/07(土) 14:11:21.03 ID:/VQ32/zb0
>>12の意見を借りれば、
コロニーの代わりにうんこ落とせばいいんじゃね?
--


 270にして、有益な光速うんこの使途が示されたりする。おそらくジオン軍がシドニーかどっかにコロニーを落としたことの代替案として光速うんこの破壊力を生かす手段さえ構築されてしまうのだ。


--
38 ガリソン(東京都) 2007/04/07(土) 13:28:27.27 ID:xS2gGdnt0
よく文章みたらトイレでするとは書いてないな
ミサイルくらいなら迎撃できるんじゃね?
日本守ってくれよ


45 僧侶(関東地方) 2007/04/07(土) 13:30:12.86 ID:DA87mIHZ0
この世には作用と反作用という物があってだな…
ウンコが光速で出るって事は反作用としてお前さん(70kgとする)は
光速の1/25程度のスピードで吹っ飛ぶぞ。
--


 有意義な議論は続く。各自、深く熟読の上、黙考されたい。


--
99 留学生(樺太) 2007/04/07(土) 13:40:05.74 ID:pm3qWZ84O
今この時間に何人もの人が死んでるっていうのに
お前らときたらウンコやばいウンコやばいって

 疑義を投じる者もいる。だが、そのような雑念は放置であり、爾後変わらず有意義な光速うんこの使途ほか推論に各人熱中するに至る。やがて光速うんこは時空を超え、そんな重大なうんこをひり出したケツの惨状や光速化させるメカニズム、あるいはうんこ以外のものを光速化させようという生産的な議論はすべて捨て去られてゆくのだ。


229 名人(コネチカット州) 2007/04/07(土) 14:04:45.74 ID:GhfgDHSDO
ちょっと難しい話になるけど、
物質が光速に達した時、質量は無限大となりタイムスリップが可能になると言われているので
まずうんこは排出と共に光体化し輝きだす
タイムトラベラーがごとく未来や中世、原始に突如モノ凄い質量の
うんこが現われては甚大なる破壊をもたらし、光と共に消えていく。
これが一番科学的だと思うんだけど
--


 理系を煙に巻く事業に日々邁進している文系諸兄は、一連の流れを参考にし修練されたい。笑った、というよりは、考えさせられた。うん。

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2007.04.09

拉致問題の本質的な部分が動き出したのだろうか

 統一地方選やってる間に出た記事。結果として、この問題貿易商社関連だけで30人以上の日本人拉致を組織的に行ってきたことが関係者の証言として報じられました。


北朝鮮に2児拉致、父親勤務先の女役員が指示か
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070405i401.htm「ほかに30人北へ」埼玉2児拉致で関係者漏らす
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe4200/news/20070406i501.htm

 拉致問題の一連の記事で言うと、いわゆる拉致議連が携わってきたころに問題視された事案と、昨今の対北朝鮮国内対策が進んできて明らかになった事案、とりわけ、遺骨問題とか家族会で語られたスキャンダルのころから随分変わってきたなあという印象を受けます。


 拉致議連は当初の顔ぶれで表舞台から去っている人もあり、何かのタガが外れたのかなという風にも思えます。


http://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E6%258B%2589%25E8%2587%25B4%25E8%25AD%25B0%25E9%2580%25A3/


 このあたりを見ると、やはりゲッソリしますな。


http://chosa-kai.jp/cgi-bin/address/list3.cgi?mode=list


 きちんと国内の事案を積み上げられるだけ積み上げておいてから、拉致問題について外交カードとして堂々と使う方向へ切り替えていけばいいのではないでしょうか。ミスターXとか訳の分からん流れとは別に、ようやく地に足をつけた問題解消への動きが開始できるのではないかと期待しております。

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2007.04.07

近年稀に見る清々しい馬鹿対応を見た

弊社「来週いっぱいまでに内容検討して折り返しますので、月曜着で関係書類を送ってください」
御社「分かりました。書留で送ります」


三日後


弊社「まだ書類が到着しませんが、如何しましたか」
御社「現在調整中です。しばらくお待ちください」


三日後


弊社「もう木曜なんですが、まだ書類出ませんか?」
御社「もう少しかかります」


金曜


御社「今週いっぱいまでにご検討いただけると仰っていましたが、どうなりましたか」
弊社「……」


 書類をやりとりできない上場企業というのが存在する時点で驚きだ。

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2007.04.05

密かに王監督の物の言い方が失礼すぎる件について

 むろん、ホークス暗黒時代の王監督が繰り出す「ピッチャー吉田」に辟易し続けてきた私たちからすると何をいまさらという気もするのだが、昨今の王監督の発言は凄すぎるのであります。


http://blog.nikkansports.com/baseball/professional/hawks/ougoroku/2007/04/post_130.html


-多村が故障
王監督 思ったより軽いみたい。明日(5日)精密検査を受けさせます。


-多村は福岡に戻して精密検査
王監督 何言ってんだ。明日も出ますよ。144試合出るって約束したんだから。


 思ったより軽そうだというだけで、精密検査受けさせる多村を試合に出さす宣言。さすが、今季で勇退を噂される王監督、自力で花道を飾る意欲は並々ならぬものがあります。もちろん、多村が「全試合出る」と王監督にできない約束をしたのが悪いわけですが、冗談が通じる人にのみ冗談をいうべきだったと私は思います。


-横浜の寺原が初勝利
王監督 寺原も向こうじゃ4番手だろ。うちじゃ4番手には入れないからね。


 横浜に失礼です。むしろ、王監督が横浜に対して同情すべきはレフト鈴木尚、ライト古木、サード村田、ファースト吉村という、ファイティングな横浜野手陣の守備事情ではないかと思うわけです。


-西武の調査委員会が裏金問題の調査結果を発表
王監督 そりゃ大変だね。明日の新聞が大変だな。どうせ発表するのなら、前の段階で出しておけば良かったのに。どうなのかな。


 ヒトゴトです。

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2007.04.03

WEB2.0の知(笑)って、集合してるんだろうか?

 寝る前にうっかり以下の記事を読んだ。ちくしょう、面白いじゃねーか。ちょっと気になったので、のんべんだらりと書く。別に議論をまとめようというわけではない、いま思いつくままに書き記しておこうそうしようということである。もちろん、WEB2.0的集合知(愚)というコンセプトは私なりに理解したつもりだ、という前提つきで。


http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20070403#1175529758


 最近批評はどうですか。


 さて、私が気にしているのはいくつかあって、1)語るべきものを持たない個人が、ネットという原則無料のツールを与えられ、何か語らねばならない衝動に突き動かされ、他人に無意味かつリソース的無駄なつぶやき系日記やウェブサイトクリップがネットでばら撒かれてしかもそれらが大勢を占めていること、2)人間が一人で持ちうる知見は限られていて、興味対象であったとしてもそれらを正当に評価する能力を欠くか、正当に評価する能力があっても論じる能力を欠いた結果、集合知どころか単なるオーディエンスに堕する結果となっていること、3)インターネット初期の原理主義的な(あるいは共産主義的な)情報発信は誰もが等しく行え、社会的な地位や本人の価値を問わず対等に議論できるという空論が信じられ、結果として特定の問題に特化して時間を湯水のように使える暇人がネット上のポピュラーでない論調をコントロールできるような状況になっていること、4)特定のオピニオンリーダーが相互に相反する主張を行ったとしても、両方のオピニオンリーダーの名声や正論の質を吟味することなしに称賛し、その結果、対立したり矛盾する立論両方を「同感」「禿同」などといって無原則に支持するネットユーザーがマジョリティを占め、空気的うなずき系ばかりが量産されること、5)ネット系の情報はマスコミから自由だと頑なに信じるネット狂信者がいる割に、特定の問題を認知させ議論を紛糾させる技法がネット上である程度の再現性を確保できるところまで確立され、存在しない問題や質の低い本質的でない議論があったとしてもそれを排除する自浄能力をネット自体が持たないこと、といったあたりでノイズが増えるのだろうと思ったわけです。


 「この『批評の死2・0』、それなりにビッグ・ウェーヴではあるものの、本質的に新しい問題をふくんでいるわけではない」はまったく同感な一方、ネット世界に適切な批評が過去に存在しており、それらが経験則として社会的に機能するところまで確立しているのであると仮定するならば、草の根BBSやパソコン通信からインターネット上のコミュニティに至るフレームや構造的問題、あるいは瑣末なマナーまで凡そ一定の周期で問題が再燃し、事件が発生し、議論が沸騰するのは解せない。ネットにおいては2.0がどうとかいって批評の死と銘打たれる以前に、批評が生まれてもいなかったのではないかという眩暈のような錯覚を覚えるのである。


 また、上記に付け加えるならば、6)批評する人間の大多数は批評、あるいは罵倒されることに対する耐性を持たないため、非常に簡単な論理ミス、議論誘導の失敗、根本的なところにある思想のズレやそれに伴う頓珍漢な内容をやってしまうと一気に叩かれ炎上してしまい、それにメゲて二度とネットで批評や時事評論を掲載したくなくなるという問題があって、結局叩かれ強い人間しかその空間で生き残らない。しかも、そういう人に限ってノイズを流したりする(自分のことを棚に上げて言うが)。


 そして私は猛烈に眠くなった。

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日記の「読み逃げ」について、佐藤信正氏が一刀両断

 だいたい物事が流動的な状況から収束に向かい、誰もが関心を払わなくなるころ、決まって登場する爺がいて、突発的な事件でも何がしかの教訓にまとめてしまうわけである。爺はまとめるために議論に参加するため、流動的な状況でははっきりと指し示さず、抽象的なことをいい、あとになって「ああ。爺は読み解いておったのだな」と思い返す人々があるものらしい。


 先日の「読み逃げ」問題でOKwaveで出火し、ITmediaの岡田女史の記事に延焼した件について、佐藤信正氏がオチをつけている。


http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20070330/121427/


 「ニュースサイトは反省を!」という魅惑的なタイトルがつけられているが、今回の物件の場合、釣られてニュースサイトが反省するというよりは、提示された問題(ネタである可能性を含む)がどれだけキャッチーで、ネットの論争を呼び起こしうるのかという点でおそらく「分かっててやってる」部分は少なからずあろうと思う。


 同様に、次のような記事もある。


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0703/30/news070.html


 もちろん、ネタである。どこがネタかというと、前フリのところに書いてある。ドコモ公式の、当時9サイト選ばれた検索エンジンのひとつがF★ルートなのであって、ケータイの需要が旺盛だから”良いサービスさえ提供できれば”100万ユーザーが簡単につくなんてことはありえない。F★ルートは120万会員だが、それだって「ドコモのiモード検索で連携している」という一種の既得権益みたいなものを獲得しているから達成できている部分もあるだろう。当然、iモード検索で連携したところは当然それなり以上のアクセスを持ち、それらをコアにしたサイトグループ構成で各々100万登録会員を超えるサービスを抱えているはずだ。


 モバゲータウンやmixiモバイルみたいに突然化け物になるケースを除いては、小さく産んで大きく育てる的な地道な作業の連続になる。ニュースサイトしかり、コミュニティしかり、音楽や漫画などのコンテンツサービスしかり、ECサイトしかり。もちろんビットレイティングス佐藤氏は聞かれたことを誠実に答えているだけだろうが、切り取り方ひとつでこんな不思議状況に見えてしまうというのは私だって驚く。


 そこを抜きにして、ケータイで検索かけないと死んじゃう連中なんてそういう顧客層なのだから、そういう行動様式があって、そりゃあ30代も半ばに差しかかろうという私からすれば異常すぎるのは当然だ。渋谷でヤマンバを見て腰を抜かす地方高校出身理系大学男子みたいなもんだ。


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0607/18/news090.html


 では、3キャリア+Willcom向けの有料サービスで実働100万個以上(一週間に15分以上のアクセスをしていると予想される)のメールアドレスを確保しているサービスはどれだけあるの? といわれたらどうだろーね。また、F★ルートが今回取り上げられたけれども、じゃあIxen(旧シーフティ)はどうか? gooモバイルは? といったとき、まったく違う顧客属性が織り成す別の行動様式があるのかも知れんぞ。


 別にビットレイティングスが良いとか悪いとかではなくて、恐らく聞けた話のうち、もっともエッジの効いた、尖ったところを並べて書いているから実態とかけ離れたようにも見える不自然な記事のように感じるのだろう。モバゲーが成功したあとで参入したのは事実だとしても、PC系サービス大手がそんな急にケータイ参入できるわけもないしな。もっと前から準備はしておったわけだ。だが、そこらへんだけ抜き出すと、あたかもケータイビジネスが「10代の田舎者に振り回される馬鹿の巣窟で井戸を掘る人々」と思われかねない。異様だな、と。


 その下の記事でサーチテリアの奴もあるけど、こちらも何か凄いことになってる。確かにサーチテリアは頑張ってる会社に見えるがこの記事ではレップの基本的な機能を難しく書いて記事にしてるだけだって。媒体広告枠仕入れてきてマッチングする仕組みがそんな大層なのか? という話だ。


http://bizmakoto.jp/bizmobile/articles/0607/11/news042.html


 ただし、ネタ記事、すなわち本質的でない事案をコアにして分からない人向けの解説をこしらえたり、「読み逃げ」のようにそもそも存在しないように見える問題を取り上げてしまったり、という読者としての判断は、ある程度その世界に通暁していないと分からない。そして、本当に稼げているモデルをネットで誰もが知ることのできる形で開陳することなどありえない。すべての記事は、結果をもとに書かれている以上、過去の延長線上にない未来を読み解くのに役立つとは限らないのである。


 きっと佐藤信正って人は、そういうことを私たちに言いたかったに違いない。

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2007.04.02

【業務連絡】携帯電話落としました

 せっかくリニューした携帯電話がさっそく行方不明… やはりチェーンで腰に繋がないとなくしてしまう運命なのだろうか。

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検索結果にブログが出ると「がっかり」が2割以上

 ロングテールとかweb2.0とか真面目な顔して話してると、結局ユーザーの一部はブログという根元のところに関心を示してないという寂しい件。


http://www.atmarkit.co.jp/news/200703/28/yahoo.html


 確かに昨日はうちのブログへ「磯山さやか」でアホみたいに人がやってきたが、あれは興味本位のクソ記事であって、うっかりクリックした人からするとがっかりする内容なのは間違いない。


 そうでなくても、大量に自動作成されたブログなんて検索されやすいキーワードで記事内容を埋め尽くすのは当然だろうし、ブログがフィルタリングされてしまったら通常のサイトでクソ記事量産になるだけの話であって世も末である。


 ホント、あちら側は地獄だぜー フゥハハハーハァー


 それはそうと、ケータイサイト事情についての記事が出ていたので読んだのだが、「んー、なるほど」という感じ。


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0703/30/news070.html


 去年ぐらいから、検索を中心としたポータルビジネスの話は随分動きがあったけれども、いまからキャッチアップしようというプレイヤーは結構大変かもしれない。R25は仕掛けが早くフリーペーパーからの導入が進んで先行するかと思いきや何か伸び悩んでいそうな雰囲気だし、逆に途中から出てきたモバゲーがたいした仕掛けもなしにブームになった。ヤフー、グーグル以外の検索弱小連合ってのはできるんだろうか。


http://mita.cocolog-nifty.com/mita/2006/02/post_537f.html


 そろそろ椅子取りゲームが終わりそうな気もするけど、どうなんだろね。


追記:自動的にハイパーリンクになる仕様ってココログにねーの?

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『ウェブを進化させる人たち ITの新しい潮流を創る15人の声』湯川鶴章・責任編集

 翔泳社から「湯川鶴章のIT潮流」を一冊にまとめた本が発売さる。


http://it.blog-jiji.com/0001/
http://it.blog-jiji.com/0001/2007/03/post_73fe.html


 この手の本については、かつて『ビットバレーの鼓動』というそっち方面ヨイショ本がネットバブル崩壊後にむしろ高い評価となったのを思い出させる。「どのように転ぶかわからない」からいまの有識者、実現者の見解を聞こうとするが、いざその結果がある程度見えたころになって振り返ると、その当時の有識者、実現者が何を考えていて、結局それは当たったのか外れたのか、何が良くて何が悪かったのかが明確になるのが良いのである。


 現段階ですでに成功した企業経営者もいれば、どう考えてももうおかしくなってる人もいて、なぜこの15人を選んだのか謎ではある。ただ、湯川氏は業界の人でもなく、無理に突っ込まずリラックスした感じで対談するのが持ち味のようでもあって、いい部分を引き出すにはもってこいの内容なんだろうなと。

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    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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